THE CREST OF THIRST

ザ クレスト オブ サースト

収録作品:真・三國無双5 Special[PS2/PSP]/真・三國無双5 Empires[PS3/360/PSP]
無双OROCHI2[PS3/360]/真・三國無双6 with 猛将伝[Win]/真・三國無双7[PS3]
DLC配信:真・三國無双6[PS3]/真・三國無双6 Special[PSP]
作曲者:小池雅人

概要

『真・三國無双5 Special』(以下『5SP』)にて追加されたシナリオ、街亭の戦いでかかるBGM。
無双モード(ストーリーモード)でプレイすることになるのは『5SP』で無双モードのシナリオを用意された馬超と張郃の2名のみ。
日本語訳すると「渇望(渇き)の山頂」となる所からも、街亭の戦いにおける蜀軍の置かれた状況をイメージしたものと思われる。

小池氏の曲は氏がギターを弾けない*1ことからか、笛やピアノを多用する傾向にあるが、この曲でも所々で挟まれる笛の音が見事にマッチしており、その全体的に激しい曲調の中に悲壮感を感じさせる。
サビの部分の激しく熱い曲調から、無双モードでプレイすることになることも手伝って、友軍の窮地を救おうと奮戦する馬超をイメージする者もいる。
その一方で緩やかなイントロに始まり、サビ手前部分までの激しいながらもどこか危機感・悲壮感を感じさせる部分からか、山頂に追い詰められた馬謖をイメージする者もいるようだ。

この曲は前述した通り、街亭の戦いのBGMではあるが、PS2版の『5SP』のプロモーションビデオにおいてもほぼ全編にわたって使用されている。
曲そのものの質もさることながら、馬超のストーリーの背景に見事にマッチしていることもあって、シリーズファンからは高い評価を得ている曲である。
『5SP』の追加曲なので『5』のサントラには収録されず、長年CD音源化されずにいたが、2013年に発売された『真・三國無双7』でこの曲が使用され、サントラにも「IF戦闘・蜀2」として収録された。

因みに、街亭の戦いのBGMとして用いられているのは『5SP』と『無双OROCHI2』のみである。

『真・三國無双5 Empires』では戦場としての街亭が削除されたものの、BGMのデータは収録されているので、プレイヤー側で戦闘中のBGMとして任意で選択することが出来るようになっている。
『真・三國無双6』と『真・三國無双6 Special』では無料のダウンロードコンテンツとして配信されており、これを導入することでクロニクルモードの戦闘中のBGMとして使用可能になっている。
『真・三國無双6 with 猛将伝』ではPS3版で2011年10月までに配信されたダウンロードコンテンツが最初から収録されており、この曲もそれに該当するため、初期状態でクロニクルモードの戦闘中のBGMとして使用可能となっている。

なお、曲名は真・三國無双5系統と『無双OROCHI2』では、ページ名通り全て大文字表記なのに対し、真・三國無双6系統では「The Crest of Thirst」と表記されているが、本項では原典となる『5SP』の表記に準拠した。

真・三國無双8』では赤羽大夢氏作曲の街亭の曲「CRY & SLASH」が登場。
この曲のフレーズが多数使われているが、アレンジと言うよりもリメイクの様な形に仕上がっている。

過去ランキング順位


サウンドトラック

真・三國無双7 オリジナル・サウンドトラックコンプリート盤


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最終更新:2023年08月15日 01:58

*1 『5』のサントラの「ORIENTAL RUSH」に関してのライナーノーツにて記載あり。自身が弾けないことから、知らず知らずのうちに同曲がギターで演奏するのはかなり無茶な譜面になってしまったこと。そして、小池氏に“軽い気持ちで”「ORIENTAL RUSH」の演奏を依頼され、実際にギターの演奏を担当したMASAと山田玄紀の両氏が「この野郎!」という絶叫と共に無茶な譜面を素晴らしいテクニックで演奏しきったことに対して、小池氏は「すげえ。」と思った旨が記されている。