ブラストランナー開発語録

ブラストランナー開発語録


世界初の二足歩行搭乗型高速機動ロボット、ブラストランナー。
その中でも最初期に開発された『クーガーⅠ型』。
世界最初のブラストランナーと言われる通称:久我1であるこの機体・・・これはあくまで正式採用で最初なのである。
久我1が正式採用になるまで・・・そこには、壮大なドラマがあった。

                  『projectSEGA~二足歩行兵器の礎~』

ーテーマ曲:地上の星(リムペV的な意味で)ー

♪かぜのなかのすーばるー♪
「謎の爆発事故・地球規模の大災害」
♪すなのなかのぎんがー♪
「採掘領域をめぐる組織間の紛争」
♪みんなどこへいったー♪
「ブラスト・ウォーカーの戦闘用改良要請」
♪みおくーられることもなくー♪
「TUMOIインダストリ社の社運を託された開発チーム」
♪そうげんのぺがさーすー♪
「NCメタル実用化への難題」
♪まちかどのびーなーすー♪
「ニュード卵が足りない」
♪みんなどこへいったー♪
「過剰に余った鉛板」
♪みまもーられることもーなくー♪
「重量耐性向上の断念」
♪ちじょうにあるほしを、だれもおぼえていない♪
「II型への再挑戦」
♪ひとはそらばかりみーてるー♪
「奇跡の歩行B・反動吸収B・ブーストB+」
♪つぅばーめよーたかぁいそぉらかぁらー♪
「足りなかったのは耳」
♪おしぃえーてーよーちじょーのほしをー♪
「ついに完成した クーガー」
♪つぅばーめよーちじょうのほしはー♪
「世界初の戦闘専用ブラスト・ランナー」
♪いまぁどーこーにーあるのーだーろー♪

2夜に渡ってお送りするprojectSEGA特別企画「ブラスト・ランナー『クーガー』を完成させた男達」
今夜は数々の困難を乗り越え頂上を目指したTUMOIインダストリ社社員たちの物語です。



西暦21XX年。

増え続ける世界人口により深刻なエネルギー不足に直面した人類は
宇宙空間にその解決策を求めた。


「ソテル計画」
国際研究機関「GRF」による、太陽系全域を対象とした
新資源探査プロジェクトである。


軌道上の巨大研究施設「エイオース」を軸として行われたこの計画は、
10年の後、ついにある物質の発見をもって実を結ぶ。
ニュード・・・くがじろーやシュライム、シュラゴンの覚醒進化を促した恐るべき高エネルギー思念体である。

しかし、衛星である『ソテル』では重力や電磁障害などでの電子機器障害の問題が発生。
通常の掘削機が使いづらいのである。

そこで国連は特別技術開発研究局・・・通称・特技研を発足。
運搬や掘削などの汎用性を求めた二足歩行ロボットの開発に着手する。

戦車を中心とした開発系統や自動車をモデルとしたもの・・・紆余曲折をへて、真の世界最初の二足歩行ブラストランナーの開発に成功する。

『クーガー00型』
試作機数はR・C・Lの全3機。
真の意味で世界最初の二足歩行可能となった搭乗型機体である。
しかしこの機体はあくまで二足歩行が出来る搭乗型機体であるだけであった。
腕部の重量耐性や電磁特性、さらに言えば起動試験中に起きたブラストランナー同士の衝突事故により、更なる改良を余儀なくされる。

『クーガー0型 typeG』
クーガー00型の改良として、グラヴィティコンバトロントランスシフトシステム・・・通称GCTSSを搭載した機体である。
地球と異なった重力環境での稼動に対応するために、居住エリアでの稼動を前提として開発された重力干渉システムを小型化し、対衝撃流体制御システムとして搭載した。
これによりカタパルト着地時による機体へのダメージ、ブラストランナー同士の衝突事故を防ぐ事に成功。しかしこのシステムにより、ブラストランナーを踏み台にする事が出来なくなった。
行動不能以下の機体に乗ることが出来るのは、このシステムの機能が停止しているためである。

しかし、この後『GRF』と『EUST』の対立が激化。
死の商人『ロゴス』による技術革新と開発が余儀なくされる。

正式採用を目前としていた『クーガー0型』はその軍事利用のために、それぞれ3機いた機体R・C・Lを特質変化させる。

その結果生まれたのが
『クーガー0型 typeR』
『クーガー0型 typeS』
『クーガー0型 typeT』
の三種である。
この3機はver1.10条約以前開発の機体であるため、AC慣性廃止条約の影響を受けておらず試作型ACによる短期間高速飛行能力ACドライブを搭載している。
また、この機体製作には戦闘用開発であるため、正式採用のためのコストを度外視して作られており、ボーダーに支給されるブラストたちとは格段に違った厨性能を誇る。
それぞれ予備パーツを用意され、こちらもR・C・Lの三機がある。


『クーガー0型 typeR』
いわゆるシュライク型である。
ブースト容量の増大化と装甲の簡略軽量化を行った高速機動タイプ。
試作型ACによるAC慣性、ACドライブによって渓谷ならば大地を踏むことなく敵ベースに侵入できる。
武器変更やリロードも早くアサルトでは敵陣突破に、狙撃ではヒットアンドアウェイに優れる。
主に固定兵装セントリーガンや自動砲台のプログラム「自動迎撃システム」の認識判定試験に使われた。
typeCはこの試験に主立って使われジャンクに。
typeLを予備パーツに回し、SEGA技術開発局の試作筐体に一機が封印されたのみである。
テストパイロットは無双で有名な「アレックス」との噂。


『クーガー0型 typeS』
いわゆるガチムチ型。
超合成メタルを惜しみなく使った重量強化装甲による防御力とそれを補う強力な機械耐性力が特徴。
速度低下を起こしながらも、それを余りある装甲で突破力に変える。
その装甲はHG3をはるかに超える硬さであり、マインVにすら耐える。
重装甲化して低下した索敵能力を補うためにロック範囲を広大に、そしてマルチロック機能すら搭載している。
ティアダウナーは元々この機体が扱っていたものであり、反動吸収上昇のために柔軟化した機構によって腕が微妙に伸びて敵を凪ぐその様が真空判定を生み出したとされる。
試作型ACによる突撃から来るダウナー一刀両断はスペック以上の性能であったらしい。
主に武器の威力試験、そして機体の耐久精度と負荷耐性の試験に利用された。
C機が大破しており、RとL機が現存。やはり試作筐体に封印されている。
テストパイロットが牛マンだったとかなんとか。



『クーガー0型 typeT』
いわゆる汎用型である。
あらゆる電磁環境での索敵能力やCPUによる射撃補正、武装による重量耐性、武器のマニピュレーター制御の企画統一などの実験に使われた。
正式採用の『クーガーⅠ型』はこれのコストダウンである。
また、地形適正試験にも使われており、ニュード海での起動試験なども行われていた。
これらの試験に対応できるだけの機体であり、川を流れ、海を泳ぎ、空を飛び、火山を渡ることができた。
隊長機としての改造が施されており、久我2、修羅2、HG4、杖39、円2のように尖った耳と角を持つ姿が特徴。
メタモチップによる高速演算素子を利用した射撃補正A+は、レティクル操作無しでの狙撃銃による0距離射撃を可能としたらしい。
RとCが大破しており、Lのみが現存。
上記同様SEGA本部の地下に封印されている。
テストパイロットは当時より「公然の秘密」とされ、記録には残されていないが、関係者以外にも知れ渡っていた。

これら上記の機体たちは通常のBRに比べてスペック上最低でも1機で5機分の活躍が出来るとされている。
B上位ランク以上の方が乗ればそれ以上の活躍はいうまでも無い。
しかし破損時のコア減少が1/32であるため、かなりの注意が必要である。


日の目を見ることないブラストランナーたちはまだまだ存在する。
同様に、試作開発された武器・武装たちも・・・。
戦場でわれわれを助けてくれる武器、機体たちの影に、彼らの活躍があった事を忘れてはいけない・・・。

             ED曲『ヘッドライト・テールライト~【〒】(凸)(●){V}~』

最終更新:2010年07月31日 12:10