太田順也

おおた じゅんや

ZUN

日本のゲームクリエイター。
同人サークル『上海アリス幻樂団』の主宰者であり、「ZUN(ずん)」というペンネームで活動している。
公式HPや東方Projectの内容から「博麗神主」「神主」とも呼ばれる。
「東方Project」の原作者として有名。大のお酒好き。

長野県白馬村出身。「東京電機学校」を卒業後、タイトーにプログラマーとして入社、その後2007年に退社した。
タイトー社員としての参加作品には『ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国』『グレイテストストライカー』『武刃街』、『EXIT』『ラクガキ王国2 魔王城の戦い』(スペシャルサンクス)がある。
なお『ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国』及び『ラクガキ王国2 魔王城の戦い』では、『東方Project』の『博麗靈夢』を模した『ハクレイのミコ』というラクガキを提供していた。
ちなみに東方Projectでもお馴染みのスペルカード『夢想封印』は『ラクガキ王国』が初出である。

大学在学中より制作を開始した『東方Project』では、プログラムからグラフィック・音楽に至るまで、ほぼ1人で製作している(一部作品を除く)。
ゲーム作品も出しているが、「幺樂団の歴史」,「ZUN's Music Collection」という音楽CDを出したり、東方公式書籍のシナリオも行っている。
これまで制作した楽曲は500を超え、キャラクターも100を超える規模だという。
ゲーム部分も含めた個人製作の作品としては、異例の作品数と制作スピードでありながら高品質な作品を作り続ける才能を支持するファンも多い。
また、『東方Project』だけでなく、「西方Project」や『黄昏酒場』などの製作にも携わっている。

公式HPは2001年ごろの分からWayback Machineにアーカイブされており、当時の様子を窺い知ることが出来る。
現在はリンク切れとなっている「神主紹介」には当時の自己紹介、「東方幻想的音楽」、「東方幻想懐古曲」、「蓬莱少女繪幻想」には過去に制作した音楽や絵が載せられている。
「「蓬莱人形 ~ Dolls in Pseudo Paradise.」紹介ページ」にはその名の通り「ZUN's Music Collection」の第1作目の「蓬莱人形 ~ Dolls in Pseudo Paradise.」の商品説明がある。
特にこの紹介ページのアーカイブは、現在リンク切れになっているページでは差し替えられてしまった、C62版のブックレット序文が掲載されているという意味でも貴重である。

勘違いされやすいが、タイトーのサウンドチームZUNTATAには在籍しておらず、タイトー社員時代に商業作品の作編曲は担当していない。
ただし、インタビューなどではZUNTATAに影響を受けている事を語っており、曲に対する考え方に影響されたとの事。
名前も似ているが、ペンネームは学生時代にアーケードゲームで使っていた名前から来ており、特に関係は無い。
当時のアーケードゲームのネームレジストには英語3文字しか使えなかったため「ZUN」となったのだそう。

「東方project」とは

ゲーム開始時に選んだ『キャラクター(自機)』を操作し、美麗かつ鬼畜な弾幕を避けながら自分の弾を相手に当てて敵を倒すという、弾幕系シューティングゲーム(一部作品を除く)。
単に「東方project」といえばシリーズ全体または界隈全体を指すことが多く、「東方projectシリーズ」と呼ばれる事は殆どない(便宜上「東方projectシリーズ」とする場合もある。)
日本に陸続きに存在するがどこにあるかも不明で大きな結界によって隔絶された秘境「幻想郷」が舞台となっていて、「幻想郷」には、妖怪・妖獣・幽霊・亡霊・神といった人外と人間が共存共栄しており、ZUN氏の地元の伝承や様々な民俗などが元ネタとなっている。
大まかなストーリーは、「異変」と呼ばれる各珍事件の元凶を倒すというもの。

個人やサークルなどでの二次創作を幅広く許可しており、二次創作が非常に活性化している。
  • 二次創作について
「僕もいろいろな神話だとかそういうものを使って東方を作っている、いわば二次創作のようなものだ。
ならば、他のみんなが二次創作しても何らおかしいことはない。それに皆にも創作の楽しみを知って欲しい、体感して欲しい。」
との見解を述べている。
二次創作を含めた「東方project」界隈は、一つの作品で見た界隈の規模は最大級であり、初登場から20年以上が経った現在でも根強い人気を誇っている。
ただし原作のプレイ動画などにおいて、エンディングは載せてはならないことになっている。

「東方Project」の楽曲を収録した商業ゲームは、タイトーの『ミュージックガンガン』が初出である。
同作には同人制作による東方アレンジの楽曲だけでなく、(当時)ZUNTATA所属の小塩広和氏がアレンジを手がけた楽曲『東方音銃夢』などが収録された。
後の『GROOVE COASTER(AC)』にもその選曲は引き継がれている他、他社のBEMANIシリーズなども追従して既存のアレンジ曲や所属コンポーザーによる自社アレンジを収録するようになっている。

当然のことではあるが、商業ゲームへの楽曲収録は然るべき処理や許可を得て収録されている。
また、多くの作品ではアレンジ曲が収録されているが、『LORD of VERMILION Re:2』とのコラボや公認二次創作の『東方ダンマクカグラ』など、原曲を使用している作品も存在する。

作品

東方Project

PC98シリーズ
Windowsシリーズ

※先頭に全角スペース付きの作品は中間作。
かつ、最後に「*」が付いている作品は中間作で、
同人サークル「黄昏フロンティア」との共同作品
(弾幕アクションゲーム)。

楽曲提供作品



代表的な音楽

有名な楽曲が非常に多いため、ここでは「Wiki内に個別ページが存在する楽曲」のみを紹介する。


外部リンク

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最終更新:2023年07月28日 01:51