エックス バーサス ゼロ
概要
本作のラストステージである「零空間3「覚醒」」における主人公・エックスと、もう一人の主人公・ゼロとの直接対決で流れる曲。
プレイヤーがプレイアブルキャラクターに選ばなかった方のキャラと戦うことになる。
激しいギターリフをバックに流れるシンセサイザーのメロディが激しさや疾走感と同時に寂寥感を感じさせる曲で、無二の親友であった二人の一騎打ち時の心境を表しているようにも聴こえる。
またこの戦いはこれまでの作品で仄めかされてきた宿命の対決であるのと同時に、ストーリーの背景には
初代から続いてきた
因縁の果てまでもが仄めかされており、曲からは終末感すらも感じさせる。
これまでのシリーズの流れを知るプレイヤーほど、この戦いと曲の重みを深く感じることだろう。
第1回からランクインし続けているシリーズ屈指の名曲であり、多くの最新曲や隠れた名曲たちが次々上位に食い込んでいく中でも常に安定した人気を保っている。
「ロックマン30周年記念ライブ」では演目のトリを務めている事実からもその評価の高さがうかがえるだろう。
後に歌詞が付いたボーカル付きアレンジ版「X-Buster」も登場した。
『
ロックマンX DiVE』では「覚醒ゼロ」「ゼロ ナイトメア」の実装のPVで原曲が使用されたが、更にメインキャラクターである「ヴィア」との対決でも使用された。
そして20番目のストーリーである「ディープログ」の最奥で待ち受ける、ストーリーラストボスである「ViA■」との決戦において、満を持してこの曲のアレンジ曲である「X vs ZERO (DiVE Arrange)」が流れる。
作品に合わせて音源が一新されたことでより熱さを感じさせる曲に生まれ変わっている。
イントロを含め新たに書き起こされたフレーズが、スローテンポで少しずつ盛り上げていくところからも、これが物語の最終章であることを感じることができるだろう。
アレンジを担当した
小見山優子氏は
Twitterで報告しているが、この際に「
あの名曲」とまで言っており、作曲者の側も原曲がシリーズの代表曲であるという認識のようである。
原曲は事実上「ヴィア」の戦闘曲となり、アレンジはラスボス曲の大役を担うという破格の扱いとなっているが、ストーリーの展開と
シリーズの根源に関わる衝撃の事実を考えると、この曲を使うこと自体に意味があり、この扱いは必然であったのだろう。
余談だが、ラスボスの「ViA■」の読み方が記号のため不明であるが、何の因果か登場の二ヶ月前に発売された
別会社の作品の
ラスボス曲も同じことをやっていたことが後年明らかになっていたりする。
過去ランキング順位
サウンドトラック
ロックマンX サウンドBOX
カプコン ミュージック・ジェネレーション ロックマンX1~6
関連動画
【ロックマン X DiVE】覚醒ゼロ
【ロックマン X DiVE】ゼロ ナイトメア
【ROCKMAN X DiVE】ViA■
最終更新:2024年02月27日 16:30