X−Vsp2 頭部

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8年の時を経て、ついに家庭版が発表された一週間後、実に1年半ぶりのロールアウトとなったTSUMOIの新型の頭部。
「オレがXの新型だよ!!」と主張するかの如く、ツートンカラー系のペイントを施すことで玖珂NXやスペクターⅢを彷彿とさせるバイザーにXが浮かび上がる。
他にも円Xのようなキバっぽいダブルホーン、そのツノの基部のセイバー2のような横伸びした部分であるニュード粒子吸収装置など、各部に歴代TSUMOIの機体の特徴が見てとれる。
2018年のお正月画像の機体はこのVsp2だが、やはりバイザーの自己主張の激しさから「Xの新型だコレ」とさっくりバレてた言われてたとか。

スペックを見ると、やはり前段階のIeと同じく隙が見当たらない。
強いて言うなら700を越えてしまった重量や系統最低の索敵値がネックになるか。
しかし前者はフルセットだと問題皆無、後者については必要十分値である。
また、ロックD+というのも実用最低限レベルだが、IIsを使っていたボーダーにとっては慣れた距離である。
何よりも装甲とDEF回復がBという粘り強さに、どんな武器も問題なく扱える射撃補正B-が乗っかっているメリットのが大きい。

キメラ適正は若干低い、というよりフルセットで使ったほうが弱点が消えて強いというのが評価の落とし所。
スペックバランスはよくとも、キメラの際は何よりも700という重量級レベルの重さが響いてくる。
なので、カツカツな中量脚部に脚部に載せるよりも、ある程度積載的に余裕をもった脚部を用意するといいだろう。
手に入れるには高級な素材とGPを大量に必要とするが、Ver2.x時代のヤクシャのようなフルセ前提のハイエンドバランス型なので、素材(深種)と懐具合(GP)に余裕があれば買っておいて損は無いだろう。

Vsp2がどういう意味かは現時点では不明。
X系の通例通りなら「V」はアルファベットのブイではなく数字の「5」だが…。あれ、「Ⅳ」は?型番飛ばしはAE社の特許じゃないの?
ツモイも日系企業故に縁起の悪そうな「4」を飛ばした可能性もなきにしもあらずだが。
spは…多分アレだろうがじゃあそのあとにつく2は何よ?という話になる。謎は深まる。深まってる。多分。

恐らくspの由来になったであろう、スペクターMRG 頭部とは、重量・チップ容量・装甲が同じで、
あちらから射撃補正と索敵を落とした分、ロックオン+10m、DEF回復が6秒ほど早い。
キメラパーツとして使うなら、見た目と戦闘スタイルで決めてしまおう。


なおビジュアル的な面では当然雄々しく突き出た二本角が最大の特徴となるのだが、角度と方向の関係で久我Ⅱのように何かの"耳"として扱うには若干厳しい。
複数居る一本角の機体と示し合わせて赤鬼と青鬼のコンビを組むのも面白いかもしれない。敵同士になった時は壮絶な仲間割れが起こるけどな!

ちなみに、ツートンカラーを使うとXが浮かび上がることは先程述べたが、ストリーム系カラーを施すとXは浮かび上がらない代わりにバイザー中央に◎が描かれモノアイのように見える。
特にブラックベースのストリームカラーはバイザーも頭部他部位同様ブラックになるのでバイザーのX模様がモノアイのレールのようにも見えがらりと表情が変わる。
ブラック&レッドのストリームカラーはどう見ても敵役メカにしか見えない凶悪フェイスだが時間と50GPが余った時にでもお試しあれ。


最終更新:2018年01月27日 18:09