この星をかけた魂の戦い

このほしをかけたたましいのたたかい

収録作品:星のカービィ トリプルデラックス[3DS]
作曲者:安藤浩和

概要

(うつく)しくもまがまがしきすがたのセクトニア
ワールドツリーにその()を やどし、
フロラルドせいふくのみならずぼう(そう)
ポップスターぜんどをもとりこんでいく…()
ようえんの悪女(あくじょ)に、とわなる…ねむりを!


本作のストーリーモードのラスボスである、「クィン・セクトニア」の最終形態2戦目で流れるBGM。

「全てすいこめ!ビッグバン」のアレンジから始まり、本作のメインフレーズと「グリーングリーンズ」をフレーズを組み合わせている。
ちなみに『Wii』のラストバトル曲「CROWNED」も「グリーングリーンズ」と作品メインテーマ曲のフレーズを組み合わせたものとなっている。

最終形態1戦目の「狂花水月」が「陰」とするならば、本曲は「陽」にあたるようなあらゆる意味で対照的な関係となっている。
イントロから徐々に盛り上がる幻想的な曲の「狂花水月」に対し、こちらはイントロから全開で盛り上がる壮大で勇猛果敢な曲。
最終形態1戦目後のストーリーにおける演出においても、セクトニアにツタで拘束され危機に陥るカービィ。
そこにデデデ大王が現れカービィを救出。タランザによってきせきの実を得たカービィはビッグバン能力を得てセクトニアに最後の戦いを挑む。
さらに「狂花水月」の時では巨大な月だった背景がそれまで背後から登っていた朝日へと変化しており、最終決戦に相応しい熱いシチェーションを作り出してくれる。
勝てそうもないセクトニアの強大さを表現した「狂花水月」から、絶対に負けられない気をさせてくれる本曲への移り変わりは実にドラマチックであり、曲の中身と共にそういった演出も評価されており、本作の楽曲の中では「狂花水月」と並んで高い人気を得ている。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』でもDLCステージ「プププランド」を購入すれば聴くことが可能。


いくどとなく きせいし、のりうつりつづけ、
どれが 本当(ほんとう)のすがた であったのか…
もはや (おも)()すことも出来(でき)ない。
わたしをよぶ(こえ)もしたが (いま)はもう()こえない。
この()()けるその(まえ)に、とわなる…ねむりを…


また真・格闘王への道のラスボスとなる「セクトニア ソウル」の第二形態はビッグバン能力なしで最後まで戦い抜くという展開の変化に合わせ、本曲もやや違ったバージョンになっている。
実のところイントロとループ箇所が違うだけでそれ以外はほとんど同じであるのだが、前者が「勝てる気しかしない」BGMに対してこちらは「勝てる気がしない」BGMともっぱら評判である。
見事クリアすれば、サウンドテストでこのバージョンが自由に聴けるように。

星のカービィ スターアライズ』では「星のタランザ」のバルフレイナイト戦で「月魄のファントム」の名で「Dirty&Beauty」「狂花水月」とのアレンジメドレーが作曲された。
曲名や狂花水月に入る直前のイントロ等から、セクトニア ソウル戦を多分に意識していることが分かる。
全体的に美しく切ない曲の流れの中、メドレーの最後に流れるこの曲のイントロは「きせき」を思わせるほど希望を感じさせるものとなっている。

過去ランキング順位

第8回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 8位
第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 24位
第10回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 45位
第11回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 76位
第12回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 137位
第13回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 104位
第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 237位
第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 52位
第16回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 65位
みんなで決める星のカービィBGMベスト100 14位、161位(ソウル戦)
みんなで決める2014年の新曲ランキング 3位、382位(ソウル戦)
みんなで決めるゲーム音楽歴代ベスト100ランキング 38位
第2回みんなで決めるラストバトルBGMベスト100 8位
第2回みんなで決める星のカービィBGMランキング 8位
第3回みんなで決める任天堂ゲーム音楽ベスト100 31位

サウンドトラック

星のカービィ トリプルデラックス サウンドセレクション


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安藤浩和
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最終更新:2024年01月03日 05:42