X−IIIcg 頭部

(C)SEGA

X版クーガー第3弾その頭。
額のカメラパーツに装甲が盛られた結果、いよいよ原型がクーガーである事を隠さなくなってきた。
Ver.5.0.1であるXのメインビジュアルを飾り、色々な意味で過去と現在の橋渡し的なビジュアル頭部。

性能的にまず目を引くのがロックオンS-(125m)の値。
飛天円Ⅱといった意外とスキマ産業なところに飛び込んだ。
こういった特化型頭はド近眼だったりすることがありがちだが、こいつは索敵Cで敵味方の誤認も少ない上に装甲もB-と水準以上あるのでいわいる「適正距離から外れるとやっぱり使いづらい」ということが無いのが魅力であろう。

欠点はロックオン距離と不釣り合いなほどの射撃補正C+
遠距離から補足できたとしても武器がその射程について行けない可能性が高い。
「ロックオン射撃適正」や面制圧武器などでしっかり補う必要があるだろう。
この点IIsとは真逆の性能であるといえる。
また、ロックオン長大型の頭部にありがちな”ロック可能対象が多すぎて間違った敵をロックしてしまう”ことも多い。

……と、「正面戦闘を重視」という話に沿って適切なパラメーターを配分した頭部といえる。
可能性もポテンシャルも高いが、それを扱いこなせる知識と組成、何より立ち回りでいかようにも評価が変わる頭部と言える。
アハトミサイルとの相性は抜群。一方的にロックオンして爆殺してやれる。

近似パーツは、際立ったロックオン性能で先述した飛天円Ⅱあたり。
大雑把に重量・チップ装甲・索敵のトレード関係になる。
特に索敵の長さがあるので敵味方の誤認が面倒臭いと感じていたボーダーにとっても安心して使える設計と言える。

逆に近距離戦闘として装甲を見た場合、クーガーNXがあたりが重量帯が近い。
実はクーガーNXに対しては重量20ほど重い。意外と搭載負荷があることは覚えておきたい。索敵は3ランクのボロ勝ちだが。
……と、いろいろ書いたがトレンドの「中〜重量帯の装甲型頭部」に対してロックオンが図抜けているので単純比較しにくい。
とにもかくにも長くて独特のロックオンを扱ってはじめて採用の可否を検討ができるものと思われる。



最終更新:2018年01月19日 14:53