ツェーブラ48C 脚部

ツェーブラ48C


(C)SEGA
重量 装甲 歩行 ダッシュ 加速 重量耐性 積載猶予 チップ容量
980 C+(1.00) A-(8.73) B-(23.70m/s) A(1.65sec) C-(5000) 4020 2.7


Ver2.7から登場した新パラメーター、ダッシュB−の先駆けとなった脚部・・・いや、そんな所に無駄な独自性出さなくて良いから。
装甲は杖41から向上してC+になってはいるが、その代償として更に積載が削られてしまっている。
とはいえ歩行は中量型としては高い水準に有り、ダッシュも最低水準ではあるが合格点を保っている。
しかし積載が現行の中量ハイエンド機としては少なめなのが弱点か・・・とにかくどこか一味足りない脚部だが、一応フルツェーブラで組むならば一択の性能を誇る。
フルツェーブラなんか好き者しか使わない?わかってる。

中量脚というより、むしろ「少し積める軽量寄りパーツ」と考えたほうが気持ち穏やかになるかもしれない。
あとタックル使う時なんかも便利かも。ブーストも装甲も積載も高いので、タックル使いには良パーツ。チップは他で補おう。
ついでに歩行速度は空中での機動力に影響を与えるのでそういった機動を多用する人にとっては久我S・NXや円Ⅲよりもこちらのほうが素早く感じるということもある。

とにかく、ダッシュ性能B−と歩行性能Bが揃っているのはかなり高水準だが、余剰重量が3900しかないという点が非常に痛い。
現状のハイエンド中量脚部に比べて微妙と言わざるを得ない性能なので、キメラアセン前提に考えると上半身を軽量パーツで軽量化する必要がある。
装甲が薄くなることは高威力の武器が飛び交う現verでは厳しいものがあるが、そこはボーダーの腕で補うと考えるべき。

見方を変えてチップ0.4と積載50と引換に装甲、歩行、ダッシュが強化された杖41脚であると考えると、今まで虐げられてきたダート脚、素迅牙脚に対して歩行以外のパラメーターで優位に立てる。
装甲、歩行、ダッシュ、チップ容量がそれなりに保てているハイエンドらしいパーツだが、やはり尾を引くのは余剰積載の低さ。
逆の考え方をすれば、余剰積載の問題をクリアすればマルチロールな機体を組めることがこのパーツ最大の利点といえるだろう。
器用貧乏とも取れるというが、実際使用してみれば期待を裏切るようなパーツでないことは明らかである。

ver2.7までチップ容量は1.7だったが、3.0で2.0となった。
…なんとなくスタッフの意図がくみ取れるような気がしなくもない。
2012/12/10、雷花・麗の実装で更に立場が微妙に。
何しろタックルの伸びはC+で上限なので、ダッシュもタックルの伸びも同じで装甲微差、積載でなんと260も負けてしまった。
歩行で勝ってると言うと今度は初期迅牙が微笑みかけてくる。こっちも積載で120負けてるし。
…などと言っていたら2013/8/19、ディスカス・エヴォルの支給で立場がほぼ崩壊。
せっかくの優位性(チップとダッシュ)はそのままに、歩行2ランクに対して装甲1ランクと積載210の互換関係。
タックルの伸びで見れば完全に上位互換である。
エヴォルが4段階目のため購入条件が厳しいのがせめてもの救いか。48Cも4段階目だけど。
積載要らないから歩行が欲しいという超ニッチな需要とフル杖という浪漫が最後の砦である。
杖の未来に幸あらんことを。。。

ちなみにブースターがなぜかディスカスプロトと同じナクシャ製の物を使っていたりする。
公式ブログでもつっこまれたのだが、社則のため詳細不明との事である。

プロトのダッシュはDなのに同型のブースターでB-まで搾り出すベンノの技術力は高いと思われる・・・さすが老舗。

ver4.0の杖をどげんかせんといかんキャンペーンで90の軽量化に成功=積載が90上がった。
相変わらずキメラで使うには少々厳しいが、フルセットの場合杖の全体的な軽量化が相乗し結構積めるようになった。
チップ容量も8スロの確保が容易なためチップで不足している性能の補填をしやすく、以前よりはフルセットも使いやすくなっている。

それでも振るわなかったのかver4.5に追加された加速は4.1以前組の中では最高値のシュライクW型と同等のB+となった。
これにより、高い歩行の補正も相まって長距離移動ならこちらにも歩があることになった。

+ これはとあるボーダーの愚痴である
■ロケテ中
加速B+やばいな、支援使う時とかこれ有用すぎるわ。円Xクビまであるわ!

ぐぬぬ、やはり積載が少ない…だが加速は間違いなく「時代が変わる匂いがする」!絶対に形にしてみせる!

よし完成!ちょっと装甲が薄くなったが…間違いなくこれで4.5対応できるはずや!!

■4.5稼働
グライフ65V「新人のグライフです…よろしくお願いします」

…俺の苦悩は何だったんだよ!?


4.5稼働時に実装されたグライフ65Vと比較すると、チップ0.5、装甲2ランク、歩行5ランク高いが
ダッシュ1ランク、加速1ランク、積載猶予170という非常に重要な部分が負けており
やはり、歩行する場合以外はあまり見向きされない立場に変わりはなくなってしまった。

グライフ65V「お困りのようですね、じゃあ先輩にこれお裾分けします。」

ここまでテコ入れしてもまだ足りないと判断されたのか、4.5Bに入った際に加速がA-となり、グライフ65Vと並んだ。
並んだのは良いが……依然ダッシュと積載という脚部において超重要な部分が負けている点は相変わらずであり、
結局のところほとんどの人が「グライフ65Vでおk」と判断しているのが現状である。
ガルムといった高スペック加速脚部が登場してしまったことも痛い。
かといってこのパーツが弱いかというと、強くはないが弱いとも言い切れず、
ネタとしても微妙な感じになってきている……どうしてこうなった……

そして迎えたVerXでは恒例の如く歩行が1ランク上がりA-になったが何よりもチップ容量が2.7と0.5も増えた。
…もうここまで来ると「意地でもダッシュと積載は上げられない」というSEGAの意地悪な思惑ベンノの技術限界が見えてくるようで不安である。
チップは多くても損はないのだが迷彩空手にはここまでの歩行は過剰だしなあ…
相変わらずキメラでは厳しいので強化されたセットボーナスを活用する意味でもフルセットでの運用が前提なのは変わらないかもしれない。
もっとも、Xではダッシュのパラメーターそのものに手が入っておりチップ補正で旧ダッシュBぐらいにはなるし
カラテには過剰な歩行もジャンプを織り交ぜた戦闘機動や障害物の移動、ブースト回復中の移動など細かい所で恩恵を受けられる。
強襲と重火力で使うのは難しいが、遊撃と支援ならまだ日の目を見そうである。

XZPにて加速がA-からAに向上。なぜか48C脚だけの調整である。
これにより、グライフ68Gと比較してダッシュ二段階以外は同等かそれ以上となった
ダッシュと積載は相変わらずだが、フル杖としても軽~中量のキメラパーツとしても選択肢にはいる時が来たと考えていいのだろうか…え、やっぱ難しい?

ここまで上方修正の嵐なのだが、結局このパーツの致命的な欠点「ダッシュB-しかないのに積載も4020しかない」という点が全く改善されていないのが悲しみの原因。
積載4000台のパーツの競合相手はボダブレ界の魔境ダッシュB+加速脚が幅を利かせているのだ。
  • 積載30削ったらダッシュ2段階上昇するグライフ68G
  • フルセットにすればこれより重装甲高ダッシュ高積載のX-Ⅴsp2
  • 素の状態でこれより高ダッシュ高積載、更に48Cの売りの高歩行高加速も確保してるE.D.G.-θ
ダッシュBに目を向けても
という加速脚群がわんさか控えているのだ。

このような状況で明確に機動力で後れを取る48Cを選ぶのは…正直きついだろう。

+ ハイ書いときな…
「杖取砂場、それは杖を取る砂場。そこにはグライフっていう虫みたいな奴が住んでて、砂をぱっぱぱっぱとはらうことによりすり鉢状の巣を作る。オウ、そこに杖が来る!オウ、もがけどもがけど杖地獄の砂はサラサラと崩れて下に落ちていくよ!下には例の68Gみたいなヤツが待ってるよ!オウどうすんだよ!あとちょっとで杖がかわいそうに食べられてしまうよっていうか飛べばいいじゃん。

本当にポジティブな話をするとして、やはり標準型脚部の中では飛び抜けて高い歩行を活かす脚部と考える。
これだけ歩行が高いと空中での挙動はずば抜けたものになり、本来2脚では難しいはずの限定的なルートが通れてしまったり、単純に三次元戦闘で優位に立てたりとメリットも大きい。
そしてそこに4.5Bで追加された加速Aが加わり、高ブースト胴体と組み合わせれば標準脚部の機体がダッシュB−で高速巡行しながら空中をぬるぬる飛んで来るとかいうなかなか気持ち悪い光景を作ることができる。それがどこで役に立つのかと言われるとどうしても微妙なところではあるが…
この脚部の面白いところは、そんな本来なら軽量脚部でやるような挙動を標準脚部でやってるところにあるのではないだろうか。
軽量脚部と比べて、ダッシュを数段階落とした代わりに歩行と加速をハイバランスでまとめ、軽量機と比べれば硬めの装甲と、軽量機と比べればそれなりの積載を確保した、オンリーワンな脚部なのだ。

でも微妙?そりゃあ仕方ない。ポジティブな話っつったじゃん?




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最終更新:2018年03月22日 14:51