辿異種アクラ・ヴァシム

2017年2月22日より解禁。
体液が異常発達を遂げ、超強力な麻痺と織り交ぜて尾先から噴射することが可能になった。
その異常発達した尾結晶を支えるために、尻尾が強靭に発達。強力な鈍器の如く振り回してくるという。
見た目は体表に露出した結晶の変化が大きく、青みが増した上により鋭利になっており、刺々しい雰囲気になっている。
実装前に公開された設定イラストによれば、
鋭利な水晶部分は経年で研がれたため。独特の青光沢は、結晶が透明感を失い表面で光が拡散しているためだそうな。
星型正多面体とも見える尻尾は、メイス・打撃武器の一種である「モーニングスター」をイメージしているそうだ。

辿異種で通例の強力な状態異常は「超麻痺」。既存の結晶化と同時に発症する。
この2種の状態異常と超震動で動きを縛り、追撃をしかけてくるのが辿異種アクラ・ヴァシムの特徴である。
そして発達部位は見ての通り「結晶・尾」。
従来のアクラ種と同様の切断手順があるが、若干内容は変わっている。

原種同様、属性は全く通らない。不退や属性酸弾を使う、ということでもない限り六華閃舞は無属性となるだろう。
なので武器選定においては久々に無属性武器も光る。G級武器、辿異ティガ武器を担ぐ場合無属性強化シジルがあるとなお良い。
一方スタン耐性は低めで、片手剣のシールドブロウでも十分狙える。
部位破壊の障害になる可能性もあるので一応注意しておきたいが、
特に400以降はしっかり削らないと切断が難しいので、削る要素としては通常個体よりは使える、という認識を持つと良い。

頭・爪(右爪と左爪は共通)にも他の辿異種同様に部位破壊素材が存在するが、
尻尾を狙う過程で必ず壊すことになるので都度尻尾を壊すならあまり意識しなくていいだろう。

入門である200個体を除いた、単純に見た耐久力は最初期辿異種4種と同等クラス。
が、通常個体より抑えられているとはいえ転倒時の肉質軟化、及び無防備状態が長いので、
そこでガッツリ削れるため、実質後発辿異種と変わらないと言える。
しかしそれは、しっかり削らないと3転倒目に尻尾切断に持っていくことが難しくなるということでもある。
事実、400個体の時点で急激に全体防御率が低下(他辿異種★3クラスの数値になる)するため、
「通常個体とは別物で削れる時にしっかり削る」、という点を意識したい。
また、切断後の軟らかい肉質が部位破壊をした3箇所だけになるため、切断後が長くなる点にも気をつけたい。

武器は近接に6種。結晶部分がなんともスタイリッシュ。ランスはモーニングスター。
通常個体同様に麻痺属性がついており、辿異スキルは「劇物強化」。
麻痺値については、この劇物強化と劇物取扱皆伝を併用することで、
Gゴゴ武器などの麻痺特化武器を超える麻痺値が発現可能になるラインである(つまり素の麻痺値はGゴゴ武器より低い傾向にある)。
MHF-Z以降、麻痺が普通に効くモンスターは少しずつ増えてきているので、劇物取扱皆伝と併用して用いたい。

防具は人型ロボットと言わんばかりのデザイン。
「剛撃・適応撃・血気活性」の部位が複数あるのが特徴的。
辿異スキルは上を活かせる「適応撃強化」が主軸になっており、
剣士が要塞と合わせ「ガード性能強化」、ガンナーは「弾丸節約術強化」が早速取り入れられている。

クエスト


受注GR クエスト名 フィールド 発達部位素材
GR200 極尾を備えし尾晶蠍 砂漠(夜) 尾晶蠍の極尾
GR400 自由を奪いし極尾 沼地(昼) 尾晶蠍の極上尾
GR600 纏晶の捕食者 砂漠(昼) 尾晶蠍の極剛尾
GR800 煌煌の尾 沼地(夜) 尾晶蠍の極絶尾

これらの他、イベントクエストではGR200個体が白湖(夜)にも出現する。

攻略

スクリーンショットなどでは爪で連続殴打する攻撃、地中に引きずり込む攻撃などが公開されている。
また、PVのプレス攻撃のエフェクトから確認できる通り「超震動」も使ってくる。

結晶麻痺やられ(継続麻痺やられ)

被弾時のリアクションとしては単純に結晶攻撃に「麻痺」が新たに加わったもの。
結晶が付いた状態で動けなくなるのでレバガチャ解除ができなくなる。
もちろん麻痺中・解除後も結晶やられは進行している。
痺れている間でも殴ってあげれば結晶は壊せるのでPTでやる際は覚えておこう。
また、結晶耐性だけでも付いていれば受けるのは麻痺だけで済む。

また、この麻痺は「継続麻痺やられ」という状態異常を誘発するものであり、
アクション中だろうと移動中だろうと、一定確率で強制怯みが発生するという状態が30秒ほど続く。
不定期に発生するのがミソで、痺れるタイミングを読んでアイテムを飲んだり、距離を取るということができない。
逆に、超震動やられを解除してくれたりもする。
麻痺の粉塵などで麻痺効果は即解除できるが、継続麻痺やられ状態は自然回復を待つしかない。
辿異スキルで麻痺耐性を強化することで継続麻痺やられは発生しなくなるが、通常と同様の麻痺効果は受けてしまう。

尻尾切断

蓄積条件やホストによる判定の違いなどの詳細も通常個体とほぼ同様なので、アクラ・ヴァシムの項も参照。
改めて切断条件は、
  1. 右爪・頭・左爪の三箇所について、まず打撃武器が狙い結晶を剥がす。
  2. むき出しになった甲殻部分を斬撃武器が狙い破壊・転倒させる。
  3. 三箇所破壊した以後での転倒中に、体力条件を満たしたラインで切断ダメージ蓄積が完了すれば切断成功

ただし、辿異種アクラ・ヴァシムは頭部、爪が発達部位とリンクした部位扱いを受けており、
この2部位にも辿異武器の特殊効果が発生する。
エスピナスの角はHP条件が撤廃されていたが、こちらの「40%以下から蓄積開始」と言う条件は撤廃されていない様子。
なお肉質は斬=弾>打撃となっており、適応撃+1から反応する。
そのため通常個体と違い、斬撃・打撃武器種と「打撃弾を撃てるボウガン」は適応撃+1があれば1人で十分に全破壊が可能である。
適応撃を用意するのが面倒なら、極ノ型片手が標準で斬撃・打撃を使い分けられるので楽ちん。
なお★2以降は耐久力大幅強化の影響などから、適応撃なしの斬武器ソロでも切断が現実的に可能ではある。
(要するに、よろめき蓄積が大幅に軽減されても討伐に至るまでに破壊できる)
完全ソロでやるなら、蓄積値を増やせる辿異武器があった方が確実ではあるが。
もちろんマグネットスパイクなら全て一人でOK。

スタン中や怯み中では部位破壊が進行しないのも同様。ただし蓄積はする。
耐久値は頭、爪が若干高めで尻尾は普通と言ったところ。
転倒中についてだが、大体は低ランク×4名で転倒中に殴り過ぎたら尻尾を切る前に倒しかねないし、高ランクだと殴らないと間に合わない。
また、辿異武器使用者が多いPTだった場合は3転倒目を迎えるタイミングが早まるため、
転倒中でも殴っていかないと削り足りないというケースも多くなる。
この他装備による火力差の拡大もあり、中々塩梅が難しい。「3回目の転倒」と「残り体力40%以下」を合わせることを意識しよう。

その他辿異種の仕様として、折角切断しても食事によって尻尾(及び剥ぎ取り機会)が消失してしまう兼ね合い故か、
尻尾切断にもかかわらず破壊報酬扱いとなっており、発達部位素材は報酬欄で必ず受け取れるという親切仕様。
ちなみに剥ぎ取り分は尻尾・結晶ともに、レア素材の激麻痺袋と大水晶が出ないことを除けば本体とほぼ同じ。
場合によってはクエスト中の剥ぎ取りも視野に。

切断によって辿異種独自の新モーションも殆ど封じることが出来るが、
代わりに暴走状態におけるスピード・攻撃力の上がり方が著しい。

有効なスキル・アイテム

耐麻痺と超震動については下記参照
  • 結晶耐性…特に回避できるようにしたい2つの攻撃の対処が困難になる結晶化はかなり厄介である
  • 適応撃…発動すると部位破壊の幅が広がり、立ち回りの範囲が広がる。ダメージ強化も視野に入れたいなら段階を上げたい所
  • 纏雷or抜刀移動速度UP(非ガード武器種)…位置取り回避が強く機能するモンスターであるため、あると手数UPに繋げやすくなる。
  • 弱点特効…頭と爪の破壊前は打が、1段階破壊後は斬が、2段階破壊後はどちらも35%である。転倒中の尻尾への斬も同様。

注意スキル

  • 煽動…1人の時もそうだが、常に狙われる状態であると超震動や麻痺だけでなく、
    吹っ飛び等で倒れ込んだときにも執拗に拘束を狙ってくるようになるため、引き際を見極める必要がある。

モーション

通常個体、特異個体と同じ攻撃は注意すべきものを除いて省略する。
なおジャンププレス、回転飛び掛かりは初期から使用するようになっている。

超麻痺対策をすることで継続麻痺やられが無効化され、耐震強化で超震動を無効化すると厄介なコンボを封殺できる。
前者は確率での行動キャンセルがあり、対策する以外に無効化手段がないが、
言い換えればそれだけで位置取り回避等の対抗策は残っている上に持続時間も長くない。
後者はフレーム回避、ガードで十分対処可能で範囲も狭く、使うタイミングや攻撃の特性も明確であり、
引き際をしっかり理解して立ち回れば影響は無いに等しくなるが、
一方でいざ超震動に拘束されてしまうと、ヴァシムはそのハンターに対して飛び掛かりによる拘束を積極的に狙う傾向があり、
それで為す術無くやられるという可能性がある。そう言った意味では超麻痺よりは危険度は高い。
その上で、片方だけしか対策できない場合どちらを選ぶか自分と相談して決めると良い。

  • 結晶液関連
上述の通り、異常発達した麻痺液が混合されており結晶化だけでなく超麻痺にもなるようになっている。
このうち正面へのレーザーはG級原種と同じく軌道状に結晶が設置されるのだが、
体液黄状態からはヴァシム側に向かって設置開始地点が少し近づく(=ヴァシムと結晶の間が狭くなる)ため、前方の中途半端な位置に立つと踏んづけてしまう。
設置された結晶は持続判定なのでガードは危険。強ガード等なら凌げるが普通に当たらないようにしたほうが手数の増加に繋がる。

  • 咆哮、ボディプレス
咆哮の爪を立てる際と、ボディプレスの着地時に超震動が発生する。
尻尾切断後(紅体液状態)では消失し、ボディプレスも通常の震動に弱体化する。
ボディプレスは構えを取った時点での元いた場所狙いであるため、態勢を取ったら離れてしまえば震動含めて当たらない。
ボディプレスの超震動で倒れたハンターが出ると、そのハンター相手に飛び掛かりによる拘束を試みるため、
構えを取った後攻撃をやめて、位置取りで対処するのは賢い選択である。

  • 爪振り突進
「酔拳」と呼称する人もいる、体液紅状態でのみ行う奥の手攻撃。
攻撃自体は一切変わっていないが、辿異種の高攻撃力とこの攻撃自体の高威力、
そして体液紅状態の攻撃力補正によって辿異防具で固めていても重傷は避けられない程のダメージ量となっている。

  • 光結晶設置
特異個体と一切変わらずで、前方4箇所に光結晶を設置して、随時接近して自己爆破させるというもの。
結晶液関連攻撃の1つなので結晶化&超麻痺となる。
と、ここまでなら大したことないように見えるが辿異種アクラ・ヴァシムで唯一超高威力の結晶爆発が続投している攻撃であり、
無色体液状態でも爆発に巻き込まれれば致命傷は避けられない。
他攻撃の結晶爆破は普通の攻撃技クラスの威力であるため、これも大丈夫だと錯覚して爆発に巻き込まれれば大変なことになる。

  • 半回転攻撃
その場でひっかく方の爪を構えて高速で半回転攻撃を仕掛ける。
この時、回転方向が反時計回りの場合は爪で地面を叩きつけて地割れを起こす。
叩きつけに超震動がある。尻尾切断後は震動は発生しない。

  • 回転結晶
大きく回転の構えを取り、尻尾を地面に擦り付けるように一回転しつつ、結晶を設置する。
設置された結晶に接触、あるいは爆発に巻き込まれると結晶化&超麻痺となる。
離れたり、潜り込むように回転を避けつつ回避すれば対処可能。
離れる場合、大体左側にずれ込む傾向があるので左に移動すると追撃しやすい。
なお上述の通り、これに限らず辿異種新規行動での結晶爆破の威力は普通程度で、
防御力が高ければかなり余裕を持って耐えられる威力となっているので、混同しないよう気をつけたい。

  • 結晶叩きつけ
尻尾の大結晶に結晶液を更に充填させて地面に叩きつけ、周囲に結晶液を飛散させる。
着弾した結晶液は結晶へ変化し、その後爆発を起こす。
接近すれば簡単に対処しつつ追撃も出来るが、叩きつけの際に超震動が発生するので注意。
また、正面側に飛散した結晶液1つが叩きつけた位置のすぐ近くに落ちるので注意。

  • 飛び掛かり
爪を大きく広げながら軸合わせし、飛びかかって拘束を試みる。
拘束に成功すると連続殴打→アッパーのフィニッシュによる連続攻撃を行う。
途中で捕捉をやめるため、棒立ちしなければ簡単に回避できる分、
拘束されてしまうと辿異種の攻撃で中威力程度の攻撃を連続で叩き込まれることになり、
かつ間隔も短いので粉塵救出も困難。高難易度では救助不可能の即死を覚悟したほうが良い。
飛び掛かりに当たるとダメージ+吹っ飛びなのでそちらに当たって回避するのも手。
ちなみに当たり前だが殴打+アッパーには他人にも判定があるので注意。ただリアクションを取るためかすり傷で済むが。

  • 地中潜行(★2~)
その場で地中に潜り最初と同じ尾結晶だけを出した状態にする。
その後、以下2つの攻撃の内片方を行う。攻撃後は攻撃が終わった時の位置から地上に戻ってくる。
    • 結晶液噴射
そのまま尻尾を持ち上げて3回転半程結晶液を噴射する。
徐々に範囲を広げていくのである程度離れておくと良い。
    • 掴み
狙ったハンターの足元に地鳴りが発生したと思った瞬間、地面から腕を出してハンターを爪で掴む。
同時に尾結晶が爆発することからも分かるように尾はフェイクであり、ヴァシム本体は対象の真下に潜んでいる。
掴むのに成功した場合、掴んだハンターを地面に引きずり込みつつ蟻地獄を形成、地面に飲み込む。
地面に飲み込まれたら即死(辿異種フルフルの丸呑みと同じ、力尽きた判定を押し付けられる)となる。
掴むタイミングが決まっており、判定も短いため地鳴りのSE、エフェクトを見てタイミングを掴めば簡単に対処できるようになっている。
掴むのに失敗すると、掴んだのを確認しているのか爪を動かして隙を晒すため攻撃チャンスになる。
ちなみに自分狙いの掴みに他の人が当たると、その人が掴まれるので注意。

  • 結晶大爆破(★4~)
最大技。飛び掛かりと同じ態勢と潜る時の鳴き声を発しつつ尻尾に結晶液を充填し、地面に思いっきり叩きつける。
その後地面に結晶液を注入し、爆発させて反動で大きく飛び上がり、ボディプレスによる追撃を仕掛ける。
叩きつけで超震動が発生、更に爆発に巻き込まれると打ち上げられ、ヴァシムの追撃を受けることになる。
また、プレスは地割れによる範囲攻撃であるため、爆発を回避しても油断できない。
ただし、垂直に打ち上げられるため離れた位置で打ち上げられるとプレスは当たらない。
着地時も超震動が広い範囲に発生する。爆発の際思いっきり光るので、超震動をどうにかすれば対処は容易。

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最終更新:2023年10月15日 10:48