街亭 ~山頂布陣~

街亭 ~山頂布陣~

概要

 ニュードを巡る争いが激化していく中、戦いの炎は各地へと拡散していく。
 かつて中国と呼ばれた地域の奥地、北部の山岳地帯。湖を挟んで対峙する両軍を見下ろすかのように、その山は佇んでいた。
 いにしえの古戦場を舞台に、再び鬨の声が響く。

 Ver3.594追加マップ第一弾。
 ダム湖を望む山岳を主戦場とするMAP。
 マップは逆U字型をしており、西南にEUST、東南にGRFのベースがある。両軍のベース間には深いダム湖、北側には大小様々な奇岩が並ぶ山脈がそびえる。頂上はかなり高く、山頂からはマップ全体が一望できる。天気はやや曇り気味。あちこちに生えてる木はニュードにより硬化しており、弾や榴弾が当たるので注意。
 両軍のベースから山頂までは常に登り坂が続くため、相手の頭上を抑える事で戦闘を優位に進める事ができる。また山岳地帯は大きな岩が点在しており、それらを盾にしての進軍、相手の監視をすり抜けながらのスネークなど、複雑な地形を把握する事が戦略上大きな意味を持つ。

全体図

 西南端の湖ほとりにEUST、東南の湖ほとりにGRFのベースがある。両ベースの中間地点、湖中心部には高さのある小島が浮かんでおり、互いのベースを目視できなくなっている。なお、この小島にはどのような方法を使っても上陸できない。
 ダム湖は全体的に、深い。岸沿いでもブラストの頭まで浸かり、ブラスト2機分以上の深さの所が大部分を占める。
 山脈はマップの南北中間やや南ぐらいから始まり、マップ北部中央へ勾配が続いていく。ダム湖との境界部分は垂直に切り立っており、途中から湖から山へ上がる事ができなくなる。迂闊に落ちると、エリア移動以外では生き残る事ができない。
 山頂地帯は岩に囲まれて周りから一段高くなっており、リフトや段差を伝って登る事になる。建物がいくつかある他は平らに開けているので、主力のぶつかり合う場所となる。マップ北側は急な崖となっており、落ちるとエリア外扱いに。
 山の各所には水墨画に出てきそうな巨岩・奇岩が点在しており、見通しが通らない場所が多い。通り魔・爆発物に注意。

設置施設一覧

  • プラント
5ヵ所。A・Bプラントは西側(EUST側)に、D・Eプラントは東側(GRF側)にある。Cプラントは山頂台地、中央やや北寄りに立つ。各プラントの詳細は後述。

  • リペアポッド
全部で9ヶ所。両軍のベース内に3か所ずつ、Aプラント、Cプラント、Dプラントに併設するのもが1つずつ。詳細はそれぞれのプラントの項で述べる。

  • カタパルト
それぞれのベース内に、山麓へ向けて発射されるものが4つ。
Aプラントから少し登った所にあるカタパルトは、山の5合目付近、Bプラントの手前まで到達できる。
Eプラントそばのカタパルトでは5合目過ぎまで飛ぶ事が可能。
登り坂のため、カタパルト射出後にブーストを使ってもそれほど距離をのばす事ができない。

  • リフト
山頂へ向けて、台地の手前から東西に1つずつ。それぞれ台地の東側/西側の壁を構成する大岩の上へと繋がっている。また、山頂裏側の小道から山頂台地へと登るものが1つ。
山頂の南西と北東、縁にある高い岩の上へ、山頂側から1つずつリフトが伸びている。相手の頭上から監視できるため、絶好の狙撃ポイントとなる。また、この上からブーストを吹かしつつジャンプする事で敵陣の途中まで飛ぶ事が可能。
奇岩の上を跳ねていく事でほとんど着地せずに山麓まで至る方法もあるが、これが可能なのは極一部の「NINJYA」と呼ばれるスペシャリストのみである。
他にも岩の上へと登るものがいくつか設置されている。

  • 自動砲台
各ベースに5つ。門の両側に1つずつ、外向きに設置。ベース内は3つ、コア方向へと向いている。
他、山麓からベースに至るまでの建物に1つ。山麓側を向いている。
ベース外にあるものは対岸からの狙撃でも破壊可能。ベース壁上およびベース内のものは山から狙撃できる。

  • レーダー施設
両軍のコア裏側に鎮座。山から狙撃する事は可能だが、構造物のスキマを縫う形になる。

  • ガン・ターレット
両軍ベース出口からやや離れた壁沿い、湖の岸辺近くにある。建物が邪魔するため、ほとんどベース入口しか砲撃できない。ぶっちゃけただの孔明の罠。
さらに、建物と湖の間から忍び込んだ凸部隊の足場にされる始末。「俺を踏み台にした!?」

戦術

 山頂のCプラントを制圧し、敵軍に対して上からプレッシャーをかけ押しこんでいくのがセオリー。ただ、押しこみ過ぎるとコア前に敵が密集してしまい、本末転倒になる危険性も。
 また、山頂の北側と南側の小道はCプラント側から目視が困難であり、スネークを警戒する必要がある。広域センサーをプラントに直張りする事で北側はかろうじてカバーできるが、湖側の南の張り出しを進む敵機は察知できない。敵にCプラントを制圧された時には、榴弾を打ち込む事でセンサーの掃除を狙うのも手の一つである。他の対抗策として、手慣れた凸屋は崖から崖へと飛翔し、レーダーを掻い潜るという。
 全体的に見通しが悪いため、突発的な遭遇戦が起きやすい。重火はガトリングの空転時間が重くのしかかってくるであろう。狙撃は位置取りがマズいと空気になりやすい。支援や強襲を選ぶ人間が増えがちだが、岩の上から攻撃されると射程の短い武器では対応に苦慮するケースも多々あるため、編成のバランスは大事である。

 でも絆の雪山だって中距離とか狙撃はいらん子だったようn(ターン

プラントごとのコメント

プラントA:

 山頂から見て南西、山麓にある。自軍ベースとの直線上には建造物があり、直接は見えない。
 カタパルトはプラントから見て北西に少し離れた地点にあり、ほぼ山頂方向を向いている。
 併設するリペアポッドは湖側、低い建物の手前にある。高さの関係で敵ベース方面から撃たれる事は無いが、山側から狙われると綺麗に頭へと当たる。使用時には上方向に注意しよう。まあ気付いたら死んでいるのは稀によくある事だ、気にする事は無い。

プラントB:

 山頂から見てほぼ真西、6合目ぐらいにある。山頂側には背の高い大岩(以下「一枚岩」と呼称)、Aプラント側にも大きめの岩があるため、半ば囲まれた形になっている。
 プラント北側から一枚岩頂上、ほぼ垂直にリフトが伸びており、登る事ができる。山頂側から見ても一枚岩の高さはかなりあるため、高所から飛んでこない限りはこのリフトが一枚岩へと登る唯一のルートである。また、山頂に向かうには一枚岩の北か南を迂回(もしくはリフト)する必要があり、距離の割に意外と時間がかかる。

プラントC:

 山頂台地のプラント。サブタイトル通り、ここを抑える事が大きな意味を持つ。
 台地上には建造物がいくつかあり、辺縁は大小様々な岩塊で構成されている。山頂へと至るルートはリフト以外に、岩の崩れたところやスキマから坂を上ってくる事もできる。東西に岩が崩れた場所が2か所、南東・南西の角付近からスロープ状の坂道、北側から東西一か所ずつ。ジャンプの仕方によってはこれら以外からも侵入できる。
 南側には横に広い岩が埋まっており、岩と崖との間には多少幅のある回廊ができている。中央部分は湖側へとせり出した崖となっており、その先端付近にCプラント付属のリペアポッド。湖と両軍のベース、さらに彼方に霞む山脈まで一望する事ができ、身(機体)も心もリフレッシュしてくれる。
 リペア終了時はポッドの後ろ側に着地するため、「修理したと思ったら水に浸かっていた、何を(ry」のような事態にはならないのでご安心を。
 無論、両軍のベースからは丸見えであり、\ここにいるぞ!/と宣言しているようなものである。
 また、瀕死の状態で駆け込もうと急ぐあまり、アクションボタンを押し損ねてダム湖へと落下する痛ましい事故が相次いでいるが、両軍のリペアポッド設営責任者は合同で「仕様です」とのコメントを発表している。

プラントD:

 山頂から見て東北東、5合目やや上ぐらいの高さにある。少し上がったところに二つの大岩(以下「双子岩」と呼称)があり、それにより山頂からはプラント柱の上縁が確認できる程度しか見えない。双子岩のうち南側にあるものへ、やや南側からリフトが伸びている。
 山頂を目指す際には、双子岩の北か南か間を進む事になる。間を進むのが最短ルートだが、上から爆発物が投げ込まれる事も多いため状況に応じて選択しよう。
 併設するリペアポッドは、プラントから北東にある。プラント円内では無いが、Dプラントを狙った手榴弾がバウンドして転がってきたりなど思わぬ事故が起きやすい。リペアポッドに駆け込んでも気を抜かず、周囲に気を付けること。

プラントE:

 山頂から見て南南東、1合ほど登ったぐらいの高さにある。傍の山小屋は一見木製だが、ニュードに侵されておりティアダウナーでも取り壊す事は不可能である。砲撃の際には、いい遮蔽物になってくれる。
 Dプラントとの間にはいくつも岩が転がっており、まっすぐ登る事はできず岩の間を蛇行しながら登る必要がある。
 傍のカタパルトは五合目付近、Dプラントの南側まで到達できる。あまり南向きに過ぎるとダム湖へ直inする破目になるので、注意。いいか、絶対するなよ、絶対だぞ!?

EUST戦術

 まずはともあれ山頂を目指そう。BプラントはDプラントより山頂に近いが、一枚岩を迂回するため山頂までかかる時間はそう変わらないと思っておいた方がいい。
 防衛においては、A・Bプラントを結ぶ線がやや湖寄りに存在する。そのため湖側の敵には気付きやすい一方、外側を大きく回っていた敵機に不意を突かれる危険性がある。また、間に障害物があり距離も多少あるため、もう片方のプラントへと駆けつけるのに時間がかかりやすい。早め早めの対処を心がけよう。
 一方、攻撃においてはD・Eプラントと湖との間が多少空いているため、ここを突く最短の凸ルートが第一候補となる。とはいえ最も警戒されているルートでもあるため、裏からの揺さぶりも必要である。山麓~ベース間では点在する建物でうまく迎撃を巻きつつ、華麗に凸を決めてやろう。

GRF戦術

 Cプラント攻めに関してはEUST側とほぼ同じ。
 EUST側と攻撃・防衛はほぼ入れ代わる形になる。
 攻撃ではA・Bプラント間の外周を突く方法や、両者の間を強行突破する手もある。EUSTの攻めに比べて時間がかかる分、障害物を豊富に使えるのでルート自体は多い。
 防衛ではD・Eプラント間が狭いため、間を抜かれる心配は低い。逆に、北側にも南側にも注意を払わなくてはいけないため、一か所辺りの防衛は手薄になりがちである。敵機発見やメッセージをフル活用して、味方と連携を取っていきたい。
 湖側の崖からACシュワシュワで湖上を飛んでいくルートも有用。ただ目立つ上に、一歩誤れば深い水底に沈む事となる。ご利用は計画的に。


最終更新:2010年07月19日 00:03