メガロパイク

激突「デルフィング第四形態(装甲無)」


※注意!画像が突撃してきます!
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超重量×超速度=超威力

この兵器を使用されている様を見たボーダーは口々にこう言ったという―――
「まるで城壁が走ってくるようだ…!」と。

ヴォルペ・メガロ「メガロと聞いて!(ガタッ」
ラベージパイク「お前じゃねえ、座ってろ」

BB五周年の節目に追加された第六の要請兵器。
ついに超大型近接武器の到着である。
血のように真っ赤なボディの中央に巨大な伸縮機構付きの杭を構え、左右には加速用のジェットブースターを装着。
一目見たただけでわかる「当たったら紛れも無く死ぬ感」は全てのブラスト用武装の頂点に位置する。
別に片手にドリルの半分づつを装着する訳ではない。つーかバラムから砲身取っ払って杭とブースター付けただけだよねこれ

大まかな使用感としては、通常は「ロ槍の通常」に、特殊は「持続する攻撃判定のあるクイックステップ」といったところ。
基本的に特殊攻撃を重視した運用を心がけたい。当て易さがダンチである。

通常攻撃はグイと踏み込んで一突き。
バラムやアハトミサイルと同じグリップであるため、武器の全重量とブラストの重量がそのまま乗っかってそう。
要請兵器なだけあって、威力は折り紙つきの12000
とっ突かれたら間違いなく吹っ飛び、最悪大破する。
ただし、メガロパイク自体が重いのか前進距離はロ槍並なので、リーチが特別長いわけではないため注意が必要。
それでもロ槍より太い攻撃判定があるため、間合いさえ把握してれば意外と当てやすい。特殊だと近すぎる際に使うといいだろう。

特殊攻撃は本体に備えられた左右のブースターとブラストのブースター合計4つを最大出力で吹かし突貫する。
その威力は25000。…え?ラベージのフルチャージより低い?
まぁまぁ、通常のブラスト相手ならこれだけあれば十分でしょう…?確かにエイジェンの強化兵やエースに対しては50000くらい欲しいけど

また、ラベージと違ってメガロの特殊攻撃は攻撃判定がある程度持続していることをご留意して頂きたい。
あちらは一瞬のチャンスを狙わなければいけないタイミングのシビアさがあるが、こちらはチェーンソーのように押し当てればよいのである。
4つの推進機関で前進するだけあって、スピードは非常に速く、リーチもペ槍並。
「攻撃判定のあるクイックステップ」と前述していたのはこのため。

特殊攻撃中はスティック操作で突撃方向を操作出来る。
ブラストのブースターも使用するので、ブラスト自体のダッシュ性能によって突撃速度が上がる。
特に、初期ACやイェイXみたいな出力重視のACを吹かしながら特殊攻撃を行うと、尋常じゃないスピードを出せる。
とはいえ、メガロパイク自体がかなり重いことから重量超過は確定するので、機体構成はあまり気にしなくていいかもしれない。
どっちにせよダッシュ特化機でも逃げれないほど速い突撃を繰り出せるからである。
それでも突貫能力を上昇させたいのであれば、積載に余裕を持たせ、運搬適正や重量超過耐性チップを乗せるといい。
ただし、前進力が強まることに反比例するように突撃方向が曲げづらくなるのがネックか。

この二種の攻撃動作は一瞬のタメこそ入るが、重火力のパイクと違ってノンチャージでブッ放せる。
通常の隙はそれなりに小さいが少々当てづらい、特殊の隙は絶大だが射線と射程が合えば当てやすい…という棲み分けになっているように思える。

そしてこの武器の強みは、判定が異様にデカいこと、要請兵器屈指の大破間違い無しの超弩級の威力にある。
繰り出してしまえば、ツイングレイヴやテンペストの特殊の如く、巨大な攻撃判定のカタマリが前方に発生する。
あちらと違って、掠れば致命傷間違いなしである。避けたと思ったら死んでいた、という事案が多い。要するに当てたら殺せる。
この「当てたら殺せる」…すなわち大破を確実に取るという長所はゲージ僅差の時など、早急に少しでもゲージを削りたい時に光る。

武器の移動手段にツカエル…とのことであるが、ブーストとSPゲージ(AC使用時)の消費が特殊なのでちょっと限定的。
剣やパイク、ナイフで特殊攻撃を繰り出すと、モーション発動時にブーストを一定値(24)を消費した後、巡航するため徐々に減っていく(12/s)のはご存知であろう。
しかし、メガロパイクの特殊攻撃は後者の巡航によるブースト消費が発生しないのである。
そのため、麻であればACのON/OFFを行うことによって、攻撃中でも両ゲージが回復していく。
代償として発動時のブースト一定消費値の量が通常の武器に比べて多い。
ペ槍並みのモーションの持続時間であるが、この問題点によって無限ブースト移動は実現不可能。

装着しておくといいチップに近接武器適正チップがある。
特にⅡを装着すると特殊攻撃をコンスタントに繰り出せるようになるため、この武器にロマンを全てベッドするのであれば乗せるべきである。
あとは前述の運搬適正と重量超過耐性。
飛躍的に突貫を極められる。

実装当時は使用時間が60秒だったが、Ver4.5アプデの際に90秒に延長している。


最後に、どうしようもない問題点である二項目の「近接攻撃武器であること」と「リチャージが長いこと」を挙げる。

まず前者について。
近接攻撃武器ということは、相手に接近する必然性が避けて通れない課題として君臨する。
いくら要請兵器とはいえ、持ってるブラストがやられてしまえば利用できなくなる。
非常に速い突貫能力を持っていても、バラムやアハトミサイル、爆撃通信と違って遠い敵には届かない。
要請する際は、状況をよく見て行うことを心掛けるべし。地熱ナパームやレーザーは撃てない
また、近接攻撃という特性の「弾切れ」が存在しないことは、要請兵器内最長の展開可能時間と噛み合うことで長所と短所を生んでいる。
90秒間一撃で(重要)敵機を轢殺し続ける力を得る事ができるが、同時に90秒間射撃攻撃ができなくなる(EUSは除くとして)欠点がある。
4つのブースターを吹かせば次の戦場に辿り着いて撃破が取れるか、もしくは撃破が取れないか、逆に辿り着く前に相手から蜂の巣にされてしまうか etc…
繰り返すようだが、メガロパイクを使う場合は状況を判断する見極めが重要になってくる。

そして後者について。
リチャージD+は現時点での全要請兵器において最低レベルである。
コレが意味することは、使えるのは終盤に差し掛かる頃、さらにほぼ一試合に一回しか使えないということ。
要請ゲージ増加を促進させるチップ類を付けても二回目が使えるようになるのは、よくても終了間近になってしまう。
なので、コイツで一気に撃破を稼ぐ!と過信するのは危険である。

以上の問題点より、メガロパイクは要請兵器としての信頼感は、悲しいことながら他のものと比べると(重要)低いヒエラルキーに位置する。
だが、真価を発揮する場面でキッチリ活躍させてこそ最大限の戦果を上げる「Joker Weapon」であることは間違いない。
その場面とは「狭所」と「乱戦地」。特大の判定と馬鹿げた威力を引っさげて次々と轢殺していこう。
タイマンにはあまり向かず、味方との連携が重要になってくるため、そういった意味ではかなりトリッキーな武器といえよう。

やはり最後にモノを言うのは近接戦闘の基本、「相手の死角から」。これ大事。



最初に城壁と書いたけど、残念ながらあのゴゥレムみたく正面にシールド判定は無いのであしからず。
やりたいなら重火力でバリアを張って下さい。筆者的には初期バリア推奨。
そういえば昔同じBBでコラボしてたね
ただまぁ重火力で担ぐと重量的に突貫力が落ちてしまうのが残念なところ。
やはり、ACでブースターを代用できる強襲で使うことをオススメする。

名前の意味はそのまんま「異常な大きさの(megalo)槍(pike)」
ここまで来ると槍(パイク)でなくて杭(パイル、ステーク)になるんじゃないかと思うけど、槍である。
まぁ使用感が完全に槍だしね。判定がおかしいけど。

最後に重要なことを記しておく。
これはドリルではない。
これはドリルではない。

これはドリルではない。

丸太でも、建築資材でもないのでご注意を。


最終更新:2017年02月10日 01:14