ザオレン・ダジアン 腕部

タネ モ ガゾウ モ チョトナイヨ
ⓒSEGA

正月に支給された鏡餅……ではなく、ザオレンの新型腕部。
肩には新素材のニュードバイパスが、右前腕部と左肘関節側部には装甲が追加されたことで、全体的にボリュームアップした。
なよなよした腕なんて見てられん!男なら力こぶで語れ!というようなボディービルドボーダーにはディスカス系腕部と並んでマストアイテムになり得る。
しかしながらパッと見のマシマシさに反して実際の装甲値はリアン腕から下がってガイと同等。
見た目はマッシヴでも実はナイーヴ、女子ウケの良さそうなギャップ持ち腕部となっている。

セールスポイントは性能面での隙の無さ。
特に反動吸収とリロードがBランク帯でありながら装甲や武器変更も標準を保っているパーツは現状ではこの腕だけである。
予備弾数も初期やガイ腕と同値なので、コスト1の予備弾数増加チップを付けるだけで3発の副武器が4発に。
また、それでいてチップ容量は1.6と十分すぎる値を確保。もうおなかいっぱいでち
装甲も含めて何一つ妥協できん!というような頑固一徹な職人気質の御仁にぴったりのハイバランス具合である。

唯一欠点を挙げるなら870という中量級腕部としては高めの重量値だろう。
バランス型の例に洩れず複数の兵装を扱うマルチロールなアセンに適する腕部なのだが、
実際に採用しようとするとその重量のせいでアセンの擦り合わせがなかなか難しい。
装甲も標準の範囲ではあるが、あと10や20だけ重量を足せばB帯の装甲をもつ腕部に手が届いてしまうため、
装甲面での重量効率もあまり良いとは言えなさそうだ。
また強力な武器には尖った性能の物が多く、それらに対しては尖った性能の腕部の方が適性が高いという
バランス型腕部共通の悩みもある。

極めて真っ当な優等生腕部であることは間違いないのだが
隙が無いから運用しやすいかと言えばそうでもないという、贅沢かつ難しい現状がこのパーツにはある。


最終更新:2016年01月13日 02:54