原宿探偵学園 スチールウッド
製品概要
タイトル |
原宿探偵学園 スチールウッド |
ジャンル |
女性向け恋愛AVG |
対応機種 |
PSP |
定価 |
5,800円(税込み6,090円) |
発売日 |
2010年4月22日 |
選評
「原宿探偵学園 スチールウッド」
推理小説好きの血に抗えず購入したこのゲーム、探偵学園とはなんぞやと思いつつゲーム起動。
卒業生からは国家探偵(…)も輩出するという名門学園なんだそうであります。
さぞや困難な課題が待っているだろうと期待しつつプレイすると
入学式早々担任教師が死体役となり捜査開始、期待は高まります。
気合を入れて捜査を始めると…正しい選択肢以外は「それを聞いても(調べても)意味ないよ」的メッセージが出る
かつてないほど画期的な親切設計。
総当りして変な答えを楽しむという推理ゲーの楽しみ(?)もなく
粛々と、推理ともいえないミニゲームのような課題をこなします。
これはバカゲーでなく乙女ゲーだと思い出させるように、月に一度ほどは
お目当ての人物を選んで一緒に下校等のイベントが用意されており
大人組を攻略していると年末頃突然、「オマエ真相ルートプレイするかい」的展開が来ます。
来た来たーと萎えかけた気力がよみがえりますが、満足に聞き込みをする選択肢もなく
パートナー以外の大人がいつのまにか真相を調べてくれ、いつのまにかEDです。
真実とは…云々のカッコいいモノローグを当初聞いた気がしますが一体何処へ?
真相はあるいい人キャラにかかわるのであいまいに終り…。
推理物のすっきり感はゼロでした
ちなみに意味深なサブタイトル、「スチールウッド」とは
偉大な探偵の名のようですが、まったく本筋に絡みません。
あるキャラのエピローグで唐突にその話が出てきますが、結局詳細はわからず。
こんな「原宿探偵学園 スチールウッド」を、謹んでクソゲーオブザイヤーに推薦します。
最終更新:2010年08月15日 22:22