NDセンサー運用講座

はじめに


  NDセンサーちゃんは、
生まれたばかりの索敵装備です。

  応援して下さいね☆

  お友達にもこの装備を
  教えてあげて下さいね。


要はNDセンサーは悪い子じゃありません!というボーダーの皆さんによる青年の主張です。

前回のNDセンサー!(デン!)


まずはNDセンサーについてのおさらい。
  • 厚みの無い円形の索敵範囲、マップで見れば実質の索敵範囲は線状とも言える(CDやDVDを立てて上から見るとわかりやすい)
  • パラメーター表記は半径なので横方向への範囲は実質その二倍
  • 貼りつかない、地面置きタイプ
  • 索敵時間は5秒(Ver5.0になってからは10秒)
  • フィン…フィン…フィン…という甲高い駆動音とピピピッ!というブザーのような感知音はNDセンサ独自のもの(大事)
だいたいこんなとこ。


Q.これはセンサーですか?A.はい、よさこい鳴子は高知県の名物です


「兵法やサバイバル術などで、森林などの障害物が多いところで木などに紐やピアノ線、ワイヤーなどを張り、
そこに木の板などをかけておき、何かが来た時にそれらがはずれて音を出すような仕掛けのことも、鳴子と呼ぶ。」
(出典:wikipedia)

NDセンサーはその索敵特性から通過する敵の察知を得意とする、というかこれしかできない。
つまり…「前線を抜けて自軍ベースに向けて移動している敵凸の察知」が主な仕事なんだよ!(AA略)
ナ、ナンダッテー!<Ω ΩΩ
敵凸が使う凸ルートを把握していても複数あるルートのうちどこを通るか、というのは予測できないため
そういう時こそ厚みこそ無いが横と縦方向に特化したNDセンサーの出番。

「自軍ベースに向かって移動する敵凸」を想定し前線より後方に等間隔でNDセンサーを置くのをひとまずの基本とする。

何?前線の索敵をしたい?
そういうのは普通のセンサーとか偵察機とかの領分だ、諦めて後ろを見張ろう。

こんな考え方もあるんだとか

使い手の一人としては、本系統最大のメリットは判断要素を一つ減らせることに尽きると思う。
通常のセンサーではルート単位で警戒するため、反応→ルート判断→ルート上のプラントに防衛チャットを出す…という3ステップを踏むことが多いことだろう。
対して、自陣に侵入したこと自体を告知するNDセンサーはルートを問わず移動時間≒距離単位で防衛場所を絞り出せるため、反応があったらここに防衛チャットを出そうというプラントが自然と一つに定まりやすい。
即ち、反応→事前に目星をつけていたプラントに防衛チャット…の2ステップで済ませることが出来るようになるのである。
また事前にチャット場所を決めておくということは、「(音が)耳に入ったら手が動く」準備も自分の中にしておけるようになるだろう。
マップ相性に大きく左右されるという点自体は変わらないものの、索敵時間が10秒に延長された現在ならセン支に求められる迅速な対応を支える装備として十分研究に値する装備とは言えないだろうか。

なお、これを書いている人は通常のセンサーは初期でやっと上手く索敵出来るかどうか&軽量で負け散らかした試合の方が多い奇人であることは念のため明記しておく。
…本当にいるんです、通常センサーよりNDの方が防衛安定させやすくて勝率もいいって人も…。

ICカードを口に咥えて、NDセンサーを額に当てるのだ。敵凸の悪夢が浄化される


何ぶん気難しいセンサーなので置き方もそれなりの手順が必要。
(とりあえずで使ってなんとかなるのはアウルマンとロビンマスクの超人偵察機コンビだけじゃん、と言ってはいけない)

1・ BBコンパスもどき または個人演習でNDセンサ、小型NDセンサの両方を検証しどっちを使うか、大まかな置く位置を決める。

2・個人演習で実際に置き、壊され易い位置に無いか、置き易い位置かなど検証し具体的な置く位置を決める。

最低限出撃するマップでNDか小型NDを使うか、基本的にどの位置に置くか実戦投入前には決めたいところ。
全国で使いながら決めようとすると自分のスコアと試合の勝敗の危険が危ないですやめましょう。
NDは横方向にすっごく長いのでぶっちゃけマップによって持て余しがちという欠点があり
一方で小型NDは3個あるもののマップによっては長さが足りず穴が生まれる事も。
そういう意味でBBコンパスもどきの事前検証+個人演習での確認は推奨したい。

特にその週初めての出撃なら、必ず個人演習で実際に現物を置きに行ってみるべし。
置き場所ごとに「このマップの・この辺の・この角度の」見え方を視覚に叩き込み、実戦でスパッと索敵網を展開できるようにしておこう。
こういった「3この下準備」をきちんと心がけているか否かが、本装備の成果と評価に大きく関わっていると言い切っても過言ではない。

  • 余談
基本的にはまず小型NDでの運用を検討し、それで索敵漏れを起こしそうなら初期NDの採用を視野に入れるといった流れをオススメしたい。
というのも、3個置き出来る小型NDだからこそ可能な運用に

自陣警戒を維持したまま、上がった戦線にワンタッチで対応出来る

というものがあるからだ。
これを追記している人は、今尚NDセンサー全体に付きまとう嫌悪・偏見の目を僅かでも払拭し得る希望の光はここにあると信じている。
初期NDだとどうしても2個置きまでしか出来ないので、この運用は不可能。自陣警戒に徹するか、索敵網を上げるなら自陣側に空白地帯を作るかの二択を迫られてしまう。
小型では索敵漏れを起こす、さりとて通常のセンサーでは上手く防衛網が作れない…という人の選択肢となってくるだろう。

後に追加された広域NDだが…
追記者としては遺憾ながら、基本的にこれの運用を視野に入れなければならないようなら系統の投入自体を諦めた方が良いという結論になってしまう。
どうあがいても直進10秒分の索敵能力しかなく、スタンドアローンでの運用では後述のゴールテープにならざるを得ないのだ…。


3・実戦投入
ぶっちゃけこういう過程自体は普通のセンサーと同じなんです。
ただしNDセンサーの場合少し場所や角度を間違えただけでも役に立たなくなるので
敵の引っ掛けやすさ>>>>>壊されにくさぐらいの気持ちで、壊されても泣かない。

もう一つ言うと、出来るだけフルタイム出撃での運用が望ましい。
途中参加の場合、既に自陣側に凸が紛れ込んでいるリスクがかなり高いため、

ND警戒網完成

既にその奥に凸がいた

削れる青いゲージ

言葉にできない

なんて悲劇が本ッッッッッ当によく起きる。
この場合、最初は遊撃で自陣のクリアリングを済ませてから、現在のセンサー状況と照らし合わせて支援を出すか判断しよう。

4・結果を踏まえて2に戻る

結構マップとの相性に左右されるので、ツカエルかどうかの検証は常に絶やさぬようにしたい。
どうしても駄目なら使わない勇気も時には必要。
今週のマップが駄目でも、来週のマップならきっと活躍する…はず。

やめろ、その置き方は俺に効く

逆にやっちゃいけない置き方についてだがこの記事書いた人的に「これはマズイでぇ!(CV龍驤)」という一例を紹介するに留める。
これに関してはもっとありそうな気がするので役に立たなそうなNDセンサーの置き方の目撃情報お待ちしてます。

十字置き(交差置き)

一箇所に交差させるように二個センサーを置く割とやりがちな悪手。グランドクロス!
十字に組めば擬似的な円として…使えません、残念ながら。無論ボーダーブレイクにドラキュラはいませんからねリヒターさん。
所詮は線の組み合わせなのでどーしても範囲内を継続的に映し出したいなら普通のセンサーか偵察機に軍配が上がる。
索敵範囲もセンサの直径以内になってしまうため一定間隔で設置することによる広い索敵も出来なくなるし
一箇所にまとめて置くと当然まとめて壊される可能性だってある。
何?縦に潰して横に広げたX字状に素のNDを交差させて置けばいいだろって?

小型NDを等間隔に置け

ゴールテープ

別名インターホン、NDセンサーに限らず全ての設置式センサーにおける忌むべき置き方である。
簡単に言えばベース手前に置く事。
NDセンサーに引っかかってすぐ自軍ベースのレーダーにも引っかかるという
NDセンサが探知する事により発生した索敵時間が意味を成さない本当に謎の置き方である。わけがわからないよ。
そもそもベースに入る前になんとかするのが敵凸への一番の対処法なのだが…。
どうしても、どーしても、どーーーーしてもベース前に網を張りたい場合はNDセンサーの索敵時間を生かすべく
「ここを通過したら10秒ぐらいで敵凸が来る」ぐらいの位置に置いておこう。


来た、置いた、勝った!

なんて事にならないのがボーダーブレイクなのでNDセンサを使う場合の立ち回りについて。
(とりあえず立ち回りについてはまだまだ研究不足なのであまり書けない事をご容赦願いたい)
NDセンサーは一瞬しか捉えられず、索敵対象の相手が一定速度で移動する事を想定した置き方をした場合
最初に置いたセンサーに反応しても次にセンサーに引っかかる前に表示が消えちゃった!
という事もある、ので基本最初のセンサに引っかかった時点でエリア移動やチャットなどで即座に動きたい。

Ver5現在、ND系統の索敵時間は一律10秒に延長された。
この点はかなり大きく、センサーに反応してからすぐにエリア移動を始めれば反応が消えるまでに再出撃することもかなり安定するようになっている。
特に麻以外での防衛の基本といえる相手を正面からキャッチする位置取りはだいぶしやすくなった。何しろ相手の行軍ルートが10秒間も丸分かりなのだ。
さすがに7秒ルール胴とかだときついが、5秒ルール胴までなら消える前に潜伏場所やルート取りのアタリをつけることは十分可能。
万一消えたとて、通り道が分かっていれば自分で捕まえるか次のNDに引っ掛けるかの二択攻めに持ち込めるのである。

もちろん索敵はあくまで防衛のスタートライン。だからそれでゴールテープ引いたりすんじゃないぞ!
一人で出来ることには限りがあるが、
  • それでも自力で撃破、せめて半壊までには持っていく
  • 置き方を計算し、時には自身をエサにして罠に引っ掛ける
  • 味方の到着まで足止めする
など、索敵で得られた情報を駆使して自分の全力で凸を防止しよう。センサーは凸を倒してくれないぞ!

マイフェイバリットウエポンのためのマイフェイバリットアセンブル

はい、そろそろ書く事が無くなってきたのでアセンブルの話もします。
NDセンサーも他のセンサーと同じようにチップで色々機能を補強したりすると使い勝手がかなり向上します。
あと上にもあるように引っかかったら即エリア移動で対処したいのでエリア移動も重視したいところ。
そこでオススメなのがフル月影、フル暁(または腕だけ初期それ以外暁)で8スロな上にエリア移動3秒、
かつ軽量支援として申し分のない性能とNDセンサーを使う上で隙の無い構成になっててまぁステキ。
チップに関しては

  • 索敵継続延長(当然索敵時間が延びた方が対処も捗る)
  • 補助装備補給(壊されやすいなら補給しよう、という考え方)
  • 設置物回収(設置角度間違ったー!という場合のリカバリに、3スロなのでスロットには優しくない)
  • 支援強化(SP供給微UPのおまけつきエリア移動強化)

あたりがオススメ。
特に補助装備補給は必携。その週のマップでNDセン支をメインにやるつもりなら最優先でつけておくべし。

副武器はマップの相性と自身の錬度次第だが、筆頭候補は断然バインドマインV。
感知範囲が広く引っ掛けやすい・無視できないダメージ・捕捉までの足止めと、NDセン支に欲しいフォロー要素を最も満足いくレベルで満たしてくれるだろう。
もしこちらの仕掛け場所がうまく見つからなさそうなら、ダメージ重点で指向性地雷系統を採用するのがいいだろう。
ヘヴィマインVは確実に踏ませられる穴場と技術があるのなら。読みを外したときの被害は甚大だが、ワンパン大破は確かに魅力。

最後に

オレは
ようやく
のぼりはじめた
ばかりだからな

この
はてしなく長い
ND坂をよ…

未完

(※皆さんの加筆、お待ちしてますの意)




なんで嫌われてるのかわからないYO!って人向けに

①抜けたことしかわからない。
その他索敵センサーは球形の索敵範囲を持つため、「凸に来た」敵だけでなく「凸に来そうな」敵を察知することができる。
往々にして凸を目指す連中はダッシュがA以上なので追いかけっこではそもそも不利な状況である。
しかし凸に来そうな敵は大体物陰でじっとしていることが多い。そこを叩ければぐっと防衛がしやすくなるはずである。
追いかけっこを強いられるNDと出足を叩ける索敵センサー。この違いが主に防衛する側からNDが嫌われる原因の大きい所ではないか。
何?背後から毒銃ぶっぱが楽?ソウデスカ

②落ちてる。
まじでこれ。文字通り落ちてる。その辺に。道の真ん中とか。ありえない。なんなの?マスコットなの?戦場を癒す存在なの?その音は可愛げな鳴き声なの?
真面目な話をすると壁などにくっつけられないので効果的な場所に置くとなるとその辺においてあるようにしか見えなくなってしまう。あと索敵機に引っかかった際にどこに置いてあるかが丸わかりなので簡単に壊されてしまう。
流れ弾のおにぎり、適当コング、XHRなどか弱いNDせんさーちゃんが生きていくにはボーダーブレイクの世界は過酷すぎた。
なに?めっちゃ固いから主武器で壊すのには時間がかかる?馬鹿め、凸に来るやつで爆発物を持っていないやつなどほとんどいない。百歩譲って持っていなかったならさして脅威にはならないわ。
公式は早くNDせんさーちゃん専用の小屋を設置してあげてください。

③芸術派
NDセンサーのマップに映し出される美しい光を用いて戦場でアート活動を行う者たち。ポイトンすら度外視で作品を作り上げる様は味方NGとFFの嵐を浴びること間違いなしである。あれ?
上でも触られているが十字架、トライアングル、などの様々な模様が存在する。
真面目な話をすると貴重な時間を使って何やってんだ。支援は強襲の次に重要な立場であり強襲の次に忙しい。それなのに前線の味方をほっぽって謎の作品を作るなど言語道断である。
何よりミニマップを見たときに一番イラっと来るポイント。そろそろ死んでください。

④誰が防衛するんだ
そうだね。絶対に索敵漏れしない。素晴らしい!まさにその通りだ!これで我らのベースは安泰だ!
凸屋「お前なんか勘違いしてねぇか?」
冷静に考えてみてほしい。いままで君が受けてきたコア凸でベースの中に入るまで一切映らないやつがいままで何人いたか。
ほとんどいなかったんじゃないか?歴戦の凸屋共はセンサーや索敵なんてものともしない。やつらは人の流れを読んでいる。
「索敵できている」程度じゃ防げない。
ND「でも防衛麻がなんとかしてくれるじゃん?」
そうだね。本当にいたらね。常にいるならそれは正しい。でもね、これはオンラインゲームなんだよ。常にダッシュA以上で敵凸を追い回してくれるイケメン麻を味方に引けるわけじゃないんだよ?
防衛麻「お前の為にチームがあるんじゃねぇ。チームの為にお前がいるんだ」


センサー支援が自軍に一人の環境は終わりを告げた。索敵機が遊撃に移った、Ver.Xの誕生である。正直な話センサー支援が2枚もいれば索敵漏れなんてものはほとんどのマップで起きない。
NDセンサーの利点は一人でも索敵漏れしないこと。でも今はその「一人でも」の部分が瓦解している。
NDセンサーをそれでも握るものよ。常識に囚われるな。ほかの装備を貶すな。俺は他の奴とは違うなどと高を括るな。
そして…





できればおとなしく軽量センサーを積んでください。






弁当屋「おっ」
スタナー支援「そうだな」
風船おじさん「フヒヒwwwwwwサーセンwwwwww」

広域自貼り\かかったなアホが!/







…戦場はそんな都合の良い世界にはならなかった。
索敵機はただ索敵弾に姿を変え、センサーは自貼りの為に使われ、見返りや協力どころか責任と憤怒を擦り付けられた本職セン支達は失望を胸にセンサーを下ろしていった。

セン支2枚なぞ夢のまた夢。支援5人でセンサー皆無なんて試合は日常茶飯事である。

そんな彼等の姿を見たとき、怒りを覚えることもあるかも知れない。
だけどほんのちょっとでいいから、思い返して欲しい。

彼等は、本当に最初からそうだったのか。
その奥底にあるのは、センサーなんぞ出してやるもんかという、黒い決意にも似た悲しき怒りではないだろうか。


あの時セン支で出たところで、防衛に協力して欲しいと叫んだところで、自分の時は手を貸してなんてくれなかったじゃないか。
仕方なく自分だけで踏ん張って、それでもどうしようもなかった時、お前達がよこしたのは鉛弾だったじゃないか。
そんな仕打ちを散々しておいて、今更センサー出せだなんて、そんなの都合が良すぎるじゃないか。


黒より黒く、闇より深い嘆きを秘めた彼等のそれは、精一杯のレジスタンス行為なのかも知れない。


別に他の索敵装備を貶めるつもりなんかない。NDとて所詮選択肢の1つに過ぎない。
これ書いてる人も、通常のセンサーを使うべしと判断したなら迷わずそっちを使っている。
装備の風評は使い手が決めるものだから、積むからには恥じない使い方をしたいと考えている。
でも同じセン支だからこそ解るものがきっとある。
それをたったの1人分だけでも引き受けられたなら、少しでも報われるのではないかという思いがあるだけなのである。


そしてもし既にセン支の先客がいて、十分な索敵網があるのなら。
何のことはない、麻で自分達なりに手伝うのもセン支の振る舞いだろう。
あの時自分がして欲しかったことは、きっと彼等も望んでいるはずなのだ。


NDのみならず、全てのセン支が少しでも報われることを願い、結びとさせていただく。



最終更新:2018年02月22日 00:10