X−Vsp2 腕部

(C)SEGA

新機体支給キャンペーン一発目、X系統現段階最終形「Vsp2」の腕部。
肩部のスポークがIIIcgからさらに増設されており、顔面同様こちらも「X」を描く配置となっている。
「盾型弾倉の装着により強化された装甲と豊富な弾薬数で、隙のない戦闘力を発揮する」(原文ママ)Vsp2のある意味心臓部なパーツである。

………え、盾型弾倉で装甲強化?敵弾が命中したら誘爆の可能性がある弾倉で敵弾受けとめようとしてんの?
しかもそれっぽいパーツが肘から二の腕にかけてという腕部の重要な駆動部分にひっついてるんだけど、ヘタに誘爆したら腕一本丸々機能停止じゃない…?大丈夫なのかTUMOIィ!
+ 大丈夫だ、問題無い
「盾をラックとして使用する」という発想自体は随分と昔からあったようで、架空戦記物だと我々に馴染み深い機動戦士ガンダムシリーズによく出てくる。
代表的な所だと盾に近接武器を収納していたグフや、0083に登場するGP-01は専用の盾にEパック(ビームライフル用の予備マガジン)を収納していたという設定がある。


脚部同様こちらも動画で紹介されていたが予備弾数がウリ。3発副武器が4発へと増加する予備弾B-を持っているのが一番の長所。
それまでのX腕部パーツは素の状態だと増えても4発→5発がせいぜい、それすらできない子すらいるという状態。
「フルXは強いけど副武器が増えにくい」というブランド全体の弱点を解決できるという点から見ればかなり画期的。
それだけではない。装甲B、リロードBとそれぞれX系最高値。リロードはセトボ2を使えばA-まで向上可能。

ただし、X系の長所であった「使い勝手」の部分ではやや悪化している。
まず反動吸収がE+とほぼ軽量級腕部レベルまで落ちている。反動の大きい実弾武器を使うと反動を抑えるのに苦労することになる。
かといって電磁加速砲・速式のような特化武器を扱うにはリロードBでは足りないし、セトボ2込みのA-でも…正直もう一声欲しいところ。
武器変更速度もC-とX系中最低。まあ1倍なので遅くはないのだが他のX系腕部が全てBクラスと軽快なのでそこから変更すると正直違和感は残ってしまう。
またチップ1.2と全Xパーツ中ワースト1位でもある。同じくチップ数低めのVsp2胴や脚、IIIcg脚あたりと併用すると7スロを割ってしまう可能性があることにも注意。
ただでさえどんなに頑張っても8スロ行かないフルXで6スロはかなりキツイ。

重さも弱点であり930と重量級に片足、てかほぼ両足突っ込んでいる。
そこに前述の通り反動が低く武器変更も並、リロードはいいが特化型を扱うには足りない、という性能面の問題もありキメラには組み込みづらい。
ランドボンドⅡ型と比べるとなんと勝っているのはリロード1段階(0.05倍)のみ。
あとは「こっちの方が」30重くチップ0.3少なく反動吸収1段階負け武器変更1段階負け予備弾1段階負けと散々である。
一体何年前のパーツと争ってしかもボロボロにされているんだTSUMOIィ!大丈夫なのかTSUMOIィ!!
また反動吸収が気になるなら使い勝手が似ている飛天さんという手もある。
装甲とリロード1段階勝っている重量60、チップ0.6、予備弾1段階、何より反動吸収が8段階もの大差がついている
今流行りのUK系やラピッド等を使うならこの反動吸収は馬鹿にできない。

更なる重量化と予備弾数を許容できるなら、PLUS:G-cb 腕部辺りも怖い。
40軽く予備弾3段階優れているが腕部の性能的には全敗である。リロードは同じ。

腕部が重くリロードがもうちょっと欲しい、という性能から見るにやはりこちらも脚部同様ある程度フルセットでの運用を見越したパーツといっていいだろう。
ただし副武器が4発なら予備弾Cでいいため当然IIIcgやIeでもいいんじゃないの?という考え方も出てくる。
その予備弾を妥協してしまえるならば同じリロード値ながらも、
武器変更や若干の反動吸収といった使い勝手に秀でて70軽いIIsも無視できる相手ではない。

因みに公式配布されている壁紙のフルVsp2が持っているのは4発武器のBSR-ボーライドだったりする。確かにリロードが欲しい狙撃銃ではあるが……。

ただ最新型だから、と考えなしに飛びつくのではなく、自身のアセンや立ち回りを吟味した上でチョイスして初めて機能するパーツと言えるだろう。



最終更新:2018年06月13日 03:23