押し引き判断


対リーチ

待ちの強さから大体の必要打点を計算する

待ちの和了率、放銃率の比とリーチの平均値から必要打点を出す方法。

 例:中盤にリャンメンで子のリーチに追いかける場合、
和了率43%、放銃率21%なので子のリーチ平均点である7000の半分程度の打点があればよい。
なのでリーチピンフドラ1の3900は押し。

押し引き判断表の見方


例:子が子のリーチに追いかける場合の押し引き判断。

待ち/巡目 4 8 12
リャンメンリーチ・0% 2320 2463 2506
リャンメンリーチ・5% 2956 3135 3326
リャンメンリーチ・10% 3662 3882 4237
リャンメンリーチ無し・5% 2234 2405 2612
リャンメンリーチ無し・10% 2941 3152 3523
カンチャンリーチ・0% 4583 4992 4991
カンチャンリーチ・5% 5502 6011 6267
カンチャンリーチ・10% 6522 7143 7684
カンチャンリーチ無し・5% 4224 4678 4970
カンチャンリーチ無し・10% 5245 5810 6388

良形の代表としてリャンメンを、愚形の代表としてカンチャンの2種で記述してある。
各種待ちの強さを把握しておこう(字牌含みシャボはリャンメンよりは弱いが、カンチャンより強い、など)。
リーチ無し(鳴き含む)はオリる事も考えられるが、基本最後まで押し切った時の必要打点を記述。
パーセンテージは、テンパイを取る為に切る危険牌の予想放銃率。リーチするならリーチ宣言牌。
4桁の数字はリーチに対抗する為に必要なアガった時の打点で、リーチ棒(自身のを除く)や本場などを全て含めた打点。
3900のリーチを掛ける場合、アガれば相手のリーチ棒が加わるので、4900点になる。

対鳴き

一般的なアリアリルールの場合、
  • 1副露目でテンパイする確率は、10順目以降で30%程度、13巡以降で50%以上。
  • 2副露目でテンパイする確率は、10順目程で50%以上、12順目程度で70%程度。
  • 3副露目でテンパイする確率は、4順目程度で50%以上、8順目程度で70%以上。

序盤ならば3鳴きで半分はテンパイ、
中盤ならば2鳴きで半分はテンパイ、
終盤ならば1鳴きで半分はテンパイ、と見ておくと分かり易いか。

それぞれ予想できる打点とテンパイ確率を掛け合わせ、それにこちらの手の打点と待ちの強さが見合うならば押す。
染め手の場合は、字牌が大量に出てきたら30%、その後染め色の牌が出てくれば70%程と見る。

イーシャンテンから押す

現代麻雀技術論によると、1巡当たりのテンパイ確率は受け入れ枚数×5/6(0.86)%で近似できるそーなので
5つほど例を挙げる。尚、比較が難しくなるので良形確定(リャンメン)のイーシャンテンで、
どの程度の点数があれば危険牌を切ってイーシャンテンを維持するべきか、という前提で考える。

・次順に10%ぐらいでテンパイするかもしれないリャンメンイーシャンテン
→愚形テンパイより大分弱い → 愚形で押せる時の2.1倍以上の点数が無いと厳しい
・20%リャンメンイーシャンテン
→愚形テンパイより弱い → 愚形で押せる1.1倍ぐらいの点数が無いと厳しい
・30%リャンメンイーシャンテン
→愚形テンパイよりかは強い → 愚形で押せる0.8倍ぐらいの点数があればよい
・40%リャンメンイーシャンテン
→愚形テンパイより大分強い → 良形で押せる1.3倍程度の点数があればよい
・50%リャンメンイーシャンテン
→良形テンパイより若干弱い程度 → 良形で押せる1.2倍程度の点数があればよい

複数危険牌を切る場合の放縦%を合計で見積もるならば・・・
→イーシャンテン維持の為に10%危険牌を2枚切り、テンパイ時に更に10%危険牌を切る予定の場合は30%となる。

  • 例:基本押し引き表と組み合わせて判断

子が子のリーチに追いかける場合の押し引き判断表
待ち/巡目 4 8 12
リャンメンリーチ・0% 2320 2463 2506
リャンメンリーチ・5% 2956 3135 3326
リャンメンリーチ・10% 3662 3882 4237
リャンメンリーチ無し・5% 2234 2405 2612
リャンメンリーチ無し・10% 2941 3152 3523
カンチャンリーチ・0% 4583 4992 4991
カンチャンリーチ・5% 5502 6011 6267
カンチャンリーチ・10% 6522 7143 7684
カンチャンリーチ無し・5% 4224 4678 4970
カンチャンリーチ無し・10% 5245 5810 6388

この条件で20%リャンメンイーシャンテンを維持して危険牌5%の牌を押す場合、
危険牌5%+テンパイ時に切る予定の危険牌(仮に5%とする)=10%
(テンパイするまでにツモ切る牌の危険度は計算に入れてあるので無視してよい)
愚形の1.1倍の点数が必要なのだからカンチャンリーチ10%の7143に×1.1で7850(素点は5850)程度。
→もうちょっと辛くないか?
→そうね、実際には手代わり待ちの時点でツモられたりロンされたりもあるから辛く見といた方がいいかも。
→実戦では,「有効牌が山の奥に眠っている,あるいは,相手の手中で面子を構成している」を見積もって,
有効牌の枚数をカウンティングすれば,次順で有効牌24枚以上でテンパイする良形イーシャンテンは相当珍しい.

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最終更新:2013年10月10日 21:27