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三姉妹劇場」(2007/07/07 (土) 10:23:46) の最新版変更点

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<p>アスカ「このスレに活気が戻りますように、なんて言われてるわ」<br> ハルヒ「たしかに、最近お隣のスレは結構伸びてるのに、こっちはからっきしだわ。<br>     何が原因かしら?」<br> 翠星石「のっけからメタな話題ですか。それは一部の読み手に嫌われると、お隣でも<br>     言われてることですよ?」<br> アスカ「そうね、やっぱり立ち位置が決まってないのが原因じゃないかしら?」<br> ハルヒ「んー、たしかに。お隣さんはポジションがはっきりしてるわ。<br>     強烈なボケ役に、冷静なボケ役、ツッコミ。うまくやったもんよね」<br> 翠星石「その分こっちには自由度がありますですよ?この翠星石は、どんな役回りだって<br>     華麗にこなしてみせるですぅ!」<br> アスカ「だいたいハル姉の主張が強すぎるんじゃない?」<br> ハルヒ「そんなことないわよ!それを言うならアスカだってキャラ濃すぎて扱いにくいじゃない!」<br> アスカ「……なんですって(#^ω^)?」<br> 翠星石「ていうか、さっきからおめーら気持ちよく翠星石をスルーしてませんか?」<br> アスカ「ハル姉こそ、ツンデレのテンプレ化が激しくて、むしろ扱いにくいんじゃないかしら?」<br> ハルヒ「……どういう意味(#^ω^)?」<br> 翠星石「だから翠星石の話を聞きやがれ、ですよ?」<br> アスカ「そのツンデレも、最近じゃキョンにデレすぎて、なんだか物足りないわ」<br> ハルヒ「そういうアスカこそ、結局シンジくんにほとんどデレなかったし、なんだか物足りないわ」<br> アスカ「……」<br> ハルヒ「……」<br> 翠星石「お姉ども、とりあえず落ち着けですぅ!……そうだ!ネタ!ネタを見つければいいんですよ」<br> ハルヒ「……そうね。大人げなかったわ。んで、そう言うからには翠、あんた何かネタあるの?」<br> アスカ「そうよ。大体のネタは出尽くした感があるわ」<br> 翠星石「ネタなんていくらでもあるですよ。たとえば……最近の梅雨ネタとかどうですか?」</p> <p> ………</p> <p> ……</p> <p> …</p> <p>梅雨のある日。<br> 学校帰りのアスカを翠星石が迎えに行った。</p> <p>アスカ「悪いわね翠!傘忘れちゃって」<br> 翠星石「ホント、だめなアス姉ですぅ。今朝天気予報で雨降るって言ってたですよ?」<br> アスカ「ごめんごめん。も~遅刻ぎりぎりだったからさぁ!だいたいもう7月だってのに<br>     雨降る方がどうかしてんのよ。ところでハル姉はちゃんと傘持ってったの?」<br> 翠星石「ハル姉はアス姉と違ってその辺はしっかりしてるですよ」<br> アスカ「ん~、なんか引っかかる言い方ね。ま、いいわ。ハル姉が傘持ってるなら安心ね」</p> <p>翠星石を抱きかかえ、その翠星石が持ってきた傘をさしながら、アスカは家路につく。</p> <p>翠星石「アス姉、あれは……?」<br> アスカ「ん。ひょっとして……」</p> <p>二人が視線を向けた先、ちょうど北高からの帰り道でもある下り坂の途中、<br> ハルヒとキョンがひとつの傘をさしながら歩いていた。</p> <p>キョン「……これ、職員用って書いてあるぞ?」<br> ハルヒ「学校の備品でしょ?生徒が使って悪いことなんてある?<br>     それに……そんなこと言うなら入れてあげないわよ?」<br> キョンがさしていた傘を奪って、ハルヒが少し、走って先に行く。<br> キョン「待てよ!」</p> <p>アスカ「はぁ~。絵に描いたような青春だわ。二人で帰るのが当たり前になってるのかしら」<br> 翠星石「アス姉」<br> アスカ「分かってるわ」<br> 翠星石「とりあえず今はハル姉に甘アマのデレっデレなシーンを存分に堪能させて<br>     やるですぅ。そんで家に帰ってから……い~っひっひっひ」</p> <p>アスカ「ただいまー」<br> 翠星石「ただいまですぅ」<br> ハルヒ「おかえりなさぁ~い!!」<br> アスカ「……」<br> 翠星石「……」<br> ハルヒ「ん??どうしたの、二人とも??」</p> <p>室内で、傘を開いて並ぶ翠星石とアスカ。</p> <p>アスカ「『もっとこっちに寄せなさいよぉ。あたしが濡れるじゃないのぉ』」<br> 翠星石「『十分寄せてるだろ?』」</p> <p>ハルヒ「   !   ?   」</p> <p>翠星石「『あぁ!?この傘職員用って書いてあるぞ?』」<br> アスカ「『学校の備品だもん。生徒が使って悪いことなんかないでしょう?<br>      それともなに?濡れて帰りたいってんなら、入れてあげないわよっ!!<br>      えぃっ!』」</p> <p>ハルヒ「………… 見 て た わ ね !?」</p> <p>翠星石「『待てよっ!』」<br> アスカ「『んふっ!!ふぅん!』」</p> <p>アスカに駆け寄る翠星石。それを抱きしめるアスカ。</p> <p>ハルヒ「ちょっ、だっ、抱きしめてなんかないわよ!ちょっとアスカ、翠!」</p> <p>翠星石「『ハルヒ~』」<br> アスカ「『キョン~』」<br> 抱き合う翠星石とアスカ。<br> ハルヒ「そ、そんなことしてないでしょ!?そんなことよりあんたたち、いつから見てたのよ!?ねぇ!!」</p> <p> …</p> <p> ……</p> <p> ………</p> <p>ハルヒ「……」<br> アスカ「サムデイ・イン・ザ・レインね」<br> 翠星石「そうですぅ。なかなか悪くないですぅ」<br> ハルヒ「ちょっと待って。これあたしどういう役回りなわけ?<br>     そもそもメタな話題はタブーって言ったのは翠でしょう?」<br> アスカ「う~ん、言われてみればネタが無いわけでもないわね。特に、<br>     ハル姉には豊富だわ」<br> 翠星石「そうですぅ!!現在進行形でキョンとの甘い展開を繰り広げるバカ姉は……」<br> ハルヒ「誰がバカ姉よ!ていうか、これじゃあたしがすっごく間抜けじゃない!!<br>     ここだけ見せるってどうなの?」<br> アスカ「オーケー。いいじゃない。お隣がWボケのツッコミ一人なら、こっちは<br>     一人が突っ走って二人が冷静なポジションから生暖かく見守る。悪くないわ!」<br> ハルヒ「全っ然よくないわ!」<br> 翠星石「さすがアス姉。そうですぅ、こっちだってお隣に負けない『ぽてんしゃる』ってやつが<br>     あるですぅ」<br> ハルヒ「いやいや『ぽてんしゃる』じゃないから!ちょっと!アスカ!翠!」<br> アスカ「ま、ハル姉はほっとけば暴走してくれるしね~」<br> 翠星石「その通りですぅ~。ハル姉はほーんと、いい才能持ってるですぅ」<br> ハルヒ「ねぇ!意味わかんないわよ!ちょっと!」</p> <p> </p>

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