辿異種ヒプノック

最初期辿異種の1体として登場。
クチバシが異様な変化を遂げており、知らない人なら別モンスターと言っても疑われないほど。
また、何気に左右の目の色が違い、怒り状態ではUNKNOWNのように残光が走る。

強化された睡眠状態である「熟睡状態」を積極的に用いてハンターを殺しにかかる。
そして何を間違ったか、怒り時の威嚇で「超咆哮」のバインドボイスを使う。
辿異スキルでの強化が無い場合、これで昏倒してしまうので注意。

部位破壊は発達部位であるクチバシの他に、尻尾を壊せるようになっている(切断ではない)。

武器は発達した嘴と、シャボン玉をイメージしたような綺麗な水晶体をあしらったデザインが特徴的。
防具も強烈な性能だが、支援者向けにも光るスキル構成。支援強化、氷界創生強化といった辿異スキルを備えている。

他の辿異種と違って事前対策なしでも状態異常の対処がしやすく、打ち上げからのコンボもなければ一撃の火力もまだ低い方。
特殊な条件もないため全部位破壊達成もしやすい。
一方で状態異常の対処を怠ると危険度が跳ね上がる点や、通常個体とは比較にならない各強化モーションなど、超強化されている事に変わりはない。
純粋な難度としてはより低い(という言い方も語弊があるが)辿異種ティガレックスが居るが、
こっちはこっちで「辿異種がどういうものかしっかり教えてくれる」入門モンスターと言えるだろう。
なお純粋なソロや、ホルクの居ない環境下では文字通り凶悪な辿異種となる
狩煉道ではフルフル並みのポイントが得られるが、安易に挑んで悪夢を見た人も多いのではないだろうか。

ちなみにティガレックス登場までは一番挑みやすい辿異種とも言われており、
このポジション故か、初期の辿異武具に関わるイベントやZP派生での要求素材には、ヒプノックが頻繁に割り当てられている。

クエスト

以下のクエストで登場。
長く生き抜いた末に森丘にも足を運んだようだ。初期位置は飛竜の巣である5番。

受注GR クエスト名 フィールド 発達部位素材
GR200 極嘴を備えし眠鳥 樹海 眠鳥の極嘴
GR400 熟睡の誘い 森丘 眠鳥の極上嘴
GR600 悪夢の歌 森丘 眠鳥の極剛嘴
GR800 夢歌の嘴 樹海 眠鳥の極絶嘴

辿異版逆襲クエスト、つまり金策クエも本種が登場する。
★2、逃げ場のない竹林奥部のためのため完全ソロで挑むと地獄を見ることになるが、
G級逆襲クエストということでPT、NPC込みで挑んでも報酬は目減りしない。
腕試し目的でもなければPT(NPC込み)で行こう。

熟睡状態

攻撃力自体はGR800でもそこまで極端に高くはないのだが、睡眠ガスを喰らうと「熟睡状態」になってしまう。
熟睡状態はフォワード時代の睡眠同様、元気ドリンコが使えない眠り状態ではあるのだが、
誰かに起こされなければ何十秒と眠りこけ、ほぼ次の被弾が確定する。
加えてヒプノックがエリア移動でもしない限り、悪夢の歌を確実に使用され死へ直行する。

辿異防具や辿異カフの「耐睡眠強化+1」と睡眠無効を合わせることで普通の睡眠に抑えることができる。
睡眠ガス攻撃を食らっても元気ドリンコを飲んで回復する余裕が生まれる。

しかし、通常の睡眠状態と違い音爆弾で回復できない。
更に通常の睡眠とはアイコンも違う他、悪夢の歌は熟睡状態でないと反応しない等、別物として扱われている。
絶対防御スキルはこの熟睡ごと無効化してくれる。攻撃ダウンペナルティ以上に熟睡→悪夢の歌で即死するほうがよほど危険であり、
動きも明確でバリアー維持も容易な方なので、慣れてない、もしくは耐睡眠強化を得るまでは用意するのもアリ。

他の辿異種の特殊状態と違いNPCが反応できるため、シングルでもそこまでやりにくくはない。
特にホルクが対応してくれるのは大きく、人間PTで最悪全員が寝ても生還できるケースすらある。
ただし確実なものではないので、スキルで対策できるならすべきである。

スキル・アイテム

  • 元気ドリンコ&耐睡眠強化+1…あると熟睡状態の脅威を無力化する事ができる。
    睡眠にはなってしまうが、ドリンコで復帰はできるし被弾しても致命傷になることは少ない。
  • サポート重視(ホルク)…簡単な対策方法。ラスタ達が全員眠ってしまうという自体も往々にして起きうる。
    なお実装からしばらくはホルクは完全に突っ伏した状態のハンターに対し羽根を外す事も多かった。現在では割と正確に当ててくれる。
    冒頭でも書いたが、狩煉道にホルクは付いてこないのでこの対策は使えない。

ちなみに閃光玉は有効で、エリア移動時の墜落を狙うこともできるが、
閃光やられ中の攻撃がついばみ、パニック旋回走り、突進の3通りしかないため、反撃に繋げるのが極めて難しい。
瀕死時を除けば、エリア移動を素直にさせた方が速くなるケースも。

モーション

一応ベースはG級特異個体だが、尻尾回転を初めとした多くの従来モーションがオミットされており、ほぼ別物になっている。
さらに基本モーションである噛みつきやついばみ行動にも熟睡ガスがついており気が抜けない。
各行動で発生するシャボン玉は放置すると炸裂し熟睡状態を促すが、こちらから攻撃を加えることで割ることもできる。
通常角度の視界外まで一気に飛び上がって攻撃する技が複数あるので、事前動作を見分けられないと回避は難しい。
多くの攻撃後に明確な隙があるため、見極められると狩猟タイムが目に見えて短くなっていくだろう。

ガードはボディプレス以外すべて有効(通常ガード可能)だが、
ガード性能+2がないと睡眠ガスを受けられないので、ガードをメインにする場合は注意。
あと当たり前だが、悪夢の歌は(寝ているので)防げない。

  • ブレス、突進
変更点として、着弾したブレスがシャボン玉を形成する。
ブレスは1発で3箇所、突進は1発で1箇所のみ。またブレスは通常は1発、怒り時はファルノックのそれ同じ3WAYとなる。

  • 滑空、サイドキック
それぞれ通常、G級希少種と変わらないモーションで、Gレイアのサマソプレスのように着地に軽い地割れによる範囲強化がある。
どちらも回避でも対処可能だが、終点である=ブレーキが掛かって狭範囲に立て続けに判定が連続発生するため、
自分から突っ込んで回避するよう心がけたい。

  • 回転キック
HC繁殖期のそれと同じ。距離があると3連で行う。

  • 啄み
上述の通り睡眠ガス付き。G級イャンクックのそれと同じ対処を心がければ脅威ではない。

  • 嘴突き刺し
嘴で地面を突き地割れを起こす。地割れに当たると打ち上げ。
そして睡眠ガスを送り込み、周囲で小規模の噴出を起こしつつ抜き取る際に中範囲のガス放出を行う。
その後確定で硬直モーションをするため回避できれば攻撃チャンス。巧撃、雌伏スキルがあれば攻撃力を強化しつつ頭を殴れる。

嘴破壊でガス放出が不可能になる。
そのため地割れを回避できれば殴り続けることが可能。ガンナーなら最初から攻撃し続けられる。

  • ボディプレス
ターゲットに向けて高速ジャンプし、上からプレス攻撃を仕掛ける。
威力は低いがHITすると地面に埋められ落とし穴状態になり、拘束に成功すると追撃として3連キックを行う。
プレスによる拘束に失敗するとしょんぼりして隙になる。頭を狙うチャンスにもなる。
あまり遠いとプレスを避けるタイミングが変わるので気をつけたい。影を確認して回避すると確実。

なおキックに派生した場合、埋まって無いハンターでもキックのダメージは受ける。
リアクションの関係でヒット数は落ちるが、接近の際は注意。

おそらく地面に埋める判定が優先されているからか、この技のみガード不可となっている。
キック派生についてはガード可能。

  • 巨大シャボン玉
既存のモンスターで言えばガスラバズラの毒球炸裂。
こちらは炸裂した際に、分裂したシャボン玉が周りへ大量に配置される。
どれか割って安置を作ったりしないと広範囲で一気に弾けることになる。
使用後は隙をさらす。

  • ヒプダンス
特異個体のアレだが、威力は繁殖期準拠なのか激減している。
その代わり1、2回目のダンスの終わりにガス放出で眠らせてくる。

  • サマーソルトプレス
原種及び繁殖期のG級行動。もちろんこれも熟睡化。
一方回避タイミングは変わらず。モノにすれば頭を殴れるチャンスとなる。
★4では別の技に派生する場合がある(後述)。

  • 滑空啄み
ターゲットとの距離がかなり離れている場合に使用する。
飛行して回転するように滑空して1回転半ぐらいしたときにガスを発射して動きを封じた上で、
嘴を地面に突き刺して攻撃する。

  • ガス→滑空キック(★2~)
狙うハンターに軸合わせしながら跳ねるように足踏みをした後、飛び上がりながら真下へ熟睡ガスを噴射。
更にワンテンポ置いてからの滑空キックのコンボ。
動作自体はわかりやすいもののかなり出が早く、熟睡ガスが落ちる場所と重なっている場合はまずガスが避けづらい。
他の技と違い睡眠で動作を封じられた時点でキック命中がほぼ確定する為、
耐睡眠を付けている場合はこの攻撃が最もダメージ源になりやすい。いつでも2連続で回避できるようにしておこう。

ブレスを放った際にハンターが居た場所を狙うように突っ込むため、周りのハンターも巻き添えに注意。
タゲ対象がガスを食らえばほぼ吹き飛ばされることも鑑みると、キック終了後の隙を晒している間にすぐに救助できるように構えておきたいところ。

なおキックに関しては内部的に多段ヒットとなっており、
ダメージを食らう分には単に吹っ飛ぶだけだが、絶対防御態勢は無力で、
ガードについてもいなしやジャストガードで耐える場合は連発しないといけない。
ランスやガンランスであれば盾を構えるだけでガードでき、
反射があれば反射ダメージを大量に返すことができる。
近すぎると捲られる場合があるので、注意する事。

  • 悪夢の歌
同エリアに熟睡状態のハンターが居た場合、HC繁殖期と同じ1回振り向きを経て確定で使用。
グオーングオーンと音がなる歌を歌い、熟睡状態のハンターに悪夢を見せる。
悪夢を見せられているハンターは苦しみだし、力尽きるまで悪夢にうなされることになる。
寝ているため抵抗も不可能であり、ソロの場合ホルクのサポート重視による羽やNPCから起こしてもらうしか無い。

歌のモーション時間は全ランク共通だが、ランクが上がるに連れて悪夢によるスリップダメージが速くなる。
★1や★2であれば、体力がほぼ最大の状態から粉塵若しくはプーギーの回復薬グレート1回使用程度で生き残れるが、
★4になると、★1に比べほぼ倍の速度で体力が減るため、2~3回程使用されないと力尽きてしまう。

誰かが遠くで熟睡していて叩き起こすのが間に合わない場合は閃光玉で歌を中断させることもできる。
ただし閃光玉をくらうとかなり暴れるのでむやみに使わず、誰か寝ていないかは常に気を配って起こしてやろう。

なお熟睡状態のハンターが出た時点でこの技の使用フラグが立つらしく、
比較的早期にハンターを叩き起こした場合も、振り向きモーションがHC繁殖期と同じやつなら勢いのまま使ってしまう。
隙でしかないので存分に殴るとよい。

当たり前だがNPCハンターが熟睡しても無視してくるため使わず、
あくまで有人キャラと一緒に寝ている際に、歌の時間に対して反応するだけになる。
また有人キャラでもあくまで熟睡していることが条件なのか、
耐睡眠無効で睡眠状態にランクダウンしている場合は使用せず普通に攻めようとする。

  • サマーソルトコンボ(★4怒り時限定)
★4としての最大技。サマーソルトを行った後溜め動作からもう1度睡眠ガスを放出し、
その後状況問わず悪夢の歌に繋げる。★4の悪夢の歌までの感覚が短いと錯覚する原因となる攻撃。
流れるように繋げてくるためホルクの救助より前に歌が来てしまう他、
直前のガスに阻まれて他ハンターの迅速な救助も見込めない。
性質はサマーソルトと悪夢の歌を1つにしただけなので、各々の対処法が通用する。
なお、絶対に繋げる関係上この時のみNPCだけの熟睡状態にも反応して歌い続けるので場合によっては攻撃チャンスになることも。

予備動作的に範囲外に逃げるのは簡単だが、どうしてもと言うならサマーソルトにあえて被弾してふっ飛ばされると良い。
受け身は取らないこと。取ってしまうと溜めガスに当たって熟睡した所に悪夢の歌が炸裂して逆効果になる。

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最終更新:2018年11月24日 17:33