スイッチアサルト系統運用講座

スイッチアサルト系統運用講座

はじめに

まず以下のランキングをご覧ください。
これはBB.NETで公開されている強襲主武器使用率2017年8月26日時点でのランキングです。

順位 装備名 系統名称
1位 UK57速射機銃・弐 UK速射機銃系統
2位 ヴォルペ・メガロ 突撃銃系統
3位 UK60速射機銃 UK速射機銃系統
4位 SSG9ーストーム SSG系統
5位 VOLT-RX VOLT系統
6位 STAR-20 STAR系統
7位 電磁加速砲・速式 電磁加速砲系統
8位 S100アルバトロス アイビス系統
9位 STAR-30S STAR系統
10位 電磁加速砲・壱式 電磁加速砲系統

いかがでしょうか。このランキングにはスイッチアサルト系統は一丁もランキング入りしていません。
正確な母数は公開されていないので不明ですが
「言われてみれば、全国対戦やスクランブルにスカッドといった対人戦でスイッチアサルト系統自体を愛用している人は見た覚えが無い」
そんな人もいるのではないでしょうか?

しかし実戦投入した結果は決して弱い、使えない銃ではないと筆者は判断。
むしろ、スイッチアサルトは強襲の主武器として最も完成度が高いのではないか。そう考えたのだ。
そこで少しでも運用のポイントや注意点をまとめ、普及したい!
その為、当講座を作成することにいたしました。

スイッチアサルト系統全体の特徴とそれぞれの銃の特徴

  • 3点射撃に由来する高い射撃精度を生かした中距離射撃と削りが主な用途のタイプA
  • フルオート射撃により近距離高機動戦闘が可能なタイプB

ざっくりとスイッチアサルト系統のそれぞれのモードの特徴をまとめるとこうなります。
同じく強襲兵装のタイプAとタイプBを搭載しているアイビス系統が
スコープモードを生かした遠距離戦闘を強みとしているのに対し、
こちらは適正距離の違いこそあれ、どちらかというと使いやすさ、及び近距離戦闘を主眼に据えてあることがわかります。

なぜスイッチアサルトなのか?…の前に…。強襲主武器論


強襲兵装の主武器には、サブマシンガンに代表されるフルオート武器と、ヴォルぺやSTARに代表される目押し武器がある。
どちらが優れている、劣っているという話ではない。それぞれに長所があり、短所があるのだ。この点は忘れてはならない。

ところで、強襲兵装の主武器、にはどのような能力が求められるのであろうか?
強襲兵装のほかの武器、及び強襲に求められる役割を見ていけばそれがわかると私は考える。

まず、強襲兵装という兵装に求められることとして真っ先に挙げられるのは「コア凸」と「防衛」の2つではないだろうか?
コア凸のために求められるのは高速アセンとコア凸火力である。

ボーダーA「コアに投げ込むのは副武器でいいでしょ?だから主武器はRXでいいよね」
A.現状は主武器のコア凸力も要求されている。
確かに副武器の火力は高い。
しかし、以下の要素で副武器が弾切れになることはないのであろうか?

  • 空爆でポイ
  • 罠センサーにポイ
  • 置きおにぎりでポイ
  • シュートでポイポイ

また、現状流行のPD-インペイルはリロードが長く、主武器と交互に打ち込むことが要求される。
つまり、主武器にもある程度のコア凸能力が要求される時代なのだ。

では、防衛を見ていこう。
防衛の際に求められるのはなんだろう?

ボーダーB「HSでKBをとれる星20とか紫電とか、もしくはタイフーンでいいんじゃない?」
A.ミリ残り相手にどうするのだろう?

確かにKBは強力だ。
筆者もKBで何回も凸ルートから叩き落されてきた。
しかしそれだけが防衛であろうか?
防衛というのは、「きっちり倒す」、場合によっては「注射器まで破壊する」ことまでが要求されているのではないだろうか。
星20や紫電、タイフーンの持つKB能力は確かに魅力だ。
しかし、これらの武器には「ミリ残り処理能力」が欠けているのだ。これではまずい。

なぜマズイのか。これら低レート武器は安定性に欠けるのだ。
実戦において安定性が高いということはどういうことか。それは、「敵の耐久力を確実に削り取る能力が高い」ということである。
つまり、ミリ残り相手に厄介な鬼ごっこを仕掛けられる前に倒せる、ということである。

先ほど例に挙げた武器のKB能力も「当たれば」の話なのだ。
当然、当たらなければどうにもならないのだ。
スイッチアサルトは、ミリ残り相手にも強いのだ。


ボーダーC「目押し武器のほうが性能いいんだし、DPSもマガジン火力も、発射レートも勝るメガロでいいんじゃないの?」
A.あなたはその武器のポテンシャルを出し切れていますか?
確かにメガロはスペック上は強い。
DPS6075、マガジン火力21600とハイバランスな武器である。
スペックを見る限り、強襲人気2位も納得ではある。
しかし、「目押し武器のほうがポテンシャルが高い」という言葉やこのスペックシートに踊らされてはいないだろうか?

DPS6075、とはあくまでも「秒間4.5連打を完璧なタイミングで行った場合」の数字なのだ。
つまり、実戦ではDPSはこれよりも確実に下なのである。
しかし、下の数字を見てほしい。
これは、メガロのページのコピーである。

1トリガー火力:1350 最大秒間火力:6075(4.5連打/秒) 実践秒間火力:5157(秒間3.82連打を想定)
マガジン火力:21600 総火力:216000

実戦秒間火力は5157となっている。これはSA3SのBモードのDPS5640はおろか、SA2のDPS5280にも劣っているのだ。
もっと言えば、秒間3.82回の目押しでは、スイッチのAモードを使ったほうが高い火力が出てしまうのだ。
(スイッチ/タイプAの目押しは秒間4回。SACならDPS5382、SA3SならDPS6188)

ちなみに、メガロがSA3SのBモード以上のDPSを発揮するには、秒間4.2連打が要求される。これは理論値の93%に当たる
そして、それだけの精度の目押しをしつつ、目押しによるガク引きや照準の補正、回避機動をしなければならないのだ。
あなたは、それでもそれだけの高精度で目押しをし続けられますか?
できないのであれば、目押しにこだわるだけでなく、フルオート武器も考慮に入れる必要がある。
筆者はそう考える。

もう1つ。フルオート火器には特徴がある。
それは、「実弾速射チップの恩恵を最大限受けることができる」、つまり「チップによる火力の底上げがやりやすい」ということである。
目押し武器の場合はこうはいかない。
なぜなら、連射レートが変わることで目押し感覚が変化する。つまり「ヴォルぺ・メガロ」と「実弾速射チップ付きメガロ」は別の武器なのだ。

しかしフルオート火器はそうではない。トリガーは引きっぱなしでOKなので、速射チップの恩恵を最大限に、しかも手軽に受けることが可能なのだ。
ちなみに、SA3Sに実弾速射2をつけることによってDPSは6091、となりメガロの最大秒間火力を超える。
このような拡張性もフルオート武器の魅力であるといえる。

ボーダーD「ここまでご高説垂れてきたけどさ、それってUKでよくね?」
ボーダーE「つまりストームでいいんですね、わかります」
A.フルオートモードは有効射程が短い→設置物相手が苦手

ここまで読んで、「ただのフルオート火器宣伝じゃねえか」と思った方もいらっしゃるでしょう。
しかし私は初めにこう言ったはずです。
『どちらが優れている、劣っているという話ではない。それぞれに長所があり、短所があるのだ。この点は忘れてはならない』と。
そして、FA武器では対応できず、目押し武器の長所の一つ「有効射程の長さ」を要求されるシーンも確かにあるのだ。

それは、遠くの敵機への嫌がらせ、というだけでなく、設置物の排除でも求められるのだ。
とはいっても、センサーなぞ寄らなきゃ分からん、という人も多いはずである。

筆者もセンサーは寄らなきゃ見えない。
罠も同じである。

しかし、戦場の設置物はそれだけではない。
設置物の中で、遠距離からの排除が求められるのは、各種先生と滞空索敵弾である。
これらを中遠距離から排除するには、やはり精度の良さを求められるのだ。
そして、さっき寄らなきゃ分からん、とはいったものの、センサー破壊にも精度が要求される。
センサーはやたら硬いため、FAだと破壊する前に弾が散ってしまう
これらに速射機銃では対抗できないのだ。
スイッチアサルトならば「タイプA」を使って対抗ができる。
これが他FA武器にないスイッチの魅力だ。



まとめ
ここまで見てくれればわかったと思うのだが、強襲の主武器というのは多くのことを求められている。
重火力なら砲撃やNeLIS、遊撃なら狙撃銃を持ち出しているシーンもあっただろう。
しかし、強襲の場合はこれらすべてに主武器で対応しなければならないのだ。

であるがゆえに、強襲主武器は「オールラウンダー」であること、つまり「汎用性の高さ」が要求される。
そしてこれは、スイッチアサルトの売りである。

であるがゆえに、スイッチアサルトは強襲武器として一線級である、と考えている。


+ へーそうなんだ!と鵜呑みにしてしまったあなたへ
UK57弐「そんなにAとB使い分けてる?遠距離から削る程度ならしゃがみ2以上つけておけばよくね?」
アルバトロス「さらに遠距離撃ちたいならと聞いてやってきますた」


ただ単純に強いならこんなに使用率が低迷するわけがない。当然欠点(及び現環境に合わない部分)も多々ある。


1.重い
UK57弐や速式、アルバトロスにデカい面されてるのはまずこれがあるから。
初期やCはともかくとしてもそれ以上の3機種(R、Ⅱ、ⅢS)は全て上記の3武器とほぼ同じ340前後の重さとなっており重さの面からはこれら重量級主武器と差別化出来ない。
初期ガト並みの重量はそれだけである程度アセンの圧迫を余儀なくされる。速さこそ正義の麻にとってこれは決して無視出来るものではない。


2.バランスはいいが反面飛びぬけた長所がない
火力の高い武器でも使いこなせなければこちらに分がある。
つまり逆に言えば一定以上使いこなせるならこちらが付け入るスキはないという事。
高火力武器と正面から撃ち合えば当然競り負ける可能性があるし、また先に述べた重量効率でも勝てない相手がそれなりにいる。
ランクインしている連中はほぼ全て火力面で特化している武器であり(例外はRXぐらいだろうか)、接敵から勝敗が決するまでが短いボダブレではやはり秒間火力は大きなアドバンテージである。
加えて彼らは
メガロ、ストーム→(火力の割に)軽さ
星系→単射による射撃精度確保、星20はCSによるノックバック
電磁加速砲及びRX、アルバトロス→高射撃精度による遠距離攻撃
というプラスアルファもしっかり備えている。


3.Bモードの射撃精度と反動吸収とマガジン火力
ある意味一番痛いのがキモとなるはずのBモードに置けるこの3点セット。それぞれが悪い方向にシナジーを発揮している。
まず射撃精度、C型を除き精度はC前後と元から良くないが連射を続けると終盤は弾が敵を避けていく。
その上マガジン火力は決して高くないので焦ってフルオートしっぱなしにすると敵前でリロードするハメになる。
そうでなくても軽量級ならともかく中、重量級に粘られると1マガキルはかなり怪しいライン。
UK57弐だって精度は悪いが、そこを連射速度と高いマガジン火力で補えるから人気ナンバーワンなのである。
じゃあ腕部のリロードを上げてフォローしようととすると今度立ちはだかるのはリロードと反比例しがちな反動吸収。
サブマシンガン系と比べ実弾フルオートとして明らかに反動が強いスイッチ系ではこの反動吸収が無視しにくい要素となってしまっているのである。
特に反動吸収EクラスでBモード連射は重火主武器かな?ってレベル。長所のはずのAモードによる遠距離射撃もかなりやり辛くなる。
またリロード型腕部はおおよそ装甲も低めなため、腕部の当たり判定が増加した現環境では安易に低装甲腕部を使うと対ショットガン等で事故ってよろけやダウンをもらうことも。
低い射撃精度を補おうと敵に接近すると事故も起こりやすくなるというジレンマ。かといって中距離からA撃つだけなら前述の通りメガロでおkなわけで。
その点ランクインしている連中は
「そもそも反動が低いor反動があっても連射速度が低めなためある程度無視出来る→反動吸収を捨ててリロードを上げられる」

「マガジン火力が十分高いためある程度リロードは捨てて武器変更や反動吸収、装甲に割り振れる」
のどっちかである。アセンにかかる負荷が明確に異なる。


4.スイッチ機構のわずらわしさ
これはもう欠点というよりスイッチ武器である以上どうしようもないのだが、合わない人はとことん合わないのがコレ。
散々言ってきたが現環境ではAモードだけ、Bモードだけではそれぞれほぼ上位互換となる武器がごまんとある。
残念ながら現環境ではABを使い分けなければスイッチ系はこの先生きのこれない…とまではいかないまでもかなり厳しいものがある。ってかそうじゃないならそもそもこんなページ作られてないし…
じゃあ使い分ければいいじゃん(いいじゃん)となった時、人によっては微妙にこのスイッチシステムがジャマしてくることがある。
Aで狙撃してたら敵機接近、Bモードに変更しようとして切り替わってなかったりとか手榴弾構えてみたりとか剣構えてみたりとか…特にとっさの操作に限ってまれによく起こるから困る。
当然これがスイッチ機能付きでないなら武器変更せずそのまま敵機を撃てばよい(まあ主武器の近距離の適正がどうであれ副や剣で一発狙い以外は基本主で撃つしかないが)ため武器持ち替え事故の可能性が一手減る。
もちろん上記のようなケースはためらわずAモード継続という手段もあるが、そもそも当ページでスイッチ系をおすすめした理由が「単射や3点射を100%生かしきれない人にフルオートであるBモードを使ってもらうため」。
Aだけでいいなら何度も言うようにメガロとその陰に隠れてサソリやヴォルペCがこっちに向かってくるわけで。
また単純なABの変更は慣れていたとしても副や補助にスイッチシステム搭載武器があるから操作の混乱を防ぐために主武器はスイッチ以外のものを、という考え方もあるだろう。



どの型を選ぶ?…メニュー


スイッチアサルト系統は現在5つの銃が存在します。

スイッチアサルト

系統初期型。
正直言って褒められる性能ではない。
後続のスイッチCに比べ秒間火力が240増加してはいるものの、マガジン火力、リロードが劣化。
特にリロード+0.4sは非常に痛く、初期型の使いにくさの一因ともなっている。

タイプA
精度が悪いのが非常に痛い。
これにより、主な距離である中距離帯における集弾性能の悪さが際立つ。
一応鬱陶しい気球の排除は可能ではあるが、中距離の敵機への嫌がらせはかなりきつい、と見ていい。
では近距離戦で強引に使うなら、という考えもあるが、こちらは人気2位のメガロが立ちはだかってしまう。
なんとも扱いどころに困った銃である。

タイプB
こちらはSACに対し、DPS240の向上が有利に働く。


ただし、1マガジンで落としきれるのならば。
1マガジンで落としきれない場合、リロードの差が大きく響き、火力勝負で逆転されてしまう。
マガジン火力は18060。中量級ならば落としきれるが、重量級はきついか。



総じて、スイッチの操作に慣れるための武器、という意味合いが強い武器である。
スイッチの持つ汎用性の高さに大きな魅力を感じるのであれば系統を買い進めてもいいだろう。




スイッチアサルトC

精度向上型にしてマイルド進化。
たちに比べても扱いやすさが光る銃である。
とにかく扱いやすさが光る銃である。大事なことなので2回(ry
これ1つを積んでおけば対応できないシーンはないのではないか、というくらいに汎用性が高い。
しいて言えば汎用性特化である。
スイッチアサルトの入門用として胸を張ってお勧めできる逸品である。


タイプA
劣化○○といわれることが多いスイッチ武器に珍しい「強化スコーピオ」である。
特筆すべきはスコーピオ以上の精度A-。
これと反動の小ささが相まって、立ち撃ちだろうが狙った位置にまっすぐに飛んでくれる。
これにより、鬱陶しい気球の排除やカウンタースナイプに便利。
加えて現環境では精度の低い武器共とか有効射程の極端に短いショットガンが主力と化しているので、これらの武器の有効射程外からビシバシ当てられる、というのは非常に鬱陶しい。


DPSも5640と十分高く、なんと重量40を工面すればスコーピオを完全に凌駕する銃となってしまうのだ。
こういう点で、アイビス系統に並び中距離戦闘に適した性能に仕上がっている。

タイプB
タイプAが強化スコーピオなら、タイプBは突撃銃版サーペント。
実弾FA武器最高の射撃精度B、十分実用に耐えうるDPS4920にマガジン火力18450、さらにこの火力帯の武器には珍しい1.8sという高速リロードが組み合わさり、扱いやすさは随一。
実弾100%なのでコア凸もばっちり。

反動無し、高精度、FA武器なので使用者はAIMと回避に集中できる操作負担の小ささも○。


総評
スイッチアサルトの中でもトップクラスに使いやすい異端児。
Aメインで強化スコーピオとしての運用をするもよし。Bメインで実弾版RXとしての運用をするもよし。
どちらでも健気に尽くしてくれる銃である。
非常に使用者の性格が出る銃ではあるが、それだけ汎用性が高い逸品であることは間違いない。
「強襲武器で迷ったらどれ」と考えた場合は真っ先に候補に挙げてもいいだろう。

スイッチアサルトR

マガジン火力重視型。
しかしながら系統最低のDPSと340という重量、さらに低い戦術火力が足を引っ張る。

タイプA
現状唯一のマガジン火力重視型3点射武器というオンリーワンな性能。
しかしその代償は大きい。
そもそもマガジン火力重視といってもその肝心のマガジン火力は30000に到達していない。
一応目押しを要するのでUK57よりは有効射程は広いが…


タイプB
いくらフルオートとはいえ、DPS4680はきついものがある。
似た性能のUK57にあらゆる性能で完敗してしまっている。
リロードは0.6秒こちらのほうが早いが、そもそもこのモデルは1マガジンで落とすことを主眼としたモデルなので、UK57・弐と同等のマガジン火力というものはマガジン火力重視型にしては不足と断ぜざるを得ない。


このように、タイプBを主軸に据えた運用は非常にきついので現状はタイプAを主軸に据えるというスイッチアサルトらしくない運用を心掛ける必要があるだろう。
タイプAならDPS5400と及第点、マガジン火力も28000overと持久戦を仕掛けられる。


スイッチアサルトⅡ

初期型を順当に強化したタイプ。
重量350と初期ガトと同じ重さになってしまい、D102アシュヴィン、S100アルバトロスが重量360と最重量を更新した後も彼らのダイエットによって再び最重量主武器に返り咲いてしまっていた。
現在はUK60速射機銃が重量360で最重量、SA2はそれに続く2番手である。

???「兄ちゃん、FAMさんみたいにネタにされるうちは、華だったんだね・・・」
???「Dr.ヒルルクも言ってただろ、忘れられたとき、死ぬんだ・・・。」

タイプA
ついにDPSが6000に達した。精度もB-と高めである。
ここだけ見るとスコーピオとメガロの間に位置する銃である。
しかし、スコーピオでも弱体化されたマガジン火力がさらに下がっているうえに、彼らより長いリロード2.2sが非常に痛い。
タイプAだけ見たら劣化メガロであると言わざるを得ない。
よって、必要に応じてタイプBを使わないと重量100の無駄遣いである、と言わざるを得ない。

タイプB
こちらは現状強襲一番人気のUK57・弐とほぼ同等の火力を持つ。
しかしマガジン火力がほぼ2/3となっているうえ、リロードも2秒超えとなっているのは変わらず。
精度の関係でこちらのほうがやや有効射程は広いが。


総評
タイプAメインでいく場合劣化メガロの烙印を押されてしまうであろう。
よって、SA2はタイプBを主軸としつつ、中距離先頭でタイプAを使うという運用が好ましいであろう。
つまり、いつものスイッチアサルトの使い方でOKである。
初期型の純粋な強化型ではあるし、なんだかんだでFAとDPS5280の組み合わせは強い。
UKにない中距離戦能力を生かせるかがカギとなるであろう。


スイッチアサルトⅢS

瞬間火力特化型スイッチアサルト。
現段階では系統最終形態である。
威力が上がったくせにダイエットに成功、重量は330である。

それでも重いが。


タイプA
最も近い銃を挙げるとするならSTAR-05である。
DPSは6480と同じ、リロードも1.9sと同じ。
マガジン火力は星051発分の負けではあるが、ほぼ誤差である。
ゼロプラスでの修正によりこちらの方がマガジン火力が上になりました。
こちらのメリットは目押しタイミングが緩和されたことによる最大火力の出しやすさ、弾幕密度、そして後述するタイプBの存在である。

なお、系統最低のマガジン火力のSA3Sだが、このAモードなら自動砲台や気球を1マガで処刑できる。

Xゼロ+でマガジン弾数が33→36に上方修正。
これにより、重量80を我慢できるのであれば星5の上位互換として運用できるようになった。


タイプB
強襲の純実弾FA武器の中で、ショットガンを除くと最高のDPS5640を引っ提げてやってきた。
これより高いDPSを持つFA武器は
  • SSG9-ストーム(DPS6000、拡散小、マガジン火力8400)
  • SSG9-トルネード(DPS7500、拡散特大、マガジン火力12000)
  • 電磁加速砲・速式(DPS6570、ニュード50%、マガジン火力11680(対コア10512))
のみである。

彼らに比べ、DPSこそ一歩劣るもののマガジン火力が16920と軽量機なら1マガキルを狙える域まで上昇しているのは心強い。
さすがにSSG9-トルネードには劣るがストーム、速式以上の対コア火力を発揮でき、タイプAによる中距離の障害物排除も得意である。
このあたり、汎用性を意識したスイッチアサルトらしい調整であろう。


総評
タイプA,Bどちらでもインファイトで高火力を押し付けることが仕事となる。
どちらでも競合武器に見劣りしない火力のため、最終武器として申し分のない性能となっている。
ただ、注意しなければならないのは、タイプB1マガジンでは自動砲台や気球の破壊は不可能である。
これらの破壊の際は、近距離でもタイプAに切り替えることをお勧めする。

徹底比較…ほかの銃との違いは?


Q.タイプBと他の武器(連射武器)とのスペックの違いは?

A.タイプAがある分、若干どこか(主にマガジン火力)でトレードオフとなっている。なお、UKに比べると精度は良好である。
武器名 重量 秒間火力(対コア) マガジン火力(対コア) 連射速度 連射精度
UK57速射機銃・弐 340 5,250 24,500 900/min D+
UK60速射機銃 360 5,400 21,600 720/min C
S95シーガル 320 5,200 18,200 480/min B-
M92ヴァイパー 190 4,800 20,800 900/min C
電磁加速砲・速式 340 6,570(5,913) 11,680(10,512) 540/min A-
VOLT-RX 250 5,000(4,000) 19,500(15,600) 600/min A
ヴォルぺ突撃銃FAM 230 5,400 18,000 810/min C+
スイッチアサルト 300 5,160 18,060 720/min C+/C-
スイッチアサルトC 280 4,920 18,450 720/min A-/B
スイッチアサルトR 340 4,680 24,570 720/min C+/C-
スイッチアサルトⅡ 350 5,280 17,160 720/min B-/C
スイッチアサルト 330 5,640 16,920 720/min C+/C-
比較対象となるであろうフルオート武器とスイッチアサルトのタイプBをスペックシートで単純比較すると、この表の通りとなる。
中距離対応用のタイプAがある分、どこかの部分で代償を支払った形が見えるな。

強襲主武器の中でも極めて高い秒間火力を持つスイッチアサルトⅢSもマガジン火力の低さには要注意だ。
今まではマガジン火力は二の次で、高い秒間火力のみ重視!と言っても過言ではなかったが
Verエックスで仕様変更されて以降、腕部や脚部の装甲が見直された結果
重装甲化も進んでおり、それに合わせてマガジン火力の重要性も再認識されつつある。


Q.タイプAで何を狙うべきか?

A.自動砲台や滞空索敵弾など各種設置物が主なターゲットとなる。

中距離用のAモードを活用できる最大の相手は設置物だ。各種セントリーガンやガンターレット、自動砲台のような設置物を射程外から壊せるのは勿論、
武器によっては見えているのに破壊しづらい設置物、エアロセントリーや滞空索敵弾、モスキート。索敵センサーも充分破壊する事が可能となる。
これらの破壊に対する適正はほかのFA武器にないスイッチアサルトの魅力なので、見つけ次第壊しまくろう。

戦場によっては味方の進軍のボトルネックとなるガンターレットが存在するので、先行して破壊しておくのもポイントにはならないが立派な進軍の貢献だ。
無論、設置物以外にも遠距離で進軍中の敵、味方と撃ち合っている敵にも惜しむ事無く銃弾を撃ち込む事が重要だ。

アサルトチャージャーの機動力を生かして狙撃ポイントを駆け回り、味方の進攻を援護する。
遊撃兵装とは異なった形の遊撃が出来るだろう…

Q.中距離で撃破がなかなか取れないんだけど…。

A.狙撃で積極的に撃破を取る銃ではない。

そもそもスイッチアサルトの本懐はフルオートを生かした近距離機動戦であることを忘れてはならない。
タイプAでの中距離戦闘にこだわるのはあまりよろしくない。

Q.それでも狙撃で撃破が取りたい!

A.狙い目となる敵を知るべき。

どうしても撃破を取りたいというのであれば、狙うべき敵を抑えておく必要がある。
まずは耐久力が減って逃げている敵。これは言うまでも無いだろう。

そして背中を向けて逃げ去る凸屋も追撃の標的となる。
ただし凸屋の背中を追っていたらベースに侵入されたとなると笑い話では済まない。
エリア移動で先回りするか、しゃがんで狙撃をするか、はたまたACで追いかけるかは、アセンやACの残量と応相談、といったところか。
なまじ取れる選択肢が増えた分、この辺りは悩みどころであり、かつ判断を間違えたくないところだ。

他にもアハトミサイルやCN-キャノンのような要請兵器を持った相手を長距離射撃で狙うのも有効だ。
せっかくの要請兵器だから何としても撃破を取らなくてはと、多少の被弾は気にしない敵機は多い。

撃破とまでは行かずとも、大きく耐久力が削れる相手としては重火力も忘れてはいけない。
当たり判定の大きくなるリア重はもちろんだが、真価を発揮するのは動けない榴弾やNeLISを装備した重火力だ。
特にリスポン直後、とりあえず榴弾を発射する重火力乗りは非常に多い。
  • リスポン地点をあらかじめ知っておく
  • そのリスポン地点から、最も砲撃が行われやすい位置=物陰に隠れやすい位置を知る
  • そこから狙撃地点を割り出す。
とやっておくと、再出撃直後なのにN-DEFどころか体力を大幅に削れる事もある。

強襲の強みは何と言っても機動力だ。それに射程が加わるのだから弱いわけがない。
しかし、機動力にかまけて射程を忘れては別系統に分が出てしまうし、かといって射程に気を取られてもアイビスというライバルがいる。
狙撃はできるがそれに囚われすぎないことが最も重要だ、というのは常に頭に入れておこう。

Q.タイプ切替をよく忘れてしまってトリガー引きっパでも弾が出ない…

A.基本はタイプBだということを念頭に置いておこう。

中距離での障害物排除役としてのタイプAは魅力だが、
強襲兵装の仕事は最前線プラントの確保やコア凸、ベース防衛と敵と肉薄した銃撃戦が主だ。
その為、この銃は機動戦闘に適したタイプBが基本となる。
…目押しできるのならばタイプAのまま、というのが最適解だが…

  • リロードやリスポン直後などのタイミングでタイプBに切り替わっているか確認する。
  • ミニマップの状況からそろそろ接敵しそうなタイミングで再度現在のモードを確認する。

この二つを心がければ、押しっぱなしなのに弾丸が出ない、などということはないはずだ。
銃のセレクターと異なり、現在のモードは照準の下、残弾ゲージの右側に常時表示されるので確認も容易だ。

Q.ちょっと待て!!反動大きすぎぃ!!

A.スイッチはC以外反動が強い。

実はスイッチアサルトはSAC以外は反動が強い。
ただ、安心してほしい。その反動というのは、縦反動ばかりである。
この銃も突撃銃なので、横反動に関してはあまりない部類である。
なので、運用の際は下方向へのリコイルコントロールに気を付ければ大丈夫である。

Q.全国対戦以外では活躍できる?

A.大攻防戦を除けばやや不向きな印象は否めない…

全国対戦以外でも様々なモードがあるが、大攻防戦を除いて若干不向きであるという印象だ。勿論人によりけりだが…。

スクランブルバトル…○
撃破した相手からニュードを回収するゲームの性質上、タイプBによる機動戦闘はゲーム性に合っている。
さらに言えば、手負いの敵を狙うということに関して、スイッチの持つ高火力低マガジン、そこそこの精度というのがぴたりと合致する。
一番の問題は公式が現段階ではスクランブルバトルを今後行う予定はないと明言したこと

大攻防戦…○
攻撃側、防衛側を問わず榴弾やNelisを装備した重火力が大量発生するので、それらを狙撃で対抗する事が出来る。
攻撃側には自動砲台も相手になるので貢献ポイントも稼げるだろう。
何より普段使用出来ない武器でも、ドンドン使用出来るイベントなので積極的に採用してみる価値はある。

ユニオンバトル…×
ノーマルやハードの難易度は別として、ベリーハード以上となると強襲自体がフェイズ1とサテライトバンカー運用専門になっている事も多い。
そんな中、重めの武器であるSAはマイナスである、と言わざるを得ない。

一応使い所があるとしたら、ニュード吸収装置オーダー出現時に高所に陣取り索敵、射撃を行う事が出来る。
ただ似たような事は遊撃兵装でも出来るし、何より遊撃兵装には偵察機がある。
そもそも高難易度に参加する程のプレイヤーでは、吸収装置の場所も覚えている事も珍しくは無い。
無理に搭載する必要性は薄いだろう…。

スイッチアサルト系統運用のポイント(アセン編)


Q.SA系統を運用するのにオススメの脚部パーツは?

A.ダッシュが速く、積載猶予が多い脚部が相性が良い。加速が高ければなお○。

とはいえ、スイッチの強みが汎用性にあるので、そこまで気にしないでもOK。

スイッチアサルト系統を採用する場合、敵の懐に飛び込んでインファイト、という形になるであろう。
つまり、『敵の懐に飛び込める機動力』がないと話にならないのだ。
最低限度でダッシュB+以上。可能ならばダッシュAは確保したい。
そして急襲のためには長距離移動能力が要求される。
そのため加速が高ければなおやりやすいであろう。

ただ、スイッチアサルトは重めなので、積載猶予があまりにも低いと、積むことすら叶わなくなるので、この点は注意しよう。

ちなみに巡行中はステップ時に比べ弾がまとまるので、気付かれる前ならば巡行射撃で速攻をかける、という手もある。
マガジン火力が控えめなスイッチアサルト系統を使う上でちょっと頭に入れておきたい。

これを考えると

  • ダッシュがB+以上。欲を言えばA-以上が好ましい
  • 積載猶予3,300以上
  • 加速C+以上
この辺りが基準となるか。

オススメ脚部パーツ
パーツ名 装甲 歩行 ダッシュ 加速 実質積載猶予 チップ量 備考
E.D.G.-θ D+ B B+ C+ 4070 1.8 中量級屈指の機動力を持つ脚部。積載猶予もばっちりで重装備が可能なのも○。ややダッシュは遅い
セイバーⅡ D C+ A- B+ 3,650 1.7 加速、積載猶予、チップ容量がバランス良くまとまったモデル
E.D.G.-δ D- D+ A- B 3,780 1.6 セイバーⅡ型とは積載増やして他妥協した相互互換に
ガルム67U E+ E+ A A 3,490 0.9 チップ容量が削減されたが加速A、ダッシュAの機動力の高さは魅力
フォーミュラⅡ型C D- C- A- C-(B-) 3,700 2.0 加速、積載猶予、チップ容量がバランス良くまとまっている。ホバーなのが残念
フォーミュラF型 D- C+ A+ D(C) 3,350 1.7 最速アセン御用達。SAをコアに叩き込むつもりなら
この6つが基本になるな。


上記の表はあくまで目安で、自身の求める方向を満たしてくれるパーツを選ぶと良いだろう。

Q.オススメの腕部パーツは?

A.副武器との連携を考えるならバランス腕。リロード特化なら燐腕。


現環境では麻といえども主武器一本の戦闘を行うことばかりではない。
もちろん、主武器一本で戦わなければならないシーンもあるので、標準以上のリロードは必要だろう。
しかし、PD-インペイルが台頭している現在、強襲といえども副武器との連携を考慮する必要はあるだろう。
副武器との連携を視野に入れるならバランスの良い腕が真っ先に候補に挙がるだろう。
インペイルとの連携を考慮すると、以下の腕が候補に挙がるだろう。
  • フォーミュラF型:リロードB、武器変更B、予備弾数Cを全部満たした唯一の腕部。装甲を妥協できるなら最有力候補。
  • X-2s&PLUS:G-cb:予備弾数1チップで上記基準を満たす腕部。重量と相談して決めよう。


昔ながらの主武器一本槍スタイルなら燐がおすすめ。
装甲、反動吸収、リロードという、撃ち合いに欲しい要素をすべて揃えているからだ。

Q.オススメの胴部パーツは?

A.脚部の性能を活かす高ブースト、かつ撃ち合いに強くなる装甲も厚め

これに関してはスイッチだから、という理由ではない。
単純に麻として求められている条件を考えるとこうなるだけである。

Q.オススメの頭部パーツは?

A.好みでおk。射撃補正はBは欲しい。

スイッチ自体近距離~中距離で戦う武装なので、そこまで突出した性能は必要ない。
しいて言えばロックオンがあれば便利だなぁ、という感じである。
DEF回復についてはあまり考慮しなくていいと思われる。
麻としての役目を果たしている場合、DEFなんて碌に回復しないからである。

おすすめチップ

A.下のチップは特にスイッチと相性がいい。

  • 移動中射撃補正、射撃制御最適化
SAの本懐である機動戦で、欠点の射撃精度を底上げしてくれるチップ。
特に射撃制御最適化は反動、射撃精度を両方底上げしてくれる超優良チップ。

  • 実弾速射
重火力乗りなら採用しているだろうチップ。
フルオートであるスイッチとの相性は非常に良好。

つまりどういうことよ?

つまり一般的な強襲アセンならスイッチアサルトは問題なく扱えるのである。
あなたのアセンに乗せれば即戦力になってしまうであろう。
例外は参脚だの閃脚だのを使っている場合である。
これらの場合、「積載猶予がなさ過ぎて乗らない」のでSAと少々相性が悪いかもしれない…


Q.何か変わった運用方法は無いの?

A.副武器に変則起爆弾系統、補助武器にカノンブレード系統を採用すると…

変わった運用方法をワシに聞くのか!?そもそもこんな銃を使用する時点で変わった運用方法だと思うが…。
ああ、そうそう。こんな遊び方があるぞ。
副武器に2016年9月12日に支給された変則起爆弾系統を、補助武器にバージョンエックスより支給されたカノンブレード系統を採用してみるとな。
上野砲にもちらっと書いたが主武器、副武器、補助武器全てがスイッチ方式の強襲兵装が完成するぞ。
こんな遊びが出来るのは現状、スイッチアサルト系統かアイビス系統を採用した強襲兵装のみだ。

…ちなみにこの遊び方を試したボーダーがいたそうだが
「全ての武器のモード管理が想像以上に大変で、自分の手に負えるものではなかった…」
と、CPを剥げ散らかして半ベソかきながら帰ってきたそうな。
手数が増えようがそれを活かせる技量がなければ宝の持ち腐れというもの。まあネタ半分に捉えると良いだろうな。




最終更新:2017年11月26日 12:01