バトル2
概要
もうひといきじゃ パワーをメテオに
いいですとも!
今作における通常ボス戦で流れるBGM。
通常戦闘の「バトル1」と同じイントロで始まるが、こちらの方が緊張感を与えるようなリズムを持ち、いかにも手強い敵であるボスとの戦いをイメージさせるような曲となっている。
また通常ボス戦の他に、幻獣神の洞窟の固定エンカウント、月の地下渓谷後半の通常戦闘でも流れる。
「バトル1」との一番の違いは主旋律と副旋律でトランペットとヴァイオリンを交換していることであり、これにより「バトル1」はどこか優雅で快活な印象を与え、「バトル2」は流れる中での一瞬の緊張感を表現している。
またこの曲はイベントバトルでも使われ、有名なWメテオのシーンはこのBGMをバックにして放たれている。
また『FF4』屈指のトラウマ雑魚敵である「フェイズ」との戦闘もこのBGMなので、それらの色々な意味で印象に残りやすく、今作の楽曲の中でも高い人気を持つ一曲である。
『FF4』の代表曲だけあり、後年の作品で多数アレンジされている。
『
ファイナルファンタジー 』のPSP版リメイクでは、ゴルベーザ四天王との対決で
本来の曲 を差し置いてこの曲のアレンジが流れる。
また『
DISSIDIA FINAL FANTASY 』では「バトル2-arrange- from IV」の名でロックアレンジが行われており、ディシディアらしい独特の雰囲気を持っている。
そして『
ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ 』では、ゴルベーザと四天王の登場に伴いアレンジ曲「バトル2(FINAL FANTASY IV) ~暁月~」が作曲されており、スカルミリョーネ・カイナッツォ戦の他オクトマンモス戦でも流れる。
FF14らしい正当アレンジに仕上がっているが、後半はサックスのソロが入ったり、サビの前に一瞬の静寂があったりと一味違うところを見せてくれる。
我 ( われ ) こそは、しこうの力 ( ちから ) を みなもととした 者 ( もの ) なり。
我 ( われ ) をこえる者 ( もの ) 、この世 ( よ ) に おらず。
この世 ( よ ) のそうぞうから 終末 ( しゅうまつ ) まで 時 ( とき ) をこえ、
最強 ( さいきょう ) の二 ( に ) の字 ( じ ) を 受 ( う ) けつぐ者 ( もの ) なり。
我 ( わ ) が力 ( ちから ) 、なんじらに 知 ( し ) らしめよう!!
いでよ! しんらばんしょうを 司 ( つかさど ) る力 ( ちから ) よ!!
とにかくこのメロディはインパクトあります。印象に強く残っています。めっちゃかっこいいですし。 あまりにも印象的だったので、「スーパーマリオRPG」のときに「FFから何かバトル曲を1曲アレン ジ」という話が出たときにこの曲を選んだほどです。
なお第1回と第2回のランキングの時は、『FF4』の「バトル2」と『スーパーマリオRPG』の「対クリスタラー戦」は統合して集計されていた。
そしてリメイク版でも
PVの最後で明かされた通り 、期待に応えて登場する…のだが、リメイク版でもHD-2DどころかSFC時代のドット絵であり、曲も原曲のまま。
フルリメイクにより美しい3Dグラフィックと曲に生まれ変わった中でのこの仕様により、バチガイ感が増すことになってしまった。
なおコイツに限ったことではないが世情を反映して炎系最強魔法の名称が「フレア」と変わっており、更にモンスターリストでは
「最期の幻想」の世界 から来たと語られたりと、FF要素も増していたりする。
だが公式では、発売前から更なる追加要素の存在を匂わせており…
ククク… とくと見 ( み ) るがよい!
立体的世界 ( りったいてきせかい ) にふさわしい この姿 ( すがた ) !
再構築 ( リメイク ) されし この世 ( よ ) において、
やはり我 ( われ ) こそが、
最強 ( さいきょう ) の二 ( に ) の字 ( じ ) を 受 ( う ) けつぐ者 ( もの ) なり!
くらえ!
三次元 ( さんじげん ) の空間 ( くうかん ) に共鳴 ( きょうめい ) する じゃあくなる力 ( ちから ) を!!
そしてエンディング後に追加された再戦ボス達を制し最後に立ちはだかるのは、更なる力を得ることで27年の時を経て遂に立体化したクリスタラーであった。
SFC時代のドット絵から『
ファイナルファンタジーVII 』以降の3Dデザインに変貌しており、FF要素とメタ発言が全開である。
その強さは裏ボス時代とはもはや別次元であり、HP-1の全体攻撃「メテオ」に9999ダメージの「ファイナルクロー」とトンデモない技を繰り出してくる。
お供のクリスタルも倒されるとバフを掛けてくる始末であり、本作のエンドコンテンツの名に違わぬものである。
曲も重厚なオーケストラアレンジとなっており、原曲のサビの後にヴァイオリンのソロ演奏が入っていたりと、近年の
スクウェア・エニックス らしいアレンジを感じつつも極限の戦いに相応しい内容となっている。
余談だが、『
ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ 』ではこの一ヶ月前にパッチ6.5“光明の起点”が配信され、FF4の要素を多数オマージュした第十三世界のストーリーに区切りを付けている。
結果ピクセルリマスターも含めると、2022年〜2023年はFF4のアレンジ曲が多数公開されており、この曲がそのトリを務めることになったのは何か運命的なものを感じないだろうか。
過去ランキング順位
「バトル2」(対クリスタラー戦と統合)
ファイナルファンタジーIV「バトル2」
スーパーマリオRPG「対クリスタラー戦」
サウンドトラック
FINAL FANTASY IV ORIGINAL SOUND VERSION
SUPER MARIO RPG ORIGINAL SOUND VERSION
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最終更新:2024年03月25日 20:00