終末

終末

しゅうまつ

収録作品:ゼルダの伝説 ムジュラの仮面[N64/3DS]
作曲者:近藤浩治

概要

まだ間に合う! 町へ行かなきゃ!


いかん いかん しっかりしろ!
隊長の命令がでるまでしっかり門を守るんだ…

そりゃ… に 逃げたい!
け けど そんなの予定表に書いてないのだ。
ボ ボクには配達の予定表が さ…最優先なのだ。

うううううっ コワイよ~!
イヤじゃ~! 死にたくない!!

来るなら来やがれ バケモノめ!


私 待つことにしました。
約束しましたから…これでいいんです。
彼を信じます。


『ムジュラの仮面』は、3日後に月が落下する終末の世界タルミナを舞台としたリンクの冒険を描く物語である。
リアルタイムで時間が流れるシステムを採用しており、ゲーム内時間で3日の内にゲームを攻略する必要がある。
本楽曲はその3日間の内、最終日である3日目の午前0時から午前6時、すなわち月が落下するまでの最期の6時間に流れるBGM。
重いシンセ音が淡々と響き渡る暗く、寂しく、そして絶望感に満ちた曲。「終末」というタイトル通り世界の終わりをひたひたと感じさせる。

ゲーム内で3日目の午前0時を迎えると強制的にこの曲へと切り替わり、街やフィールドなどダンジョンを除いたあらゆる場所で流れ続ける。
クロックタウンでは3日目午前0時は「刻のカーニバル」開催日時であり、時計塔に華やかな花火が打ち上がるムービーを挟んだ後に流れ始める。この曲が流れ始めるとゲーム画面にはカウントダウンのタイマーが表示されるようになる。
タイマーがゼロになると巨大な月が地上に墜落し、問答無用でゲームオーバー。回避するには「時の歌」を吹いて3日前に戻らなくてはならない。

この曲は普通に聴くだけでも十分怖いが、それ以上に、ホラー要素が多い本作の中でも代表格に挙げられるほどの恐怖演出がされ、特に「時の歌」を獲得できてない状態だとトラウマ必至である。
徐々に近づいてくる不気味な顔の形をした月、ほとんど居なくなるクロックタウンの住人たち…。建物内であろうと、上述の画面に表示されるカウントダウンタイマーが否応なく目に入り、時計塔の鐘の音と、月の墜落が近いことを知らせる大きな地響きがひっきりなしに鳴り響く。

この半端じゃなく怖いゲームの演出だが、限定的な時間帯のみでおこなわれるものの、攻略上どうしても聴かなくてはならない場面もあるため嫌でも記憶に残る。
一応、シナリオ上絶対に必要な時計塔進入は、入口で待機していればすぐに入ることでイベントが進むので、スムーズにゲーム進行が出来るプレイヤーはほとんど本楽曲を耳にしなくても済む。
しかし、3日間をフルに駆け回る必要がある本作屈指の長大サブイベント「めおとの面」をこなす場合は、締めくくりとして月落下の2時間(現実では1分30秒)前まで、アンジュと共にカーフェイの到着を信じて待つ必要があるため、長く耳にしなければならない。

なおサントラに収録されたものは鐘の音のSEは入っていないが、ゲームをプレイした人なら鐘の音が自動再生されるのはほぼ間違いないだろう。

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サウンドトラック

ゼルダの伝説-ムジュラの仮面-ゲーム・ミュージック


ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D オリジナルサウンドトラック


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最終更新:2024年03月15日 20:10