Imperial SaGa×MHF-Z

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MHF-Zの2月のアップデートで工房からリークしまくっていた(笑)サガシリーズとのコラボ。
彼岸島に続くモンスター魔改造クエスト、ところどころに出てくる原作ネタの数々……
登場する原作ネタの大半がロマサガ1(リメイク版「ミンストレルソング」含む)及びロマサガ2であり、
近年のコラボと比べるとやや高年齢層、具体的には30代あたりをターゲットにしたチョイスといえるかも。
なおコラボ元とされているImperial SaGa自体はサガシリーズ全体のクロスオーバー作品である。

かつてネ実で有名になったダンシングムーンの陣はロマサガ2が元ネタ。
余談だが、MHF側PVの冒頭が実は間違っているとツッコむ人はいい歳(間違いなくSFC世代でありこのコラボの標的と言える年齢層)であろう。
+ 具体的な内容(ネタバレ故折りたたみ)
具体的な内容(ネタバレ故折りたたみ)

冒頭のシーンの元ネタはロマサガ1の最終ボス「サルーイン」との戦闘開始シーン。
ロマサガ1の戦闘システムにおいては、3×3の9マスにパーティーメンバー(最高6人)を割り振りエンカウント時に接触した方向との関係で隊列が決定される方式(自分から接触したり正面から敵が接触してきた場合は意図したとおりの隊列になるが、横や後ろから敵に接触されると接触された方向が前列になる形になる)である。
またロマサガ1の先頭画面におけるパーティーの配列も3×3の9マスでの配置ではなく加入順に上から順に前列・中列・後列のいずれかに表示される形式であり(このため後述する「敵の縦一列攻撃が単体攻撃になる現象」が起きる模様)、またメンバーごとに1ターンを消費して1列分前進or後退することも可能。
余談だが、PVで使われている陣形はロマサガ2のデザートフォックス。

もう1つ余談だが、ロマサガ1ではパーティー加入順に上から下に並んでいたため、攻撃範囲が縦一列(画面上では攻撃エフェクトが横方向に流れる形になる)の攻撃は敵が使うと単体攻撃になっていた。
例えば同じ段に左からグレイ・クローディア・アイシャと並べた状態で正面からエンカウントしても、敵が縦一列攻撃をグレイに対して使ってもクローディアやアイシャにはダメージが発生しない。
※ちなみに横一列攻撃(画面上ではX座標の近い複数の敵に当たる)は敵が使う場合でも同様にこちらの同じ列にいる全員にヒットする。例えば上記例のグレイと同じ列にホークとアルベルトがいて横一列攻撃をグレイに使うとホークとアルベルトにも当たる。

ちなみにコラボ元とされているImperial SaGaでもコラボイベントが実施される相互コラボとなっている。DMM垢歓喜(謎)。
また、同じCOGのドラゴンズドグマオンラインでも先行してコラボ装備が販売された。
更に余談として、少し前にも両社のスマホゲー同士で相互コラボが行われていたりする(ファミ通のインタビューではMHエクスプロアとFFブレイブエクスヴィアスのコラボが挙げられている)。

2018年4月のアップデートで第2弾が登場。第1弾のくじ券も同期間で再販となっている。
第2弾ではロマサガ3やスカーレットグレイスのネタも存在するほか、第1弾ではPV登場のみだったサルーイン像も実際に設置されている。
あと、PVが9対1とかつての大討伐よりもえげつないことになっているw
サガ側のMHFコラボも第二弾が登場しており、
ボスは何と「極み吼えるジンオウガ」。前回のエスピナスから超強化されすぎである

コラボクエスト

大きく分けると2種類のクエストが存在する。
パートニャー防具がもらえるクエスト(男女別々)と、ガチャで出てくる「古刀」の最終強化素材が入手できるクエストがあり、後者は配信期間がくじの配信期間より長い。
第2弾ではパートニャー防具クエストの貸出装備が変更されている。

パートニャー防具クエスト

男性用と女性用があるが、内容は同じ。貸し出される防具がそれぞれの性別で固有だが性能は同じ。
第1弾の男性用は「対決、半神VS炎の帝王!」、女性用は「森の番人、炎の帝王と対峙す」。
第2弾は男性用が「冒険家の行く手を阻む者」、女性用が「可憐なる姫の冒険」。
決戦場でフレイムタイラントの討伐という内容だが、今回フレイムタイラントは炎をまとったイビルジョーという形で登場する。BGMが普通のイビルジョー用で残念
制限時間は10分、しかも1人用とどう考えても無理ゲーと思いきや、HR1緊急のアビオルグを超えるレベルの弱体化が施されている模様。
第1弾では武器が「アイスソード」となっており、これはフレイムタイラントの弱点武器でもある。一説には「餓え喰らうイビルジョー」がベースであるとも(氷属性の通り易さ的な意味で)。
第2弾では男女で武器種も異なり、女性用では「竜鱗の剣VI」が貸出。男性用はあの「鬼神刀」が貸し出される。
討伐するとその場で燃え尽きるように消滅する。ちなみに20秒帰還。クエスト中は完全に何も手に入らない(現場がヴァルサブロス版の決戦場であることも含めて)。
なお歌玉や狩人祭の魂は手に入らず、狩人珠のポイントだけはきちんと手に入るものの自身に対する色のみ(獣竜種に対応する色は獲得不可)。
2018年2月のアップデート実施週が配信期間の最終週でもあるが、こちらで追加されたCP報酬もない。
クエスト検索ではイビルジョーでしっかり該当することも考慮すると、内部的にはイビルジョーの撃退クエスト扱いである(メッセージは表示されないが一定ダメージを与えると撤退する演出として消滅するムービーが流れる形)可能性がある。

報酬はパートニャー防具の生産素材となる「T260G生産券」と、討伐時に消滅したはずがちょこっと残っていたと思しき「なぞの骨」。
また、クリア回数で称号ももらえる。戦士(1回)→将軍(5回)→皇帝(10回)の3段階。
第2弾ではパートニャー防具の生産素材は「ロビンネコ生産券」となっており、また称号も別セットとなっている模様。また、壁紙も用意されている。
+ 第2弾の称号について
第2弾の称号について

第2弾の1回クリア称号は「フレイムタイラント撃破!」といたって普通だが、10回クリアが「やはり狂人であったか」となっている。
これはミンストレルソングでの戦闘開始時のセリフ「やはり狂人であったか。降りかかる火の粉は払わねばなるまい。」から来ている。
なおその前の「人間か。人間がトマエ火山の中心部までやってくるとは、よほどの勇者か狂人だな。勇者なら、それ相応のもてなしをせねばなるまい。」からつながるセリフである。

G級に上がっていれば極ノ型でジャストガードからカウンター(不動併用)が楽。
武器種が太刀となる第2弾男性用もいなしからのカウンターを狙うのが楽か。
まあ第2弾は最終強化で貸し出されるので第1弾当時より所要時間が短くなると思われ。

余談だが、第1弾女性用クエストの依頼文がある意味物騒である。具体的には貸し出される武器「アイスソードIII」の入手経路が。
「ねんがんの アイスソードを てにいれたぞ!」
殺してでも うばいとる
「な なにをする きさまらー!」*1
というやり取りが浮かぶ人もいることだろう(なお無抵抗で殺されるシーンを思い浮かべる人もまたSFC世代である*2が、この選択肢の場面もPVに登場する)。
ちなみにMHF側PVにもアイスソード強奪シーンは登場する防具の装飾模様のせいでガラハド役がギネルに見える
第2弾の依頼人「アセルス」はサガフロンティアの主人公の1人。
+ ついでなので彼女についてもさらっと
ついでなので彼女についてもさらっと

サガフロンティアの味方キャラは大別するとヒューマン(普通の人間)・妖魔・モンスター・メカの4種類があるが、彼女は半人半妖という独自の設定となっている。
ヒューマンはロマサガ2以降の閃きシステムで技を習得する(閃くのは剣と体術で、銃は戦闘終了後にランダムで習得。術・見切りも含めて合計8つ装備可能)のに対し、妖魔は妖魔武具でモンスターにとどめを刺すことでその武具に憑依させることで能力値の補正や技の装備(憑依させる部位とモンスターの組み合わせによって決まる)を行う(この他に術を4つまで装備可能)。
彼女の場合は妖魔武具も技と同様に装備し、妖魔武具を使用することでその戦闘中は妖魔化し妖魔としての特性を持つようになる(厳密には妖魔武具で攻撃した際に敵PTが全滅すると妖魔化することなく戦闘が終わる)。
MHFで言えば妖魔武具を使った直後に超越秘儀が自動発動し持続時間も無制限という感じ。

上記の4種族分類のついでで言うと、第1弾防具の1つであるアルカイザーは主人公のうちの1人であるレッドが変身した姿。
このレッドはアセルスほど複雑なシステムではなく、基本ヒューマンだが一定の条件を満たすと変身可能という形である(変身前後で閃く可能性のある技が異なる、などの変化点はある)。

刀の声

こちらはコラボガチャで入手できる武器「古刀」の最終強化素材が入手できるクエスト。
内容としては「古刀+7」を装備してG級ハルドメルグを討伐するという物。
通常NPCは同行不可の上、条件が条件なので募集も難しい。火力不足で長引くと拠点破壊で失敗の恐れもある。
苦戦するようなら猟団部屋や同行券を使ってレジェンドラスタを連れて行くといいだろう。

依頼主の「グレイ」はロマサガ1(リメイク含む)の登場人物。第2弾で防具としても登場。
武器の説明には何かと物騒なセリフが登場するが、これもミンストレルソングの再現らしい。

コラボ装備

パートニャー防具以外は例によってコラボガチャでの入手となるが、今回のくじ用アイテムは「サガコラボくじ券」「サガIIくじ券」とひねりが一切ない。
防具生産券も「サガ生産券」「サガII生産券」だがこれはいつもと同じ。券は同じ弾の2セットで共通、生産/F/FZ/HS/GS/GP/ZPの各段階で2枚ずつ(全シリーズ全10部位で各280枚)。

アデル/クローディアシリーズ

パートニャー防具素材クエでも登場した防具。
男性用のアデルはImperial SaGaの主人公、女性用のクローディアはロマサガ1の登場人物だがデザインはミンストレルソングの物の模様。

アルカイザー/ロックブーケシリーズ

もう1つのコラボ防具。ロックブーケはロマサガ2に登場する七英雄のうちの1人、アルカイザーはサガフロンティアに登場するヒーロー。
ロックブーケの胴には死霊が浮かび上がるギミックが存在する。
ちなみにPVではアルカイザーだけ紹介がされていない。アデルたち3人がフレイムタイラントにボコられてピンチの状況に乱入してくるのだが、すでに変身済の状態である。
アルカイザーシリーズを使用していると周囲に戦闘可能な状態の味方がいないときにしか超越秘儀を使えなくなるということはないので安心しよう。*3

レフトハンドソード

ロマサガ1に登場する片手剣。原作では左利きのキャラが装備すると強力という設定があるらしいが、そういえば(ナンバリングを含めて)ハンターは片手剣・ランス・ガンランスは武器を左手に持っている。ただし右手にマルダーの盾を持っていたりはしない(マルダーの盾自体は攻略本で描かれたイラストではかなり大きく、片手剣のハンターが持つ盾としてはそぐわないランス・ガンランス向けレベルでありウコムの鉾が登場していたらそれ用の盾として出てきたかも)。
リーチ長、光属性、GR200~の辿異武器では閃転強化が付く。
確率10%を厳しい試練と言えるかは微妙w(フル強化の2%一発 or 8.30%×6回ならともかく)

アイスソード

ロマサガ1にも登場する、氷属性の大剣(ロマサガ1では両手剣)。辿異武器での氷界創生強化も順当と言えば順当。
原作では上記の強奪シーンでも有名。

グリムリーパー

ロマサガ2に登場した弓。闇属性貫通弓となっている。
辿異武器で耳栓強化というのはどこから来たのだろうか……

古刀

ミンストレルソングに登場した刀(ロマサガ1には刀という武器系統自体ない)。ミンストレルソングでは武器を使い続けると徐々に性能が落ちていくシステムが搭載されているのだが、原作でのこの武器はそれと強化を繰り返すことによってイベントが進行していく。
MHFでは使い続けても(クエスト中の斬れ味消費によるもの以外では)性能は落ちず、強化については鉱石を大量に食う独特のレシピとなっており、先述の「刀の声」で入手した素材で最終強化すると「鬼神刀」となる。
鬼神刀の説明に「奥義:乱れ雪月花」と書かれているが、これは飾りでもなんでもなく気刃斬りの各段にそれぞれのエフェクトが追加されるという豪華仕様。また、辿異スキルとしてスキル枠拡張もある。
なお初段の「雪」は文字通りの氷属性っぽいエフェクトが出るが、武器自体の属性はあくまでも光である。

グレイ/ウルピナシリーズ

第2弾のコラボクエスト貸出防具。
グレイは第1弾の古刀クエにも登場した人。
ウルピナは2016年発売の「サガ スカーレットグレイス」の主人公。
あちらのMHFコラボではエリスシリーズを着込んでいる。

ノエル/ビューネイシリーズ

第2弾のもう1つの防具。
ノエルはロマサガ2に登場する七英雄のうちの1人。前回のコラボ装備のロックブーケの兄。
展開によって剣を抜かずに素手で戦う場合と、剣を抜いて本気で戦う場合があるが、
実は素手のほうが強いというよく知られたネタがある。
それを反映してか、本コラボにおいても剣は抜かない(ただのデザイン)。
しかしながらコラボ壁紙では剣を抜いた本気モードを披露している。
あとロックブーケを倒した後に話しかけると戦闘突入前のセリフが妹の仇という形になるためか、PVでは彼女が倒れた後こちらに向かって猛ダッシュしてくる。誰だ振り逃げで闇討ちした奴は

ビューネイはロマサガ3に登場する四魔貴族のうちの1人。
ラスボス直前で戦うことができる本体の方がデザイン元で、見た目は着物をやや着崩した感じ。
はだけた肩が特徴の胴に3体の魔物のエフェクトあり。
腰がデザインとしては設定されておらず、辿異スキルで強化できる閃転絡みや、外装変更で表示なしにするといった形でのエロ方面の用法も!?
「魔龍公」という二つ名を意識してか、PVではルコディオラを使役するシーンも。

竜鱗の剣

第2弾コラボクエスト(女性用のみ)の貸出武器。作品によっては片手剣となっているが、MHFでは大剣。無属性。
ロマサガ3では名前の通り、竜鱗を素材にして生産する。

アウナスの大鎌

ロマサガ3の四魔貴族の1人「魔炎長アウナス」が持っていた鎌。
二つ名からも火属性は予想が付くが、実際は龍属性も兼ね備えた炎属性。

ゴールデンバット

文字通り黄金バット。ハンマーなので理不尽は発生しない。
本当にサガシリーズが出展なのか疑うかもしれないが、ロマサガ3やスカーレットグレイスに実在する武器である。
PVでの使用ハンターの装備から察するに後者と思われる。
ちなみにどちらでも固有技が存在しており、前者は振り逃げ(反撃無効+透明化)とマイダスハンド(敵を黄金化)、後者はスイングアーティスト。
DDONとのコラボなら前者、それも「マイダスハンド」の再現を期待できるのだが
生産時点では斬れ味が全部黄色(橙?)w 素材はガルバダオラなのか!?
最終強化でも空ゲージはごく短い(というか匠がないと最終強化しても全部黄色(橙?))が会心率は100%(Vでも80%)。
ぶっ飛び会心率+閃転強化もあるので閃転ない使い手は地雷ってことで。

竜槍ゲイボルグ

龍属性+防御力UP付きのランス。
ロマサガ2においては、最強技である「下り飛竜」を使える槍。
余談だがシリーズに元からある竜騎槍ゲイボルグ、Fateコラボのゲイ・ボルク(2種)に続く4本目のゲイボルグ。

パートニャー防具

第1弾はT260Gシリーズ、第2弾はロビンネコシリーズ。
前者はサガフロンティアに登場するメカ。
後者はロマサガ3に登場する怪傑だが、PVでは本物が登場しているものの実際にパートニャーに装備させるとランダムで登場する偽者にしか見えないw
防御力の数値は後者の方が若干高く、前者は雷耐性が+4となっている(他の属性と第2弾の全属性は+2)。

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最終更新:2018年05月08日 13:42

*1 この時にPTが主人公のみだと「な なにをする きさま!」と単数形になる。芸が細かい。

*2 ミンストレルソングでは戦闘に突入する。また、選択肢も若干穏当な物に変わっている。

*3 いわゆるお約束的なものとして「一般人に変身しているところを見られてはならない」という制約のある作品があり、サガフロンティアでもレッドが変身できる条件として「メカ以外の仲間が周囲の状況を認識できない状態異常になっている必要がある」という物があるが、それ以外でもイベントの状況により変身不可能だったり、変身した状態で進行するイベントがある。