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……ありがと。シンジ」(2006/12/11 (月) 23:36:05) の最新版変更点

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<p> アスカが高熱を出したため、ハルヒは学校を休んで看病<br> アスカ「ゴホッゴホッ」<br> ハルヒ「ひどい熱」<br> 翠星石「全然下がらないですぅ」<br> アスカ「ゴホッ……シン……ジぃ…………」<br> ハルヒ「今のうわ言……」<br> 翠星石「『シンジ』って言ってたですぅ」<br> ハルヒ「何度目かしらね」<br> 翠星石「きっと側にいて欲しいんです」<br> ハルヒ「それなら……特効薬に来てもらおうじゃない!」<br> 翠星石「ハル姉、まさか……」<br> ハルヒ「翠、準備しなさい」<br> 翠星石「はい!ですぅ」<br> <br> シンジの通う学校にて。<br> トウジ「あ~やっと昼休みや~、さぁメシやメシ」<br> 突如教室のドアがガラッと開く。<br>  「全員そのまま!!!動かないで!!」<br> トウジ「な、なんやオマエ?」<br> ハルヒ「SOS団団長涼宮ハルヒよ!碇シンジくんはどこ!?」<br> シンジ「えっ?ぼ、僕?」<br> ハルヒ「ふふん、あなたね。翠!」<br> 翠星石「そら捕獲ですぅ!!」<br> しめ縄を持ってシンジに飛びかかる翠星石。<br> シンジ「うっうわぁああぁぁあぁぁぁ!!!!」<br> ドタドタッバタッ、ぎゅッ。<br> 翠星石「目的を確保しましたァ!」<br> ハルヒ「碇シンジくんは現時刻をもってSOS団の指揮下とします!以上!」<br> レイ「待って」<br> ハルヒ「むっ、なによあんた」<br> レイ「どうして碇君を連れてくの?」<br> ハルヒ「ど、どうしてもよ!別にいいでしょ!?」<br> レイ「よくないわ」<br> ハルヒ「……アスカが高熱を出してるのよ。今日休みなの知ってるでしょ?<br>     それで、うわ言でシンジ君の名前を呼ぶから、今から来て看病してもらうためよ!文句ある!?」<br> シンジ「え……?」<br> レイ「そう。でも、まだ学校終わってないもの。ダメよ」<br> ハルヒ「アスカの熱は終業のチャイムなんて待ってらんないのよ!!!<br>     何なのよ、突っかかってきて。はは~ん、あんた、シンジ君のこと好きなんでしょ?」<br> レイ「……」<br> ハルヒ「ふん!学校終わってないからダメっていうなら、安心しなさい。<br>     この子がシンジ君の代わりに午後の授業を受けるから」<br> みくる「あ……ぁ…朝比…奈、みく…る……です……よろしく、お願い…します……」<br> ハルヒ「じゃっ!そういうことで!翠、帰るわよ!」<br> 翠星石「はいですぅ☆」<br> シンジ「ちょっ……待ってよ!い、いたっ」<br> 翠星石「ほらちゃっちゃと歩けですぅ。つまんねー反抗するなですぅ」<br> シンジを連れて引き上げるハルヒと翠星石。<br> <br> ハルヒたち、帰宅。<br> ハルヒ「はい、これお粥。あと代えのタオルよ」<br> シンジ「僕が持ってくの?」<br> 翠星石「当たり前ですぅ。そのためにおめーはここにいるですぅ」<br> ハルヒ「いい?あんたが自分で来たいつって来たんだからね?<br>     アスカに、あたしたちに連れてこられたなんて言ったら死刑よ!」<br> シンジ「~~~、わかったよもう」<br> <br> アスカの部屋に入るシンジ。<br> アスカ「ゴホッゴホッ……」<br> 枕元にお粥を置いて、アスカのひたいのタオルを取り換える。<br> アスカ「……!?」<br> シンジ「あ、ごめん。起こしちゃった?ここにお粥置いとくから、食べたくなったら…」<br> アスカ「何であんたがここにいんのよ?」<br> シンジ「え?そ、それは……」<br> アスカ「……ハル姉たちね」<br> シンジ「ちち違うよ!僕が……」<br> アスカ「何なのよ、余計な気使っちゃって」<br> シンジ「そんな言い方するなよ。お姉さん達はアスカを心配して」<br> アスカ「うるさい!バカシンジなんか連れてこられたって、かえって…ゴホッ…め、メーワクだわ!<br>     あんたもあんたよ!何のつもりか知らないけど、こんなとこまでノコノコやって来て…ゴホッゴホッ……」<br> シンジ「ご、ごめん……だ、大丈夫?アスカ」<br> アスカ「~~~っ!あぁもぅイライラする!もういいから出て…ゴホッ…出てってよ!」<br> <br> リビングにて。<br> ハルヒ「ごくろう!」<br> シンジ「僕……来ない方がよかったんじゃないかな?」<br> ハルヒ「なんでよ?」<br> シンジ「迷惑って言われちゃったよ。はは……」<br> ハルヒ「……」<br> シンジ「僕がいてもアスカを苛立たせるだけだよ」<br> ハルヒ「……あんたを連れてくる前、アスカはうわ言で、何度もシンジ君の名前を呼んでた」<br> 翠星石「アスカのやつはいーっつも素直じゃないですぅ」<br> ハルヒ「だから、口では酷いこと言っても、心の中では喜んでるはずだわ」<br> シンジ「そうかな……」<br> ハルヒ「そうよ。あたしは、あの子のことはよく分かってるつもり。だからお願い、<br>     色々言われて嫌かもしれないけど、あの子の側にいてあげて」<br> <br> アスカの部屋。<br> アスカ(なんであんなこと言ったんだろ、あたし。サイテーだ……)<br>    (シンジのやつ、もう帰っちゃったかもね)<br> お粥を口にするアスカ。<br>    (ハル姉たちにも申し訳ないな)<br>    (ホント、最低だあたし……)<br> 横になり、涙が出るのをこらえながら、そのまま寝てしまう。<br> <br> 真夜中、ふと目が覚めるアスカ。<br> アスカ(真っ暗……変な時間に目が覚めちゃった……)<br> ひたいにのせてあるタオルがヒンヤリとする。<br> アスカ(気持いいな……)<br> まどろんでいるうちに、再び眠りにつく。<br> <br> 翌日早朝。<br> アスカ「あれ?」<br> すっかり体も回復して起き上がったアスカが最初に目にしたのは、<br> 自分の横で制服姿のまま、タオルを持った手を氷の入った洗面器に突っ込んで眠る、<br> シンジだった。<br> アスカ「……」<br> リビングに行くと、ハルヒと翠星石がだらしない格好で寝ていた。<br> 彼女たちの寝言が聞こえる。<br> 翠星石「……ハル……姉……アス……を着替え…させ……老廃物で……小汚……」<br> ハルヒ「………アスカ……着替……シン…君…ちょっ……部屋から…出……覗…な……」<br> <br> アスカ「そっか。遅くまで看病してくれてたのね……。ありがと、ハル姉、翠星石。<br>     ……ありがと。シンジ」<br> <br> そして、アスカに叩き起こされる三人。<br> アスカ「ほらほら、あんたたちバカァ!?そんなカッコで寝たら、今度はあんたたちが風邪ひいちゃうでしょ!<br>     あたしならとーっくに元気一杯よ~!このあたしが風邪ごときにくたばるわけないじゃない!!」<br> ハルヒ「ねむ~い!なによ朝っぱらからうるさいわね~……」<br> 翠星石「……全くですぅ。誰のおかげで治ったと思ってるですか。<br>     こんなことならトドメさしとけばよかったですぅ……」<br> アスカ「バカシンジも起きなさいよ~!」<br> シンジ「ふぁ~あ。ん?アスカ具合いはもう…」<br> アスカ「ていうか……あんた……あたしの部屋で…って!ちょっと!ずっと隣で寝てたわけ~!?」<br> シンジ「え?あれ、いつの間に寝てたんだろ。気付かなかっ」<br> アスカ「も~サイアク!寝てる間に変なことしてないでしょうね!?」<br> シンジ「すっ、するわけないだろ!ずっと看病してたんだから!<br>     着替えさせる時だけちょっと……あ、いや違うんだ何も見てないしどこにも触ってなんか…」<br> アスカ「うわあぁ~~やっぱりしてたんだ、バカ!エッチ!痴漢!変態!」<br> シンジ「なっ何言ってんだよ、だからしてないってば!そういってるだろ!」<br> <br> ハルヒ「子供ねー」<br> 翠星石「子供ですぅ」</p>
<p> アスカが高熱を出したため、ハルヒは学校を休んで看病<br> アスカ「ゴホッゴホッ」<br> ハルヒ「ひどい熱」<br> 翠星石「全然下がらないですぅ」<br> アスカ「ゴホッ……シン……ジぃ…………」<br> ハルヒ「今のうわ言……」<br> 翠星石「『シンジ』って言ってたですぅ」<br> ハルヒ「何度目かしらね」<br> 翠星石「きっと側にいて欲しいんです」<br> ハルヒ「それなら……特効薬に来てもらおうじゃない!」<br> 翠星石「ハル姉、まさか……」<br> ハルヒ「翠、準備しなさい」<br> 翠星石「はい!ですぅ」<br> <br> シンジの通う学校にて。<br> トウジ「あ~やっと昼休みや~、さぁメシやメシ」<br> 突如教室のドアがガラッと開く。<br>  「全員そのまま!!!動かないで!!」<br> トウジ「な、なんやオマエ?」<br> ハルヒ「SOS団団長涼宮ハルヒよ!碇シンジくんはどこ!?」<br> シンジ「えっ?ぼ、僕?」<br> ハルヒ「ふふん、あなたね。翠!」<br> 翠星石「そら捕獲ですぅ!!」<br> しめ縄を持ってシンジに飛びかかる翠星石。<br> シンジ「うっうわぁああぁぁあぁぁぁ!!!!」<br> ドタドタッバタッ、ぎゅッ。<br> 翠星石「目的を確保しましたァ!」<br> ハルヒ「碇シンジくんは現時刻をもってSOS団の指揮下とします!以上!」<br> レイ「待って」<br> ハルヒ「むっ、なによあんた」<br> レイ「どうして碇君を連れてくの?」<br> ハルヒ「ど、どうしてもよ!別にいいでしょ!?」<br> レイ「よくないわ」<br> ハルヒ「……アスカが高熱を出してるのよ。今日休みなの知ってるでしょ?<br>     それで、うわ言でシンジ君の名前を呼ぶから、今から来て看病してもらうためよ!文句ある!?」<br> シンジ「え……?」<br> レイ「そう。でも、まだ学校終わってないもの。ダメよ」<br> ハルヒ「アスカの熱は終業のチャイムなんて待ってらんないのよ!!!<br>     何なのよ、突っかかってきて。はは~ん、あんた、シンジ君のこと好きなんでしょ?」<br> レイ「……」<br> ハルヒ「ふん!学校終わってないからダメっていうなら、安心しなさい。<br>     この子がシンジ君の代わりに午後の授業を受けるから」<br> みくる「あ……ぁ…朝比…奈、みく…る……です……よろしく、お願い…します……」<br> ハルヒ「じゃっ!そういうことで!翠、帰るわよ!」<br> 翠星石「はいですぅ☆」<br> シンジ「ちょっ……待ってよ!い、いたっ」<br> 翠星石「ほらちゃっちゃと歩けですぅ。つまんねー反抗するなですぅ」<br> シンジを連れて引き上げるハルヒと翠星石。<br> <br> ハルヒたち、帰宅。<br> ハルヒ「はい、これお粥。あと代えのタオルよ」<br> シンジ「僕が持ってくの?」<br> 翠星石「当たり前ですぅ。そのためにおめーはここにいるですぅ」<br> ハルヒ「いい?あんたが自分で来たいつって来たんだからね?<br>     アスカに、あたしたちに連れてこられたなんて言ったら死刑よ!」<br> シンジ「~~~、わかったよもう」<br> <br> アスカの部屋に入るシンジ。<br> アスカ「ゴホッゴホッ……」<br> 枕元にお粥を置いて、アスカのひたいのタオルを取り換える。<br> アスカ「……!?」<br> シンジ「あ、ごめん。起こしちゃった?ここにお粥置いとくから、食べたくなったら…」<br> アスカ「何であんたがここにいんのよ?」<br> シンジ「え?そ、それは……」<br> アスカ「……ハル姉たちね」<br> シンジ「ちち違うよ!僕が……」<br> アスカ「何なのよ、余計な気使っちゃって」<br> シンジ「そんな言い方するなよ。お姉さん達はアスカを心配して」<br> アスカ「うるさい!バカシンジなんか連れてこられたって、かえって…ゴホッ…め、メーワクだわ!<br>     あんたもあんたよ!何のつもりか知らないけど、こんなとこまでノコノコやって来て…ゴホッゴホッ……」<br> シンジ「ご、ごめん……だ、大丈夫?アスカ」<br> アスカ「~~~っ!あぁもぅイライラする!もういいから出て…ゴホッ…出てってよ!」<br> <br> リビングにて。<br> ハルヒ「ごくろう!」<br> シンジ「僕……来ない方がよかったんじゃないかな?」<br> ハルヒ「なんでよ?」<br> シンジ「迷惑って言われちゃったよ。はは……」<br> ハルヒ「……」<br> シンジ「僕がいてもアスカを苛立たせるだけだよ」<br> ハルヒ「……あんたを連れてくる前、アスカはうわ言で、何度もシンジ君の名前を呼んでた」<br> 翠星石「アスカのやつはいーっつも素直じゃないですぅ」<br> ハルヒ「だから、口では酷いこと言っても、心の中では喜んでるはずだわ」<br> シンジ「そうかな……」<br> ハルヒ「そうよ。あたしは、あの子のことはよく分かってるつもり。だからお願い、<br>     色々言われて嫌かもしれないけど、あの子の側にいてあげて」<br> <br> アスカの部屋。<br> アスカ(なんであんなこと言ったんだろ、あたし。サイテーだ……)<br>    (シンジのやつ、もう帰っちゃったかもね)<br> お粥を口にするアスカ。<br>    (ハル姉たちにも申し訳ないな)<br>    (ホント、最低だあたし……)<br> 横になり、涙が出るのをこらえながら、そのまま寝てしまう。<br> <br> 真夜中、ふと目が覚めるアスカ。<br> アスカ(真っ暗……変な時間に目が覚めちゃった……)<br> ひたいにのせてあるタオルがヒンヤリとする。<br> アスカ(気持いいな……)<br> まどろんでいるうちに、再び眠りにつく。<br> <br> 翌日早朝。<br> アスカ「あれ?」<br> すっかり体も回復して起き上がったアスカが最初に目にしたのは、<br> 自分の横で制服姿のまま、タオルを持った手を氷の入った洗面器に突っ込んで眠る、<br> シンジだった。<br> アスカ「……」<br> リビングに行くと、ハルヒと翠星石がだらしない格好で寝ていた。<br> 彼女たちの寝言が聞こえる。<br> 翠星石「……ハル……姉……アス……を着替え…させ……老廃物で……小汚……」<br> ハルヒ「………アスカ……着替……シン…君…ちょっ……部屋から…出……覗…な……」<br> <br> アスカ「そっか。遅くまで看病してくれてたのね……。ありがと、ハル姉、翠星石。<br>     ……ありがと。シンジ」<br> <br> そして、アスカに叩き起こされる三人。<br> アスカ「ほらほら、あんたたちバカァ!?そんなカッコで寝たら、今度はあんたたちが風邪ひいちゃうでしょ!<br>     あたしならとーっくに元気一杯よ~!このあたしが風邪ごときにくたばるわけないじゃない!!」<br> ハルヒ「ねむ~い!なによ朝っぱらからうるさいわね~……」<br> 翠星石「……全くですぅ。誰のおかげで治ったと思ってるですか。<br>     こんなことならトドメさしとけばよかったですぅ……」<br> アスカ「バカシンジも起きなさいよ~!」<br> シンジ「ふぁ~あ。ん?アスカ具合いはもう…」<br> アスカ「ていうか……あんた……あたしの部屋で…って!ちょっと!ずっと隣で寝てたわけ~!?」<br> シンジ「え?あれ、いつの間に寝てたんだろ。気付かなかっ」<br> アスカ「も~サイアク!寝てる間に変なことしてないでしょうね!?」<br> シンジ「すっ、するわけないだろ!ずっと看病してたんだから!<br>     着替えさせる時だけちょっと……あ、いや違うんだ何も見てないしどこにも触ってなんか…」<br> アスカ「うわあぁ~~やっぱりしてたんだ、バカ!エッチ!痴漢!変態!」<br> シンジ「なっ何言ってんだよ、だからしてないってば!そういってるだろ!」<br> <br> ハルヒ「子供ねー」<br> 翠星石「子供ですぅ」</p>

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