ガルム68 脚部

この画像、張らなきゃあ済まないね
ⓒSEGA

重量 装甲 通常移動 高速移動 加速 重量耐性 積載猶予 チップ容量
820 E+ (1.28) A- (8.73m/s) A (26.10m/s) D-(3.81秒) D- (4250) 3430 1.5


ガルム二段階目。
ダッシュがA-からAと一段上がった。

だが、 ウリであった加速がD+と大幅にランクダウン。67と比べるとなんと7段階下という下落っぷり。
さらに積載猶予190減少
ついでに 装甲も下がっていたりする。ダッシュがアップしているから積載猶予が減ったり脆くなるのは仕方ないね…。
そして、 チップ容量も0.3減少
おい赤文字しかねぇぞどうなってんだ
しかも、この文どっかで読んだことあるぞ

ただ、その代わりに歩行がA-と大幅にアップしている。
屈キャンが苦手だったり、空中機動とるならこれを採用してもいいだろう。
ただし、加速がD+なので加速巡航は苦手であることに注意しなければならない。

一言で言うなら
「弱点をセットボーナスで補う」
という立ち位置であろうか。

他のダッシュA枠と比べると

ヤクシャ弐
装甲2段階、積載猶予180負けて、歩行8段階、加速3段階、チップ0.4勝っている。
上記のように屈キャンが苦手だったり、空中機動とるならこれを採用するのもあり。

セイバーZX
装甲3段階、積載猶予160負けて、歩行5段階、加速2段階、チップ0.6勝っている。
タックルなどのアクションチップは脚部強化Ⅰを付ければ十分であるが、それでも歩行移動、加速巡航に不満があればこれを採用してもいいだろう。

シュライクW
歩行4段階、加速6段階、チップ0.4負けているが代わりに装甲が1段階、更に積載猶予350も勝っている。
加速をあまり使わないならこちらを採用してもいいだろう。

キメラとして使うならやはり、歩行をいかに使うかがカギとなる。
ここはやはりアクションチップで差をつけたいところ。実装時は悪魔が囁くクイステⅡの新しいオトモとして期待されていたが、暴れすぎたためそれは使えなくなってしまった。だが、クイステⅠはマダ、ツカエルのでそちらで代用可能。また、マルチXキャンセルスライディングによる高速巡航やジャンプキックなどを組み込むのも良いだろう。
高性能武器や装甲のある上半身で固めてもなお強襲なら積載に余裕がある点は大きいので、シュライクやアスラの積載では不可能だった強襲テンプレ装備で、キメラで運用できる利点を最大限生かしてゆきたい。



+ とある軽量機乗りの思ったこと
そもそも加速特化脚部である兄弟(67、67U)と比較するのが間違っている。
グライフでの前例があるせいでなかなか評価されないこの脚部であるが、極端な軽量機乗りからしてみると色々とバカにできない性能をしている。

まず考え方として、加速を使わない立ち回りのために用意された脚部と言える。
確かに昨今の加速特化アセンは、これまでの屈キャンや格闘チップキャンセル移動とは比べ物にならないほどの高効率、高速移動を獲得しており、それができないこの脚部はパッとしない性能とも思える。
だが、あくまで加速というステータスが輝くのは「巡行移動中」であり、
基本的にブラスト戦中にまでこれを発動しようとする奴はそうそういないのではないだろうか。
(少なくとも、戦闘麻として活動する筆者は敵ブラストの前で巡行しようとすることはない)

特に屈キャンを多用するプレイヤーなら、どんなに加速が低くなったとしてもそれで補うことが、まぁできなくも、ない。
そういう意味でこの脚部は「加速を封印した過去バージョンでの立ち回りを守る」という、ややニッチな需要に応えている。

そしてこの脚部は、同じガルムの名を冠しながら兄弟たちと比べてかなり極端なダイエットを遂げている。そういう意味でこの脚部は修羅や、アスラなどの仲間。
重量と積載はさらに切り詰められ、装甲を落としてまで「総合的な速力」に性能を振っている。
ここで言う「総合的な速力」とは当然「ダッシュ速度&歩行速度」のことである。

ダッシュAと歩行A-という高い速力を持ち、その上修羅W、アスラ参と比べると450も余分に積めるというのは、
普段からそれら極端な軽量機に乗ってる身としては無視できない数字のはずだ。
当然役者と比べたら積めないけど、あっちには歩行がない。ましてやこっちより加速低い。
歩行は昔死にステなどと言われていた名残から軽く見られがちだが、現在は宮中挙動を生かした限定的なルートや、格闘チップの移動距離との関係なども含めると完全に死なせるわけにはいかないステータスになってきている。
そして忘れちゃいけない、「歩行とダッシュの速度の差が小さいほどブーストの回復時間が早まる」というルール。これは役者では体感しにくい、極端な軽量機ならではのアドバンテージ。

総じて「普段から修羅やアスラに乗ってる人からすると、同じくらいの速力を持ちながらめちゃくちゃ積める」ということである。これが弱いわけがなかろうて。加速ブームが去った後、改めてこの子が評価される日は訪れるのだろうか……
コスパはアレだけどね。必要かどうかはよく考えて買うべき


実はセットボーナス強化Ⅱを装備すれば、弱点であった加速がB+レベルにまで強化可能だったりする。
最高速度Aで加速B+もあれば、少なくとも自陣内での移動はすこぶる快適。敵陣切り込みにも実用範囲内と思われる。
加速後の隙をフォローするには十分過ぎる歩行A-もあるし、チップこそ圧迫されるものの、フルセットで使うなら意外と悪くない性能な筈。
兄弟が優秀過ぎるので埋もれがちだが、決してコイツが弱いわけではないのだ。



最終更新:2017年10月04日 22:27