重火力兵装戦術講座

はじめに

ボダブレの魅力の一つに『多彩な武器を使える』と言うものがある。
狙撃兵装のマーゲイとレヴェラーの様に似通っているものもあれば、系統ごとに使い方がまるで違うものまで実に様々。
これは重火力には特に言えることで、同じ機関銃系統でも、ウィーゼルRとウィーゼルラピッドでは扱い方が真逆である。

細かいことは重火-主などの専門ページに任せるとして、ここでは支援兵装と並ぶガチムチ御用達兵装、重火力兵装の戦術について、Cランク向けの講習を行おうと思う。

重火力兵装の問題点も書いてるので、他兵装の使い手も是非読んで欲しい。
『ウホッ!イイブラスト・・・。ゲェッ!ジュウカリョク!!・・・・・・アッー!!』みたいな被害を少しでも減らすためにも。

重火力戦術その1:まずは砲撃を行う機会を知るべし!

重火力兵装を特徴付けるのが背中の特別装備、榴弾砲だ。
これはどの系統でも射程が長い上に上から来るので音と着弾前の炎以外は案外目立たない。
直撃すれば大抵のブラストは大破~致命傷を負わせることが可能という優れもの。施設破壊にも役に立つ。

重火力兵装の最大の長所というひともいるが、それ故に使い方は奥深い。
よく行われているが、最悪手と呼べるのがリスポンしたその場から榴弾砲を手近なプラントに落とすである。
一見、SPゲージのチャージ時間を考えると、早く撃つのは当然に思えるかもしれないが、実は逆。
まず、認識している戦況の流れが途切れていることが問題である。
その狙っているプラントに本当に敵は居るのか? 味方が押し返していないか? 逆に榴弾が届く頃には占拠完了して留守ではないか?
また、リスポンした地点という事は、敵砂が監視の候補に上げている。砲撃を始めた時点でこちらの無敵はないので絶好のカモとなる。狙撃屋講座にも載せている内容だが、やはりCランクの頃から意識しておこう。

なにより、榴弾発射中は視界が限られているのでスネークを見落としやすい。
榴弾を撃ってる間に、敵に後ろへ抜けられては本末転倒である。

このように強力な特殊武器ではあるが、ただ後方から垂れ流しているだけでは重火力兵装を砲撃芋と呼ばれても仕方がない。
射線が通っていなくても施設破壊できるからと敵ベースばかりに撃ち込むのも一概に正解とは限らない。
その上、エアバーストから強化された誤射判定で、勝利に貢献してないだけでなく、自分の成績を下げる羽目にもなる。

そこで必要となってくるのが戦況を読む戦術眼である。戦闘厨講座でも話題にしているが、Cランクの頃から意識しておこう。
よく言われるのが、敵と戦っている味方の向こう側であるとか、最前線プラントのやや敵陣側である。
だが忘れないで頂きたいのだが、これは単純なテンプレートでしかない事である。
攻めているプラントに直接砲撃するのは、基本的には占拠に向かった味方のノックバックを誘いリスポンしてきた敵には無害という悪手であるが、攻め手の味方が敵と比べて圧倒的に少数であるなら好手となる。

重火力戦術その2:バリアユニットを使いこなせ!

重火力の最大にして唯一の仕事は「戦線を押し上げること」である。
そんな時に役立つのはこれ、バリアユニットである。砲撃と同時持ちできないが。
これは簡易バリアを身にまとうもので、平たく言えば「自分の耐久力を水増し」できるものだ。
これにより、バリアを装備した重火力、通称リア重はプラント制圧戦において圧倒的な存在感を示すことができる。

しかしこれ、案外一瞬で剥がれるうえ、展開中にもどんどん耐久力が摩耗してゆく。
そこで、必要な時に展開し、必要なくなったら引っ込めて回復させることが必要である。


重火力戦術その3:主武器と副武器の特性を理解せよ!

まずは主武器。これはどれにしても『敵を削り殺す』ためのもの。Cランクのうちに手に入るのは、ウィーゼル機関銃系とガトリング系の2種類だろう。
だが、同じ『削り殺す』でも特性は全く異なる。
  • ウィーゼル機関銃系は軽量で扱いやすい。火力に関してはガトリングガンと遜色ないが、OHが早い。
  • ガトリング系は高い連射速度とOH!耐性によりブ厚い弾幕を形成することが出来る持久戦型。一方空転の存在により咄嗟の持ち替えには向かず、どちらかというと主武器一本で戦い抜けるボーダー用。
…と言う特徴がある。
どれを使うかで腕パーツの買い方が変わってくるのでよく研究しよう。

次に副武器。サワード系、プラズマカノン系、MLRS系の3種類。こちらは各系統ごとに使い方が全く違う。ただ、自爆に注意すべきであることは共通している。
  • サワード系は高い威力と爆発半径を活かした、重火力にとって近接戦の切り札となる。しかし、弾速が遅いので地面や壁に撃って爆風でダメージを与えるような技術が必要となる。
  • プラズマカノン系は弾速が速く、ニュード50%混じりのためN-DEF相手にも強い。一方爆風半径が狭いため、敵機を狙い撃つことが必要である。
  • MLRS系は遠距離にいる敵機を狙い撃ちにする武器。ロックオンする事によって高い誘導生を発揮し、上に向けて撃てば障害物迂回も可能なのが利点。連射入力によって近距離で弾幕を貼ることも出来るが、マガジン数が少ない分、他系統ほど気軽にバラ撒けないという欠点もある。なにより、重量超過に慣れ親しんだ重火力乗りでも気にかけるほどに重い。
マップや自分の立ち回り、その日の気分と相談してチョイスしよう。

重火力戦術その3:補助武器を使いこなせ!

重火力兵装は爆発系の武器が多いので味方誤射判定がつきやすい。エアバーストになってさらに厳しくなった。
しかも副武器はどれも当たればノックバック(敵味方問わず)を起こすのが悩ましい所。

そこで役立つのが補助武器である。
まずはECMグレネード。
これは敵の視界を一定時間遮り、さらには近距離ロックをも出来なくするので非常に便利。
光学迷彩を使う狙撃兵装も発動中のエフェクトで大体の居場所が分かるようになる。
それでいて味方に当たっても影響はゼロ。

味方に影響しないのだから、複数の敵を確認できたらまず投げ込むと良いだろう。
先から粘っていたHG、もしくは自分の後ろから復帰してきた麻と有利な戦線を展開できるようになるのだ。

ただ、無敵になる訳じゃないので注意。耐久力が残り僅かだと、闇雲に撃たれただけで撃破されることもある。
また、試験型は0.5秒で(=投げたらすぐに)発破するので援護には向かない。自機の防御用にどうぞ。

インパクトボムは爆風がかすった敵を問答無用で吹っ飛ばす武器。
これも味方への被害はゼロ。
持ち替えの早い腕を使い、インボ→ネオというコンボで確殺を狙う「インボネオ」というコンボは単純ながら非常に強力。

AN手榴弾は敵機の装甲を一時的に脆くする手榴弾である。
これを使うことでダメージレースで優位に立てるようになる。

補助武器はリペアポッドで補給は出来ないので、いざという時には使い切ってた、ということが起こるようになったら、「使いどころを考える」ってことも覚えよう。
ただ抱え落ちしても意味ないので、とりあえず投げる、でもいいかもしれない。

重火力兵装の弱点

重火力兵装はとにかく『火力がある』ので真正面から戦うのは自殺行為である。特にそこの修羅麻、聞いてるか?
だが、弱点も多い。
1.装備の都合で、重量耐性・反動吸収が重視されるので、重量級の機体が多い。故に機動力がない。
2.主武器はオーバーヒートの危険性もあり、リロードに時間がかかる武器も多い。粘って回避し続けていると、重火力側は弾切れを起こしやすく、しかも重量級の腕では副武器への交換にも時間がかかる。
3.榴弾砲は屋根の下には届かない。
…といった具合だ。
なので、障害物や地形を利用して立体的な戦術を駆使しつつ、白兵戦に持ち込めば対抗できる。ただし杖41胴とE.D.Gδ胴。テメーらはダメだ!!

ただ、相手が自爆覚悟で副武器を撃ってきたら、その相手の勇気に敬意を払い、そして自分の運のなさに心の中でOTLしながら再出撃しよう。

なに?『砂の自分はどうすればいい?』
至近距離からの竹槍しかないだろ。突っ込め。そうすれば光明が見える・・・・・・はずだ。


最終更新:2017年09月11日 00:53