PD-インペイル
1トリガー火力：10800 マガジン火力：同左 総火力：43200
2016年11/21に突如4兵装全てに新武器が支給されたが、麻はコイツ。パイロダート系統4段階目。
何とついに3点射になってしまった。（連射速度は300発/m、アヴγやライオγと同じ）
このおかげで1秒にも満たない短時間に9発もの炸薬弾をばらまくトンデモ兵器になった。
これまでのパイロ系統は連射速度が遅かったり単発リロードだったりしていたので、瞬間的な火力についてはコイツが群を抜く。
ついでに弾丸一発一発が爆風半径13mなのだからそのすさまじい削り能力も推して知るべし。
高台に陣取った際の面制圧力は一時的とはいえ重火の炸薬砲系統にも匹敵するレベル。
ミリ残りはまず逃さないし、満タンに近い敵でも直撃すれば致命傷を与えることが出来る。
今流行りのプラント内にテキトーにぶん投げられたマインVから自身や味方を守るのにも役立つだろう。
コア凸時にもほぼミスがない上に10000オーバーの爆発属性を直接撃ち込めるので中々有用。
さすがにリロードは3.2秒と長めなのでリロードに優れた腕を採用するか主武器に切り替えるか等フォローは必要だろうが。
スウォームにはワントリガー火力の面で、ナイダスにはリロード時間の面で劣っているが、通常戦闘での使いやすさや頭部のロックオンを必要としないという面では優れている。
ただし欠点もかなり多い。
まず
重量は410とスティンガーからあまり改善されていない。
出来る限りダッシュを高めたい麻にとってみれば副武器で400以上も重量をとられるのをそう簡単に容認は出来ないだろう。
その上
爆発物を3点射、という事で
割とラグもキツめ。
通信状態にもよるだろうが、高所からの撃ちおろし（爆風狙い）だと酷い時には3発目発射~着弾ぐらいにようやく1発目の爆発判定（緑のヒットマーク）が発生するくらい。
麻にACで走り抜けられるとほとんどダメージが取れなかったなんてことも。
直撃なら違うのかもしれないが当然この武器も発射時横方向に拡散する。上記のような状況下では直撃を狙っても大したダメージは出ないので必然的にこのラグと付き合うことになる。
またワントリガー火力は高いものの一射の威力は3600＝
直撃が取れてもよろけやダウンをとる力は系統中最低。
何とか装甲B-まではよろけが取れるがB以上は無理。具体的にはX-Ie胴やX-IIs胴からは可能だがX-IIIcg胴は不可。（Bからよろけをとるにはアンスタ1以上が必要）
撃った距離によっては腕部に１～２発当たったりして計算が変わるのかもしれないが、見た目「ガッチリしてる」敵機からはまずよろけは取れないと見た方がいいだろう。
当然一射が5000を超えないので3発全てが頭部に当たるような自爆必至の撃ち方をしない限り、
大破を取ることもできない。
ワントリガーの威力と爆風範囲から割と誤射もつきやすい。
よろけの取りにくさから味方をよろけさせることは起こしにくいが、敵と味方がごちゃごちゃしてる場面に撃ち込むとあっさり－10ptがつくので注意が必要。
ライバルが非常に強力というのもある。
実際こっちが9発に分けて撃つ火力をたった1発にまとめて撃つ強グレ相手はかなり厳しい。
確かにマガジン弾数は1射分多いし、削り性能はこちらが優れている。
だがよろけダウン、大破の取りやすさは逆立ちしても敵わないし、壁反射による物陰爆撃、凸時の置きグレ、遠距離からの曲射狙撃などはこちらには出来ない。
テクニックを習得する必要はあれど、一旦習得出来ればやれることは強グレの方が多いのである。
これで上記長所短所がトレードになっているだけならまだしもこっちの方が90も重くはるかに高価（後述）なのだ。
また前述の通り確実やコア凸という点だけに絞ればミサイルの方が優れているし、手榴弾やクラッカーに変えれば200～300の重量差が出てきてしまう（＝その分ダッシュや装甲に回せる）のもスティンガーから変わっていない。
その上レア5のアグミナが5個、レア6の複金が4個、レア７の誘電へリックスが3個に防衛章10個orユニオンレベル100、おまけに値段も500GPと超高価。
「実際使ってみるとそこまで悪いわけじゃないんだが、手に入れるまでのコストが高くつくし、他でだいたい代用できる」というのが最近支給された高ランク武器の共通点になりがちなのは狙ってやっているのだろうか。
2017年2月17日現在、強襲兵装副武器ランキングにおいて3位に浮上している。
重量こそ嵩む物の、瞬間着弾による近距離の爆発力を持ちつつ、中距離や防衛においては足元撃ちで削りを狙える点、
ミサイルスロワーに劣らない対コア性能を持つ事、戦場であるエイオースは遭遇戦が多い等の要因が考えられる。
その後も上位を維持していたが、同年3月20日ごろには長年
ゆかりが鎮座していた2位を奪取することに。
しかももっぱら軽量機ながら重装ができるZ.tのお供として起用される事が多く、攻めにも守りにも大活躍である。
そして同年4月23日頃、Ver1.0より不動の王者として君臨していた
41型強化手榴弾を追い落とし、堂々たるランキング1位に輝いた。
支給当初の評価からすれば考えられない事態である。
ちなみにインペイル（impale）とは「突き刺す」、「刺し貫く」という意味。
今までのパイロダート系統に倣ったネーミングである。
最終更新：2017年04月26日 22:09
