開発担当「ボックスマガジンよりたくさん弾丸が詰められるドラムマガジンを採用して初期型より1マガ弾数が2発減りました」
ボーダー「お前は何を言ってるんだ。」
下田P曰くフルオートのための機構がマガジンに搭載されている分総弾数が減っているらしい。
おそらくドラム中央に給弾用のモーターでも搭載されているんだろう。
開発担当「というわけでそのドラムマガジンを採用する事で、フルオート射撃が可能になった『狙撃銃』です」
ボーダー「お前は何を言ってるんだ(2回目)」
説明を二度見したのは筆者だけではあるまい。
狙撃兵装の主武器でのフルオートとしては、月光Rに続き二つ目となる。
カ・イ・カ・ン
スペック的には火力を下げた代わりに、リロードを速めてフルオート化した素鳩か鳩Sと言った所か。
フルオート可能かつ単発火力も高めなのが大きなメリット。
チップ無しならHSで装甲B-までよろけが取れる。うまく当てればハメ殺しも十分可能。
実弾フルオートなので対コアも得意。
敵防衛を蹴散らし、砂凸を決められれば有効なダメージを与えられるだろう。
フルオートのため、回避操作とエイムがしやすいのもポイント。
近距離戦と遠距離戦の両立というバトルライフルのコンセプトを見事に体現した一品である。
やっぱり狙撃銃じゃない
と〆られればよかったんだが、この銃のコンセプトであるフルオート機構自体が優秀とは言い難い代物。
そもそも連射速度が遅い。どれくらいかというとセミオートの初期鳩より遅い。
初期鳩の方は理論値とはいえ、その8割でようやく同じというのはいかがなものか。
フルオートの長所のひとつは「連射による安定した火力の発揮」だがそれがこの連射速度では発揮しにくい。
その上このCSM、実弾100%のフルオート主武器ということで、反動が非常に大きい。
どれぐらい大きいかというと単式機関砲さんはおろか、猛虎さんと肩を並べるレベル。
砂御用達のエッジβ腕や修羅W腕で撃つとそれはもう大変なことに。
…これ狙撃兵装の武器だよね? なにを今さら
垂直方向に比べて水平方向は無視できるくらいに小さいのでサイトを真下に下げる意識さえあれば、リコイルコントロールは行える。
が、やはりボタン押しっぱなしのフルオート精密狙撃での最大火力発揮はかなり難易度が高い。
補うために指切り、再AIMしようものならそもそもセミオートの初期鳩でよくね?って話になる。
じゃあ近距離に適正があるのかというとそうでもなく、ノンスコープのまとまりも他のバトルライフルより良くない。
1発目だけならともかく、2発目からあらぬ方向に飛んでしまう。
前述の通り反動も強いためちょっとでも敵との距離が開くと途端に命中させるのが難しくなる。
プラント半径未満の距離でもすでに撃ち合いが自殺行為レベル。
連射速度も遅いため月光Rのように弾幕で押していく事も出来ない。
CSによるよろけが取れれば違うだろうがとても狙って出来る精度ではない。となれば
開発担当「この狙撃銃の適正距離は至近距離です。」
ボーダー「お前は何を言ってるんだ(3回目)」
目押しが完璧で敵機を近寄らせない立ち回りができるならば、総合火力の高い初期鳩や鳩Sで十分。マガジン火力も連戦するには厳しい。
あくまで、近距離でもそこそこ戦える程度の認識でいこう。
自動砲台が1マガでぎりぎり壊せない、実弾速射チップで補おうにもそうすると今度は連射速度が上がる分リコイルコントロールが難しくなる等素敵ポインツもちらほら。
スコープ展開即発射のいわゆるQS時の弾道は素直であり敵機を見つけてスコープを覗いて5、6発ほど撃ちこむのがCSMの基本的な使い方になるか。
あと基礎リロード時間はそこそこ短いので腕は反動吸収を重視した方がいい。
D辺りで何とかなるならアスラ参やバズγ、もっと欲しいならエッジδ、ジンガ真、雷花麗辺りをチョイスするといいだろう。
火力自体はかなり高いので普段紫電や速式を使いAIMちからのたかいボーダーならばすぐに戦力にできるかもしれない。
しかしこの銃のウリであるはずのフルオート+反動+狙撃銃という特性が不協和音を奏でておりひっじょーーーにクセが強い。
しかし連射音は小気味よい。
系統5段階目ということで値段も必要素材もお高いので本当に必要なのか 必 ず 検 討 してから購入しよう。
Ver4.0では「必要素材の要求数が増加」というワケワカラン調整を受けた…セガはこの銃に何か恨みでもあるのか?
そのため上にも書いてあるが購入は本当に本当に、ほ ん と う に よ く 検討してからにしよう。
Ver4.5で威力が1280→1310に上昇した。
以上から実際に運用するなら
威力1280の弾を12発撃てる、という豊富なマガジン火力を活かし前線一歩手前、セン支達などが活躍するラインからの制圧射撃がこの武器の一番得意な距離。
画面上で同じくらいの大きさになる場合で比べてみると、
スコープ倍率5.0倍の銃で400~600m先の敵を撃ち抜くのは難しいが、スコープ倍率2.0倍で100~200m先の敵の頭を狙うことは意外に容易い。
セミオートライフルにありがちなガク引きによる照準のズレや系統どころか狙撃銃全体から見て3.0秒と短い基準リロード時間など
機体性能だけには頼り切れない操作性のストレスを徹底的に排した本銃は、狙撃銃というより支援火器としてしっくりくるだろう。
CS火力3200は頭部装甲B-、クーガーNX頭部程度ならノックバックは必至。味方と交戦中の敵をクロスファイアで手早く排除し、射線内で足を止めた迂闊な敵をハメ殺す。
さらには240/minという絶妙な連射速度で以て、敵機を長時間物陰に縫い付ける遅滞戦術も大得意。バトルライフルも狙撃銃、刺されば痛いぞと味方が来るまで脅し続けてやれ。
高精度のライフル弾幕で戦場にキツツキの音を響かせてやれ。
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