大攻防戦講座

割るか、守るか

ここでは、イベントバトルのモードのうちのひとつ、大攻防戦について解説していく。
大攻防戦とはとある理由からコアがひとつだけになった特殊戦。
コアがあるほうが防衛、ないほうが攻撃である。
イベントバトルなのでCPは変化せず、代わりにEPがもらえる。
そのためか、ハイランカーにとっては半ば遊び場のようなものとなっている。

全国対戦との相違点

  • 初期状態での作戦時間は300秒。
  • 開始時にプラントはすべて防衛側の状態でスタートする。
  • 開始時に占拠できるプラントは必ず攻撃側ベースに一番近いプラントのみ。他はLOCKされている。
  • プラントを占拠したらそこはLOCKされ、次に攻撃側ベースに近いプラントのLOCKが解除される。
  • 最後のプラントを踏んだら攻撃は全員でコアへなだれ込み、防衛は全力でコアを守りきる。
  • コアを割れば攻撃の勝ちで、防衛はそれを阻止すれば勝ちである。
  • プラントを占拠したら300秒÷プラント数分の秒数作戦時間が延長される。つまりすべてのプラントを占拠すれば作戦時間は600秒となる。
  • ワフトポートなども設置されることがあるが、ウーハイの2つめ・アドラのわふー以外は壊されても復活しない。
  • 陣営によっては一部のポイントがもらえない。
  • 終了時に防衛勝利・圧勝(つまり攻撃敗北・大敗)時は全国とは異なるデモが流れる。逆の場合は通常の圧勝、大敗時のものが流れる。
  • イベントなのでマッチングが「D4~C1/B5~A3/A12/S5~ACE」になる。

攻略

攻撃側

攻撃側はプラントを順番に占拠しないといけない。
完全無視してコア凸するのもありだがそれ頼みでは時間が足りない(ルール上、初期作戦時間は300秒)。まあプラント占拠なしでコア割れる時もあるけど。
順々に占拠してくと蛇行する形になるため奇襲したくはなるのだがそこはルール上できない。

「俺はプラント奇襲がしたいんだ!」ってお方は素直に全国対戦に行ってください。

プラントを全力で踏め

開幕凸以外の全員で最初のプラントに飛び込むのが鉄則。
なぜなら、凸屋の数だけこちら側はプラントを踏む人数が減るのに対して、防衛側は最初から10人全員で防衛に当たると予想されるからだ、
これでは殴り合い勝負になるプラント戦で勝てる確率が落ちる。1個もプラントを踏めないで終わるなんてことにもなりかねない。
そのためにできるだけの多数でプラントを踏みに行く必要があるのだ。
中盤以降でもできるだけ踏みに行く人数は多めにしよう。

凸のポイント

が、最終プラント占拠まで全く凸に向かわない、というのも実は問題である。
最終プラントを占拠するのに多少なりとも時間がかかるとゲージ50%以上残ったコアを削るのに時間が足りないこともある。
またver4.0からの査定の変更で、時間一杯まで使うとEPがあまり稼げない一面もあり、適時コアを削るほうが良いだろう。
比較的後方がお留守な開幕凸がかなり有効で、施設破壊した上でゲージを1割前後持って行くことも可能。
また防衛側が守りに入ったとしても、それだけ前線プラントで敵側の枚数が減っていると考えることも出来る。
プラント戦が膠着している時、誰も凸に向かっていない場合などで囮役がいると、攻撃側に状況が傾くことも結構ある。
ただし、凸屋はプラ戦に参戦しないので高い戦績が要求される。どれくらいかといえばだいたいコアブレレベルのダメージが要求される。コアストじゃ足りない。
敵コア猛攻のカットインが入ればよいのだが、そこまで到達するのにはバラージ6マガが必要。麻なら最低でもゆかりおにぎりを6回天井落としせねばならない。
幸い全国と違い序盤ならベースに敵がいることは少ないはず。
麻で凸るなら確実にゆかり天井落としができる訓練を積んでおこう。
ただしセンサーに引っかかって防衛がわんさか来て天井落としできなかったとしても責任は負いません。
蛇凸も悪くない。というより序盤なら全国より通る。バラージを全弾ぶち込んできたら味方全員からの称賛を浴びるだろう。
ただ、防衛には麻凸より弱いのでそこは気を付けること。
砂凸は火力不足なのであまりお勧めできない。妹先生をコアに置いてくれば話は変わるが。
支凸は論外である。攻撃の場合、支援はプラント戦に参加するのが前提の兵装である。
支援に乗ったからにはおとなしくプラント戦をしよう。

MAP把握は重要

防衛側なら前線リスポンな上にカタパルト完備なため移動には困らずMAPが分からなくてもどうにかなる。
ただ、攻撃側ならカタパルトは途中までしかないので道に迷うと大問題。
別にプラ戦だけするなら問題ないが凸に向かうならいつも以上に時間の無駄は避けたい。
しかしイベントMAPなので個人演習は出来ない。
幸い公式サイトにPDFMAPが公開されているのでチェックしよう。
戦場に出たらまずは味方と足並み揃えてプラント戦をしよう。そうすれば大体の構造は把握できる。

死を恐れるな

大攻防戦の攻撃側にはコアがない。ということはいくら死んでも問題ないということである。
躊躇せずにプラントやら敵ベースやらに突っ込んだほうが味方のためになる。
こういう理由で榴弾芋・芋砂は全国対戦以上に戦犯になりやすい。
勝ち目のない状況で突っ込んで10秒無駄にするのも考えものではあるが、
中立化しているプラントなら僅かでも人が欲しい。
味方と足並み揃え、積極的に前へ出ていこう。

最終プラント付近まで強襲兵装はお休み

前述したとおり大攻防戦ではプラント占拠が中心となる。プラ戦での強襲兵装はどうしても他の兵装に劣りがち。
強襲をメインにしてきた人以外は、無理して強襲に乗るより他の慣れた兵装に乗ったほうがよい。
ただし敵ベース前のプラントを占拠できてるときは話は別。麻に乗りまくってひたすらコアへ突っ込もう。

プラントが占拠できてもリペアポッドにすぐに行かない

仮にトイレのあるプラントの占拠に成功したとしよう。
全国対戦ならすぐにトイレに行きたくなるところだが、大攻防ではそれは控えたい。
その分だけ前線の枚数が減ってしまうからだ。
トイレに行くのは瀕死の時と弾薬が足りない時だけにしよう。

自動砲台は目に入ったらすぐに壊せ

防衛側ベースにはいつもより自動砲台が多く設置されており、凸ルート上などベース外にも7~8機自動砲台が置かれている。
ある程度は処理しないと累積ダメージのせいで後続ベースやプラントに居座れる時間が短くなってしまう。
目に見える自動砲台だけでも壊しておこう。
ただし壊しすぎると自身の侵攻ルートがバレるので壊し過ぎは禁物。

榴弾は味方凸屋を妨害している可能性もある

榴弾は敵殲滅に非常に便利だが、味方に当たると軽量機ならほぼノックバックさせてしまうという危険もある。
そのノックバックのせいで防衛に付け入るスキを与えてしまうこともある。
誤射-10ptも痛いがそのせいで割れなかったなんてことになると戦犯にもなりかねない。
特に最終プラント付近での榴弾の着弾地点には気を配ろう。

どこでコアを落とすか?

もちろん作戦時間600秒とベース前プラントがあったほうが攻撃側にとって有利だしEPも美味しいのだが、
最終プラントの一歩手前でも十分ベースに届き、事前にコアを削っており、
かつ最終プラントを攻めていたら時間が足りなくなるという状況下ならば
最後までプラントを踏まずとも決着させる、という方法も残っている。
ver4.0からの査定の変更で、600秒フル参戦での獲得EP量も減っている。
具体的には全プラ占拠かつ残り200秒で割ると最大になる。
ハイスコアを狙うのであれば状況に応じた動きを特に検討したい。
ただし最前線プラントと凸の二正面作戦になり、各個撃破されてどっちも進まない、という事態は避けたい所。


防衛側

防衛側は1mmでもコアゲージが残れば勝ちである。そのため、攻撃陣営とは違ってできるだけ大破は避けたい。
しかしベースニートは悪手。相手にプラントを踏ませるスキを与えてしまうからだ。
ベースは気にしないで、目の前のプラントの防衛に専念するのが吉。

当然コア凸は論外である。というか攻撃側ベースまでたどり着いてもそこに見慣れたコアは無い。ただ台座がたたずむのみ。
「いつでもコア凸したい!」という方は素直に全国(ry

カタパルトを有効活用せよ

大攻防戦はとにかくカタパルトが多い。攻撃側はそのままMAP中央より少し奥のあたりまで行けるし、防衛側は自分ベースから敵ベース前プラント手前までカタパルトで接続してるなんて事もある。
攻撃側はもちろんだが、防衛側もカタパルトを有効利用しよう。重量機ならエリチェンするよりも早く目的地に着くことができる。
とにかく全国よりも前線の数が重要なので前線の数を減らさないためにも活用したほうがよい。
当然凸屋を追うために凸パルトに乗るのも有効だ。
ただしベース前が踏まれているときは別。ベース防衛に専念しよう。

凸に釣られ過ぎない

こちら側のプラント防衛力が高いと敵は凸に向かうだろう。
コアゲージが削れるし敵を複数枚釣れば枚数差でプラントを取れるかもしれないからだ。
全国なら染められても取り返せば済むが大攻防では取り返せ無い。
だからこそ、防衛に回る枚数は最小限に抑えねばならない。
防衛は凸の枚数より少なくしよう。そして強襲が優先的に回ろう。
他兵装は出来ればプラント戦に専念してもらいたい。

1mmでも占拠ゲージが灰(青)なら再占拠のチャンスはある

とにかく向こうに完全に占拠させなければよいので、プラント円外でプラントの中に爆発物撃ってるよりは自分もプラント内に入って前線戦闘していたほうが勝ちやすくなる。
また、支援もできるだけ円内の味方を再起させるようにしよう。瞬間再起できるリペアショット系なら前線人数をあまり減らさないで済む。

常にプラント円内にいる必要はない

敵がプラントを踏んでいるならただちに自分も踏みに行かねばならないが、最大限自軍に染まっているプラントの円内でうろうろすることにメリットは何も無い。
その状態で踏んでも占拠ゲージはそれ以上上がらないのだから。榴弾とかで事故死してその隙に踏まれたら今までプラントにいた意味がなくなる。
プラント円内は銃弾と爆発物の飛び交う危険エリアだ。
踏むべきときと踏まなくてもいいときがある。

芋るくらいならプラントを踏め

そうは言ったところでプラントを全く踏まないというのは論外。
防衛なのだから芋ってもよいという勘違いがたまにいるのでここで断言しておこう。
防衛における芋も攻撃によるそれと同じくらいの戦犯行為である。
榴弾や砂の射撃だけでプラントの色は維持できない。
常に円内にいる必要はないが、ゲージで押されて色が変わりそうなプラントに攻め込むのは当然である。

次のプラントへ行くかは味方の有無を確認してから

一度攻撃側に取られたプラントはもう取り返せないのだから次のプラントを全力で守ろう!という気持ちはわかる。
しかし、だからと言って全員がすぐ次のプラントの防衛へ向かうというのはそれだけ戦線を下げることであり、
たった今落ちたプラントから次のプラントまでの距離と時間を無償で敵に譲り渡すということだ。
プラントが落ちたらすぐにミニマップを確認し、次のプラントに味方が十分にいたら自分は敵のリスポン地点や次プラントまでの道中に居座って、
攻撃側が次プラントに向かうこと自体を阻止、遅延させるように動こう。
味方がいなければプラントの防衛に回ろう。
貴方の機体が恐竜とかの超火力装備を持ったガチムチ重火なら居座ってやると攻撃側としてはたまったもんじゃない。
ただし支援は居座りをお勧めしない。支援は味方との協調が第一の兵装だからだ。
支援は時間稼ぎ役が削ってくれた敵を次のプラントで料理する役に専念しよう。

(わふーMAP限定)わふーポートには近づけない

わふーは基本復活しないとはいえ取れば大攻防戦でも高い戦力になる。防衛側が取れば定期的に修復していればそのまま敵を寄せ付けずに勝つことも可能だ。
逆に攻撃側に取られると撃墜時にはプラントが2つ踏まれているという可能性もある。というかほぼ1つは落ちてる。
何としてでもわふーポートのあるプラントには近づけないようにしよう。
敵側にわふーポートがあるなら寝取りに動こう。
万が一取られたらネオやNelisを撃って速攻でスクラップにしよう。そうすればある程度被害が抑えられる。

全力でベースを守るコツ

自分ベースの目の前のプラントが踏まれたら、敵全員がベースに向かってくる。その過程で自動砲台やレーダーが壊されるかもしれないが直さないで無視したほうがよい。施設を直している間に傘下に敵を入れてしまう可能性があるからである。
傘下に敵を入れたら実質防衛失敗している、と言われるようにベースに入られる前の防衛をよく考えたい所。
トラップやターレットのフル活用のほか、カタパルトでベース前プラント近辺へ飛び、後ろから敵の邪魔をしまくるのも中々有効。
リスポン直後から敵の装甲を削っておくだけでも大きいし、
リスポン地点をかき回しまくることで「あいつうぜえ倒そうぜ」と敵に思わせれば陽動成功とも言える。
ただブンブンでベース前プラントへ行くのは考え物。むしろスルーされて防衛の人数を減らしてしまう。
足止めをする場合ベース防衛役が減るということを忘れずに。

プラント防衛で止めるのが理想

とはいえベース総攻撃をされると如何にベストな動きをしても防衛側が圧倒的に不利。
60秒もあればコアゲージが2~3割くらい減らされることだって十分ありうる話。
自ベース前プラントを踏まれる前に決着を付けてしまいたいところ。
ver4.0でEP査定が変わっており、もはやベース前プラントを踏ませる理由も無い。
(例えばプラント数が5つなら3つ目か4つ目のプラントを守り切る方がよい。もちろん、あくまで勝つことだけ考えるのであれば完封してしまっても良い)


共通事項

要請兵器は使えないものだと思え

基本的に大攻防戦では要請兵器×仕様になっていることが多い。マデルロンド大攻防戦で大先生が猛威を振るったせいであると推定される。
とにかく要請は使えないのだから要請を使う事前提のアセンは役に立たない。
要請ゲージ促進チップを積むなど論外である。

決闘その他ネタプレイをしていても目をつぶってあげよう

大攻防戦は前にも述べたとおりあくまで「遊び場」である。普段真面目にやっているような人が決闘を挑んでいるなんてことも珍しくない。
そんな人を見てFFしたりNG連打するのは控えよう。間違っても晒しなんてしてはいけない。

味方の支援をいつもより信頼するな

特に最上位戦では、支援は偵察機やセンサーを持ってるものと思われる。
しかし大攻防戦は何度も言うが所詮は「遊び場」、査定にも影響がないのでここぞとばかりに弁当箱やスタナーを持ち出す光景がよく見られる。
そんな状態だから偵察がされていなくても味方の支援のせいにするのはよろしくない。
偵察が欲しいなら自ら支援に乗り換えることも考えよう。


最終更新:2015年03月01日 13:30