E.D.G.-θ 脚部

E.D.G.-θ

(C)SEGA

《Awakening.》[8][8][8][ENTER] 【888-2】

δ脚「ヤクシャヤクシャヤクシャヤクシャセイバーヤクシャ雷花ヤクシャ・・・」

δ脚「なぜだ!!なぜ奴らを認めて俺を認めないんだ!!」

久我NX脚「・・・あのさぁ、なんでお前中量級なのに軽量級と張り合ってんの?」

δ脚「ファッ!?」

脚にも羽が付いて飛べそうな4段階目。新素材の発光もあって非常にカッコイイ。つーか発光部がメッサーみたいで飛べそうっつーより切れそう。
頭・胴・腕が同社ブランドのアスラ・参に恨みがあるのか「性能ほぼ据え置きで重くなったが硬くなった」と言う路線に対し、脚のみ独自路線を往く。
自分が中量級のブラストランナーだということにようやく気付いたのか、δ脚と比べてダッシュと加速が一段階下がった代わりに他のすべての能力が上昇しているという大躍進を遂げた。
他のθシリーズ同様装甲が硬くなったがそれ以上に積載猶予が290も上昇したのが嬉しい。

実装当初、ダッシュB+帯で目下最大のライバルとなった久我NXと比べ、装甲に対して歩行の5ランクのトレード、ただしチップ0.2と積載猶予が10勝る。加速もこちらの方が1ランク高い。
あっちはセットボーナスで積載を増やせるが、キメラで使う場合こっちに分がある。
歩行加速C+はなかなか快適で、慣れればアクションチップが必要無くなる(特に砂支援)。どうしても1スロ足りない場合に良いかも。
ただ、装甲の差は大きく、腕に次いで被弾しにくい脚部ではあるが全体の平均装甲に6%(1ランク)程の差が生まれるため、爆発物飛び交うプラント戦で特に生存力の差が生まれやすい。
装甲のNX、機動力のθ、と言ったところか。

その後、Ver.Xでの調整でさらに躍進を遂げることになる。
ダッシュB+以下の脚部の速度が上方修正されたことで、ダッシュA-との差が縮まったのだ。
更に、この脚部はXZero+で加速が上方修正されたことで加速B-となり、十分加速脚を名乗れるレベルの加速を獲得した。
これにより、装甲がD+と若干薄い以外に欠点らしい欠点が存在しないハイエンドパーツと化した。
若干薄いといってもC-とは数値にして3%ほどの差しかないため、ハイバランスの前では大きな欠点にはなりにくいだろう。

というわけで、ライバルは他のダッシュB+加速脚。具体的に言えば68G脚、甲脚、NX脚、そしてV-sp2脚。
まずは前Ver.からのライバル、NX脚。
装甲4段階差と圧倒的敗北を喫してはいるものの、積載30、加速2段階、歩行8段階差の勝利。チップもこちらが0.3多い。
Ver.XZero+現在脚部装甲は対爆耐性に影響してくるようになったため、4段階、数値にして約18%の差はかなり大きいと言わざるを得ない。
しかしながら、歩行に8段階者差があれば空中での機動性に大きな差が出るし、積載や加速の差で長距離巡航にもこちらに分があるといえる。
よって、前Ver.から変わりなく装甲のNX、機動力のθという棲み分けになるだろう。
加速脚という区分から離れるが、同じく装甲重視のX-3cg脚とも同じく装甲の3cg、機動力のθという立ち位置になるだろう。

その弟分であるX-Vsp2脚との比較は
加速2段階と装甲4段階敗北と引き換えに歩行5段階、積載190、チップ0.3の勝利。
またしても圧倒的敗北ポイントは装甲。
しかし積載は圧倒的にθの勝ち。ほぼ200、ダッシュにして2段階差相当という圧倒的な差を誇る。
200もの積載差があれば装甲差を上半身や武器のグレードで十分補うことができるだろう。
もちろん、各種ハイエンドパーツを使用して差別化を図る、というのもあり。Xの上半身もハイエンドパーツだらけだけど
加速の負けは過剰な加速を削ったという見方ができ、そうなると歩行とチップはこちらの勝ち。
まあ歩行も軽視されやすいので、結局装甲のVsp2 vs 積載のθ、という見方ができる。

次に甲脚。
チップ0.6と加速1段階、あと入手条件の敗北に対し、歩行4段階と積載90の勝利。
入手時期の差は大きく、ほぼ確実に甲脚を先に手に入れるボーダーが多いだろう。
そしてチップ0.6の差も厄介。これだけの差があれば、上半身にハイエンドパーツを載せても十分なチップが得られるし、標準的な容量のパーツを使って特殊機能マシマシにすることもできるだろう。
一方、こちらは加速がほとんど変わらないまま、歩行が大幅に上昇し、更に積載90の積載上昇により、アセンに余裕が持てるようになった。
総じて、基本性能のθ、特殊機能の甲といえるだろう。


で、本命の68G脚との比較。
加速4段階と装甲1段階敗北と引き換えに歩行6段階、積載80、チップ0.2の勝利。
加速4段階差は大きく巡航移動の快適さはかなり違う。対爆発物を考慮すると装甲1段階差も捨てがたいところ。
だが、軽視されやすいとはいえ歩行6段階差はかなり大きく、空中機動の快適さがかなり違ってくるし、実は巡航でブースターを切らしたときの移動にもジワリと影響してくる。
そしてなんだかんだ積載80差とチップ0.2も小さくない差である。

空中機動のθ、地上機動の68Gという棲み分けだろうか。


フルセットで使うにしても他と比較し高い積載が有効に機能する。
δ脚では夢のまた夢であった絶火やシャッガン先生等重い武器を積んでなお余りある積載にエッジ使いが歓喜に沸いたとか沸かないとか。
…こらそこ、沸くほどエッジ使いなんて居るのかBBASで検索しない。
まじめな話フルエッジを扱う上で積載の低さは低装甲と共に大きなネックになっていた。
この二つの相乗効果で、装甲が薄いのに相手に打ち勝つ火力の高い武器が積めないというブランド全体の弱点がようやく解決された事になる。
同じく積載の低さが問題だった同期はなぜかさらに積載が減ってるガナー

高いダッシュを誇りつつ歩行も高い性能はタックルやフルセットにおいて運用される光学迷彩等と相性が良く「迷彩空手」にピッタリとも言える。
発光装甲のお陰で結構目立つけどな!
完全に消えたいならレベルの高い迷彩を搭載したいところ。

余談だが、この脚部はVer4.1まで同ブランド内においてα脚の完全上位互換(チップ考慮外)となっていた。
一応、他にもブランド内完全上位脚部は存在するし、修羅II脚に対するW脚は実質的に完全上位だったりするが、
θ脚はα脚から全ての性能が上昇していたという点で一線を画す。
新ステータスの加速だけは1段階負けたがそれでもその他のステータスは全勝。
時代が進めば技術も進歩していくものだが、ここまで大胆な強化が為されるというのはなかなか珍しい。
48C脚「その英断をなぜ私の時にやってくれなかったのか…」

元々優秀な脚部だったがVerXで更に強化され装甲と歩行が1ランク、チップ容量が0.1上がり、30の軽量化が施された。
これによりチップと加速を除けばβ脚の完全上位互換となり、優秀さに磨きがかかった。
そしてVer.Xゼロ+にて加速がB-に上昇。
これによって、チップ容量を除けばβ脚の完全上位互換となった。
48C脚「だから、その英断をなぜ私にやってくれないんだ!?」 



だが、この脚部最大の敵はこれらではない。
そう。高歩行脚へのボーダーの偏見こそ、θ脚の最大の敵である。

…確かに他の歩行重視脚部には、「歩行重視ゆえに必要ステータスが軒並み低水準にされている」という脚部が多い。
そして、屈伸キャンセルの普及により、歩行は死にステータス扱いされることも多い。

しかし、アクションチップの伸びや空中機動の軽さなど、地味な部分で歩行は確かに影響している。
加速移動が注目されるようになった今、加速移動によるブースト切れの間は歩行で移動する。
歩行は決して死にステータスではないのだ。

ダッシュや積載、加速が必要十分ならば、歩行はあるに越したことはないのだ。
θ脚は、「ダッシュ、積載、加速のすべてで必要十分なステータスを持っている」点で他の高歩行脚と一線を画すのだ。

ちなみに、68Gとの比較で、

  • 加速4段階差による巡航距離の差は4.03m
  • ブースト切れの間に歩行で進める距離の差は4.5m

となっているため、実はθの方が長距離巡航効率は高いのだ。
高歩行、というレッテルに惑わされることなく、一度手に取ってみてほしい。



最終更新:2018年02月15日 15:23