講座 テンパイ技術


テンパイとはあと1牌でアガれる手牌の状態の事を指す。
麻雀というゲームは対戦相手より早く上がらなければ基本1点も貰えない(むしろマイナスになる)ゲームなので、基本的に素早くテンパイする事は高い手を作ることより重要である。

用語

  • nシャンテン
nは自然数。最短でn枚の牌を引けばテンパイになる、という意味。

  • 受け入れ
もしくは単純に受け、直接の受けとも言う。nシャンテンの手牌がn-1シャンテンになる牌の事。
別の意味になるが、ドラを使える牌がある場合はドラ受けがある、と言う。

  • 変化
シャンテンは下がらないが、受け入れ枚数が増えたり、打点が上昇する牌の事。

パーツ比較

  • 浮き牌
1枚の受け入れによってターツもしくはトイツになる牌。原則左から切る。
客風字牌<19<役牌<28<37<456
例外として染め手やトイツ手で鳴き本線な手は、字牌、役牌の価値が高くなる。

  • ターツ
1枚の受け入れによってメンツ(アンコ、シュンツ)になる2~3牌の固まり。
ペンチャン<外カンチャン<内カンチャン<複合ペンチャン=複合カンチャン=リャンカン<両面<複合両面
原則浮き34567より価値が高いが、ペンチャンや外カンチャンを外して浮き34567を残すべき手は多々ある。
目安として、
①タンヤオがほぼ確定する ②打点向上が見込める ③ターツオーバーしている ④変化の枚数が非常に多い(4連形、中ブクレ)
タンヤオは鳴いて進められるので、手が遅い時点であればシャンテンを落とすデメリットが少ない(イーシャンテンからは控えるべき)。
打点向上-浮き牌がドラそのものだったり、三色、一通が絡む手の場合。
ターツオーバーしている場合、一つ外してもシャンテンは変わらない。テンパイスピードにさほど差が出ないので変化目的の牌や安全牌を持つことが有効になる。
4連形(2345など)や中ブクレ形(3445など)は両面への変化や、それに関わる打点上昇(ピンフやタンヤオ)が大きいので、ペンチャンよりも積極的に残す。
尚、何れも序盤で考えるべきことであり、変化を待つ暇が無い中盤、終盤では控えるべきである。
最終更新:2012年05月14日 22:27