悲憤慷慨

ひふんこうがい

収録作品:よるのないくに[PS3/PS4/PSV/PC]
作曲者:浅野隼人

概要

第6章で訪れる「うつろいの美術館」のステージで流れるBGM。
浅野氏の定番と言える四文字熟語使ったタイトルで、「世の中や運命に対してひどく憤る」といった意味。
英題は「Indignation」でそのまま「憤慨」という意味。PVでも使われたほか公式サイトでも試聴できる。
公式サイトでは発売前から曲が公開されていて、曲調や四文字熟語のタイトルから浅野氏作曲によるものではないかと予測されていた。

鐘の音色をバックに美しいバイオリンの旋律が走る荘厳さに満ちた曲で、同じ四文字熟語タイトルの「紫電清霜」とも通じる楽曲。
バイオリンを弾いているのは大野慶氏で、大野氏はアトリエシリーズや『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』でも演奏に参加している。
最初はクラシカル風の音楽だが、途中からギター、ベース、ドラムなどが加わりダイナミックなシンフォニックロックへと変化していく。
じっくりと盛り上げてから突入するサビの部分は聞き応え抜群で、終盤のステージらしいクランマックスさが存分に表現されている。

余談だがこのステージのボスであるコーリン戦の曲「錦上に花を添えるが如く」も元は四字熟語の「錦上添花」が由来。そのためかこの曲と雰囲気が似ている。
ただ、「錦上に花を添えるが如く」はコーリンのテーマ曲である「婉麗」のメロディである。どちらが先に作曲されたのかは定かではないが、仮に「婉麗」を先に作曲していたとするならば、四字熟語タイトルは浅野氏によると、ある曲(疾風勁草)の幻想を追いかけて作られているとの事であり、四字熟語シリーズの曲調を継ぎながらも、別の曲を元にしていることからタイトルを四字熟語「錦上添花」にせず、また曲名に"如く"と付けたのではないだろうかと推察される。少なくとも浅野氏にとっては、似て非なる("似せて非なる"が適切かもしれない)ものであるという位置づけかと思われる。

本作ではサントラが一般販売されておらず、限定盤であるプレミアムボックスにサントラが付属されている。
その他にコミケ90(C90)でコーエーテクモゲームスから限定発売された『よるのないくに セレクション CD』にもこの曲が収録されている。
なお歴代ガスト作品の音楽を収録した『ガスト25周年記念ベストセレクション CDボックス』では残念ながら選曲から外れて収録されていない。

過去ランキング順位


サウンドトラック

よるのないくに プレミアムボックス


オフィシャルサウンドトラックが付属。

よるのないくに セレクションCD

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最終更新:2024年03月19日 23:26