覇種

HR6(旧SR300)から受注可能なモンスター。
HR(旧SR)コンテンツにおける最高難易度のモンスターとして定義されている。
キャンペーン等の絡みもあって、フォワード.5中は全種類常時配信されていたが、
覇種連続迎撃戦終了後のMHF-Gからは、他のクエストと同様、週替わりでの配信となり、
その後MHF-GGにて「覇種クエスト」という枠が正式に追加され、
G10のリファインによって全て★6ハンターズクエストに移籍し常設されている。

実装されている覇種は全6体。詳しくは後述及び該当モンスのページを参照してほしい。
覇種オディバトラス以外、視覚的になんらかの変化が存在する。
果ては覇種のみが実装されている新モンスターまで居る始末である。

覇種モンスターはいずれもHC・剛種の方向性を極限まで突き詰めており、
HR帯の装備で「ハメ」はかなり難しい(一部モンスターは確定行動のみで撃退まで追い詰める事も理論上は可能)。
幸いなことに、G級昇級までに挑む3頭は剛種の延長線上の強さにまで弱体化しているため、
ガッツリやり込まないとG級に行けないというほどではなくなっているが、
勝てない場合は元気のみなもとを使うか、装備を見直してみるとよい。

覇種クエストは「撃退」と名の付くものと付かないものでカテゴリー分けされており、
G級昇級に必要なキー・緊急クエストは全て撃退となっている。
撃退の方は制限時間50分、体力50%まで削ればクリアとなっており、通常のクエスト群とさほど条件面での差異はない。
討伐の方はHRでは「チャレンジ要素」という趣が極めて強く、
制限時間は40分で、20分超過時点で討伐できていない場合は体力50%まで削った時点で強制的に撃退となる仕様があり、
更に討伐に成功したとしても、元気のみなもとを使っていると報酬にペナルティが発生する。
現在、単に素材集めをするだけなら(一部例外はあるが)撃退の方で全く問題ないため、
G級昇級後に余裕ができたら討伐に挑戦してみるのが良いだろう。
特に覇種UNKNOWN覇種パリアプリアはG級で強化バージョンと戦う機会があり、その練習にもなる。

クエスト一覧

クエスト名は4文字で統一されている。

クエスト名 ターゲット 備考
【撃退】剛砲不沈 覇種オディバトラス HR6昇格の緊急クエスト
剛砲不沈
【撃退】至禍凶刻 覇種UNKNOWN HR6キークエスト
至禍凶刻
【撃退】輝輝臨臨 アルガノス&ゴルガノス HR6キークエスト
輝輝臨臨
【撃退】狂喰無尽 覇種パリアプリア この3頭は弱体化調整がされていないため、
HR6最高峰装備を用いた人間4名PTが前提の難度となっている。
詳しくは後述。
狂喰無尽
【撃退】天震雷轟 覇種ドラギュロス
天震雷轟
【撃退】豪炎灼華 覇種テオ・テスカトル
豪炎灼華

クエストの仕様

基本的には「ハードコアモードの剛種クエスト」に準拠しているため、
天嵐・覇種防具の剛種系統武器強化効果、HC武器の強化効果、HC防具の体力回復効果、狩護防具のダメージ軽減・防御力UP効果が反映される。
また、いわゆる「強制ハードコアモード」であり、ノーマルモードへの切り替えはできず、秘伝書未装備での受注ができない。
罠についてはそもそも無効の者も多いが効いても一瞬で効果が切れ、捕獲も無効となっている。閃光も同様。

報酬面では該当モンスターの素材+武器魂・天(ギルド優先依頼の対象外)+覇種のコモン素材ともいえる「鮮烈なる滾血」(撃退では基本報酬10%、討伐では確定+10%)、
そして覇種固有の素材である通称「覇種素材」が入手できる。
覇種素材は撃退クエでは2個確定+基本報酬38~40%(1枠2個)、討伐クエでは基本報酬約20%(1枠1個)で、討伐成功時に+2個、元気のみなもと未使用討伐で更に+1個確定枠が出現する。
また、覇種UNKNOWNのみ、討伐達成で「飛竜の赤眼」という別の覇種素材が入手できる。
そして覇種を「元気のみなもと」を消費せずに討伐する(連続ログインブースト、狩人応援コースのみなもと効果は含まれない)と
「○覇」(○の中にはその覇種モンスターの特徴を表す1文字の漢字が入る)、10回討伐で「○○の覇者」(○の中にはその覇種モンスターの特徴を表す漢字2文字)、
6種の覇種モンスターを全て討伐すると「制覇」の称号が獲得できる。

特異個体が存在する5頭については各種耐性が特異個体ベースとなっており、体力や防御率の補正も特異個体に準拠している。
ただし、以下の覇種については独自の設定が存在している。

モンスター 特殊仕様
覇種パリアプリア 怯むごとに該当する部位の怯み値が累積上昇していく。
G級の基本仕様だが前倒しして実装されたと思われる。
アルガノス&ゴルガノス
覇種テオ・テスカトル
覇種ドラギュロス 怯むごとに該当する部位の怯み値が累積上昇していく。
また、被ダメージ計算に使われる耐性値が表示数値の1/2で計算される。
これもG級の基本仕様となっている。

ちなみに厳密には覇種というシステムになっており、モンスター毎に設定が出来る。
そして覇種システムが適用されたモンスターには捕獲は不可能となり、かつ討伐時に確定で討伐報酬が出る(設定されている場合のみ)。
そして同システムが適用されたモンスターが登場するクエストでは天嵐以降の剛種系統防具の特殊効果が発動すると言う仕組みである。
そのため、G級で登場するUNKNOWN(覇種ベース)と渇喰パリアプリア(こちらも覇種ベース)は、
討伐すれば覇種素材を入手できるようになっていたりする。

作成できる装備

前述した「覇種素材」を使うことで、天嵐武器天嵐防具覇種武器覇種防具へと強化できる。
また、アルガノスとゴルガノスはそもそも覇種にしかいないモンスターなので、
彼らの装備も覇種アルガノス・ゴルガノス攻略によって生産可能となる。
覇種武具の詳しい説明及び位置づけについては上記リンクを参照いただきたい。

ちなみに飛竜の赤眼はUNKNOWN固有の武具の覇種強化にのみ使う。
が、防具はともかく武器は覇種強化しても性能の伸びは少なく、そもそもその段階に至るまでにはUNKNOWN(覇種に限らない)の討伐が必須であるため、あまり気にしなくてもよい。

クエストの難度について

前述の通り、G級の昇級に関わる【撃退】剛砲不沈、【撃退】至禍凶刻、【撃退】輝輝臨臨の3クエストは、
剛種の延長線上の強さでしかないためHR5帯装備のソロでも十分クリア可能となっている。
討伐についてはかなり難度が高いものの、それでも現実的に不可能なラインではない(そもそもやる必要はないが)。

が、残り3頭については、G9.1で大幅に弱体化される前の剛種の強さを遥かに超えるというコンセプトがあり、
その後特に調整されている形跡もないため、特に攻撃力が尋常ではないほど高くなっている。
技によっては防御2000近くのGX防具ですら即死級ダメージを受けるものがあるほどで、当然HRの装備では耐えられるものではない。
耐久力についても、その3頭は極征クエストLv.1000の水域になっており、20分で体力を削り切るのは至難の技である。
HR時代には完全ソロでの討伐達成者が"プロハンの中のプロハン"と呼ばれていた事からもこれは明らかである。

流石にG級装備を持ってすれば、警戒すべきはその一発の威力ぐらいになるためクリアは難しくなくなるが、
それでもあえて討伐する必要性はそこまで強くない。
ましてやG級昇格前の覇種パリア、覇種ドラ、覇種テオの討伐は「チャレンジ要素」と考えてよいだろう。

余談など

ちなみに覇種は「G級で使う予定だったネタを使ってしまった」モンスターである。
軽く歴史に触れてしまうが、MHF-Gのリリース計画においては覇種モンスターは元々存在していなかった。
つまり強さ的には剛種(HC剛種)→G級 となる予定だった。
しかしながら、内部事情でG級の存在を明らかにできない時期(フォワード.4前半)にもう既に、
HCや新モンスで間を持たせるのは限界という状態に来ていたようである。(実際、ゲーム内でもそのような風潮はあった)
その為、本来フォワード.5はオディバトラス剛種のみで乗り切る予定だったが、当時のプロデューサーだったギウラスこと杉浦氏がUNKNOWNの投入と同時に
急遽「覇種」というカテゴリの実装を決めたという経緯がある。
(それに対し、開発チームの木本ディレクターは「はあ?」という反応をしたことが、後にインタビューで明らかになっている
 要はそれほどまでに急な決定だったということだろう)
フォワード.4中盤の運営レポートにて「フォワード.5にて、剛種より上のランクを実装する」と告知されており、
その時点で覇種の実装は匂わされていた。
また、同時期にギルド優先依頼による秘伝絶対主義という問題が発生しており、覇種は単なる高難度モンスではなく
秘伝防具に匹敵する高性能武具を作れるというという位置付けになったためか
最終的にフォワード.5で正式実装された計6種(アルゴルを分けると7種)の実装となった。
この覇種モンスター達はいずれもG級開発のリソースを振り分けて作られたため、G級の開発が3ヶ月も遅れる結果となってしまう(感謝祭にて明言)。
そして覇種が好評を博したことで、ただでさえ遅れているG級のクオリティを更に上げないといけないという話になり、
その結果がMHF-G1の壊滅的なバランス調整具合であった。

なおG級モンスター自体は覇種実装以前に骨格は出来上がっていたようだが、
覇種の好評からG級新モンスのクオリティを上げざるを得なかったという発言もあるため、
オディ以外の覇種は本来G級新モンス達の上に位置する存在としてネタを温められていたのかもしれない。
ちなみに覇種を踏まえたG級新モンスのクオリティアップ、という部分では、
ヒュジキキのオーラ纏いやアノルの龍エネルギー放出などの視覚面(どちらも初期のPVでは見られない)、
ディスフィロアの大突進、滞空ブレスなどの行動面(どちらも、覇種テオ・テスカトルの行動に近似している)などから、
それが伺えるものとなっている。

また、G級序盤のモンスターは覇種より弱く、その素材を用いたG級武器も覇種武器と比べると、かなり強化しないと超えない物が多いが、
そうなった理由は、「苦労して作った覇種武具がG級で即産廃になるのを避けるため」ということらしい。
だがこれがG1にて別の問題を引き起こすことになった。

ちなみに上でも触れたが覇種の特徴として、「攻撃倍率が極端に高い」というものがある。
これはHC変種や剛種をも超えるレベルであり、この攻撃力の高さのせいでHR帯の装備では防御力がほとんど意味を持たなかった。
当時のメイン装備の防御力700台では一撃で蒸発する攻撃が多いどころか、
その上のランクのG級の最高峰防具を持ってしても(GX防具、GP防具等でガッチガチに防御力を高めても)、
覇種の大技を喰らえばHPMAXを維持しないと危ないというほどである。
その結果「防御力は無視した最大火力構成の防具を使い、根性スキルで耐えて反撃」もしくは
「同じく最大火力構成で、元気のみなもとや狩人応援コース(旧・フォワード応援コース)に頼る」という流れが生まれてしまった。
G級モンスは攻撃力は控えめにされている代わりにハンターの防御力に難易度毎減算がかかっているが、
これにはモンハン本来の「防御力も重要な要素の1つである」という事を復活させつつ、「防御力さえ上げれば大ダメージを防げる」ことと、
「低防御装備+みなもとではダメージを殆ど防げないが、高防御+みなもとなら大幅にダメージを抑えることができる」
という狙いもあるものと思われる。

なお、運営的にはフォワード.5時点でMHF-G2(現在のG3)ぐらいに覇種の追加を予定していたようだが、
特にG級革新が進んだ後に表面化した覇種の問題等もあり、頓挫した模様。
○種という名を持つモンスター群はそのMHF-G3で「烈種」が登場しているが、覇種とはコンセプトが大きく異なる。
さらにMHF-G7では「始種」が登場しただが、こちらもコンセプトは従来のものとは違う。
ちなみにヤマツカミの覇種が登場するという噂が発生し、後にそれらしきフォルムのモンスターとしてヤマクライが登場するという出来事もあった。
ただいずれにしても、〇種=通常モンスターとは異なるコンセプトに基づいたクエストランク、という流れは、
この覇種でほぼ完成に至ったと考えてよい。

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