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オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ!ドキドキLOVEレッスン - (2012/04/02 (月) 02:57:53) のソース

*オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ!ドキドキLOVEレッスン
制作:バンダイナムコゲームス
[[公式サイト>>http://b.bngi-channel.jp/orekin/]]
#amazon(B005PUFWK8,image)

*製品概要
| タイトル | オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ!ドキドキLOVEレッスン |
| ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
| 対応機種 | ニンテンドーDS|
| 定価 | 通常版4,800円(税込み5,040円) 、特典付6,048円(税込み6,350円)|
| 発売日 | 2011年11月23日 |

*選評
[[選評1>http://www21.atwiki.jp/girls_games/pages/85.html#id_41b3f1a4]] [[選評2>http://www21.atwiki.jp/girls_games/pages/85.html#id_028a61ea]]
***選評1
>DS「オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ! ドキドキLOVEレッスン」(バンダイナムコゲームス)
>主人公がプロの漫画家を目指してマンガの大賞を取る為に頑張る・・・というストーリーだったはず。
>ゲーム開始時には「胸キュンホラー編」「さわやかスポーツ編」「キラキラアイドル編」
>このいずれかを選んで話を進めていく事になる。
>主人公のサポートをしてくれるのが”ののちゃん”というプロの漫画家。
>ゲーム中では進行役といった感じ。
>
>この”ののちゃん”を含めボイス入りなのではあるのだが、何ボイスというのだろうかパートボイスにすらなっていない。
>例えば、
>台詞「~って大変じゃないの?」→ボイス「あわわわ」
>台詞がどんなに短くても決してしゃべらない。
>ボイスは「え~っ」「えーっと…」「なにぃ?」「にゃ~ん♪」「萌え~」「よお」
>どのキャラもそんな調子。その上DSソフトでも稀な再低音質ボイス。
>どこのAMラジオだよと。
>
>セーブは2プレイヤー分のみ。1プレイヤー分は3つまで。
>スキップはオートスキップだけで、既読・未読判定無し。
>但しゲーム内の1日の終わりに「セーブしますか?」画面が強制なので、スキップも一時停止が毎度毎度。
>律儀にもこのゲームは約3か月分の日数を一日も飛ばすことなく過ごさねばならない。
>何も無くてもセーブ画面を最低90回以上、1周で繰り返す事になる。
>記憶が怪しいので公式サイトで確認したところ、9~1月までとなっているので
>もしかしたら120回繰り返していたのかもしれないが・・・。
>
>ゲームの進行のメインとなるのが主にマップ移動。
>移動先は学校内と街中で数えれば約10ヵ所くらい用意されているのだが、実際に移動できる場所は三点リーダのふきだしが
>ある箇所のみ。
>他の場所へ行こうと思っても「ブブッ!」というハズレ効果音で移動不可。
>
>しかしこのマップすら表示されない日数の方が明らかに多い。
>基本の流れは以下のとおりになる。
>朝起きる→勝手に学校へ行く→「今日は早く帰りましょう」と勝手に主人公が決める→勝手に家に帰る→「こんな時間に
>なってしまいました」
>と勝手につぶやき寝る→セーブしますか?はい・いいえ。
>ただただそれを見続け、セーブしますか?画面を待つだけしか出来ない。
>攻略キャラはおろか、ののちゃんすら登場せず上画面は自室・校舎・教室のみ。
>
>学校へ行く日はまだいい。日曜日は自室しか登場しない。
>朝起きる→「今日は一日漫画を書きましょう」と勝手に主人公がつぶやく→自室が夕焼けに染まる→「とても充実した
>一日を過ごしました」
>と勝手につぶやき寝る→セーブしますか?はい・いいえ。
>何も無さ過ぎるのにも程度というもんがあるんじゃないか?
>そう感じた頃はまだクリスマスにも到達していなかった記憶がある。
>
>気付けばマップ画面が出るだけで”今日は移動が出来る!”と開放感を味わうようになっていた・・・。
>
>この一連のルーティンワークがあまりにも多過ぎて他の事があまり記憶に残っていない。
>記憶に残っているその他の事は箇条書きにしたいと思う。
>・好感度・親密度の確認機能は無し。表示機能も無し。中盤頃と思われる時期にののちゃんが「○○くんの~のお話がいいみたいだね」と言うので、その”○○くん”の好感度が高いのかな?と分かる。
>・ドキドキのタッチペンイベントは数えるほどしかない(一周で片手分以下)。判定がぬるすぎ(キャライラストの額をタッチ→「やわらかい唇」とチェックされる)。
>・主人公の口調がです・ます調+「~なのですね」「~なのでした」など違和感がある。
>・漢字に振り仮名がもれなくついているのだが、「女王」のふりがなが「じょうおう」。
>・EDまで辿り着けたキャラがいると、投稿作品として本棚に「○○ホラー編」という本が追加されていくのだか(注:「胸キュンホラー編」一周しかしてないので)その本の内容はマンガではなく、DS画面3つ分の”あらすじ”のみ。
>・EDは特にハッピーな感じは無く、かといって悲恋では無く、BADでもない。これがエンディングなんだろうなあ・・・といった感じ。
>・攻略キャラに変な作家がいて、初っ端から「あなたには何か取り憑いている」ような事を言われて自分の家に来れば祓ってやると強制的に呼ばれる。
>・イベントCGは存在しない。
>・漫画に関連するイベントやミニゲーム、事象や用語も登場しない。
>本スレもないほどにプレイヤーが少ないようなので、DS・3DSをお持ちならば是非一度プレイしてもらいたい。
>首凝り・肩凝り・眠気にご注意を。

***選評2
>漫画が原作のゲームで記憶に新しいのは『ラブルート』だが、今回は正統派少女漫画からの刺客である。
>『オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ!ドキドキLOVEレッスン(以下オレキン)』
>この作品は少女漫画雑誌「ちゃお」で連載されている『オレ様キングダム』を原作としたゲームであり、絵や漫画を
>描くのが趣味の主人公が、原作の主人公で漫画家でもある野々原のの(以下ののちゃん)に
>誘われて漫画コンテストに応募する作品を描くことを決意し、そのネタ作り兼取材と称した交流を学校一有名人である
>イケメン3人組に持ちかけ、関係を深めていくというものである。
>
>このゲームの特筆すべきは、プレイヤーに選択権がほとんどないという点だ。
>そもそも乙女ゲームというのは、色々と選択肢を与えて、主人公=プレイヤーの行動を決めていくものなのだが、
>それがない。
>例えば序盤で学校で知り合う前に街で攻略キャラ達と1人ずつ出会うイベントがあるのだが、その時主人公が「どこに
>いこうかな?」と考えだす。そこで選択肢が出るかと思いきや、「××に行こう!!」と勝手に決断して行ってしまう。
>その後も出てきた攻略キャラとぶつかって少し会話して終わるという全く同じイベントが4回続くだけ。
>学校でも同様に、月の大半は主人公が勝手に帰宅してしまうためイベントが発生しない。
>約2週間ひたすら学校と自宅の往復で終わった月もある。
>ゲームの本来の目的である漫画も話を進めるうちに主人公が勝手に完成させていくので、完全にノータッチである。
>
>まずシステムについて。
>オートモードはあるがスキップモードはなく、話を飛ばしたい場合はひたすらAボタン連打か、タッチペンで
>画面を連打するしかない。
>また、このオートモードも家から学校などに場所が切り替わると強制的に解除されるため、その度に設定し直さなければ
>ならない。
>クイックセーブやクイックロード、バックログといった便利機能も当然のごとくない。
>プレイヤーデータは2つ分作成することができる。
>この2つは完全に独立しており、1プレイヤー分コンプリートしたとしても、もう片方に反映されることはない。
>セーブは1プレイヤー3つまでとなっている。
>それを行えるのは就寝後のみ。1日が終わるごとにセーブ画面が強制的に表示される。
>9~1月の期間1日も飛ばすことなく話が進んでいき、かつ月のほとんどが1~3分程で終わるものばかりであり、100回以上
>否が応にもセーブ画面と対面しなければならない。
>何の修行なのだろうかと思えてくる。
>ゲーム画面から前にセーブした場所へ戻りたい時もロード画面へ直接飛ぶ方法はなく、一度タイトル画面付近に戻らなければ
>ならず、とても手間である。
>
>次にゲームの流れを説明する。
>まず描きたい漫画のテーマを3つの中から選ぶところから始まる。
>メイン攻略人数は4人で、1つのテーマにつきキャラクターに1つずつストーリーがある。
>つまり1人につき3つずつテーマに沿ったストーリーがあることになる。
>期間は9~1月。その間にキャラクターと交流し、漫画を描いていく。
>1日ずつ進んでいくので、ペースとしては比較的ゆっくりとしている。
>1日の流れとしては
>起床→登校→下校→キャラクターを選びイベント→帰宅→漫画を描く→就寝→セーブ
>となる。
>また登校してから下校まで
>朝:「今日も頑張って勉強しましょう!」→ 暗転 → 夕方:「今日も沢山勉強しました!」
>とものの数秒で終わることがほとんどであり、下校後のイベント以外で攻略キャラと絡むことはないので学校に行く意味が
>あまりない。
>中間・期末とテスト期間が設けられていたりもするが、攻略キャラと一緒にテスト勉強なんてイベントはもちろんない。
>だがなぜかののちゃんと一緒に勉強するイベントは存在する。
>創立祭といういわゆる文化祭もあるが、これも華麗にスルーされていた。
>ドキドキの展開を期待したプレイヤーはさぞ困惑したことだろう。
>終盤に主要キャラ全員で遊園地に遊びに行ったりもするが、こちらも
>「楽しく遊ぼう!」→ 暗転して夕方 →「とっても楽しい1日でした!」
>と数行文章が流れただけで終わってしまう。
>ルートが確定していない段階では仕方ないのかもしれないが、終盤の個別ルートに入った後でも主人公の単独行動は
>変わることはなかった。
>
>メインとなるキャラクターイベントだが、街の全体マップから三点リーダのふきだしが出ている部分にタッチすると、
>そこにいるキャラクターが(複数いる場合は複数)表示され、目当てのキャラをタッチするとイベントが発生する。
>イベントは1日1回。
>しかし三点リーダが表示されたとしても目当てのキャラが必ずしもいるわけではなく、かと言ってマップ選択は強制の
>ためそれをこなさない限り次に進むことができず、その場合は他のキャラのイベントを見ることになる。
>発生した各イベントで出た選択肢を選ぶことによって好感度が大中小の度合いであがっていく。
>またイベントは日にちや週で決まっているらしく、知らない内に出かける約束をしていたり、他のキャラと何度も訪れて
>いるはずの場所に初めて来たと言い出したり、日曜日なのに普通に登校していたりと所々矛盾が生じている。
>基本的に目当てのキャラが出ていたら一途に選んで一番好感度の高い選択肢を選び、他のキャラのイベントで好感度の
>低いものを選ぶといった調整すれば他のルートへ行くことはない。
>内容によってはそのストーリーのネタバレが軽くあったりするので、それを好まない人にはショックが大きいことだろう。
>
>この作品には櫻井孝宏氏、成瀬誠氏、羽多野渉氏、細谷佳正氏といった豪華声優陣が声をあてている。
>ののちゃんを含めた主要キャラにはボイスが付いていて、これをそのままの意味で受け取ればすごいと思うだろう。
>だが油断してはならない。
>この作品、キャラクターがちゃんと喋らないのである。
>
>以下一部のセリフとボイス抜粋
>「ああ、なるほどね。そういことか。」→「そっか」
>「さ、教室行こうか。」→「さてと」
>「何、ボーッとあるいているの?」→「あれ?」
>「わかった。それじゃあ。」→「じゃ」
>
>というように、文章は表示されているのにボイスは一瞬なのだ。
>世に出ている乙女ゲームには一部の台詞しかしゃべってくれないパートボイスというものが存在するが、これはそれの
>遥か上をいくものだった。
>どんなに短い台詞でもちゃんと喋ってはくれない、ポイントボイス。
>またそのボイスもあったりなかったりで、どのような基準で入れたのか謎である。
>ちゃんとした台詞で喋ってくれるのはエピローグの本当に最後の方でひとつと、ルートクリアしたおまけモードでひとつ。
>「声優の無駄遣い」という言葉がこれほど似合うものはそうないだろう。
>
>次にミニゲームについて。
>本編で遊べるミニゲームはドキドキタッチイベントだけで、キャラクターの体や顔にペンでタッチして反応を楽しむもの。
>だが1ゲームにタッチできる回数が1回か2回しかないため、ドキドキする前にあっという間に終わってしまう。
>額にタッチしてなでたくなるアゴとでたり、目にタッチして頭の帽子とでたり、判定も曖昧で正直微妙な出来である。
>他のミニゲームは各テーマをクリアすればおまけで遊べるもので、本編とあまり関係はない。
>ペン入れやトーン貼りといった、漫画特有のミニゲームは全く存在しない。
>
>最後に隠しキャラについて。
>本作にはメインキャラをクリアすれば原作者である八神千歳氏が手掛けた他の作品のキャラが出てくる。
>公式サイトで言われているように、イベントも存在する。
>けれども恋愛できるのは声がついている3人のみで、他は単なるにぎやかしでしかないと思われる。
>この辺はフルコンプしたわけではないからわからないが、八神千歳氏本人が自身のブログで「赤鬼(一覧に載っている1人)
>とは恋愛できない」と言っているのでおそらくそうだろう。
>自分がこれをプレイする前はてっきり一覧にあるキャラ全員と恋愛できるものだと思っていた。
>そう思っている人が多いのではないだろうか。
>もし、オレキンや他の作品でゲームに出てくると言われている一覧に好きなキャラが載っていて、恋愛できると楽しみに
>して買った人がいたのなら、残念でしたとしか言いようがない。
>
>このゲームは全てが中途半端だという言葉が合っていると思う。
>漫画も主人公が勝手に完成させてしまうし、プレイヤーの仕事といえば最後にそれのタイトルを考えること。
>だがどんなに適当なタイトルにしても結果が変わることはない。
>恋愛もお互い告白しあうわけでもなく、「これからも仲良くしよう」といった会話のみで気持ちが通じ合っているのかよく
>わからないまま終わる。
>豪華声優と謳っているがあの短さであったなら潔くなかったほうがよかったとさえ思う。
>色々な要素を詰め込みすぎて迷走しているように見えた。
>じわじわとまるで真綿で首を絞められるようなこの感覚。そう他でも味わえることはないだろう。
>恋愛シミュレーションゲームというれっきとした乙女ゲーカテゴリーにあるにも関わらず、女児向け漫画が原作といえど
>この出来はちょっと・・・と思った作品だった。
>
>
>時間置いて見直したら書き漏れがあったので追加で書いておきます。
>
>イベントスチルについて。
>あることはある。ただし1つだけ。
>先の選評で書いたエピローグで喋ってくれるあたりで出てくる。
>でも本当にこの1つだけで、おまけモードにギャラリーがないから1枚絵としての観覧は不可能。
>その代わりなのかイベント回想モードはあるのでそこから見るしかない。
>これもA連打かオートで進むしかないが。
>このイベント回想は各ルートで出た選択肢も選べて、本編では選ばなかった場合の反応も見られる。