ヤマ・羅 胴部

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ヤマシリーズ胴部第三段目。
黒い装甲パーツがついていよいよ見た目も重さも重量級になってきた。
同じような構造のディスカスと比べ、ガッチリした印象を与え、頼りがいのありそうなナイスブラストな胴部となった。

ついに出てしまったDEF耐久Sは素でBRの耐久の半分を賄える。
ここまでくると、容量の減ったバリユニβを内蔵しているようなものである。
恐ろしいことにセトボ強化項目がこれまたDEF耐久であり、先の二機種よりも強化されている。
なので、フルセットを揃えてSB強化チップⅡを付けた場合、N-DEF容量6125と尋常でない数値を誇ることになる。
羅頭か天頭を使っていれば、これが20秒を切る回復を誇るもんだから堪ったものではない。
もちろんキメラで使っても充分通用する。その際は提携先の親戚の兄ちゃん達のようなDEF回復の高い頭と非常に相性がいい。
また、地味にチップ容量もそれなりに保有しているので、そういう部分でもキメラの適性があるともいえよう。
SP供給は標準なので、無駄遣いをしないよう心がけるべし。

弱点は王から引き継いでしまった低めのブースターと長兄のエリア移動の遅さ、そして自らの重さ
ブースター値95は加速で補うにしてもあと一歩足りなく感じるほどだろう。それに戦闘機動に使うにしても少し足りない。
エリア移動に関してはもう重量級みたいなものとはいえ、6.25秒は奇襲や防衛、補給にはあまり向かない数値。
これらの弱点を補うために胴部強化チップを付けるのも面白いかもしれない。
DEF耐久という長所を微量でも伸ばしつつ、弱点であるブースターとエリア移動を補えるので、チップ2を使う意味は大いにあるといえよう。
何より、ステップ数が一回増えるのが大きい。ちなみに、ブースターのみを補うのであればブースター1だとチップ1で済む。
ただし、一部重量級すら超える重量1450は、乗せられる脚部を使ったほうがいいかもしれない。

同じ高DEF耐久であるグライフ68Gとガルム70と比較した場合、防御性能が勝っていることが挙げられる。
特徴であるN-DEF容量はこちらが一段階上に対して、これまた遠い親戚であるかのようにブースター値まで一緒
SPこそ向こうが上だが、装甲やチップ容量は勝っている。
ただし、機能を詰め込みすぎて自重が重くなってエリア移動が遅くなっているのが欠点か。

重量・性質的に近いところで比較すると、ランドバルクAT、ジーシェン・フー、ヤーデ55がいい相手。
ATやフーと比較するとチップと重量で勝るものの、ブースターとエリア移動で劣る。
ヤーデ55は重量も負けてしまうが、その分チップの差は0.7に広がった上にSP1段階こちらが勝るようになる。
そして肝心の耐久性能だが、N-DEFを含めた総耐久は対実弾・ニュードでこそヤーデ55に負けるものの、AT、フーには勝利。
対爆発に至ってはヤーデ55にも勝る超耐久力を発揮する。流石ヤマだ、なんともないぜ!
……ただ、3者すべてにステップ回数で劣っている点には注意。特にフーとは2回の差があるので、何も考えず乗せ換えると高確率でブースト切れに陥る。
のたのた歩いているところを蜂の巣にされました、なんてことでは目も当てられないので、ブースト管理はしっかりと。
前述のとおり、ブースターをチップで補えばステップ回数は改善するが、その分チップの優位を投げ捨てることになる。
敢えて補強せず、ブースターを切らさないスキルを身に着けるのもいい選択かもしれない。

運用においては最大容量のN-DEFをどう活かすかがかなり重要になってくる。
このF3機能抜きでは少し固くなって、エリア移動が遅くなり、ブースターの減った玖珂1みたいなもんである。
使うからにはN-DEF回復の高い頭部を採用して回転率を上げるべき。
上にも書いたように、フルセットなら同じく羅か天、キメラならグライフやガルムがオススメ、重量級頭を見るならケーファー45。
加えてDEF回復の機会を増やすのであれば、チップ「DEF連携回復」の採用を強くお勧めしたい。

注意点にN-DEFは実弾とニュード属性の攻撃に対しては1.2倍の補正が掛かってしまうので、容量5000と言いつつもこれらに対しては約4166.66程度}しか賄えないということがある。
正面からの撃ち合いにおいて、バリアに比べてN-DEFが剥がれやすく感じるのはこれが原因。現行の主流である5000dmg以上の秒間火力の前では1秒も保たないのだ。
一方、爆発物には0.8倍の補正がかかるので、実質容量は6250を誇る。
この値は直撃でもない限り、万超えする高威力爆撃にN-DEFを犠牲に1度だけ本体へのダメージを最小限に留めさせることを可能とする。

大容量N-DEFの機体は正面からの撃ち合いよりも、ヒット・アンド・アウェイのスタイルのが適正が高いことを覚えておこう。
とはいえ、ボーダーブレイクはコンマ1秒でのダメージレースが勝敗を分かつハイスピードロボットアクションゲームなわけで。
1秒も保たずとも、追加装甲の値が多ければそれだけ生き残る確率は高くなるのは間違いないことである。

どうもガルムでケンカ別れしたベ◯ノに「お前らいなくてもコレくらい作れるかんな!」とあちらのウリであったN-DEF機能で喧嘩売ってるような気がしでもない。
もしくは、TSUMOIと四条の関係のようにノウハウを得てアレンジを加えてから独自に開発した結果なのかもしれない…
どちらにせよ高DEF能力というと提携先のあの会社がちらつくのでどーしても邪推してしまうのは仕方ないね。


最終更新:2017年08月11日 02:28