EASTER

イースター

収録作品:MOTHER[FC/GBA]
作曲者:鈴木慶一田中宏和

概要

ぼくわ もんばんだ。
おまえわ だれだ。
ウェーン。


イースターの町で流れるBGM。
町もフィールドと同じスケールで描かれている関係で町エリア専用のBGMは基本的に用意されていないが、例外的にアドベント砂漠とイースターの町のみ固有のBGMが用意されており、エリア内に入ると自動的に曲が切り替わるようになっている。
サントラ未収録のため長らくこの曲が仮名として通っていたが、2021年に発売された『MOTHER REVISITED』DX版収録のオリジナル音源において、曲名が「EASTER」で確定した。

1ループが30秒ほどしかない非常に短い曲ではあるが、胸に直接響くようなとても切ないメロディーが耳に残る。
イースターの町は大人たちが全員ギーグによって連れ去られてしまい、幼い子供たちだけが取り残されてしまっている。
ここで流れる音楽は、そんな親を失った子供たちの寂しさや心細さを表現したようなものとなっており、寂しさを隠せない子供たちのメッセージなども相まって、悲しい雰囲気抜群の町であるためプレイヤーにとっても記憶に残りやすい。

前述の通りサントラには収録されていないが、列車BGMのボーカルアレンジ版「THE PARADISE LINE」の間奏部分でこの曲の後半部分のフレーズが挿入される。

続編の『MOTHER2 ギーグの逆襲』でもアレンジ流用されており、ツーソンのポーラスター幼稚園で流れる。サントラ未収録の為正式曲名は不明で、「Paula's Theme(ポーラのテーマ)」の通称で呼ばれている。
幼稚園へ最初訪れ得た時は、園長の娘のポーラが誘拐されてしまっており、奇しくもイースターと似たシチェーションとなった。
大人ではなく子供がいなくなるという逆のシチュエーションだが、、大事な人が消え失せてしまった憂いの感情と無事を願うような心細いBGMはここでもよくマッチしている。
また、ポーラが捕らえられているハッピーハッピー村の山小屋の牢屋でも流れるようになっており、対面時のポーラの「あなたが来てくれなかったらわたし…泣きだしちゃうところだった。」というセリフのとおり、心細さをこらえて救援を待ち続けるポーラの心情も表れている。
後半のフレーズに「ガッシャン」というインダストリアル風の音によるリズム体が追加されており、もの悲しいながらもどこか力強さを感じさせるアレンジになっている。

過去ランキング順位


サウンドトラック

MOTHER MUSIC REVISITED〔DELUXE盤(CD2枚組)〕


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最終更新:2023年08月14日 22:04