電磁加速砲・壱式

スタンド名「電磁加速砲・壱式」


(C)SEGA
破壊力‐A スピード‐E 射程距離‐A
持続力‐E 精密動作性‐B+ 成長性‐A-
A=超スモイ B=スモイ C=人間並 D=ニガテ E=超ニガテ

秒間火力:5580 マガジン火力:16120[3.25秒] 総火力:209560
CSによる影響)二脚:装甲C-以下ノックバック ホバー:装甲B以下ノックバック
(ニュード威力上昇装着時)
秒間火力:5652 マガジン火力:16328 総火力:212264
(ニュード威力上昇Ⅱ装着時)
秒間火力:5746.5 マガジン火力:16601 総火力:215813

「レールガンは十分な電流さえあれば、火薬式の弾薬以上のエネルギー効率で非常に高速な弾を打てる。
 初速は音速を優に超え、その破壊力は言わずもがなである。」

高い単発火力とフルオートによる連射を併せ持つ、電磁加速砲系列の初期型。
というか初期型のくせにいきなり秒間火力5500オーバーとかいう訳のわからん数値を誇る。
購入可能時期を考えれば、その時点では文句無しにトップクラスの高火力。
加えて単発火力も高いため、頭部装甲C+以下(後に弱体化、後述)の相手にCSでノックバックが取れる高いストッピングパワーも魅力。
逃げる凸屋をCS一発で固めてから何もさせずに秒殺…といった爆発力・浪漫も秘めている。勿論プリサイスショットやアンチスタビリティなどCSKBを誘発・強化するチップとも相性抜群。

射撃時の反動も小さく精度もA-と非常に高いため、高補正の頭で適当にタップ撃ちしてやれば結構な距離までまっすぐ飛んでいく。しゃがみ2も併用できればなお良し。
レートが低いため、目押しで最大火力を出すのはそこまで難しくない。具体的には秒間4.5打、☆10と☆20よりも少し遅い。
このため、本来強襲の交戦距離ではない中距離以遠でそこそこ有効な狙撃銃としても活用できる。悠長にトイレでくつろぐ敵機とかが見えたらペチペチ撃って嫌がらせしてあげよう。
敵からすれば手出しできない距離から秒間5000以上、しかもアセンによってはCSKBまで誘発する弾丸がポンポン飛んで来るんだからウザいことこの上ない。でもV55カウンターは勘弁な!
上記の狙撃能力に加え、ニュード属性50%を兼ね備えるおかげで施設・設置物への攻撃力も申し分ない。自動砲台を1マガ以内、レーダー施設を2マガ半で破壊可能。
他の主武器では狙いづらい、ちょっと遠め/高めの位置にあるリペアマシンやエロ先生もタップ撃ちで迅速に撃ち落せるのは無視できない強み。

反面マガジン火力は16000程度と低め。N-DEF込みガチムチ相手には全弾ボディショットでも落としきれない。しかもリロードも麻主武器としてはやや長め。
その上レートの低さが仇となりとりあえず弾幕を張ってラッキーヒットに期待することも困難、と結構なAIMちからを要求する仕様となっている。
またカタログスペック上の集弾性能はA-と良好なものの、ニュード武器の宿命故かレティクルの広がり方がやたら大きく、トリガー引きっぱなしだと3発目以降は結構バラける。
特に中途半端な距離でブーストしながら垂れ流したりすると「連射精度A-はどこいった」と思わず口走りかねないレベル。
強化ロックを付けるなりタップ撃ちするなり密着して接近戦に持ち込むなりしてその高い瞬間火力と奪KB力を押し付けたい。
先述の通りレート自体は低いので、落ち着いて目押しができればセミオートのSTAR系統より最大火力を発揮するのが容易というよくわからない性能をしている。それできるなら紫電でよくねとか言ってはいけない
コア凸に関してもニュード属性混合、低いマガジン火力が足を引っ張りダメージ効率はあまりよろしくない。
壱式を使うなら副武器は対コア効率の良いものを選定していこう。

まとめると「低レート・高威力・高精度の弾をタップ/フルオートで撃ち分けできる」というボダブレでは極めて珍しい特性を持つ銃。
というか本当に使い心地がオンリーワンすぎて明確な比較対象が存在しない。錦や紫電、アイビス系統、MPG系統モードBとも似ているようで全然違う。
中距離以遠ではタップ撃ちして狙撃、密着したらフルオートでDPS5500を押し付ける…と交戦距離によって柔軟な運用ができるのが壱式の強みである。どっちかしかしないならもっと強い武器あるし…
最初はそのエキセントリックな特性に面食らうかもしれないが、慣れれば慣れる程魅力が増していく、そんな奴。
麻主武器の中でも特に激しく好き嫌いの分かれる一丁だが、倉庫から引っ張り出して一度試してみてはいかが?
補正とリロードは各自ちゃんと確保しようね!

+ Ver3時代の壱式さん
Ver3.0稼動に伴い、他の電磁加速砲が威力UPする中一人だけ連射速度UP(240/min→270/min)と不思議な強化を受け、
1マガジン撃ち切るより基準リロードのほうが長いというマゲRFさんもびっくりのイロモノ武器と化した。
まあおそらくCSによるよろけ誘発できる頭部の数とマガジン火力増やしたくなかったんだろうが…
撃つ為にリロードしてるのか、リロードする為に撃ってるのかはわしにもわからん…
連射速度UPにより秒間火力も恐竜に次ぐ5175に急上昇。フルオートの麻主武器かつ系統初期型とは思えぬ訳のわからん値である。
とはいえ、マガジン火力は当然据え置きで中距離以遠での撃ち合いはあいかわらず苦手で、
「不意打ちでのわからん殺し」「至近距離でのごり押し」により特化した調整といえる。
ここまで来ると癖が強いというより、もはや癖だけで構成されている様な有様。
エキセントリックを通り越してメンヘラヤンデレとでも言うべきだろうか。

+ 電磁加速砲・壱式がこの先生きのこるには
「連射精度詐欺」「マガジン火力低すぎ」「リロード3秒の男の人って…」等等、実装当初から使い手を選びまくり
KBの取れない玖珂S頭の大流行、2.5のステップ射撃補正悪化、あらゆる点で上位互換のSTAR系列実装により壱式は静かに息を引き取った…
だが…壱式使いは死滅していなかった!

  • はじめに
はっきり言ってVer4.0XZP現在、壱式より実戦で強い麻主武器はたくさんあります。
よほどの思い入れやこだわりがない限り、どちらか片方の長所(ノクバ能力・DPS)により特化している、
流行りの主武器を使ったほうが結果が出やすいだろうし上も目指しやすいと思います(無論個人差はありますが)。
それでも「壱式やるじゃん、握ってみようかな」と思ってもらうのが作戦目標です。

  • 長所
フルオートの麻主武器の中でもトップクラスのDPS5580!(単発威力1150、連射速度270/min)
ほぼ無反動なので回避とAIMにのみ集中しこの数値が出せるのは大きな利点です。マウスの左クリックにも優しい仕様となっております。
また、装甲C以下の頭部に対してノックバックが取れます。チップや重量関係で杖系統や軽量級の頭が増えてきているため、思わぬ形で恩恵を受けています。
それでも対実弾/ニュード防御がセットされていれば装甲CではKBが取れません。転倒耐性も強敵といえるでしょう。

  • 短所と克服法
まず槍玉に挙がるリロードですが、こればっかりは腕パーツに依存せざるを得ません。

  • リロード特化型:月影・烈風腕(1.31秒)、エッジβ/Plus:S fv/ガルム70腕(1.41秒)
  • リロード寄り・武器変更標準型:アスラ・参/月影・新/初期Plus:S腕(1.51秒)、修羅W腕(1.61秒)
  • リロード・武器変更バランス型:Z.t.-Ω腕(1.51秒、武器変更B-、チップ0.4)、Plus:S lw腕(1.61秒、武器変更B、チップ容量0.7)
  • フルセット運用のみ:フルX運用X-IIs/Vsp2腕(1.61秒、武器変更B/C-)

上記のように、基本的には軽量腕が適任です。一方で、リロードに関する修正やパーツプールが増えたことで、多くの選択肢が生まれています。
また、バランス腕で挙げたように、武器変更の高い腕でパイロダート系統(特にインペイル)を組み合わせると、
リロード含めあらゆる面で壱式の穴を埋められるいいコンビになります。
コア凸やマガジン火力を考えたら一番現実的でしょうか。
変則起爆弾系統も使い勝手の向上した手榴弾として活用できるでしょう。ちょっと重い壱式さんと重量面でも相性ばっちりです。

どちらにせよある程度ごまかしが効くようダッシュの早い機体で運用するのが基本ですが(どうせ腕の装甲で柔らかくなるので…)、
戦闘厨するぞー!と割り切って中量脚にHGや路地胴を積んでまかり通るのもありです。

次に連射精度の問題ですが「レティクルの開きが異様に早い」のが原因です。
これに関しては、射撃補正の高い頭部を使いつつフルオートぶっぱとタップ撃ちを使い分けることで劇的に変化が現れます。
押しっぱなしだと散りまくりでミリ残りを始末できないなんてザラですが、多少速度を落としてでもタップ撃ちすることで大分まっすぐ飛びます。
また、チップ「移動中射撃補正」があると撃ち合いでの命中率・CS率が目に見えて上昇します。超おすすめです。

ちなみにタックルとの相性も良好。泣き所の長リロードや密着状態での機動戦闘をフォローでき、当ててしまえば動きも止まるので
「火力を押し付ける」壱式の強みを最大限に活かせます。特に厄介なリア重に対して対抗しやすくなるのは大きな利点と言えるでしょう。

+ だがここ最近一筋の光明が!!
今流行の高速精密射撃チップを付けるとかなり弾道がまっすぐになることが判明したのである!
もともと壱式の弾の散るなによりの理由は反動でもなく集弾性能が悪いわけでもなく一発ごとのレティクルの開きが大きいせい。
高速精密射撃チップがこの弱点をぴったりとカバーするため相性が抜群に良い。
どのくらい精度があがるかというと、サイトに自動砲台がはまるくらいの距離で一発もそれなくなるくらいによくなる。
これにより他のレールガンに大きく劣っていた中距離戦での使い勝手が向上、壱式の爆発力を生かすCSも狙いやすくなった。
また近距離においても、低反動、高精度、高火力と抜群の性能を誇る銃へと生まれかわる。
マガジン火力と長リロードは相変わらずだが爆発力と素直さをとフルオートを併せ持った新生壱式。
ニッチな需要には変わりはないが一度手にとってはいかが?

…だったのだが、高速精密射撃チップが「スコープ使用時のみ適応」に修正されたため再び一筋の光明は闇に閉ざされました。
壱式「悪い夢……いや……いい夢だった……」
FAM「これが…いい夢でたまるかよぉ!」

+ ver4.0でほんのり強化されたよ!
それがあまりにも可哀想だったからなのかはわからないがVer4.0で再度強化されリロード-0.2秒、射撃精度1段階アップとなった。
強化自体はお世辞にも派手とは言えないが、アスラ脚の軽量級ブラストの台頭や杖系統のダイエットによる使用率増加を考えるとよろけを取れる相手が増える事が予想される。
クセの強さを補えるほどのものではないが相対的に強みを発揮できる場面が増えるのではなかろうか。

+ ver4.5でねっとりと強化されたよ!
NーDEFに対抗して単発火力が上昇、単発火力が1240になった。これは、CSで頭部装甲C+までの機体にKBを取れる値である。
今を輝く「プリサイスショットⅠ」を付ければ久我NX頭部からもKBを取る事が可能!
「プリサイスⅡ」だとB頭二脚までKBを取れる様になる。

因みに秒間火力は5580まで上昇!、それ以外の奥ゆかしいリロードと変化に富んだ弾道と可愛らしいクチバシと大人しい反動と系統1段階目を張るチートじみた性能は据え置き、つまりは純粋な強化である。

「☆を扱えなければACEになれないなんて嘘だッ!!俺が証明してやるッ!!」
「パンチの効いた武器が欲しい!久我の腑抜けた面をぶち抜いてやりたい!」
「レーダー破壊からのアハ凸もやりたい!でも戦闘もこなしたい!」
「反動制御と目押しの難しさに絶望しました、☆ちゃんのファン辞めます。」
「コア効率と軽さに長けて押しっぱで弾をばら撒けるサブマシンガンも良いけど、もっとエイム力に応じて強くなる銃が欲しい!」
「やっぱ時代はハイブリッドでしょ!」
「飛距離長くて精度高くてマガ火力もそこそこ有って、ストッピングパワーも有って超カッコヨスな武器、無い?」
「チップなら腐る程有るんだ!この店で最強の武器を出してくれ!」
「力が欲しい……!!力が欲しいよ…………!!」
「ザクマシンガンの直撃にも耐えられ、戦艦並みの推進力を持ったスモイブラストが出来たんだけど、武器だけがどうしても造れなかった……何か良いの無い?出来ればツイt…戦艦の電磁砲台並みの威力の奴とか。」

等と考えるそこの貴方m9、この「電磁加速砲・壱式」を使ってみませんか?

+ ver.Xでひっそり(相対的に)弱体化されたよ!
と、VerUPが続くたび強化されていた壱式だがVer.Xで転機を迎える。
壱式の性能自体はリロード時間短縮という強化をされたのだが、2つの問題が立ちふさがった。
よろけ閾値の変化とリロード腕の弱体化である。
まずよろけ閾値の変化だが、以前は3000ダメでよろけていたブラストが主武器では3300以上でよろけることになった。
これにより壱式CSでよろけをとれる頭がC+以上→C-以上に弱体化してしまったのだ。
また相性の良かった高リロード腕も弱体化(リロード短縮倍率悪化、腕部装甲当たり判定強化により低装甲が多いリロード腕はダメージを受けやすくなった)し、壱式リロード時間短縮は帳消しどころかむしろマイナスという事態に。

ver.XZERO、ZEROREV1でまたねっとりと強化されたよ!

流石にこのままではまずいと思ったのか、2つのVerを経て基準リロードが大幅に短縮(2.8秒→2.2秒)され、単発威力もちょっぴり(10)上がったことで戦術火力が上昇。
更にPD-インペイルの台頭により、予想外の新たな相棒を手に入れることになった。
つまり今まで壱式運用の必須条件であったリロード腕ではなく武器変更高めの腕を用い、
壱式のリロード中にインペイルに持ち替えフォロー、あるいは先にインペイルを撃って削り
中古になった敵機に壱式でトドメを刺す…という新しい運用法も出てきた。

XZeroPlus現在でもかつてのブッ壊れ主武器、速式と共に強襲/主武器の使用率ランキングに食い込んだり食い込まなかったりしている。

フルZ.tが流行している現環境でも、仮想敵が彼らならCSノックバックは取れるし1マガ以内でも撃破可能。
あの素早いZ.tの頭に壱式を当てられるかどうかは別として



…と、どうにもVerごとの環境に立場が左右されやすい武器である。
マガジン火力も重視されるようになりつつある現在では少々時代に逆行している感は否めないが、まだまだ見どころのある武器である…と思う。



最終更新:2018年08月14日 13:43