はるかなるときのかなたへ
概要
本作のエンディングスタッフロールで流れる曲。
『クロノ・トリガー』はマルチエンディングを採用しているが、「時の向こうへ」と「再開」の2パターンでこの曲が流れる。
ピアノの音色が旅の終わりへの寂しさと未来への希望を感じさせるものとなっている。
曲の終盤では時計の振り子の音とともに
メインテーマのフレーズが流れ、時をめぐる物語の終幕であることをより印象付けている。
実は元々この曲は『クロノ・トリガー』の曲として作曲された曲ではなかった。
2008年のDS版発売の際
公式サイトでの光田康典氏のインタビューにおいて、この曲は制作に携わる前から書いていた曲であることが明かされている。
元々はある方に送る曲で、共に同じ時代を生きたいという思いを込めて作曲したとのこと。
そのため他の曲とは別格で思い入れのある曲であると打ち明けている。
更に後年2083WEBで、2015年に
光田氏の作家20周年記念インタビューにおいて更に詳細が語られることになった。
高校2年生くらいの時に大親友が亡くなった際、その人のために書いた曲だったと明かされている。
このため元々はゲーム曲として使うつもりはなかったのだが、この時の経験とクロノ・トリガーのエンディングがリンクし、考えた末に使うことにしたとのことである。
ゲームに合わせて追加修正はしているが、大元のメロディやコード進行は当時のままだそうだ。
時を超えてなお多くの人に感動を与え心に響く曲であるのは、このような作曲の経緯もあるのだと思われる。
過去ランキング順位
サウンドトラック
クロノ・トリガー オリジナル・サウンド・ヴァージョン
最終更新:2023年09月14日 08:59