ダリーヤ遺跡群~廃都行軍~

ダリーヤ遺跡群 ~廃人行軍~

概要

ver.1.5追加マップ第二弾。
S字に走る大河と、それに絡むように存在する大きな多層遺跡が舞台となる。
広さ自体はそこそこあるが、立体構造で遮蔽物が多いため動いてみると狭く感じるだろう。
ベースは、マップ南西・EUSTおよび北東・GRF。
メコン川流域にあるとのことなので、中央の大河はメコン川か。
と思っている人も居る上に、アンコールだと思って世界遺産で戦闘かと盛り上がっている人も多いようだが
まがりなりにも世界地図に載るような河が「あの程度」な訳がない。支流の1つだよ。

両軍は、河をまたぐ大橋を含む、3層からなる遺跡を挟んで陣を構えており、敵ベースへの到達にはそれらを越える必要がある。
河は南西・EUSTベースの南からマップ中央を、マップ全体を東西に分断する形で北上している。途中で東に折れて北東・GRFベースの手前をマップ外へ続く。
水深はブラストが頭まで沈むほどあり、ダメージは毎秒耐久力1割。中央部は両岸とも、GRFベース前は遺跡側のみ河原に上がれる。
大橋は施設なしに河を渡る唯一のルートで、東西両岸にある遺跡の第2層同士をつないでいる。ゲートのような構造物以外は橋上には一切の遮蔽物がない。
遺跡は、東西どちらのものも、河原を含む第1層、最も広い第2層、その上の屋上に分かれている。階層間を移動するルートは限られており、戦術を立てる上での中心となるだろう。
実質的には2階が1階となるが、ここではマスターズガイド準拠で記述する。
マップ全体における移動施設の少なさも相まって、大橋もしくは階層間ルートを如何に突破するかが焦点となる。

西岸遺跡は南北に長く、その南側を大きく占める城壁に囲まれた部分がEUSTベース。大橋は2階北東側から真東に向かっている。
1階は橋の真下から2階の内側に抜ける通路で、河原から進み奥を直角に曲がると2階に出る。
河原>2階外ルートは3ヶ所。橋の崩落部、橋から南の階段および遺跡北端の階段。
2階は主戦場で、最上階の下は内部に入れるようになっている。
内部は橋方面とベース方面に出口があり、屋上へは内部からは石像伝いか2ヶ所の崩落した天井から、外側からは橋側階段、ベース側階段、最西部の崩落部から登れる。
最上階は中央が崩落しており、その周囲に多少壁がある他、南側は橋でベースへ続く。
EUSTベースは周囲を防壁で囲まれているものの、河に面した一部にブラスト一機分の穴があいている。高さがあるため直接は登れないが、ベース内部に直接攻撃が可能。
最上階からACジャンプで壁の段差を跳べば曲芸じみた飛び込み方もできるが、あまり現実的ではない。

東岸遺跡はとにかく複雑。階段や壁、段差が立体的な地形を為していて、「何処が登れて何処が登れないか」を正しく把握する必要があるだろう。東から伸びた大橋は2階南西に接続されている。
1階は西岸遺跡と同様に通路で、橋の真下から直角コーナーを経て大遺跡正面へと出る。
河原>2階ルートは3ヶ所。橋の崩落部、橋やや北の階段と、南端の階段。
2階は東岸遺跡の主戦場。全体は、南中央の大遺跡とそこから北上する通路で東西に分割されている。
大遺跡は東西と北に抜けられるようになっている。天井が吹き抜けになっているので砲撃注意か。
屋上と屋上中央の見張り台は東岸遺跡一番の高所で、非常に見晴らしが良い。登るには内部の南階段か、大遺跡東の離れから橋伝いか、北側から階段で。
北口の先は、GRFベースへ北上する低い通路となっている。両側には柱列のような壁があり、登ることはできない。
壁の東側は建物の点在するエリア。大遺跡屋上へ行ける離れや池がある。
同西側は、建物は少ないが視界が通りにくく配置されている。橋前広場の北側、通り抜け可能な建物が印象深い。

GRFベース前は河が横切っており、橋を渡るか橋横の足場から飛び移れる。
飛び移るのに失敗して川に落ちてしまうとベースには直接は上がれない。一見坂を上がることができそうだが、引っ掛かりが無く再び川に落ちてしまう。
なお、何故かGRFベースには正面防壁がない。自動砲台の台座が大きく、多少は壁代わりになるか。

なお、いくつかのポイントでは近づくと「パタパタッ」と音を立てて野鳥が飛び立つ。稀に野生のシュラゴンも出るらしい。
本家では害は無いと言われているが、
敵機かと思ってびっくりして発砲したら自爆した。
あんな小型の飛行物体といえば41おにぎりだと思って思いっきり回避したら敵に見つかって殺された。
授業中に生徒が「ヒットエンドラーン、ヒットエンドラーン」と騒がしい。
空いている道で飛ばしていたら違反切符切られた。
和んで見とれていたら背中にリムペを貼られた。
鳥・・・鳥・・・。どこ? 鳥、どこ?
メインモニターに糞を落とされて何も見えなくなった。
41おにぎりだと思って思いっきり回避したら敵に見つかって殺された。大事なことなので二度(ry
帰ろうと思ったら自転車が盗まれてた。
怪我で欠場したはずなのにモンゴルでサッカーやってた。
等の報告が絶えず、かなり有害であるといえよう。

全体図


設置施設一覧

  • プラント
5ヵ所。西岸に2つ、東岸に3つ。
詳細は後述。

  • リペアポッド
10ヵ所。
南西・EUSTベース内に4つ、ベース壁沿いに設置。
北東・GRFベース内に4つ、コアを囲むように配置。
プラントA,Eに1つずつ。

  • カタパルト
6ヵ所。
南西・EUSTベース内中ほどに2つ。
北東・GRFベース内に4つ。前後に2つずつある。

  • リフト
3ヶ所。
西岸遺跡・北端に2階から最上層へ登るものが1つ。
大橋の真下に渡河用のものが2つ、両方向1つずつ。
右側通行で、端までは10秒程度かかる。

  • 自動砲台
8ヵ所。
両軍ベース入口に2つずつ。
両軍ベース内に2つ。
南西・EUST側はコア奥、北東・GRF側はコアやや後方に。

  • レーダー施設
2ヵ所。
両軍いずれもベース内の奥。

  • ガン・ターレット
2ヵ所。
西岸河原・橋の北に1つ。
東岸河原・橋の南に1つ。
河を挟んでちょうど対称的な位置にあるが、障害物が邪魔になって相手側のガン・ターレット自体は狙えない。
リフトを狙うのは難しいが、対岸への攻撃に便利である。
対岸から撃たれた場合、直撃を避けても橋桁や背後の段差に着弾して爆風ダメージを受けることがある。
橋に向かって右側の川原に下りるときは対岸のガンターレットの様子をよく確認しよう。
この戦場はリペアポッドが狙いにくいため、狙撃兵装の八つ当たりの対象になりやすい。

戦術

ポイントとなるのは進軍のボトルネックとなる大橋。
敵陣への到達には互いに必ず通らねばならないため、橋の上下問わず激戦が繰り広げられる。
さらに両軍に共通するのは、「中央大橋を抜ければルートの選択は割と豊富」ということ。
そのため、大橋さえ制圧・封鎖してしまえば、一気に雪崩れこんで一方的な展開にもなりかねない。
いかに橋を渡り、かつ敵には渡らせないか、を中心に行動を組み立てよう。
橋の突破を目指しつつ、戦線を抜けた敵機を見逃さないよう細かい巡回を心掛けたい。
無論、単独先行による奇襲やコア凸も有効。成功すればよし、うまく敵機を引きつけるだけでも前線が薄くなるため効果がある。

また、多くある侵攻ルートを活かすためにも、地形の把握が重要。
特に、2階へ上がる経路を網羅しておかないと、抜けられるはずの防衛線も抜けられない。
また北東・GRFベースのある東岸は、一見登れそうでも登れず、落ちたらかなりの遠回りを強いられる場所もあるため、攻防両者ともしっかりと覚えておきたい。

プラントごとのコメント

プラントA(EUSTベース前・西岸遺跡屋上):

南西・EUSTの最終防衛ライン。
建物内部や外側からでも占領できる。エリア内に死角が多いため不意を突かれがち。
屋内からは2ヶ所、外からは4ヶ所も登れる場所があるので、攻防ともに上下に気を配りたい。

プラントB(大橋西端・ゲート付近):

EUSTの前線拠点。
大橋の下からでも占領できる。
GRF側としては第一の攻撃目標となる。

プラントC(東岸・橋前広場):

北東・GRFの侵攻拠点。一階通路からでも占領できる。
プラントBとほぼ対照に、GRF側の橋の手前にあるプラント。
同様、EUST側の第一攻撃目標。ただし、重要度はこちらの方が高い。

プラントD(東岸・大遺跡離れ):

誰が配置したのかはわからないが、GRFにとってはリペアもないし中継にも使えない。
そればかりかEUSTにとっては格好の奇襲の的となり、とられると漏れなくゲージ二割程持っていかれる。
おまけに直行プラもない上に崖上の為非常に取り返しにくい。
GRF側にあることからGRFの担当者が設置したのであろうが、正直邪魔でしかない。
このプラントを設置した奴は頭湧いてるるんじゃないかと思う。

プラントE(GRFベース前・大遺跡北通路):

北東・GRFの最終防衛ライン。
周囲に登れない段差があり、しかも狭いため囲まれると守りにくい。

大橋の攻防

前述通り、如何にここを渡り、かつ敵には渡らせないかが最大のポイント。
そのため橋の上下どちらかに戦力を集中し、一点突破によって戦線を押し上げるよりも、
橋上、河原の両面から攻めて押しきる方がそれ以降の状況を良くできる。
一方に傾注している間にもう一方から抜けられる、という可能性も減らせるだろう。
しかし、相手も同様の戦術をとった場合には戦線が延々と膠着することもあるため、
積極的に攻め上がることを心掛けたい。

橋上での戦闘は壁越しの攻防になるため互いに攻撃が通りにくく、迂闊な突出は袋叩きにつながる。
爆発物や砲撃によって敵戦力を削ぎ、複数機で一斉に攻勢を仕掛けるのが良いだろう。

橋下では、リフトによる渡河を如何に行うかがキモ。
リフトで対岸までは10秒前後。無防備でいるには極めて危険な長さである。
最低でも目視で対岸を確認し、敵機の有無、或いは位置と枚数を把握しておくといいだろう。偵察機が飛んでいればラッキーか。
また、相手に狙撃兵装がいる場合利用しないのが吉。高確率で狙い撃ちにされます。
戦線が下がっていたり橋上に集中していたりすると、意外とすんなり通れることもある。
強襲兵装なら、途中でリフトをおりてACで強引に川の中を突っ切るのも一手。他の兵装でも対岸に近ければできる。


ちなみに川は意外と深い。なので登る場合はそれなりの高度のジャンプする必要がある。ブーストゲージ残量に注意。あわててジャンプしたりしてゲージを切らすとおぼれることに。不用意に飛び込むのは危険と警察が呼びかけています。なのに毎回水の事故が絶えない。だからうかつな川遊びは止めろと…。

南西・EUST戦術

河から見て自陣側プラントの配置が少なく、戦力の分散をするリスクを負わず守りやすいが、
それはイコールで戦力が固まりすぎて爆風型の攻撃で一気に大穴があく事にも繋がる。
開幕A・Bプラは最小限の人数での確保に撤し、まずCプラに向い、確保と維持をできるようにすれば膠着からのジリ貧を避けやすい。
わき目も振らずに渡河を目的にすれば、敵が到着する前に渡河を終わらせておく事もでき、戦術の幅が広がる

とはいう物の、開幕Cは敵に奪われる可能性の方が高い。
Cを敵に奪われた状態ではよくあるパターンとして河を挟んで橋の上と下での膠着戦であるが、ベースへの距離が近いだけにふと抜けた敵にコア凸を許してしまい、また橋の上にある壁からコングシュートも可能な為、EUST側にとっては不利な消耗戦でしかない。
せめて可能な限り、河を渡りきった辺り、Cプラを奪った時にリスポンする辺りまでで戦線を維持したい。
Dプラはこちらから見ればあり難いが、敵からすれば旨味のないプラントであるため、巡回も少なく比較的奇襲が成功しやすいので、チャンスがあればぜひ狙っていきたい。
Dプラントを確保したらEプラント進攻組とコア強襲組に分かれると効果的。GRFコアの南東にある瓦礫からコアに突入可能なので揺さぶりをかけやすい。

防衛時はやはり橋を死守したい。
MAPの構成上橋の上下を死守すれば敵の侵入はほぼシャットアウト可能。もし橋を通り抜けられた場合隠れ場所が豊富なので見失いやすい。センサーや偵察機で居場所を把握しておくこと。
GRF側にもいえることだが、カタパルトの数が少なく、かつ、プラント間の距離も短くないのでプラントが灰色になった時点で防衛に向かっても奇襲阻止は難しい。

コングシュートについて、EUST側のコングシュートはGRF側ベース前の川の中からコングを撃ち出しコアに直撃させる、という方法である。
やり方は橋を渡ってCプラントの左側に行き、敵ベース側の川岸に着いたら川へ飛び込む。そして敵ベースとの距離が150mぐらいになったら
画面中央の白いゲージ(弾数ゲージ)と黄色いSPゲージの間に、コアの柱の傘にある横向きの赤い線を挟むように向きを調整して撃つ。
成功すれば41型手榴弾以上の大ダメージを与えられる。なお、SPゲージは満タンだと表示されないので一回でも榴弾砲を撃っておくとよい。
コングシュートを実際に成功させている動画の機密コードはこちら(sm10934567)こちらの方のコングシュートは145mの距離で撃っているが
この文を追加した自分は150から153mといった感じで撃っているので、個人演習で感覚をつかむとよい。こちらはハイリスクハイリターンと言えよう。
もっともこの文を追加した日、2010年6月6日はのダリーヤ遺跡最終日。練習のしようがないでござる アッヒャッヒャヽ(゚∀゚)ノ

北東・GRF戦術

自陣側が地形、プラント配置ともに守り辛い構造になっているため、とにかく戦線を下げずにガンガン攻めていきたい。攻撃は最大の防御である。
同時に哨戒・巡視を欠かさず、潜入や奇襲への警戒は切らさないように。
なお、開幕はとにかく早くプラントCまで展開し、敵の頭を押さえること。ただし榴弾砲などに注意。橋への到達はEUSTの方が早いため、プラントに均等に展開していると先手を打たれ易い。
最悪戦線が落ち着くまでプラントDを無視するのも手である。どうせCを越えないと来ない。

攻勢においては、敵ベース前への侵攻ルートの多さ、死角の多さを最大限利用したい。
ただしベース侵入ルート自体は正面か横穴しかない。横穴の方は強襲兵装専用で要練習、かつ隙が大きいので兵装共通で見れば実質1つ。
河原>2階ルートは3ヶ所。1階通路の他、南の階段とガン・ターレット横の北階段。
2階>屋上ルートは7ヶ所。中から石材伝いが3ヶ所、外からは階段が橋側とベース側の2ヶ所、北端のリフト、橋と反対側の崩落部。
最短ルートは橋から左に飛び降り、南階段>ベース側階段のルートか。最上階経由でベースへ向かってもいいが、防壁の穴から飛び込む方法も存在する。
穴の下、やや横でACジャンプ>空中ダッシュ斬りで壁の段差に引っかかり、ジャンプ最速入力で飛び込むことでベースに侵入できる。
1階を使うルートもオススメ。状況次第では敵戦線をスルーでき、敵陣深くに一気に入れるので積極的に狙いたい。
侵入さえできれば外から見え辛い(センサがあってもコンテナは見つけ辛くアイコンではいる階層が分からない)のが利点。
北階段ルートは橋方面から死角となっており意外と通り易い上、最上階を迂回するルートにも近い。
なお、ACジャンプならベース前橋の台から防壁を飛び越えられる。多少は相手を揺さぶれるだろう。

狙撃ポイントとしては、GRFベース内からEUSTベース入口の砲台を狙える。また、大遺跡屋上からはレーダーも。
押しているときに敵陣のガン・ターレットやリフトを狙える位置にいると、効果的な前線援護ができることだろう。

防衛においては、まず戦線を横に延ばさないようにすることが肝要。
守らねばならない拠点が多いので、押し込まれると防衛線が薄く長くなり、一点が破られて雪崩れこまれるパターンになることが多い。
そのため、まず橋で確実に敵機を食い止めたい。河原や橋からベースに直行する敵の処理を確実に。
自陣側のプラントはどれを奪われても厳しいが、特にプラントDがカギ。自軍側には有難味がないのに制圧されると直接ベースを狙われる面倒な拠点。
東岸南端から大遺跡を迂回しての奇襲が基本となるので、南端の通路かプラントD付近の建物にセンサやセントリーガンを仕掛けておきたい。
プラントEからリスポンして軽く目視しておくのも良い。
前述のEUSTベース防壁横穴や防壁上からはこちらのレーダーが狙われるので、狙撃屋がいないか時折確認しておこう。

コングシュートについて、GRF側のコングシュートは橋の上からコングを打ち出し射程ギリギリで爆発させダメージを与えるものである。
やり方は、橋の一部が崩れている部分の近くの壁がある場所で、敵ベースとの距離を311mに調整し、コアの柱の縦に走る真ん中の方の赤い線の一番上に
画面真ん中の照準の白い点を合わせ打ち出す。実際に成功しているものがこちら(sm10904865)2:37で撃ちだしたものが命中している。
こちらはダメージこそ少ないものの、敵がBプラントで固まっていて橋を渡ってこなければ比較的安全に撃てるので、ゲージ差を少しでも広げたいときには重宝する。
しかしさっきも書いたが、この文を追加した日はダリーヤ遺跡最終日なので練習のしようがない。仕方ないね。


最終更新:2011年09月12日 08:22