落書き講座

はじめに


本日は講師の方をお招きしました。
それでは、落書きのコツについてご教授を…



                | ̄``''- 、
                |      `゙''ー- 、  ________
                |    ,. -‐ ''´ ̄ ̄`ヽ、_        /
                |, - '´ ̄              `ヽ、     /
              /               `ヽ、ヽ   /
             _/                    ヽヽ/
           / / /   /  /  /            ヽハ
          く  / /!   |   〃 _/__ l|   | |   |  |  | | ||ヽ
           \l// / |  /|'´ ∧  ||   | |ー、||  |  | l | ヽ
            /ハ/ |  | ヽ/ ヽ | ヽ  | || /|ヽ/!  |/ | ヽ
            / |  ||ヽ { ,r===、   \| _!V |// //  .!   |
            | ||   |l |ヽ!'´ ̄`゙   ,  ==ミ、 /イ川  |─┘
            | ハ||  || | """ ┌---┐  `  / //  |
            V !ヽ ト! ヽ、    |     !    / //| /
               ヽ! \ハ` 、 ヽ、__ノ    ,.イ/ // | /
    ┌/)/)/)/)/)/)/)/)/)/)lー/ ` ー‐┬ '´ レ//l/ |/
    |(/(/(/(/(/(/(/(/(/(/│||      |\  〃
  r'´ ̄ヽ.              | | ト    /    \
  /  ̄`ア             | | |  ⌒/     入
  〉  ̄二) 知ってるが    | | |  /     // ヽ
 〈!   ,. -'                | | ヽ∠-----', '´    ',
  | \| |   .落書き扱いが   | |<二Z二 ̄  /     ',
  |   | |               _r'---|  [ ``ヽ、      ',
  |   | |   気に入らない >-、__    [    ヽ      !
  \.| l.              ヽ、      [     ヽ    |
    ヽ|              \    r'     ヽ、    |


…ああ、これは大変申し訳ありません。
え?「代わりにこの教科書なの」ですか。
では、こちらで各自自習をお願いします。






0・このページを読む上での注意

本ページでは、弾痕チャットのコツとか考え方とかを解説する。
言うまでもないが、全国対戦では何の役にも立たない。
クラン演習など、カオスタイムが成立している状況でのおふざけのステップアップに、是非。

なお、このページを記載している当の本人も、そんなに弾痕チャットはうまくない。
弾痕職人による改悪は随時受け付け中である。





1・筆(武器)を決めよう

まず実際に弾痕で文字を書く前に、何を使って書くかを考えるようにしたい。
弾痕が発生する武器でないと意味が無いので、狙撃兵装以外は主武器を使うことになる。
だが、そこまで絞っても射撃精度や連射の種類、さらには弾痕の付き方で、各武器の性能は変わるのである。
それらを元に武器を選定しよう。
威力?そんなものは考えなくていい。

強襲・主武器

比較的使いやすい武器が揃っているが、特徴もまちまち。
オススメは弾痕が大きく、3点射でないSTAR系統やVOLT-R。
3点射でもいいならヴォルペもなかなかだ。

サブマシンガンは弾痕が小さく、弾痕もバラバラになりがち。
これらが扱えれば十分職人と言えるが、慣れない内は手に取らない方がいい。
デュアルマシンガンも難しいだろう。
電磁加速砲は弾痕が大きいものの、少々目立たない。


重火力・主武器

どうにも精密射撃向けの武器が少なく、思ったとおりに撃てない事も多いのでオススメはしない。
それでもやるならウィーゼルRかヴルカン系統だろうが射撃精度の低い頭部だとかなり難しい扱いになるので注意。

意外だがグロームβも良好。
逆に機関砲は弾痕が目立たないので×。

…ガトリング?正気か?
だが初期ガトは意外と書ける。

とまぁ、軒並み微妙な系統であったが、ここにきて救世主が現れた。
サーバル系統、特にサーバル・カスタムである。
Bタイプの集弾性能が高く、しゃがみⅡで精密射撃モードにしてどっかりと撃つと驚くほど素直。
スコープは遠くの壁を打つのにも向く。
さらに弾痕は小さ目なので1射ずつ撃たずとも、字になる。
トドメに1マガジンの弾薬も十分という素晴らしい筆である。
ただ、連射武器なので1射ずつ精密に撃つのは難しい。必然、大きめのキャンパスを選ぼう。

狙撃・主武器

弾痕が大きくスコープも付いているので大雑把な文字なら書きやすい…のだが、リロードが頻発してしまうのが最大の難点。
ほぼ全ての武器においてオススメはしない。

しかし初期バトルライフルだけはそういった不便さを感じさせない。
弾数が多く、精度も十分。バーストもしない。
2倍スコープも弾痕文字を作るうえではちょうどいい倍率で、非常に馴染む事だろう。
初心者にはオススメしたい一品だ。

狙撃・副武器

マーゲイカスタムをオススメする。
単発発射でマガジン数も良好。射撃精度が低い頭部でもしゃがんで精密射撃すれば、ズレは起きない。
そして弾痕自体が大きく、簡単な文字なら書きやすい。とても素晴らしい一品である。

また、意外だがレヴェラー系統も弾痕が大きく、書きやすい。
連射機構がある関係で慣れはいるが、試してみてもいいだろう。
レヴェラーRならマガジン数がマーゲイより多いので試してみる価値はある。

支援・主武器

ショットガン系は無理があるが、他の2種は弾痕アートに向く。
このうち、ネイルガンは弾痕自体が小さい変わりに目立たない為、意外にも扱いが難しい。
ハガードはマーゲイカスタムと同等のアートが見込める。弾数の多いハガードカスタムがオススメだ。




2・キャンパス(壁)を探そう

さて、いざ弾痕アートをするにしても、「何処に書くか」という点も重要になる。
壁そのものに模様があると、例え大き目の弾痕でも見えづらく、書く方も読む方も辛い。
また、大きさも重要だ。
さらに、なるべくなら多くのギャラリーが見込める場所に書きたい所。

なお、スカービ渓谷とトラザ山岳については筆者の経験が少ない為、割愛した。

ブロア市街地

立ち並ぶ家々に書くのは大きさ、見た目の両面から難易度が高め。
やはりマップ北側の決闘広場にある壁がオススメだ。
また、マップ南側の橋から高台を見た際に、家の上に程よい大きさの壁がある。
これも注目されやすい。標識にしてみては如何だろう。

第3採掘島

ギャラリーは給水塔に集まる。
この給水塔に書くのもいいが、付近のコンテナでも十分なモノが書けると思う。
また、さり気無く鉄橋の下の壁も書きやすい。
2面ある、という点から個別発信したい弾痕チャットに最適だ。

ダリーヤ遺跡

遺跡の壁は軒並み模様がついており、どれもロクに落書きができない。
いっそ地面の砂地に書いたほうがいいレベルである。
ただし、一部のルートを封鎖している鉄板だけは遺跡物じゃないので、非常に書きやすい。
乾季だと河を挟んで両面に存在しているので一筆いかがだろう。

放棄区画D51

やはり決闘広場と名高いマップ中央の廃ビル近辺だろう。
特に南西側の壁は落書きポイントとして非常に有名。
広く、見えやすく、そして目立つ。
壁がいっぱいの場合は、廃ビルの壁の切れ端を使ってみるといいだろう。

ウーハイ産業港

ここも決闘広場近辺が目立つ。
特に南の橋側の壁は目に付きやすく書きやすい。
水位が上がっている際には壁には書きにくくなるが、柱に書くといい。
決闘待ち中の人に待合場所を示すのも面白いぞ。

城塞都市バレリオ

綺麗な壁、民家が少なく、絶好のポイントがない。
一応、マップ北側の広場に人が集まりやすいので、この近辺の壁にどうにか書きたい所だ。
しかし外側の壁は目にしない人が多めで、内側の民家はあまり綺麗なキャンパスにならない。
中央の橋の横、教会入口を少し行ったあたりの広場の横の壁は意外にも書きやすいが、
慣れと判断力が必要になる、といっても過言ではない。
穴場的ポイントはマップ北東の塀の上。決闘しない人や弾痕チャットしたい人はここに集まりやすいし、
塀の上の両サイドの途切れがちな壁は長く大きいので、複数人でのチャットにオススメだ。

極洋基地ベルスク

基地なだけあって、大体の壁は綺麗に書ける。
雪面も有効でキャンパス天国と言えるかもしれない。
ただ、「目立つポイント」は少ないので注意。
豪雪の際には、マップ中央の地上でも地下でも雪面に落書き出来る。
地下側は人通りが少ないため目立たないが、キャンパスとしては最高。練習に最適な位置だ。

アドラ火山

岩場に書くには難しい。ここも決闘広場で書くのが基本。
その中で、中央の決闘広場の東西にある柱がかなり書き易い。
また、台座の下側に「待ち合い」とか「ちんじゅう」とか書くのもいい。
台座の人との連携がカギ。

オルグレン湖水基地

マップが広い関係で、いろんなところで決闘が起きやすく「皆が良くたむろしている場所」というものがない。
各機の動きを確認しながら、適当な壁、コンテナ、家屋に落書きすればいい。
大半のオブジェには問題なく書けるだろう。
特筆するなら、やはり「巨坑」。
巨坑上部にあるタワーのようなオブジェに屋根上から落書きすれば、まさに広告塔である。

デ・ネブラ大落片

オルグレンと同様、適当な壁が各地に散らばっており書きやすいのだが、ギャラリーも散り気味。
臨機応変に書いていくことになる。
ただ、マップ南の塔は書きやすい壁に加えて(通行可能なら)人もいる&決闘も出やすい。
利用できるなら、ここが一番だろう。

第19号高層サイト

全箇所基地ということで書きやすい壁があるものの、現状ではほぼ全箇所にCPUが入り込んだりしており
ギャラリーは散り散りになる印象。
さらなるマップ開放と研究が待たれる。

マップにもよるが、ヘリポート付近か魔法ルートへ続く坂道などが書きやすい

ナヴァル岩石砂漠

まず砂地に書くよりは壁を探すべき。
広いマップだけにポイントも多いのだが、それ以上にギャラリーも見込むとなればマップ北東がベストか。
トンネル内も面白いが、東側に大きく突き出た砂地近辺は決闘場所に最適であり人が来る。
この突き当りの壁は落書きに適した大きさと見た目で、意思疎通もしやすいので活用したい。

マデルロンド大空洞

書けそうな場所は東側の基地の近辺だろうか。
第19号高層サイトと同様、ギャラリーが散り散りになりがちなマップのため、こちらも研究が待たれる。
なお、特筆すべきは逆の西側。
砂浜そのものが意外にもキャンパスとしてかなり有効になる点だろう。

3・文字を書こう

さて、いざ文字を書くわけだが。
ここで幾つかポイントを抑えておこう。
これらのポイントを抑えて、何を書くのかネタを考える、と言う事も重要である。

まずはカタカナや英数字から。

当然だが、込み入った文字は書き難く、初心者にはオススメできない。
その中でカタカナと英数字は難しい文字が皆無。
まずはここから慣れよう。

平仮名は書き易いものもあるが、「あ」とか「ぬ」とか「ね」とかは難しい。
「\かんぬし/」なんてお題は、実は高難度である

文字数を抑える

キャンパスには大きさがある為、あんまり大きく書くとスペースが足りない、なんてことも。
文章は特に難しいので、なるべく単語や一言コメントで抑えたい所。
状況・書き方次第だが、5文字以内がベター、長くても10文字前後まで、と考えると良い。

弾数を抑える

上に近い内容だが、弾痕は時間経過の他に書き過ぎても消えていく事を覚えておきたい。
同じ個所に数発撃つなどは単なる無駄撃ち。
最小の弾数で、かつ読めるレベルで文字を書ききるのがベストなのだ。




4・実例

まずは以下の文字をマゲカスでゆっくり撃ってみよう。

スモイ!

多くのBBプレイヤーに通じる単語。
カタカナで書いても違和感がない。

スの最初の横線を3発か4発でムダ打ちせずに書く。
それを基準に書いていけばコンパクトに収まるだろう。
「!」の下の点も1発でいい。

牛マン

これまた多くのBBプレイヤーに通じる単語。
応用させるなら「ェ・・・」を後につけてもいい。

「牛」の1画目は3発で。
その2発目から横線を引いて文字を書こう。
漢字だが難しくはないハズだ。
「ン」の1画目は2発でいい。

ちんじゅう

プレイヤー内に珍獣アセンがいるなら書いてみよう。
台座に矢印もつけて、そのプレイヤーが乗れば台座の完成だ。

比較的マシな平仮名で構成されているが、独特の丸みがあって難しい。
最難関は「ゅ」。小さく書こうとか考えず、ある程度判別できるレベルにしよう。
残りの4文字さえできれば、だいたい読めるのだ。




5・更なる高みへ!

基本的なネタが満足に書けるようになれば、後は自分の道を往くだけである。
もっと長い文章を撃てるようになるのも、
もっと面白い文章を撃てるようになるのも、自身の努力とセンスにかかっている。

ここに書かれていることはあくまでも登竜門に過ぎない、と思ってほしい。
マゲカスよりも他の武器の方がいいと思うのであれば、すぐにでも持ち替えて修練するのだ。
(実際、サブマシンガン等は弾痕が小さいので書きにくいがポテンシャルも高い)

いざ、ネタを思いついてもうまく書けるかどうか…
そう思う際には個人演習を利用しよう。
ベース内の施設に落書きするのだ。
大抵のベース内オブジェや壁は落書きに向いているので、練習にはちょうどいい。
最近だとスカービ渓谷が個人演習で解放されたので、開始時点で近くにある壁を使うと良いだろう。
余ったGPで落書き練習というのも、オツなものである。


もう一歩踏み込んだ弾痕チャット

まずどの武器でもいいので構えた状態で壁などの障害物に接近しよう。そうすると緑色のポインタが出るはず。
このポインタは「ここに弾が飛びますよ」というしるしで、基本的にポインタが見える時はすぐ近くの障害物に当たる
(ベース壁上のぴょんぴょん防衛などでも見えます)

これを弾痕チャットに組み込みます
つまり「壁に密着した状態でポインタを出現させ、それを目安に書く」というもの。

メリット
  • 壁に密着しているので反動がほとんど不要
デメリット
  • 壁の上の方を見るとポインタが消えてしまう=弾がバラけて飛んでいくので書けない

ポインタを利用してお絵かきやチャットをしているとすぐに思うのが「発射が早くて弾数が多い方がいい」ということ。
なので…
強襲→M91
重火→ラピ
狙撃→無し
支援→ラピネ
をオススメします



それでは皆様、素晴らしき落書きライフを。

参考文献:
「戦場落書き論 ~アートで変わる死生観~」 ガチムチ♂書房

最終更新:2013年12月21日 14:09