さよならジーノ…~ほしのまどからみるゆめは
概要
みんな、本当にありがとう……
スターロードの 復活だ!
そして……
ラストボスのカジオーを撃破後のエンディングとエピローグで流れる曲。
仲間の一人である星の精ジーノとの別れと、平和になった世界とその後のキャラクター達を覗いていくムービーで構成されている。
このためこの曲は前半のエンディング曲「さよならジーノ…」と後半のエピローグ曲「星の窓から見る夢は」の二部構成の曲である。
前半部の「さよならジーノ…」は「ジーノの目覚め」というイベントBGMのアレンジになっている…というかピアノ等の一部音源が変わっているだけで終盤以外の基本フレーズはそのまま。
だが星の精が天より降り人形の身に宿ったときとは対照的に、人形の身から離れ天に帰っていく展開から全く違う印象を抱くことになる。
そして原曲のかわいらしいメロディが段々とテンポが速くなっていき、その後一転してエピローグでも使われる切なげなメロディになり、後半部である「星の窓から見る夢は」に続く。
こちらはオルゴールの音色も感じさせるとても切なくも優しいピアノのメロディを背景に、これまで登場したキャラクターのその後のムービーが流れ、今までの冒険を想い返しながらしんみりした気持ちになれる曲。
そして途中から少しずつテンポアップし、曲の終わりへ向けて盛り上がっていく。
これまで共に歩んできた仲間との別れ、その後の世界を見ながらこれまでの旅を思い返す展開、そしてこれらとシンクロする曲展開はプレイヤーの心を揺さぶるに十分なものであり、この後に控えるスタッフロールと共に本作のグランドフィナーレに相応しいと言うべきだろう。
この曲は後に「memoria!/下村陽子25周年ベストアルバム」にてアレンジされている。
SFCの音源から生演奏となった正当アレンジというべき内容であり、鮮やかな楽器の音色が過去の思い出を呼び覚ましてくれるだろう。
このサントラの事実上のトリを務めた曲であり、下村氏もライナーノーツにて感慨深げに過去を振り返っている。
エンディングらしいエンディング曲を、という訳で、ボーナストラック前の〆はこ
の曲を選びました。当時のスーファミ音源では、ピアノの音を再現するのが難
しく、今回、あえて原曲そのままの構成で、ピアノの音色でお聴かせしたいと
思い、このようなアレンジになりました。この曲を聴くと、今でも、星型に開いて
後日談が見えるシーンが鮮やかに思い出されます。1小節、1拍毎にテンポ
データを入れて、映像とシンクロさせたのが懐かしい思い出です。懐かしい曲
はいつも、懐かしいシーンを鮮やかに蘇らせてくれます。
リメイク版は、美しく生まれ変わった映像と音楽を最大限に生かしてエンディングが作られることになった。
SFC時代では表現しきれなかったキャラクターの表情や動作にまで手を加えており、エンディングの始まりを告げるジーノが仲間一人ひとりを見つめるシーンは胸にこみ上げるものがある。
またエピローグでの各場面は順番が変わっているだけではなく、本作での最も重要な場面の一つが加わっている。
それだけではなく、本作で追加された
エンドコンテンツのクリア後には一部がさりげなく変化しておりハッとさせられるだろう。
これほどの力の入った映像に見合うよう、曲も切なさと優しさを保ちながら重厚で壮大なオーケストラアレンジとして生まれ変わった。
特に「さよならジーノ…」のサビ手前のスターロード復活の場面は圧巻の大幅アレンジが加えられている。
そしてスタッフロールに入る前の最後のシーンと曲は、リメイク版に相応しい新たなグランドフィナーレとなっている。
原作をプレイした人ほど感慨深いものとなるはずである。
過去ランキング順位
収録サウンドトラック
SUPER MARIO RPG ORIGINAL SOUND VERSION
memoria!/下村陽子25周年ベストアルバム
最終更新:2024年04月24日 05:46