アスラ・閃 胴部

アスラ・閃


(C)SEGA

前回は(画面ジャック的な意味で)ナク社にセンセーショナルに発表されたヤクシャ・零に対してサクッと発表されてしまったアスラ最新型。
これまでは剥き出しの内部構造に装甲を貼っつけただけのような見た目だったが、ようやく追加装甲を付けさせてもらえた。
色変更できない蛍光イエローのAニュードの匂いがしそうな怪しい光はさておき、他部位と同じように情報量の多いものになった。

気になるスペックはブーストとSPのバランス両立型。どちらも標準以上の値を誇るため、幅広い運用が可能。
加速にも耐えられる実用以上のブーストを持ちながらもACを少ないストレスで扱えるSP供給とピーキー揃いのアスラ胴部の中では癖の無さが特徴。
追加装甲のお陰で地味に装甲も一段階アップ。雀の涙程度ではあるが気にしない。
装甲が追加された割には重量は参より低くなっており、低い積載猶予の脚にも易しめ。
チップも2.7と多めなので拡張性も備えた良パーツと言えよう。

ただバランス両立型の胴部は近年増えており、競合相手は多め
例として軽量ではガルム67Uとヤクシャ・零、中量級だとツェーブラ48C、グライフ66辺り。
特に杖48Cと厄零がキメラにおいてライバルになるだろう。
杖48Cは重量120とチップ0.3とエリア移動1.0秒をトレードオフすることで前記スペックとSP以外の性能が上がる。お前さん中量級だろ…厄零より軽いって…
ちなみに厄零も重量160とチップ0.3をトレードオフで前記スペックとSP以外の性能が上がる。エリア移動重視ならこちらが選ばれるだろう。

一方でバランス両立型以外の胴部にまで比較対象を広げると月影・新の存在は無視し難いところ。
重量・装甲・DEF耐久がまったく同じでチップ0.1とSP供給1段階はこちらが勝るが、ブースター2段階とエリア移動が1段階劣る。
これをどう見るかは個人の判断基準にも依るが、軽量ブラストに載せる上でどうしても閃胴でないとダメという状況は少ないように思われる。
ただSP供給C-とD+は実値での差がそこそこあるので、この重量で特別兵装を積極的に使用するならこちらを選ぶだけの理由はある。

とにかく、この軽さにブースターとSPの両立させたスペックが詰まっていることこそがこのパーツの強み。
そういう点では重量に余裕のない脚部と合わせる運用に向いていると考えられる。もしくは上半身を軽くして武装のアップグレードを行う場合か。
重量がカツカツな際でバランス型の内部性能を求めるならお呼びをかけよう。



最終更新:2016年11月19日 22:18