フラッター号VSゲゼルシャフト号

フラッター号VSゲゼルシャフト号

収録作品:ロックマンDASH 鋼の冒険心[PS/N64/PC/PSP]
作曲者:友澤眞

概要

終盤のミッション「決戦 ゲゼルシャフト号!」の直前のムービーで流れるBGM。
メインゲートに向かうロックとロールのフラッター号であったが、途中でボーン一家の空中戦艦であるゲゼルシャフト号の砲撃を受ける。
砲撃をかいくぐりながら雲の中に逃げ込むフラッター号、しかしゲゼルシャフト号もフラッター号を逃さずしつこく食いついてくる。
そこでロックはゲゼルシャフト号を撃退するためにフラッター号の甲板へと向かう。

といったムービーで流れるBGMで、このムービーが終わった後にいよいよ宿敵であるボーン一家との最終決戦が待っている。
フラッター号とゲゼルシャフト号との飛空艇によるチェイスという手に汗握るシーンで使われるため、なかなか印象に残る。
BGMの方もキャッチーでノリノリな形に仕上がっており、特に後半部分から始まる笛のソロ部分が実に情熱的。

ただしゲーム本編では1回しか流れず、しかもゲゼルシャフト号の砲撃の音がうるさくてけっこう聴き取りにくい。
さらにはムービーの尺の都合で、前述の後半からの笛のソロ部分が聴けないまま終了してしまう。
結局サントラでしかこの曲をフルに聴けないという、ゲーム中ではややもったいない使われ方になってしまった。
この件は友澤氏のインタビューでも語られており、友澤氏によるとどうしてもサンバ調の作りたくて一気にこの曲を作り上げた。
それからこの曲がはまるシーンを探して強引に入れ込んだため、尺的にどうしてもピタッと嵌る感じにはならなかったという。

原作では1回しか使われなかったが、後に『ロックマンDASH』のキャラが参戦するクロスオーバー作品でよくアレンジされることになる。
クロスオーバー作品で初めてアレンジされたのが『ナムコクロスカプコン』。ロックとトロンのテーマとして使われた。
原作で聞けなかった後半部分がすんなり聴けるようになったため、「こんなパートあったのか」と驚いた人もいるだろう。
その後も『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』や『PROJECT X ZONE』などでも使われた。
こういったことから知名度と人気をさらに伸ばし、『ロックマンDASH』といったらこの曲と思い浮かべる人は多いはず。
2018年に行われた「ロックマン30周年記念ライブ」でも『ロックマンDASH』を代表してこの曲が演奏された。

過去ランキング順位


サウンドトラック

ロックマンDASH オリジナル・サウンドトラック


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最終更新:2023年08月22日 00:42