グランドバスター

(C)SEGA

単発:7100 マガジン:14200(2発) 総火力:56800

エックスゼロプラスのアプデにて2017/09/08に実装された新型ロケット砲。
性能を簡単に言うと、2連射できて爆発半径が広がったサワードロケットに、地形もしくは固定目標への、Bボタン(マウス右)クリックでロックオン機能をつけた代物。

ロックするとシーカーロケットのように直進後、誘導を開始。
ノーロックで撃つと真っ直ぐ飛ぶ。
ちなみに途中で弾速が加速するなどの、ラグを増大させる仕様は(おそらく)ないので、ノーロックなら2連射できる爆風16mのサワロケのようなモノとしてツカエル。


ロック機能を考えずに武器単体で比較するならば、同じく2連射可能なプラズマカノンUGが対象だろうか?
UGに対し重量80、威力100爆風5m増、リロード1秒となっている。

単射の性能で考えるとサワードスマイトが対象となる。
重量60、威力600、爆風同等、リロード0.1秒となっている。
でもね、グラバス君は2連射できるんだ。

1撃必殺の火力はないものの、爆風が広がったことによる単純な当て易さからくる削り能力が高い。
リロードも早いので、武器変更の高い腕を使って主副武器の交互撃ちが捗るだろう。
ただし爆発100%なのでN-DEFの0.8倍補正が、単発火力7100には厳しいか?
爆風拡大やDEF破壊適正チップを添えて補ってあげると、より頼りになるだろう。


さてロックオン機能について触れると、こいつでブラストを狙うのは(ヾノ・∀・`)やめとけやめとけ。
(従来の武器による「Bボタンによる特定の敵をズームして狙う」ことができないため)
見つけた敵機を、悠長に地面をロックしてから撃つくらいなら、普通に偏差撃ちしたほうが早い。

こいつは設置型の要請兵器や、ターレット、自動砲台などを遮蔽に隠れながら撃つ機能だ。
ちょっと顔を覗かせてロックしたら、あとは障害物の裏から山なり弾道をイメージして、照準を移動させて撃つとグッド。
一方的に撃たれる痛みと恐怖を味あわせてやろう。自分が粛清された?知らんがな
ただし約40mほど直進してから誘導を開始する為、近すぎると誘導が足りず直撃しないので距離感には気をつけよう。
あえてブラストを狙うなら、プラ占拠やトイレタイム等の足を止めている敵にやると良いだろう。

最大ロック距離250mの為、高い索敵頭部と合わせることで遠距離から敵味方の設置物を判別、破壊するといった戦法もできる。
 48C「(`・ω・´)キリッ」

………なに?
そんな長距離を、スコープなしで設置物探すなんて時間の無駄?
前に出るのが仕事なのに後ろでモタモタするなって?
せやな(真顔)。

というわけで重火力兵装の特性から、グラバスのロック距離を有効活用する機会はそうそうないと考えられるので、索敵を気にせず好きな頭部を選択して出撃すると良いだろう。
 48C「(´・ω・`)そんなー」


ところでこいつのロックオン機能なんだが、なんとコア傘下に入らずにコア攻撃が可能なんだ。
このコア攻撃は、爆発拡大3チップをつけると1発ごとに4~8ポイントのダメージを与えられる。

やり方は最初にコアを支える塔の、コア設置位置よりも高所をロックする。
次に70~85m離れて、水平より下向きにグラバスを構えて撃つ。
これでロケットが直進後に、誘導によりポップアップして、コアに爆風をお届けするという流れだ。
すっごーい(白目)。
「あなたはコア攻撃が得意なフレンズなんだね!」

なおこのコア攻撃は誘導性能の低い弟のほうが、より遠距離から可能である。
平地だと約90~100mで4~8ポイント。
地形の起伏を利用すると9月10日の時点で最長186mという遠距離から(さすがに1発ではポイントにはならない程度だが)攻撃可能とのこと。
俺の名前を言ってみろ「そ、そんなバカな~」

というわけで今後の全国対戦では、今まで以上に重火凸に注意しよう。


…とまあ、今までにない魅力的な使い方が紹介されているが、コングなりネオなり普段使っている通常のロケット砲とは違うクセの強い武器である事は理解しておこう。
着弾ポイントが決められるMLRS系統の認識でいいと思う(当たるとはいってない)。
いくら遠距離コア攻撃が可能といえど終点ロックもさることながら、曲射のコース取りを簡単に許してくれるほど敵も優しくは無い。
この系統で凸をするという事は『遠距離シュート位置を予測、対策されやすい』という問題を孕んでいる。

また、通常の戦闘で使うと火力インフレが止まらない重火副武器としては物足りないものが有り、『当たれば勝ち』という単純な構図になりにくい。
爆拡3という浪漫を積んで出撃してCP剥げても責任はもてません、あしからず。

+ 物足りない?本当にそうだろうか
単発火力としては確かにマイルドであるが、上でも何度か触れているようにこの武器は2連射できるのである。
2連射した場合の性能で考えてみよう。

威力:14200 爆発半径:16m マガジン:4

こうしてみるとUGやスマイトとは別の比較対象が見えてこないだろうか。

そうコングである。

重火力のテンプレ装備ともいえる人気武器と比較すると、

威力800であるが、爆発半径同じで重量30リロード2秒減マガジン1増となっている。
また2018年2月の時点でグラバス系統の弾速の正確な数字は明らかになっていないが、コングと比べて弾速が早いことは明らかであり、これも利点と言える。

マガジンが4ということは、予備弾倉がA-以上であれば+2マガとなる。
「コング相当の武器が無補給で6回も打てる」といえばこの武器の凄さがわかるのではないだろうか。
またリロードの速さも見逃せない。リロード2.5秒がどのくらいかというとサワカスより0.5秒早い魔窟と同値なのである。

むろん単発威力は違うのでダウンや大破の取りやすさではコングの圧勝ではある。ただこちらは分けうちが可能でかつ弾数に余裕があるため、ミリ残りの処理やマイン除去などで気軽に単発で打っていくという選択も可能。さらに言えば上述されているように曲げ撃ちによるシュートもできるのである。

とこの武器の強みを上げてみたが、この武器の不幸はやはりよくできた弟の存在である。

重量20、爆発半径2m、リロード0.5秒、マガジン数同数に対して、威力500

と勝っている部分は多いのだが、重量20の差は重火力乗りからすれば誤差範囲であり、そのたった20の差でマガジン火力・総火力とも負けている状態。さらにはマガジン数は同数だが、マガジン当たりの弾数の違いから弟のほうが予備弾数の恩恵を受けやすく、誘導性能の違いからシュートも弟のほうがより遠距離から狙えるのでやりやすい(※個人の感想です)というのも大きい。

皆が皆蛇凸を狙っているわけではないとはいえ、ベース前占拠などでワンチャン狙える状況などは稀によくある状況。そうしたときにどちらを握っていたいかと考えれば、弟に軍配が上がる場合が多いだろう。

またリロード0.5秒差は無視できるものではないが重火力の戦闘は基本的には主武器と副武器を連携させて行うことが多く、持ち替え前提での戦闘では0.5秒の差はさして問題にならない。

そうなると爆発半径の差を生かしての戦闘力に意義を見出すしかない。とするとまたコングとの比較を考えねばならない。
当たり前の話だが、採用に当たっては個々人の戦闘スタイルとマッチしているかを考えてみる必要がある。
前線でラインマンをする場合、早早と撃破されてしまうことも珍しくなく、豊富な総火力を吐き出す前にやられてしまうのなら、1発の火力で勝るコングの方が当然信頼性が高くなる(このへんは弟も同様であるが)。
弾速やリロードの早さを生かしつつ総火力を吐き出せる立ち回りを考えたい。
ただ追い風として、URデバイスγの流行により再起を期待しやすい状況でもあるので、以前よりはこの武器が輝く場面が多くなっていると思われる。




最終更新:2018年02月17日 17:04