FAS-モスキートP

FAS-モスキータスP


画像はどこだ…偵察を頼む
(C)SEGA

一基あたりの秒間火力733、マガジン総火力2200、ニュード100%。

2016年11/21に突如4兵装全てに新武器が支給されたが、遊はコイツ。モスキート系統3段階目。

系統中の高火力型単発威力550、秒間火力733とどちらも系統中最高となっている。
まあそれでも素の火力では2個投げてようやくセントリーガンACを超えるくらい、LZは超えない。

なんだやっぱり蚊()か、というのはちょっと待ってほしい。
まず飛行し空中から攻撃するという特徴があるためCSが取りやすいのはモスキートのどれもがそうだが、そこで蚊Pの単発火力高めというのが生きる。
一発でもCSが発生すれば1375ダメージ、それだけでセントリーACの秒間火力は超えるし続けざま通常ヒットすれば1925とセントリーLZの秒間火力も超える。
しっかり空中に投げ敵の頭上をとれば火力は出るのである。
またコイツは生存時間が系統中一番長い(ウイングが展開してから約10秒)。その割に飛行距離は投てきの分の距離を加えても90~95mと初期と同様かそれ以下。
つまり射程距離は短い反面敵の頭上に留まってくれる時間が若干ながら長いのである
当然頭上に留まる時間が長い=CSが出やすくなるためスペックシート以上のダメージが出やすい。
少数の敵に3機ぶん投げての集中砲火はほぼ100%命中の無人攻撃としてはかなりの火力になるし、敵集団に投げても気を逸らしたりリペアを妨害したりとなかなか鬱陶しい。

反面弱点も多々ある。
まず重量540は系統中ワースト。Ver.Xで軽量化される前の初期蚊と同じ重量。
それに前述の通り射程距離がやや短いため投げる位置取りに気を配る必要がある
あまり遠くから投げてもレーザー発射する前に消えてしまうし、火力が欲しいからと敵の目の前でのんきに蚊を投げていたらハチの巣になるのはこっちが先であろう。
また飛行スピードが遅い分敵に狙われた際壊されやすい
敵が蚊や自分に注意が向いてない時に投げないとリアル蚊のアースジェ○ト直撃時のようにあっというまに墜落するだけである。
投げる高さにも気をつけたい。当然飛行位置が低めなら敵機と蚊との距離は短くなり撃ち落とされやすい。
高い方が前述の通りCSも出やすくなるため投げる時には出来るだけ高い位置に投げたい。
ただしあんまり高いと今度は蚊の感知範囲に敵機がかかりにくくなってしまうのでそこはある程度投げて感覚をつかむしかない。
弾数もたった3発しかないので上記のような(射程距離外で投げる、敵に狙われる等)ミスをするとロスが大きい。
いつなげるのか、投げるときは集中して投げるのか分散させるのかよく考えてから。
テキトーに投げたら丁度プラントの柱やプラントの浮遊ユニットに直撃して「PON☆(消失)」なんてミスは避けたい。筆者はもうやらかしました
まあ投げる数が少ないのはその分全部投げるまでの時間が短くて済むというメリットにもなるのだが。
例によってレア5を5個、レア6を3個、レア7も3個と購入素材も高くつく。

また遊撃の補助装備という事で超優秀な偵察機シリーズとバッティングしてしまっているのはいかんともしがたい。
それを差し置いてこれを装備するなら最低限戦闘やプラント占拠で活躍するようにし、必要時は支援や要請兵器で偵察を補えるようセッティングしておきたい。

Q.なんか最近ランキング上位にいるみたいだけど、コレって強いの?
+ A. ウザい
一機でもそれなりに痛い自律兵器が、場合によっては三機も飛んでくる。ウザい。
それに迷彩で隠れた本体が主武器なり副武器なり撃ってきたり、肩先生起動した状態で襲い掛かってきたり、
マグネで鈍重化させられる。ウザい。
無視して本体の相手をしようにも、地味に痛いダメージに加え、カメラブレで照準が揺れる。ウザい。
まさしくモスキートの名の通り、非常にうおっとしいうっとおしい。

が、見方を変えれば、破壊可能な設置物が三つでポイトン三倍。美味しいオヤツがふらふらしている、と考える事も出来る。
本体も一緒に撃破できれば15ポイトン前後を回収出来る計算になり、
逆に使う側からすると15ポイトン以上稼げなければポイトンレースで置いていかれる事になる。
偵察機などの索敵系装備を積まない以上はそれを補って余りある戦闘力を持たないと、味方の負担にしかならない 事を自覚しよう。
蚊取りには空爆可能なエクスプロードカノンがオススメ。
逆に支援は射程と拡散率の関係上ハガードでもない限り壊せない。

そして2017年2月9日早朝、ボーダーブレイクエックスゼロ稼働日。思わぬわけでもなかったけど出来事が発生。
なんと当日になってからちゃっかり威力が550→490に下げられていたのだ。

たかが60と思えるようだが、数で攻めるモスキートに関しては結構大きな数字……てか10%以上下げられた計算になる。
どっかの毒を撒き散らす銃が修正確定されて以降、次にお手軽なこちらが彼ら逃亡先になり、また索敵不足になることを懸念していたプレイヤー達の祈りが通じたのか、或いはロケテの最上位でほぼ全ての遊撃がモスキートを使用していたこと(マジで)が目に付いたのかもしれない。
いずれにせよプレイヤーには好評の修正で今後の使用率がどうなるかに注目が集まる。

そしてそして・・・?2017年5月8日。悲劇奇跡が起こってしまった。
+ 時代が変わる匂いがする
FASモスキートP遊撃補助武器使用率1位 (5/8、BBNET内ランキング調べ)
ぽいぽい投げているだけで誰でも周囲の敵にプレッシャーを容易く与え続け、AIMの無いプレイヤーでもそれなりの戦闘力を得られるのがこの武器のウリの一つ。
修正を受け、多少火力を落としてもその強みは今も多くのボーダーにウケているようだ。

だが待ってほしい。
大事なことなのでもう一度書くが、この武器は使っている本人が高い戦闘力を持っていなければセンサー支援と違い味方の負担になることを忘れないでほしい。

それは何故か?
かのアウルは60秒間マップの敵影を照らし味方全体の行動を助けるが、こちらは小分けにして投げても最大30秒間しか効果を得られない。
確かに短い時間でも爆発的に戦闘力を上げられるなら、カンの良いガキボーダーはここぞという場面で投げることで味方を勝利に導く一手を打てるであろう。
その一手の結果は重要なプラントの強奪であったり、コア凸の成功であったりと様々だが、確実にチームに大きく貢献している。それなら問題はないのだ、が。
逆にそこまで状況判断に長けたわけではないボーダーがモスキートを投げてもさして状況に変化は生まれない。
状況の維持だけであれば偵察機の方が確実に効果は高い。相手に実害を与えられる武器だとしても先手を打って相手の勝機を潰せるという偵察機のメリットには敵わないのだ。
それなら元祖先生系統や、エロエアロ先生系統の方が壊されるまで残り続けるため同じ使い方をするならあちらを積むほうが良い。
つまりこの武器は元々高い戦闘力を持っている人が苦しい状況を打破するための戦術兵器であり、決してAIMの補助の為の道具ではないと言える。
使い手次第で戦術的価値が大きく変わるモスキートPは間違いなく玄人向け。

積む時は自分は索敵を捨てても、本当に優秀な戦績を上げる事が可能なのか、他のセントリーガンを積む時以上によーく、よーーーーく考えてから積むようにしたい。
いいですか、我々ボーダーの全国対戦における作戦目標は、敵コアの破壊ですよ・・・!

本当にウザかった!モスキートの秘密

これまで「移動する設置物」があまりなかったため、気付かれなかった仕様として、
「ブラストランナーと設置物は被弾判定の処理?が違う」という仕様があった。
つまり、瞬間着弾武器でモスキートを撃っても、弾が素通りしていたのである。
何故か実弾とニュード属性で判定の仕様が違う事も同時に判明し、モスキートを破壊するにはニュード属性が最適であることも分かった。
検証動画 *要ニコニコアカウント
また、検証勢の時間とGPを犠牲にした努力によって、モスキート系統はそれまで
リング状のフローター部や、下部のグリップ部などにはそもそも被撃判定がなかった事が判明した。

BBXZPでは飛行速度の低下とそれに伴う最大飛行距離が低下し、
その上でリング状のフローター部などにも被撃判定が追加された。


最終更新:2019年02月18日 04:20