「エプロン」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「エプロン」(2008/06/15 (日) 22:25:53) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
**Part. 1 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目
ハルヒ「ど~お?すごいでしょっ」
アスカ「まあね。確かに」
翠星石「……」
ハル姉が商店街の福引きで当ててきやがったです。
でも誰も上手く扱えないし、ウチで放置されるよりは
ルリルリの家で使ってもらった方が有意義ですぅ。
**Part. 2 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
ルリ「ジュンさんなら活用できるんじゃないでしょうか」
翠星石「チビ人間ならすでにサブを含めて
自分専用を持ってるです」
ルリ「ん~、では一緒に練習するのはどうですか?」
翠星石「いいですか?」
ルリ「はい、こちらこそよろしくお願いします」
な、なんというナデシコ。
**Part. 3 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
有希「……」
翠星石「お?」
ルリ「有希姉?」
有希「……」
ルリ「…そうですね、時間があれば有希姉も一緒にどうですか?」
有希「(コクリ)」
今ので意志の疎通が?
会話無しでここまで事を運ぶのはすごいですが
気配なしで現れるのはやめてほしいですぅ。
それと空気読みやがれです。
**Part. 4 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目
ハルヒ「あーあ。真面目に失敗したわ、最悪」
アスカ「どーしたのよハル姉?」
ハルヒ「こんな間抜けなことしたのは久しぶりよ」
アスカ「……」
ハルヒ「買ってきたカーテン、縦幅が全部10cm長いのよ」
アスカ「……」
ハルヒ「セミオーダーだから返品きかないし」
アスカ「そんなの長い分切れば済む話でしょ?」
ハルヒ「アンタ妙にポジティブね」
アスカ「むしろワザと長いの買ってきたかと思ってた」
ハルヒ「どういう意味?」
アスカ「自慢のミシンをまた自慢するチャンスじゃない」
ハルヒ「ありがとアスカ。すっかり忘れてた」
アスカ「でも翠がどっか持ってったわ」
ハルヒ「え?」
**Part. 5 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目
ハルヒ「ジュン君の家ね。『喜ぶです人~間♪
引きこもりのチビのために翠星石が良いモノを
持ってきてやったですぅ』ってなカンジで」
アスカ「安直な予想だけどありえるわね。
引きこもりの解決につながらないいい加減さと、
素直じゃない点がリアルだわ」
ハルヒ「行くわよアスカ」
アスカ「へ?」
ハルヒ「ジュン君の家よ」
アスカ「ホントに行くわけ?」
ハルヒ「アンタ翠星石がデレっとしてるとこ見たくないの?」
アスカ「……」
ハルヒ「いいわ。私一人で行くから」
アスカ「わかった。どのみちアレがないとカーテン直せないし。
(ハル姉だけだとカウンターの皮肉一言で暴れかねないし)」
ハルヒ「ふふん。アンタも素直じゃないわね」
アスカ「はいはい。(ハル姉には言われたくないわ)」
**Part. 6 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
翠星石「先生、上糸と下糸のバランスが難しいですぅ」
ルリ「縫い合わせる生地の質や厚さに合わせて
調整しきるのには経験が必要かもしれませんね」
有希「できた」
翠星石「早っ」
ルリ「エプロンを作ってたんですね。でもそのサイズは…」
有希「そう」
翠星石「えっ?翠星石にですか?」
有希「(コクリ)」
翠星石「ぁ、ありがとうです。
でも、ウチじゃ翠星石は料理しちゃいけな」
レイ「いいのよ」
**Part. 7 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
翠星石「???」
また気配ゼロで侵入してきた人間が。
レイ「侵入とは言わないわ。ここは私の家だもの」
よ、読まれてるですか?
というよりバスタオル一枚とスリッパだけって…
自宅だからっていってもだらしがなさすぎです。
ルリ「今日の“待機”は終わりですかレイ姉?」
レイ「ええ。もういいのよ」
ルリ「あっさりしてますね。
って、次回からは直接シンジさんの家の脱衣所で
待ち伏せするつもりですか?」
レイ「…それより有希、なかなか良いエプロンね。
“さすがだわ”」
有希「(コクリ)」
翠星石・ルリ「………」
**Part. 8 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
レイ「こんな小さな子に裸エプロン。
想像しただけでもLCLが」
翠星石「イヤです」
有希「小さい子の下着姿と球体関節に興味を隠しきれない彼。
足首、膝ときて、股関節はどうなってるんだろう…
やはり球体関節なんだろうか。気になる。
私も彼から興味を持たれる外面的特徴が欲しい」
翠星石「うるせーです!!おっ、おめーらどーにかしてるですぅ!」
レイ「冗談よ。本当はあなたの作るスコーンに期待し」
翠星石「ウソです!そいつ(有希)なんか
どさくさに紛れて本性ダダ漏れだったですよ!」
ルリ「…バカ」
**Part. 9 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目
【桜田宅前】
ハルヒ「いざ忍び込むとなると」
アスカ「微妙に障害が多いのよねこの家」
ハルヒ「ん~…」
アスカ「ここは割り切って真紅に取り入ってみる?」
ハルヒ「くんくんグッズを交換条件にするとか?」
アスカ「……」
ハルヒ「?ちょっとアスカ」
アスカ「ハル姉」
ハルヒ「……」
キョン「……すまんハルヒ。
話しかけるタイミングが難しくて。
…というよりだな、何してんだおまえ?」
ハルヒ「ア、アンタこそ何してるのよ、こ、こんな所で?」
キョン「これから勉強会だ」
ハルヒ「ふうん。勉強会ねぇ。まるで学生みたい。
(いつから見られてたのよ!?)」
アスカ「(動揺しまくりね)ハル姉行こう」
キョン「“学生みたい”って。あのな」
カヲル「おや」
古泉「これはこれは。今日は女性陣もご参加されるんですか?」
キョン「おっす。ここでウロウロしてたが
参加するかどうかは知らん」
谷口「げっ(涼宮?)」
トウジ「あれ?シンジがおらん。どこではぐれたんや?」
アスカ「シンジ!?」
トウジ「げっ(惣流?)」
アスカ「(バカシンジもセット!?)ハル姉行くわよ!」
ハルヒ「っ!(モゴモゴ)」
ズルズルズル
**Part. 10 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
まぁ、黙って一緒にやるぶんにはいいですけど。
しかし替えのミシン針を買いに
ルリルリが出て行ってしまったのは…
有希「大丈夫。気配を消してあなたの
背後に立つようなことはしない」
翠星石「……」
読まれてるのは確実なようです。
レイ「そう。あなたは私が守るもの」
翠星石「……」
おめーが言うなです。それに、
翠星石「2着目の小さいエプロン作りながら
言われても説得力ねーです」
レイ「これは蒼星石の分よ」
翠星石「なっ…」
レイ「落ちついて」
有希「ルリが気にかけている。ガーデニングで
あなたたちの可愛い服が汚れるのを」
翠星石「……」
レイ「……」
有希「……」
**Part. 11 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
ちょっと納得しそうになりましたが
蒼星石が出てきた時点でコイツらの話は真っ赤なウソです。
蒼星石はここには来ねーです。
レイ「蒼星石もよく来るわ。今日の午前中も。ほら」
翠星石「!!!!(パクパク)」
蒼星石の帽子!?
翠星石「おっ、おめーら!そ、そそそ、
蒼星石に何したですかぁあああ!!」
有希「何した、って」
レイ「ナニ?」
ガビーン。
そんな、ひどい…蒼星石…
雛苺「うにゅ?…真紅ぅ~、翠星石がいるよ?」
真紅「……」
**Part. 12 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
レイ「……」
有希「……」
翠星石「真紅」
真紅「……」
雛苺「真紅ぅ?」
真紅「間が悪かったようね」
翠星石「真紅、蒼星石が…」
真紅「まあいいわ。とりあえず紅茶をいただけるかしら?」
レイ・有希「(コクリ)」
翠星石「(プルプル)真紅、蒼星石が」
真紅「なに?」
翠星石「あいつらにいかがわしいことされたです」
真紅「それで?」
翠星石「それで?って…」
真紅「あなた何も聞いてないようね?
蒼星石も私もここにはよく出入りしてるのよ」
翠星石「……」
真紅「蒼星石は庭の手入れに」
翠星石「……」
雛苺「ヒナと真紅はろくがしたくんくんをみにくるのー(ニコニコ)」
**Part. 13 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
カチャ
レイ「紅茶」
真紅「ありがとう」
有希「帽子」
雛苺「はあい」
翠星石「雛苺、それは」
真紅「午前中蒼星石が忘れていったのよ。
私たちがついでに持ち帰る話になってるわ」
翠星石「そそ、蒼星石は?」
真紅「のりと一緒よ」
ふあぁああ…
す、すげー心配したです……
真紅「翠星石、邪魔はしないでね。
くんくんを観るため(あなたのいない本来は静かな)
この家にきてるんだから」
ぐっ……
**Part. 14 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
ど、どいつもこいつも…
翠星石「この(ローゼン)人形!、(ローゼン)人形!、
(何人目?)人形!、(宇宙?)人形!」
アスカ「ぶっ」
ハルヒ「ばっ、バカアスカっ」
有希「おかえりなさい」
ルリ「ただいま」
雛苺「おかえり~ルリルリ~」
アスカ「ぷはははははっ。人形に人形って
言われてやんのファーストっ」
翠星石「アス姉ハル姉!?」
ハルヒ「ちっ。というより…翠。そこに正座しなさい」
ルリ「はい針」
有希「(コクリ)」
ハルヒ「有希がいくら無口キャラだからって、
人形呼ばわりするのはいただけないわっ」
アスカ「ははははははっ」
レイ「……(何しに来たのかしらこの人)」
真紅「……(騒々しいわね)」
翠星石「……」
ナニシニキタデスカコノヒトタチ?
**Part. 15 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
ああナルホド、翠星石とルリルリの穏やかで甘い
昼下がりのひとときをブチ壊しにやってきたですね。
アスカ「涙が止まらないわ。ふぅ~、最高。
(拭き拭き)って、何コレ?エプロン?」
ハルヒ「ちょっと聞いてるの翠?…あら、かわいいエプロンねアスカ」
でもこの人たちも悪気があって
翠星石の邪魔をしてるわけじゃないです。
そう、きっとシアワセ成分が足りなかったんですぅ。
アスカ「(ニヤニヤ)ひょっとして翠」
ハルヒ「(ニヤニヤ)私たちの目を盗んで
ジュン君を萌え殺す武器(エプロン)を作ってたのね」
アスカ「(ニヤニヤ)目だけじゃなくミシンまで
盗んだのはマズかったわ」
雛苺「ひっさつなの~♪」
プ チ ッ
翠星石「うわあぁああああああああん!!」
ガシャーン!!
雛苺「(ポカーン)」
ハルヒ・アスカ「……(あっちゃ~)」
レイ「……(やりすぎ)」
**Part. 10 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
ハルヒ「……」
アスカ「……どうする?」
クイッ
ハルヒ「はぁ…」
アスカ「(謝ろうにもどこ行ったかわからないんじゃ
どうしようもないわよね…)」
クイックイッ
ハルヒ「ん?」
ルリ「大丈夫ですよ」
レイ「有希がついているもの」
ハルヒ・アスカ「???」
**Part. 17 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
【桜田宅 ジュンの部屋】
ジュン「あの~。狭くないスか?」
谷口・トウジ「(だよな)」
カヲル「僕は構わないけど。シンジ君はどうかな?」
シンジ「ぼ、僕はべつに…」
古泉「(ニコニコ)」
キョン「(やはりシンジ君では打開できないか。
こうなるとここは俺だけが…)」
ガッシャーン!ガガッ!!
翠星石「ぇええええええん。ジュン、ジュン…」
抱きっ
**Part. 18 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目
キョン「(あ然)……も、もしもし?」
翠星石「ぐすっ…………(あ然)」
キョン「大丈夫ですか?」
ガスッ!
キョン「ぐふっ!?(レバー!?)」
翠星石「だっ、誰ですかおめーは!?」
古泉「ジュン君なら貴女の見事な初撃でシンジ君と一緒に」
翠星石「あ」
**Part. 19 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目
谷口「うえっ!?」
キョン「?」
トウジ「どっから出てきたんやアンタ!?」
有希「鞄」
キョン「……(あの~、長門さん?どうしてここに?)」
有希「きっかけとなったのは実の妹、小学生」
キョン・谷口「???」
トウジ「妹?」
有希「秘密裏についていこうと彼のバッグの中に忍び込むも失敗。
しかしこれが彼にある変化をもたらすこととなる」
谷口「彼って誰の話だ?」
キョン「……」
有希「私の近所に住む姉妹の三女が移動や睡眠を
鞄に入って行うこと、また、その同系統のドールズが
ある家屋に多く集まることを最近知る」
キョン「……」
有希「並ならぬ興味を隠し、勉強会という題目で
入室するも目的対象に出会えず」
キョン「おい」
有希「彼の傷心を癒やすために私も鞄に入ってみた」
谷口「支離滅裂だがオレでもなんとなく意味は解った。
キョン、おまえ…」
キョン「ちょっと待て。おい長門、俺に何が言いたいんだ?」
**Part. 20 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目
有希「(ポッ)…………私も嬉しい」
キョン「……(会話の飛び方が絶望的だな。
つーか長門が“ポッ”って)」
ポンポン
谷口「許さないというわけじゃないが、
これだけは言わせてくれ……この」
古泉「裏切り者(ダッ)」
ガッ
古泉「あ、あれ?(ドアが開かない?押すじゃなくて引く?)」
翠星石「ふふふっ」
ルリルリの家だけじゃなくジュンの家まで。
まったく人間って困ったものですぅ。
シアワセ成分とかサビシイ成分のレベルじゃなかったですね。
根本的に個の数が多すぎたんです。
要するに“一つ”になれば…
翠星石・カヲル「ふふふっ」
**Part. 21 綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら 9.1日目
【葛城マンション 脱衣所】
レイ「(ゾワゾワッ)碇君…」
**Part. 22 ハルヒ・アスカ・翠星石が3姉妹だったら 8.2日目
【某地下施設】
ゲンドウ「(ゾクッ)」
キール「(ゾクッ)こっ、これは!?」
冬月「どうした碇?」
キール「なぜこのタイミングで!?」
ゲンドウ「フッ。待たせたなユイ。
レイに、そして、あれ?翠星石タンまで?」
冬月「なっ、おい碇?」
終わり
両三姉妹スレに分割して投稿されたSSですが、束ねさせていただきました。ご了承ください。