GRIP

グリップ

収録作品:リッジレーサー2[AC]
作曲者:佐野信義

概要

本作で使われるレース曲の1つ。
1分を越えるイントロの中で徐々に徐々に音を重ねてゆき、一気にメインパートのフレーズに突入。そこでも更に音を重ね続けていくという構成。
浮遊感のある音色を重ね合わせた爽やかさと、スピード感のあるリズムが一体となっており、レーサーにふさわしいドライバーズハイな音楽。

佐野氏によると「GRIP」というタイトルは作曲に影響を受けた「The Grid」というアーティスト名から由来。車絡みとして「GRIP」ともじったという。
システム基板である「システム22」に搭載のマルチPCM音源「C352」で、音楽に割り振られた同時発音できる最大音数20音 *1 をイントロの部分だけで全て使用。
(ドラムが入る前まででも最大で13音を同時に発音している)
さらにその音にソフト・ディレイ(プログラム上で音を反響させること)をかけることによって、強烈な浮遊感を生み出すことに成功したという。
当時師匠筋だった細江慎治氏にそのイントロの部分を聞かせ自慢した逸話がある。
ちなみにその細江氏が制作して同じリッジ2に収録された「Rotten 7」とはイントロが似ているのだが、これは偶然だったとのこと。

自他共に認める佐野氏の「リッジレーサー」における代表曲であり、『リッジレーサーV』や『リッジレーサーズ』などの他のシリーズ作品でアレンジ収録されていることがある。
2014年に発売された『リッジレーサー 20TH アニバーサリーリミックス』でも佐野氏によるリミックス曲が収録されている。

過去のランキング順位


サウンドトラック

ナムコ ゲーム サウンド エクスプレス Vol.14 リッジレーサー2


リッジレーサーズ ダイレクトオーディオ


リッジレーサー 20TH アニバーサリーリミックス


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最終更新:2023年10月03日 16:27

*1 チップ自体の最大同時発音数は32音だが、12音は効果音用に使用される