ツクヨミが小太郎に伝えなければならない事があると言った。
それは小太郎の兄 太郎とさらには父にも関する事。

「すべては二つの種族の争いと
 その戦争が生み出した兵器が原因なのです・・・・」

ツクヨミは坦々と語り始めた。

ツクヨミが話した事柄は

  • 月民と呼ばれてる種は女性絶対主義種族 百合族 通称レズビアン
  • 現在の女王は地球の竹で発見されたカグヤという百合族の女でツクヨミの姉
  • カグヤは、地球で生活している時に聞いたホモ太郎という存在の力に目をつけそれの復活を望んでいる
  • 小太郎と兄の太郎は エネマグラの中に残っていたホモ太郎の細胞を埋め込まれた人造人間
  • カグヤは猿(アナルと呼ばれている)の持つ、ブラックホールクラスターという兵器を奪い再度空間に穴を開け
 ホモ太郎を呼び寄せようとしている。それを防ぐために兄は月民と戦っていた。


「だからぶっちゃけお前も戦えウキー」

なんてウゼェ猿だ。

兄が別れ際に父の名前を言っていたを
思い出した小太郎はツクヨミに父の事を聞いた。
人造人間なのに 父がいるのか、と。

「あなたの父上はですね。あなた達、兄弟のs・・・・っ!!!!!!」


急に部屋の明かりが赤くなりけたたましい音が鳴り響いた。

「この反応、HIVが竜宮に進入したウキー!どうして進入されるまで
 気付かなかったのウキー」


突如、天井から人のものとは思えない声が響いた。

「ワカリマセン デンジシールド コンドーム ガ トッパ サレタ ケイセキ ナシ
 HIV ハンノウ ゾウカ キケン シンニュウ スウ フエテイマス」

「本当に竜宮いや、この天才薔薇族アナルが開発した海中要塞アナルパールにまで
 進入してくるとは新型ウキー?」

机の上に出ていた半透明の絵に無数の赤い点が現れ
点滅しながら移動していた。



「仕方ないウキー。今の戦力では、この数は相手にできないウキー。
 ここを放棄するウキー。脱出艇まで急ぐウキー」

一番にかっ飛んで逃げる猿を小太郎達も追った。
逃げる際にベルトと箱(玉手箱というらしい)を忘れるな、と
念を押された。

そして逃げる途中でHIVとはHIVウェポンの事で
レズビアンが宇宙空間に残っていた粗悪なホモ太郎細胞HIVを
地球の生物に埋め込んで作った生体兵器。

Homotaro
In
Virus
Weapon


必死に逃げてるのにやたらとカルピスの遅さが足を引っ張っていた。


あまりにも周りから遅い遅いと言われて
腹が立ったのかカルピスは途中から飛行し始めた。
最初からそうしてくれと、そして誰もそうしろと言わない
この状況に小太郎は嫌気が差してきていた。


そんな事を考えているうちに脱出艇の格納庫まで着いた。

だが、そこにもHIVは来ていた。

「まずいウキー、このままエネマグラに帰れないままだと
 ブラックホールクラスターがレズビアンに奪われてしまうウキー」

ここにいるHIVは小太郎が海辺で見たものよりさらに禍々しい姿になっていた。
胴体は人間、首から上は魚、背中から鳥の羽が生えた
まるでキメラのような物体だった。
それが小太郎達と脱出艇を挟むように数十体も存在していた。

「小太郎様、戦ってくださいまし。私達を、そしてこの惑星を救うために!」

ツクヨミは小太郎を何かを期待するような目で見ていた。
小太郎に任せれば何とかなる、そんな顔までしていた。
信用しきっている顔だ。


「    だ    が    断    る     !    」

「俺の趣味は俺に過剰に期待する奴に NO! といってやることだ!」


だがそうも言ってられない状態だった。
戦闘力がないのが焦りを呼ぶのか
アナルは突然マスを欠きはじめ
カルピスは産卵したくなったのか鉄の板を一心不乱に掘り始めた。
ツクヨミも泣きそうな顔をしている。

そんな中、俺は危機だというのに
己の中にみなぎる力にwktkし始めていた。

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最終更新:2006年11月23日 07:15