節約事典・脚

ハイエンドどうでしょう





最低限求めるべき能力は、ダッシュ速度あるいは高速移動、および重量耐性の二つ。

ダッシュ速度、ないし高速移動は決してプレイヤーの技量では補えないため、ある場合はあるだけいいのは当然である。
しかし、重量耐性に対する兼ね合いがあるため、重視がすぎるのも禁物である。

重量耐性はアセンの方向性を決める。つまり、求める方向性で脚部が決まるということである。
なお、重量超過を起こすとダッシュと後述の歩行が下がってしまうが、3%以下で済む場合はあえて我慢しても問題ないだろう。
積載重量の余剰は何の意味も成さない。つまり必要以上の重量耐性は不要なため、
余る場合は若干オーバーしてでも、ダッシュ速度の高い脚部に取り替えても構わない。

つまるところ、「他の部位とメインとする兵装に必要な重量耐性を持つ脚部」の中で「最も機動力があるもの」を選ぶのがいいということになる。

マップの地形に高低差などの入り組みが多い場合、下からの射撃による被弾面積が広い脚部は、弾に当たる機会が増える。
また、BBXにおけるダメージ判定の見直しによって一つの脅威が生まれた。それは爆発系の武器である。
爆発の攻撃判定から最も近い部分の装甲で計算されるようになり、爆発武器は多くの場合、地面で爆発する。
ということは、必然的に爆発ダメージは脚部の装甲で計算されることが多くなったのだ。
そのため、あまりにも薄いと多めに食らってしまうようになったため、脚部も腕部と同様に装甲の重要性が見直されているとか。
当然、生存能力を高めるのであれば、意識しておいて損はない。
だが、わざわざ足を狙うプレイヤーはいないだろう。そもそも、当たる前にダッシュなどで回避すればどうということはない。
よって、装甲は現在も腕と共に無視、あるいは軽視で構わないと思われる。

歩行、ないし通常移動はほとんどの攻撃系アクションによる移動距離や(限界はC+)、空中での挙動などに影響する。
基本的に歩くことがないとはいえ、空中の操作性は意外と快適性が変わってくるので、余裕があればチェックしてみるといいだろう。
また、歩行ステは「高ければ高いほどブーストの回復開始タイミングが早くなる」という隠された特徴がある。
正直なところ誤差ではあるが、ブースト回復がされるタイミングは1回の戦闘において数百、下手すりゃ数千もあるだろう。
塵も積もれば~と言うわけだが、高ければ高いほど地味ながらに特をすることは間違いない。
また、ホバー脚部だと二足脚部以上に大きな重要性を持つ。地上空中問わず、高ければ高いほど挙動が軽やかになるのが実感できる。
加えて、ブースターの消費が激しいことから必然的に歩行する時間も長いため、二足以上に通常移動あるいは歩行への依存度は高い。

加速は巡航時の快適性を左右する。
目的地が遠ければ遠いほど、ステップを踏むより確実に素早く到達できるため、なかなか無視することは難しい。
現在はその長距離巡航能力が評価されているため、ある程度重視すべきという層と、戦闘ではステップを使用するため不要である、との2つの意見が一般的。
同ステータスは脚部の最高速度ないし終速に「到達する時間」を表しているので、屈キャン次第とはいえダッシュと共に技量では補えない。
もし、胴体がブースターに優れている場合は、目を加速にも通してみよう。

ただ、他のステータスと違い、1段階違うからどう、というレベルの違いはない。
とりあえず「加速がB-以上なら加速脚」という認識で構わないだろう。

クーガー

Ⅰ型、Ⅱ型は性能の割りに重量耐性が低く、アセンの幅が狭い。④よりも気持ち硬いので爆風耐性が欲しい…って時には。
まぁそれ以前に中量でダッシュCなのは最終アセンとしては論外なのだが

S型は高いダッシュ速度と、中量級として必要な重量耐性を兼ね備えている。似た性能の④Ⅲ型と比較して素材のハードルの低さもメリットと考えてもいい。
NXは歩行を考えないならS脚の上位互換。超過してもクーガーS脚よりダッシュ速度があって装甲が硬いとか、もうね…。
更にセットボーナス倍加チップをつけると装甲が硬いダッシュB+の重火力が誕生する。
挙げ句にダッシュチップⅡを付けると装甲B-のくせにダッシュがA-の足が爆誕する。
両者とも加速性能がCであるため、このダッシュ帯の中でも遅いことはないのも地味な強み。

ツェーブラ

どれも最終装備としてはダッシュ、積載ともに現環境においては能力不足。
妙にチップ容量が多く、前三機種は3.0を超えてるので拡張性だけは抜群だが、基本スペックという根本的な問題で追いつくことは難しいだろう。

48Cは中量ハイエンドに迫る性能を持ちながらどこか一歩足りない性能。せめて積載かダッシュがもう少しあれば…
とはいえ中量脚部としてはバランス良好。空中機動のスムーズさは結構なもの。
タックルの伸びも良いため、インファイト好きならば使ってみるのも一興。
さらに、加速性能がAランクに達しているため、ダッシュB以上を誇っていえど加速が低い脚部に比べて長距離移動が得意になった。
そんなシマウマらしい進化を遂げた元次世代脚部、ベンノ好きならば愛を持って使ってあげよう。
キメラに使う場合、θ脚に客は流れる。

エンフォーサー

Ⅰ型、およびⅡ型は開発コンセプトが迷走して、パッとしない性能。
いずれも、加速には優れているために繋ぎにはいいが、最終機体にはそぐわない。

Ⅲ型はクーガーS型より重量耐性に優れ歩行速度と装甲に劣る。
キメラアセンならこちらで良い性能のパーツを積もう。フルクーガーは汎用性が高いが特化型アセンならこちらに分がある。
ただしその性能は最大限に発揮するなら、それなりのブースト性能を持つ胴と、ブースト量を常に意識したステキャンのスキルが必須。

X型はとにかく積める。
ダッシュこそ一段階下がってしまっているが、積載が300、装甲とチップも上がっているという至れりつくせりなパーツ。
ダッシュB-を我慢出来るなら、よく積めて標準的な硬さと手に入る利点が多い。
しかし、歩行が最低性能になってしまったため、タックル等のアクションチップとは相性が悪い。

また、ⅢとXは前モデル二機に比べて加速性能がすこぶる低い。ダッシュが同値であるライバルに比べると長距離移動は苦手になる。
Ⅲの場合はDと後述のフォーミュラF型と同等で済んでいるためまだしも、Xの場合はワースト三位となるE+のため屈キャンを利用したい。
さらに固定砲章を15も要求してくるのが厄介だが、必要素材はそこまで厳しいものでもない。
Ver3.0からのⅢ型購入条件撤廃も追い風となり、他の次世代型より買いやすいものであるはずだ。
時は経ち、Xも購入条件撤廃の追い風を受けてはいるが、いかんせん同モデルの重量耐性を少し削ると平均的な加速を得られる、ヤマ・天というライバルが現れた。
やはり自慢の積載猶予で勝負していくことになる。
え?円X使うボーダーは加速なんか無視している?あ、そう…

E.D.G.

β以前はヤクシャ改どころか、初期ヤクシャにほぼ食われている。
つなぎとしてなら、中量級でダッシュBは貴重なので価値はあるだろう。
どうしてもEDGがいい!という場合でも、θ脚に性能で全敗。
というわけで最終装備としては苦しいだろう。

一時期は、「ダッシュAで重火が動く!!」と戦場を騒がせたδは、キメラ用としては互換品の厄改と比べると、性能の差異が誤差レベル。
ヘタすると厄改のほうが優秀というのがキツイ。そして厄弐で完璧に速度で負けた。英雄賞3個はキツイという人もいるだろうが…。
以上の理由から、Ver.4.5B以前はもっぱらキメラアセン用脚部というより、フルE.D.G.でお呼びがかかる事の多い脚部であった。
しかし、BBXZP現在では高めの加速ステータスを与えられたことと、たけしでの若干のチップ容量増加によりガルム67脚に並ぶ高性能脚部に化けた。
加速歩行は負けているが160多い積載と豊富なチップ容量、入手時期の差で勝負。…と思ったら自社製品Z.t.-Σが喧嘩売ってきた。こちらとはチップ容量と加速パラで勝負。
そもそも何故中量が軽量級とケンカしているのかは聞いてはいけない。

θは自分が中量級だとようやく気づいたのか、δからダッシュこそB+に下がれど、基本的な性能が軒並みアップしている。
特に重量耐性の増加は同じダッシュB+の玖珂NXを超える積載猶予を持つという快挙を成し遂げた。
その積載面ではダッシュB+帯では現状ダジアンに次ぐ2位である。
歩行性能もBと、タックル等のアクションに最適の値であり、加速もB-と加速脚を十分名乗れるレベル。
装甲はD+とやや甘めだが、それ以外の要素は高いバランスでまとまっており、ハイエンドとして申し分ない。
このため、キメラ運用でも高い適性を誇る。
フルE.D.Gでの運用でもその高い重量耐性のお陰で、速度低下を抑えることにも成功している。
というか、α、βと比較すると全性能が上がっていますし…

どのモデルも加速性能がB-以上と良好であるため、長距離移動のストレスも少なく済むだろう。

ディスカス

これまた毛44の互換かつ杖38を完璧に食ったプロトと、杖39、41のほぼ上位互換なダート。
腕と違いプロトは歩行と重量のトレードオフ。そこまで重量が要らないならば採用しても良い。
ダートは杖39の余剰重量を機動力に回した感じ。特に最速の歩行はヌルヌル動ける。
迷彩遊撃やブーストの弱い胴体と相性が良いが、余裕の無い重量耐性には注意。

ノヴァは、毛45と玖珂Sor円Ⅲの中間の性能。キメラ用として非常に高いポテンシャルを持っており、中量リア重に向いた性能といえる。
ただ、重量の余裕は案外無い。毛45と比べて550の余剰重量削減は痛すぎた。
フルディスカスで使うなら、これは中量機用の脚であることを念頭に、装備を軽量化しよう。
同じような特性を持つ迅牙・真と比べると装甲が二ランク違う。
「硬いリア重をつくるなら、真の重量余剰で上半身固くすればいいじゃないか」って? 聞こえんなぁ~!?
どれにも一長一短あってアセンの幅が広がったと言えるだろう。
そんな所にTSUMOIがダッシュB-のエンフォーサーXを投入してきた。
そういう訳で、フルセットを狙ってアセンを組んでいくことがこのモデルの有効活用法となってきている。
もう1つ。ノヴァ脚は近接アセン御用達となっている。というのも重くてそこそこ挙動が軽いためである。
ノヴァ脚に限らず、近接アセンの場合は「重量が大きい=威力が高くなる」なので、似た積載猶予の脚部を比較する際、重量に目を通すと吉。

進化してきたEVOLはフルセットにおいて積載がノヴァより低くなるのが非常に痛い。
強襲や遊撃を使うのならともかく、SPが重要である重火や支援に適性を示すディスカスにとってそれは大きい。
いくらダッシュが上昇してもディスカス最大の弱点である「フルセット時の重量余裕」は解決されなかった。
フルディスカスで上半身をダート以外で固める場合は、高めのチップ容量を活かして積載問題を解決するチップを装着することを勧める。
チップの装着により、超過を0にできるなら重量耐性チップを選択するほうがいいだろう。
または重量超過耐性チップという新たな選択肢によって「超過させようともそのペナルティを軽減させる運用」が出来るようになった。
あるいは、思い切って目的を強襲・遊撃の運用に特化するのも手である。加速も高めなため、巡航を使うことを心がけよう。

ネレイド

初のホバー型脚部。
スペック値だけみると超高性能だが、これまでの二足歩行型とは操作性、操作感、テクニックなど何もかもが違うので、一概には比較できない。
巡航が高速な代わり二脚と比べると軽快なステップを切ることができず、戦闘機動が難しい。
長時間のホバリングからの爆撃、水上スネークなど、ホバー脚にしかできない行動が多数ある。
産廃武器に瞬殺されようがポイントが剥げ上がろうが、とにかく意表を突く行動がしたいという貴方には、フル修羅で高所ぴょんぴょんとはまた違った不思議体験を与えてくれるだろう。

この足に限った事ではないが、ホバー脚は二脚と使用感が根本から違う。
ホバー足と比較出来るのはホバー足だけなので、全て試して自分に合う物を選ぼうとしか言えない脚部である。
ついでに加速性能がホバー脚部の中で最高クラスに設定されているため、長距離移動もお手の物。

もし最終型として使う場合、出来る限り最終型のRTを採用すべき。
いくらチップが下位型より少なくても、下位型は基本性能の高さで追いつけていないからだ。
高速移動は46のまま、重量耐性を45改レベルにまで引き上げ、武装や装甲のアップグレードに余裕が持てる。
高速移動Bは二脚ならダッシュS-相当である。これが全機体最高クラスの加速A+を持っているのだ。弱いわけがない。
ついでに通常移動もC-とそこまで低くはない。
ヌルヌルした動きを求める場合は、歩行チップの装着による補強をお勧めする。下位より少ないと言っても2.4は脚部全体で見ても多いほうだし。

硬さのロージー、変態機動のB.U.Z、高速機動のフォーミュラと尖った部分しかないホバー業界であくまでもバランスで勝負をかけたモデルである。
スペクターという積載を重視した重量型のバランスブランドも出てきたが、機動性は中量であるこちらのが上。
以上のように、RTは様々な状況に対応できる。
そのため完成度としては、全部ホバー脚部中最高傑作の呼び声も高いモデルであり、そういう観点から見れば要求勲章に相応しいとも言える。
ホバー脚部の特性をしっかり掴んだ玄人であればホバーの最終型としてはパーフェクトなオールラウンダーになるだろう。

迅牙

甲以前の重量耐性に関してはツェーブラ41クラスと見なせばよい。
初期型は…そのツェーブラ41を完全に喰ってしまったと言える。残念。ダート脚から履き替えたり、迷彩スネーク用途にもお勧めできる。
更にチップ容量も優秀でブーストの弱い胴体と組み合せてもストレス無く扱える。
ついでに言うと歩行がA−なのでタックラーやニーキッカーにもオススメ。ただし平均装甲が下がるのでそこは注意。

甲は中量型2番目のダッシュB+を手に入れたが、クーガーSよりも重量耐性が低く、E.D.G.δよりダッシュは劣るが、装甲と重量耐性が高い。
採用するなら、恐らく装甲を妥協するか武器を妥協するかになってくる。
歩行を重視するボーダーが少ないため、積載はともかく装甲が20%近く違うNX足に食われ気味…であった。
とはいえ、ダッシュB+でありながら、チップ容量2.4という拡張性が大きな強みの一つ。
さらに、加速性能がBと割と高い。
ダッシュと加速はもちろん、それなりの重量耐性とアレもコレもとステータスををほしがるよくばりボーダーにはうってつけと言えた。
しかし、グライフ68Gという積載猶予が10増えて加速が3段階も上な基本性能重視な機体が出てきた。
更に、θ脚の加速がB-まで上がったため、また苦しい立場に置かれている。
チップによる機能追加を重視する場合ならこちらを使うと大容量が活かせるだろう。
68G(グランドスラム*2)とかθ(奇襲章×5)と違い、鬼畜な勲章は要求してこない。素材は鬼畜だが、レア7を使わないだけマシかもしれない

真はノヴァ脚の装甲を落として、120の重量猶予を確保したと考えればいい。
現在ノヴァ脚を使っていても無理に変える必要はないが、もし120の重量で上半身の装甲を確保したり、武器をグレードアップしたいなと感じたなら買おう。
そして提携会社であるTSUMOIがエンフォーサーの新型を引っ提げて喧嘩売ってきた。
重量を加味しても、完全にダッシュが負けてしまっており、明確な利点はチップの数だけ。
端数を気にしない限りは、最終アセンに使われることは少なくなってしまった。

最新型・飛天は、実質的に真の上位互換。
大幅に重量耐性を上げつつ、歩行性能も上昇しているので空中機動もマシになっている。
だが問題はダッシュが据え置きであるということ。このため、前代からのライバル、エンフォーサーXが立ちはだかる。
また、高性能重量脚モデル・ランドバルクⅣに、追いつかれかけるという非常に危うい立ち位置にもある。
ついでだが、この脚は「エンブレムを貼れる」という素敵性能がある。
ジーシェンの登場によりそのアイデンティティは失われてしまったが、まだまだそれが可能なパーツの数は少ない。

大事なことなのでもう一度記載するが、迅牙系列は要求素材が比較的高価である。
あっという間にレア5、6素材が吹っ飛んでしまうため、購入は計画的に。

雷花

初期型の時点で玖珂Sと同じダッシュBを誇り、チップ容量も2.5とかなり多い。
歩行速度もそれなりにあるため、空中機動もとりやすく、まさに新世代のスタンダードといった具合になっている。
燕はぐぐっと早くなって二段階目でダッシュA-。実装時は完全にδ脚を食っていて、キメラにもよく使われるぐらいに人気が高かった。
なお現在はあちらに加速ステータスで負けており使い分けが肝心となっている。
三段階目の麗は弱点であった重量耐性を上げ、機動力の低下を最低限に抑えたモデル。
ダッシュB-とどこかの次世代型は悲しみに包まれた。
しかし、歩行はC+と高めでタックラーにとって最適な脚部であると、密かに崇拝されていたりする。

最新型の燐はダッシュがA-に再度到達し、余剰重量がAランク帯の脚において最高値に設定されている。
その代わりにそれ以外の性能は他のハイエンド脚部に比べて一歩劣った印象になっている。
特に加速がかなり悪いため、長距離移動の効率は燐よりダッシュが低くても、加速が高い脚部と比べると悪くなってしまう。
しかし、脚部依存とはいえその加速を含め、ボーダー自身のテクニックで補える部分が多いことから、
結果的には非常に優れた脚部であることは間違いない。

グライフ

65Vと68Gが非常に優秀。
65Vは玖珂S並の積載に、同じダッシュBと昨今の流行りに比べると少々物足りなく感じる能力値だが、A-の加速がそれを打ち消す。
そのため、長距離移動については他の追随を許さないぐらいには圧倒的。
戦闘機動についてもダッシュBは十分すぎる数値であるため、どんな状況においても一通りの機動をこなすことが出来る。
問題は低めのチップ数だが、低いと感じるのは65と比べてしまうためであり、ハイエンド機としては妥当な数値。
必要な能力値が最低限備わっているのではなく、どれも「これだけあると十分だ」という数値からこの脚部の優秀っぷりが伺える。
余談だが、65V脚でアセンを組む際は、多少の超過(具体的に言うと90以下)には目をつぶってよい。
というのも、ダッシュB-の加速脚が、どいつもこいつも積載が死んでおり、「65V脚を使用して超過させたほうが速くて積める」という状態になってしまっているためだ。

68Gは、中量級ハイエンドの証ダッシュB+と加速Aを共存させてきた。
加速Aともなればその戦場踏破力は燐脚をも凌ぐ。
チップも1.6と十分だし、装甲もC-と、競合する脚に比べて1段階高い。
4兵装すべてでシェア3位以内というその人気も納得の逸品である。

ライバルは甲脚とθ脚。
甲脚とは基本性能とチップの相互互換、θ脚とは積載&歩行と加速&装甲の互換である。

チップによる補強を重視し、ダッシュB-になることを許容することができれば初期型の65もかなり優秀。
加速が現状トップクラスのAに設定されているため、チップでダッシュを強化すれば65Vすら超える移動効率を秘めている。
扱う側のアドリブ力が試されるが、基本的な性能を有しつつもチップによるアレンジがしやすいこの脚部は可能性に満ち溢れていると言っても過言ではない。

66は…重量耐性を得ようとして他の能力をおざなりにしすぎてしまっている。
そのことから最終アセンに採用されることはまずないであろう。

ザオレン

初期型が装甲以外まさかのオールC+であることに始まり、稼働5年目にして追加されたまさかのバランス特化脚部。
低すぎる性能は有していないが、反面高すぎる性能も有していないというパイプむき出しという尖った外見に比べ、カドがないヤツ。

ダッシュをと歩行をとるか、積載と加速をとるかの二択でガイとリアンを選ぶことになるだろう。
少なくともBRに求められる機動性がほしいならガイがそれなりに優秀。
ただし、重量耐性による武装の充実とチップによる拡張性を加味するとリアンの重量耐性Bと2.5という重量級並みの性能が光る。
初期型はスーパーバランスブラストでも作る際に採用しよう。
…決して悪いパーツでないんです。チップこそ多いけどあまりにもバランス型すぎるんです。円X腕みたいに。

昨今の中量級にとってハイエンドの象徴であるダッシュB+を携えて第四段階目のダジアンはやってきた!
歩行こそD+にまで下がれど、初期型のスーパーバランスを踏襲しつつ、ダッシュB+最高の重量耐性と標準的な加速、チップ容量が光る。
武装の充実を図るもよし、装甲を盛るもよしとアセンブリの幅が非常に広い。
初期型が汎用型であれば、ダジアンは万能型。あらゆる状況に対応できるであろう。

X

セットボーナスで積載がアップする特性を活かすためにフルセットで用いるべき。
キメラを組むにしてもI-e、Ⅱ-sともに優良脚部で名高い65Vが大きな壁になる。

ただしⅢ-cgは実質あの玖珂NXの上位互換なのでキメラ適性が高い。積載が微増しながらも歩行がC+になりアクションチップとの相性も抜群。
その代わり加速が最低レベルであるため、長距離移動の効率を上げるなら屈キャンの習得が必須。
久我NX時代からのライバルθ脚とは、装甲と機動性の互換である。
あと地味にあっちの方がチップ容量多い…。
ダッシュに積載、装甲と現環境で最も求められる脚部性能が高水準で揃っているので、フルセットでもちろん活躍してくれる。
ただ、加速が悪い&フルXのチップ事情から、同じダッシュB+でも68G脚キメラ等に対して1~2ランク機動力が劣るものと考えたほうがいい。

セトボによる積載量の強化を見込むなら前段階二種もそれなりに優秀。
特にI-eは次段階の二機と比べると加速が良好であり、長距離移動が容易くなる。そこにチップによる強化で積載がかなり上がるのだから弱いはずはない。
II-sは積載を活かせばダッシュBを維持した重火力を組み上げられなくはないが、強襲や遊撃に対して積載が駄々余る可能性があるので無駄が生じやすい。

追加されたⅤsp2脚は、最近流行りのダッシュB+加速脚。
68G、θとの違いは装甲。B-に達した装甲は、爆発物耐性の向上に一役買ってくれるだろう。
難点は積載猶予。68Gよりも低く、一部ダッシュA-加速脚と比較されるレベルの低積載。
やはりフルセット向きだろうか。

ヤマ

中量級ではあるが、どちらかというと重量級として扱うと中々燻し銀なはたらきをしてくれる。
その中でも一際優秀なのが三段階目の羅。ダッシュがCでこそあるが、加速がA+とある程度の鈍足さを補える。
加えて、積載も飛天脚並みに多く、重い上半身や武装を乗せやすい。

初期型は羅と比べると積載と加速がトレード関係。歩行が高いのでアクションチップ向けか。
ダッシュC+にこそ惹かれるが、王はヤマ系列としては積載の削れが多い。

注意してほしいのが、前三種はあくまで重量級に一歩踏み込んでるとして扱っている点。
中量のスピード感を求めるとなると、第一世代並みに遅いで気をつけよう。

思い切った方向転換をした天は、割とある積載と標準クラスの加速を得ることができた。
競合相手の円Xと比べると、積載が削れた代わりに加速が増えるトレードオフ。ついでにチップも確定2。
ただ、円X脚を使用するボーダーは加速に目を向けていないのだが。
ただ、ダッシュB-で加速がまともな脚部の中では割とまともな積載猶予を持っているので一考の価値がある。

へヴィガード

Ⅳ型orG型推奨。Ⅲ型以前のダッシュ性能Eでは流石に厳しい。
Ⅳ型も機動力は決して高くないので、足回りの不満が付きまとうことに。
優秀な重量耐性も、よほど重いアセンを組まない限り持て余しがちなので、しっかりとした目的が無ければ選ばないほうがいい。
キメラなら毛52の方が使いやすく、例えⅣ型であってもHG脚を選んだ限りはフルHGでの採用をオススメする。
最新鋭のG型は積載がHG内最大且つ歩行もⅠ型と同じ最速のE+である。
とはいえ、フルセットで使わなかったりチップ容量が必要無いのであれば、
重量級ダッシュ最速のランドバルクⅣ、高加速のアイアンフォートに遅れをとっているパーツである。
とはいえ、HG脚を使うようなボーダーなら、歪みねぇ装甲を求めフルHGにしているはず。そういう点では、そもそも顧客が違うのに比較をする必要はないといえる。
…とか何とか言っていたら素で装甲S-を持つアイアンフォートD型が支給されてしまった。

新パラメータである加速が重量級にしては高めに設定されているが、元のダッシュの低さから活かそうとするのは中々に難しいかもしれない。
とはいえ、超長距離を移動するならともかく、Ⅳ型を使用すれば中距離の移動であれば乱Ⅳに負けじ劣らずの速さで駆けつけることが出来るだろう。
稼働8年を過ぎた今でも抜群の安定性を誇っている。重量級の元祖は伊達じゃない。

ケーファー

ヘヴィガードをマイルドにした使用感。とはいえ足回りの不満は解消されていないのでやはり目的意識を持って選びたい。
重量耐性についてはヘヴィガードに劣るが、重量級アセンで蛇を使ってもそこまで厳しくないので極限まで装甲を求めないのであればこちらを選びたい。

44は歩行性能の良さが交戦中の位置取りにプラスに働いてくれる。
重量級は意外と歩行への依存度が高いことを教えてくれる良脚部。
ただし、機動力の割に装甲はBまで低下しているため、やや打たれ弱い。
また、前モデル2種は加速性能が高めであるため、重量級としては長距離移動の効率は中々に良い。

45は重量級屈指のダッシュC-が魅力。装甲を1ランク下げ、機動力を上げたHGⅣ型というスペック。
ダッシュC-は玖珂Ⅰと同数値。これはかなりスゴイ。ダッシュ性能がアサルトチャージャーという形で反映できる強襲兵装への適性は重量級でも高め。
数%の重量オーバーも許容範囲。C-とD+の速度差は、BBS武以前は決して小さくはなかったが(21.00m/sと20.25m/s)、
BBX以降はそのダッシュの内部数値が調整され、0.6m/sしか違わなくなった。同Ver以降、機動力の差は決して大きな利点とは言い難い。
ちなみに、犠牲となっているのがE+となった歩行だけなので、重量キメラ・フルケーファー問わず採用が見込めるだろう。
また、BBXにおいてフルケーファーのフルセットボーナスに、その歩行の強化が加わったためそのフルケーファーのパーツたる需要が高まったように思われる。
重量級最速の座を乱Ⅳと比べてチップ容量の多さが強み。決して低くはない加速Cや、機体構成によってこの強みを活かしていきたい所である。

52は45の装甲と重量耐性を上げたにもかかわらず、ダッシュは据え置きとほぼ上位互換に仕上がっている。
その装甲と積載猶予はHG並であり、ある程度の機動力を持ちながら硬いアセンの構築が可能。
その代わり、歩行能力が皆無になってしまったため、アクションボタンによる攻撃の伸びはかなり悪いのが弱点。加速も下がってしまった。
ライバルである乱Ⅳとは積載で勝負。
両社とも加速は悪いので一段階の機動力か拡張性かを選ぶことになるだろう。

ロージー

二種目のホバー脚。ガチタン。
使うならLM一択といっていい。ホバーでの高速移動Dは伊達ではない。
小回りは効かないものの、中量級に近い速度でヌルヌル動ける。加速性能も悪くないため、長距離移動も意外とストレスフリー。
フルセットボーナスが強いのでフルで使いたい。と言うかフル一択。装甲5%増しは本当に硬い。
フルロージーは相手の攻撃を3割以上カットするといえばどれだけ硬いかわかるだろうか。
こんなのがバリア貼って突っ込んでくるのだからたまったものではない。

新モデルのEVEは首をひねらせる。
確かにロージーの最大にして最高の特徴である装甲を強化できることは魅力的である。
ダメージ3割以上カットが4割カット、SB2で5割カットになることは、戦場での生存率の上昇に繋がる。
だが、その他のステータスを見るにその鈍足とともに、装甲以外どっかに置き忘れたんじゃないかと思えてしまう。
要するに、鈍重な機動性さえ手懐ければ、圧倒的防御力で力押しするスタイルで撃破の山を築けると言いうるモデルである。
とにかくEVEシリーズは完全に装甲に特化されているモデルであるため、採用する場合この鈍足と如何にして付き合うかがカギとなるだろう。

ランドバルク

非常にカッコイイキャタピラが魅力。
性能的には重量耐性に特化した作りになっている。
が、榴弾砲が軽量化したことや重量耐性チップのせいで持て余し気味になっている。
特にフルランドバルクⅡ型は重火力で最大重量を積んでもまだ持て余しているという凄まじさ。
榴弾などの重い装備を積むときは重宝するだろう。
使うならあらゆる重装備を積み込むくらいの気概で。
ダッシュC-の毛52が強力な競合相手だが段階を考えるとこっちのほうが入手は楽か。
ただしⅡ型はゾウリムシが要求されます。
チップ容量が重量級最低クラスなので重量耐性を活かしてアセンでカバーしよう。

Ⅳ型は遂に第一世代中量級BRのダッシュにならんだハイエンドモデル。よく積めて、割と動けるという老舗の技術が垣間見える。
しかし、歩行がEと最低を記録しているため、ブースト切れした時は的になる。これまで以上にブースト管理に気をつけないとならないだろう。
さらに、加速がDとかなり低いため、長距離移動の効率を上げることが難しいかもしれない。
また、相変わらずチップ容量は1.4と低い。毛45、毛52とはそういった部分で吟味していきたい。

装甲がゴテゴテになったATは前身であるHGと同じような進化を遂げている。
ダッシュが一段階下がったが、装甲と歩行は三段階、加速は四段階、チップ容量が0.6上昇している。
ただし、積載猶予が減っているのが少々痛い。
基礎機動力を重視したⅣ型、戦闘力と長距離移動を重視したのがATという住み分けになっていくだろうか。

ヤーデ

硬くて動けるニクい脚…とは一筋縄ではいかないと思い知らされるパーツ群。
このシリーズは軽いことが特徴だが、脚部だけは相応に重くなっており、重量耐性が少なく設定されている。
が、その点に目を瞑ればかなりユニークな性能を拵えてる面白みのあるパーツでもある。
54は重量級なのに歩行B-というありえない空中機動性を誇る。ダッシュ後のブースター回復も早く始まる。
54Sは重量級らしい性能に進化しているがダッシュは据え置き。セットボーナスもあれば欠点は大分抑えることが出来る。
55こそこのシリーズのキモと言えるパーツ。標準レベルの歩行とダッシュを備えながらにして最硬のA+の装甲を誇る。
この脚部の時点で、セットボーナスチップ2を使えばライバルより早く動けていたのだがしかし………
現れてしまった新型VMTは、素のダッシュステータスが目の上のたんこぶであった乱4についに追いついた。
それでいて、55と比べて歩行が一段階、積載猶予が80減ってしまったが、このダッシュステータスの上昇はそのデメリットをはるかに上回るものとなった。

使うなら是非ともVMTを使いたい。フルセットで運用することでさらにダッシュが上昇し、まさに硬くて動けるといった機体になる。
そして、ここにSB2チップを使うと、全身の装甲がA以上の機体が、ダッシュBの速度で動くという、常識はずれの出来事が起こるのである。
ただし、加速がEと最低次点であるため大きく戦場を移動するのは苦手。こればかりはバランスの問題か…

キメラで考えるとやはり手強いライバル乱4、アイアンフォートが存在する。少ない重量耐性の設定から、積載猶予では敗北を喫している。
それに、ヤーデシリーズは誰でも硬くて動けるようになるというよりも、丁寧な扱いをして初めて本領(硬くて動ける)を発揮する機体だと考えられる。
チップ容量が少なく設定されているため、小手先に頼らない、純粋な基本スペックで勝負するボーダーに最適なブラストとなってくれるだろう。

ジーシェン

腕がケーファーなら脚はヤーデの中国製。全体的によく積める割にはパーツそのものの重量が軽いという特徴がある。
初期型は破格のチップ容量に目を引かれる。性能が平均的な重量級であるので、拡張による性能上昇を図ることが可能。
フーは歩行とダッシュ、加速の両立により、重量の割には軽快な機動が出来る。ただし、チップ容量が低いので拡張性は低くなっている。
シーはチップ容量以外はほぼ初期の上位互換。チップのこだわりがなければこっちの方がカタログスペックは良い。
大きなホイールがトレードマークのパイロンはシーとフーの間の子といったところか。

スペクター

TSUMOIが打ち出した新型はまさかのホバータイプ。何気に重量級なのもTSUMOI初だったりする。
スペック的にはネレイドの速度を落として、重量耐性を上げたもの。

機動性を重視するなら通常も高速も系統で最高なMRG、積載を重視するならⅢ型といったところか。
また、よく使う兵装で判断してもいい。強襲と遊撃なら前者、重火力と支援なら後者になるだろう。
セットボーナスで積載が上昇するため、前者なら重量級にしては少ない値を補完でき、後者なら強みをさらに鋭角化させられる。
Ⅰ型、Ⅰ型Cはこの二機の間の子といったバランスであるため、必要な積載量を計算しつつ採用するのが吉。

あらゆる意味で個性的なホバーブラストの中でも、逆に個性的になっているレベルでマイルドな機体である。
同じく、バランス型としてしのぎを削るネレイドとは、速度か重量耐性かの相互互換。
それに、装甲値はこちらのほうが上であるため、二脚に近い運用をしやすいモデルともとれなくはない。
速度についても、ロージーよりは遥かに速いため、あちらの鈍亀っぷりに耐えられなかったら、乗り換えを検討してもいいだろう。
また、地味に加速性能もかなり良好であるため長距離移動のストレスも少なく、重量級屈指の通常移動速度ゆえのふわふわ適正の高さも見どころである。

ちなみにMRG脚は高速移動Cというパラメーターではあるが、ホバーなので巡航が速く、二脚のダッシュB並の速度で移動できる。

アイアンフォート

重量級でありながら(重量級にしては)速いダッシュと高い加速を両立させた新時代のスタンダードとなり得る脚部。

特にⅠ型はB+の装甲とC-のダッシュと加速A-を両立。ただし積載猶予は5000を割っているので超過には注意。
といっても重火力以外ではまず超過することはないので、純粋に長距離移動用の重量脚部としては最高の適性を誇る。
ライバルはフー脚である。
この後は系統が上がるに連れて装甲と積載も上がっていくが、ダッシュは減少する。
Ⅳ型は名機HGⅣ型の上位互換になり得る存在。同じダッシュ速度ながらⅠより速い加速がウリ。
ダッシュ性能をチップで補完することで、Ⅰ型に並ぶ長距離移動効率を誇る。オマケに積載と装甲はアップするのもおいしい。
Ⅱ型は他2機と比べると中途半端で強みが薄い。
D型はロージーEVEを二脚に落とし込んだものといったところ。見方を変えれば、拡張性を失った代わりに基礎スペックを上げたHGGともとれる。
とはいえ、ダッシュはともかく加速が良好であり、長距離移動のストレスは少ない。
これにS-の装甲が乗っかっているわけだから、まさに動く要塞である。

PLUS:G

AEの技術の粋を集めた重量級機体。これまでにリリースしたHG、ランドバルク、アイアンフォートの技術が惜しみなく継承されている。
特筆すべきはcb脚。ダッシュC-加速B+という重量級屈指の機動力は伊達ではない。
キメラ運用では鉄1脚に食われてはいるものの、フルセットでは強力な脚部に早変わり。「動けるデブ」を体現した機体に仕上がる。

ただし、フルセットにおいても上半身をクソ重であるhwとfaで固めてしまうと重火以外でも超過が起きやすくなる。
その場合にはfa脚をセットしたほうがいいだろう。

シュライク

機動力特化。歩行が高いおかげで空中の機動がよく段差などをスイスイ登れるし、相手を飛び越しての撹乱もしやすい。
しかし、ダッシュで劣るⅠ・Ⅱ型は、ヤクシャの登場で共に息をしていません。合掌。
まあ初期の段階で買えるやつだから仕方ないって言えばそうだが。

稼働最初期から戦場を駆けているⅤ型の機動力は未だに侮れない。
ヤクシャやアスラシリーズや烈風といった手強いライバルがいるがほとんどはフルセット推奨脚部。弐脚とΛ脚は無視しろ。
そういう意味では、競合する顧客が被ることはないため、戦う土俵が違うような気がしでもない。

W型は脅威の歩行Sである。これを採用するならほぼフル修羅であろうから、本当にヌルヌル動く。
積載は相変わらずのEではあるものの、一応自重の関係でV脚より積載が10だけ多い。
また、なんだかんだでチップスロット2.0というのも光る。ダッシュ自体はAだしね。
ちなみにフル修羅重量超過無しのW脚&SBチップに歩行Ⅰをつけると歩行ステータスの上限に達する。
歩くのむっちゃ早いかんな!

また、軽量級にしては加速性能がB以上と非常に高く、歩行の高さも相まって加速を用いた長距離移動については全ブラストでも最高クラスの適性を見せる。
特にⅤ型、W型は装甲と積載以外では「機動力特化としての軽量級」としてほぼ完璧な出来栄えと言えよう。
時代に翻弄されつつも高水準の完成度を誇る辺り、同メーカー重量級のHGと同じく、元祖軽量級の面目躍如といったところか。

ヤクシャ

高い機動力を持ちながら軽量級としては十分な重量耐性を持った逸品。機動力を求めつつ汎用性を求めるならコレ。
初期型は、ヤクシャ最高の加速Bが光る。フルヤクシャで加速するならこれ。
改は歩行を高めたタイプ。加速もC+と最低限はあるので相性は悪くない。
意外なことに、ダッシュA-で歩行重視の脚は改脚のみである。
ただ、この2種は積載はそこまで高くない。
特に初期型の場合、フルセットで使わない限りδ脚が立ちはだかることとなる。
改脚も歩行を重視する際以外はお呼びがかからないであろう。

弐はついに待望のダッシュAを獲得した。
これによりフルセットではシュライクを抜く驚異の速度に!
重火力・支援でも、アセンとチップによってはダッシュA+が獲得できるという脅威の積載量も魅力。
そして、歩行もDと標準クラスで決して遅くはないので、キメラでもほぼ一択だろう。
ただし、加速はワースト三位となるE+となっているので、巡航には向いていない…。まあ、高ダッシュ・高積載の両立という長所の大きさが、この問題を打ち消していると言っても過言ではない。

その後、セイバーZXやガルムシリーズといった性能が並ぶものも出てきたため、一択と言った状況からは随分と改善した。
…はずなのだが独占状態が長すぎたのか、あらゆるアセン構築(とくに強襲)においての基準となる脚部パーツになっているような気がしでもない。
長らくしてZ.t.Λというよくできた直属の弟モデルが現れたため、ようやく第一線を退いたと見える…が、チップを確定で1.0確保できる強みがまだまだある。
また、同モデルは巡航に必要とされる加速が役弐より2段階高いDに留まっている上、
その加速はダッシュとともに脚部依存とはいえ屈キャン次第なので、需要は意外と勝っていたりする。
玖珂S胴に続く二代目公式チートパーツは伊達ではない。

なお、セットボーナスチップを使用すればさらに速くなるのが大きな強み。
セットボーナスチップⅡを使った役弐足のイェイXは、本当に訳の判らない速度が出るので一度試してみるのをオススメする。
軽く弟であるアスラを殺しに行ってるのは兄機としてどうなんだろうか…兄より優れた弟は(ry

時は流れてスクランブルたけし、奴はついに現れた。そう…ゼラ御用達の四段階目、ヤクシャ・零が登場してしまった。
このパーツは一言で言えば「ダッシュのみ一点強化のフルセット推奨脚部」である。
最高のキメラ適性を持った弐脚とは打って変わって、復活したダッシュA+をセトボによってさらに強化することのみを主眼に置かれたパーツである。
この脚を用いてフルヤクシャにした時点でS-に肉薄し、セトボチップ1を搭載した時点でダッシュSとなり、2を使うとなんとほぼダッシュS+になる。
早い話が、条件を揃えれば最速のBRになれるのだ。

ただし、それは大抵フルセットに限った話。弐脚からダッシュ以外のステータスが下がってしまっているために、キメラアセンにおいては採用が難しい。
一応ダッシュA+の脚部ではそれなりに積載のある脚部だが、それ以外の性能をカバーするには高い技量が必要になる。
まず、脚部依存の加速がE-という武現在最低を記録する数値であるため、効率よく屈キャンを用いうる技量が求められる。
加えて、弐脚と比べると重量耐性が310も減っているので、超過しないように構築する際には武装の自由度もかなり低い。
もっとも、少々超過していようが弐脚より速いのであまり気にしなくてもよかったりするのであるが。

制約こそ多いが、零脚は現状最速のダッシュを誇るBRを構築できる脚部としてのスペックを保持している。
長距離移動には他の脚部に分があるが、戦闘機動においては未だに冗談抜きで最速である。
まさしくエースボーダーであれば十二分に答えてくれる性能を誇るので、
BRの運用、とりわけ戦闘機動に大きな自信のあるボーダーは使用してみては如何だろうか。
敵コア到達時のベース傘下での変態機動もできるならばさらに良いことに違いはない。

程なくしてこちらも遠いできた、弟のφによってキメラパーツとしてのお役目は終えた感が漂っている。
なお、勝っているのが歩行だけではあるが加速を除き、全て技量依存である。また、逆に負けているその加速も脚部依存とはいえ、
前述のとおり屈キャンでまだフォローが効くのも事実。それに、φ脚の加速も良好とはいえない。
よって、それぞれSPが平均以上のフル零か、高速回転N-DEFのφ脚フルZ.t.かという住み分けになると思われる。

「……ダッシュと歩行の両立を求めるならライバルはセイ」と言いかけたクールが全裸でブロア市街の木に挿さった状態で発見されました。

セイバー

Ⅰ型、Rは軽量級ワーストのダッシュBが何よりのネック。
いくらⅠ型が歩行A+だったりⅠ型Rが軽量級最高クラスの重量耐性を持っているとしても、これではヤクシャ系の牙城を崩すには至らない。
それに現在は暁脚に積載で並ばれてしまい、燐脚など、ダッシュも積載も上回る脚部も出現している。

Ⅱ型は待望のダッシュA-を獲得し、初期ヤクシャとは歩行と重量耐性の相互互換。
フルはもちろん、キメラ用としても十分採用が見込める。はずだったが、ヤクシャ弐のせいで需要が皆無に…
ヤクシャ弐を持ってないなら候補にあがらなくもないが、初期ヤクシャとほぼ同じ性能なのでキメラ用なら買わなくてもいいだろう。

ちなみにⅡ脚はダッシュA−グループの脚部としてはエッジδ足と並んでチップ容量がトップクラスの1.7もあったりする。
ちなみに1位は暁脚(容量1.8)。
フォーミュラⅡ型Cならチップ2.0?ホバーは別業界ですよ…
加えて加速性能がB+とかなり高い。そして、歩行はC+なのでタックル等の格闘系アクションに最適である。
汎用性自体は高いので、チップ容量が欲しいという時の選択肢に入るようになった。
また、シュライクに匹敵する加速を持ち合わせているため、シュライクからダッシュを下げつつも他の性能を確保したい場合も採用候補に入る。
正直なところ、度重なる強化によりあのガルム67に並ぶ高性能脚部候補へと変貌したのであるが、あちらの最大の強みは初期型であるということ。
三段階目であるということは、コストが大きいということである。
あとなんだかんだで積載猶予の差も大きく、δ脚は大きな壁である。

フルセイバー視点の場合、Ⅰ型が遊撃特化、Ⅱ型が汎用型となる。Rは中途半端でイマイチ。

ZXは今までのセイバーのネガティブなイメージを払拭する超強力パーツ。
役弐より積載20とチップ0.1を削って歩行と装甲を上げた物だと言えばわかりやすいか。加速も一段階だけ高い。
入手条件は役弐よりも簡単。そのうえで、歩行がCと高めに向上して平均装甲も微増するってのなら買わない手はない。
ただし、あちらはセットボーナスでさらに速くなれるのが特徴。入手の容易さとキメラによる汎用性で勝負していこう。

なお、前述のヤクシャで木に刺さっていたクールは、こうして15年後に汚名返上したツモイの特殊部隊によって救出された模様です。

B.U.Z.

三種目のホバー脚。軽量タイプその一。こちらは飛翔能力特化の方。
αは最速の通常移動を誇る。重量猶予的にもセットボーナス的にもフルで使うことが望ましいだろう。
βは重量猶予が多め。キメラならコレを使うのがいいだろう。
ネレイド46脚とは、エンフォーサーⅢ脚と迅牙・甲脚の関係に近い。
キメラなら硬くしやすいネレイド46の方が向いているかもしれない。
γは高速移動A-とホバーでは最速…であったがフォーミュラの登場により、純粋な速さは一番で無くなった。
重量余剰的にフルかシュライク、月影とのキメラぐらいしか選択肢がないのが少し痛いかもしれない。
頑張ればセイバーZX胴を載せられなくもない、が。
ホバー人口的に考えてヤクシャ系統ぐらいの性能があってもバチは当たらないと思うのだが‥。
そして投入されたλは予想通り通常移動特化。それはもう空中をヌルヌル移動することが可能。
高速移動もγから下降していないが、加速が下がってしまっていたり余剰重量もチップも、さらに圧迫されてしまっている。
その代わり、通常移動を強化する必要が無いためその分のチップを回せると考えてもいいかもしれない。
地味ながら装甲も上昇している。
キメラでもチップ次第で通常移動がカンストするので、フルセット縛りから解き放たれたと考えるべきか。

専用ルートも存在するため凸の幅が広がる。なのでキテレツなルートを通るホバー凸がしたいならγかλを勧める。
とはいえ、相変わらず独特の仕様感があるのに加え、無いに等しい装甲であったりと合わない人はとことん合わない。
マップによっては凄く強かったりするんだが…ハマればコアを食い潰す蟲になること間違い無しではある。

フォーミュラ

軽量ホバーその2。こちらはスピード重視型。
とにかく巡航が速い。初期型の時点でB.U.Z-γの高速移動を誇る。これがフルセットでさらに速くなる。
加速はB.U.Zに遅れを取っているが、1段階と微々たるもの。積載330差は大きいだろう。
Ⅱ型Cは積載重視型。高速移動A-を維持しながら、驚異の積載3700、チップ2.0と至れり尽くせり。通常移動と加速もC-と悪くはない。
F脚は本ゲーム最速アセン御用達。SB2+ダッシュ1チップで高速移動がカンストする。
どれくらい速いといえば初期ACを吹かしながらマインVを踏んでも、爆発時に圏外に出られるぐらい。イェイXだと何が起こったかわからないくらい。
他にもMW2を使用しているはずなのに箪笥装備の二脚ブラストを追い回せたり、箪笥で生AC並みの加速を見せたり。
巷で猛威を振るっているバーサーカーエンジンを追い回せるのも事実上F脚フルフォーミュラのみである。
そして、速さだけが求められるあまり、利点である高速移動A+だけに目が行きがちながら、通常移動もC+と高めをキープしている。
だが、B.U.Zと決定的に違うのは空中機動の滑らかさ。独自ルートを走れるあちらの強みは同じホバー脚部でも真似できない部分がある。
なお、加速もホバーモデル中最低次点となるDではあるが、SB2チップでC相当まで上がる。これならば不足はないはず。

最終形のMSTは打って変わってキメラ向きの性能となっている。
F脚+SB2+ダッシュ1チップですでに高速移動がカンストするため、加速や積載などの面を見ると、フルセットで使っても劣化F脚にしかならない。
MSTの売りは、「キメラでも高速移動S-」という点である。
フォーミュラになかったブースト特化胴、リロード特化腕などを利用することが出来るのだ。
積載もF脚から120削れているとはいえ、二脚のダッシュS-脚部よりは多い。チップも1.4と最低限はある。
…が、フォーミュラ脚を使用するようなスピード狂が最速という称号を捨ててまでこれを使うかは謎である。
また、加速はホバーモデル中最低となるD-のため、巡航には苦労するであろう…。

ホバーの二大特性の内の一つ、「巡航すると上がる速度」を極限まで高めたのがフォーミュラ。
もう一つの「高い空中機動能力」を極限まで高めたのがB.U.Z。
求める能力によって使い分けていくのが吉と見える。

アスラ

初期の時点でA+のダッシュを誇るイカレパーツ群。
装甲と重量耐性、チップ容量以外は高めに設定されており、速さがあれば他はいらないダッシュ重視のスピードキチガイ御用達な仕上がりに。
初期型は修羅Vを最初から買えるようになったと言ってもいい。
弐は重量耐性を少し上げて僅かながらにも汎用性を確立している。
そして、歩行もC+とタックル等における距離補正の限界値をキープしており、格闘系アクションとの相性も最適である。
加速もそれなりにあるため、長距離移動もラクラク。

参はS-という素のダッシュの高スペックとアクションチップアタックの伸びが最高のC+の歩行を誇る。
…が、兄機であるヤクシャ弐と零、Ztにダッシュ側のアイデンティティーが惨殺されている。
それに加えて積載はあっちが上なので武装面でも遅れをとってしまっているため、
アクションチップアタック重視しない限りは最終コーナーで脱落してしまった感がある。

流石にあまりに哀れすぎたと感じたのか、最新鋭モデル アスラ・閃でダッシュSが復活した。
歩行も一段回だけ下がったCなので戦闘機動に関しては全脚部の中で最高のパフォーマンスを発揮することが可能。
問題は積載が犠牲になりすぎていること。こちらについては真逆に全脚部で最も低い。
そして、全パーツ唯一の装甲E-のため、爆発物に非常に弱くなってしまう。
一応素のスペックの高さで多少の超過を無視できるが、競合相手である役零とΦ、烈風にチップでの強化が施されると簡単に追いつかれてしまう。
そして、「どれだけ速くしてもF脚には追い付けない」という現実が立ちはだかる。
上半身をどれだけ軽くできるかが、この脚部を二脚最速脚部にたらしめるかのカギとなるだろう。

月影

初期型の時点でヤクシャ弐に並ぶダッシュAを保持する。諸々の性能は抑えられているが、ダッシュAをいきなり購入できるのは大きなアドバンテージ。
新はさらに引き上げられA+という機動力をゲット。おまけにA+脚部の中では積載猶予がそれなりにあり、装甲も厚い。
加速もC-と実用最低限度。
しかし、歩行がDと決して速くはないため、空中機動は若干苦労するであろう。
予想通り暁は装甲重視タイプ。それでもダッシュA-であり、なによりチップ容量は1.8と破格すぎる値を誇る。これは軽量二脚トップの数字である。
積載猶予も軽量脚では最高クラス。
要するに、少々のダッシュを我慢することで大きなリターンが見込めるのである。
新たなるモデルである烈風はアスラだけに許されていたダッシュS-を獲得。
同じダッシュS-の参脚と比べると、積載が170増えた代わりにあらゆる能力が下がってしまう。
積載が増えたとはいっても積載猶予は3110しかないので相変わらずカツカツではあるし、SBを最大限に生かす烈風腕と組み合わせるならば
非常にピーキーであるため、扱いには最新の注意を払わねばならないが、使いこなせた際には凄まじいポテンシャルを発揮する。

ガルム

高加速と高ダッシュの両立というハイスピードロボットバトルの敷居を数段階上げたコンセプトを持つ機体。
初期型にして最高傑作と名高い67はダッシュA-で加速A-という冗談かと言いたいレベルの性能を誇る。
それに加えてチップ容量は1.4。極めつけに積載に至っては10とはいえ、あのヤクシャ弐より多いというぶっ壊れ性能。
トドメとばかりに、歩行C・装甲D-と軽量級として、恐ろしく隙が少ない構成。コイツの弱点どこだよ。
軽量級の基準として長年君臨しており、使用率ランキングでも圧倒的1位だった役弐脚から一時期とはいえ強襲部門1位をかっさらったその実力は本物である。
ダッシュ一段階を我慢するだけであらゆる性能が上昇するのだから。
ついでに他の三兵装ですら使用率1位をもぎ取った時期もあったりする。ホントに弱点どこだよ。
とはいえ現状はアセン開発が進み、最終装備として一択ではなくなった。
それでも大きな弱体化こそされていない。公式チートと称されただけあって汎用性は未だ高い。

67Uはさらに機動力を上昇させ、ダッシュAで加速Aという加速重視のスピードキチガイ御用達モデル。
しかし、67と比べて歩行がE+、積載が130、チップが0.7減少と数字を見ると結構痛い部分を持っていかれる。
67だと積載が余りがちな強襲、遊撃なら採用の目はある。
要するに積載とチップの問題さえ解決すれば、ヤクシャ弐よりも素早いブラストが組み上げられるポテンシャルを持っているので意外と侮れない。

68はウリである加速が一気に下る。その代わりにダッシュがAに、歩行がA-とイクシードブラスト時代の戦闘スタイルならまだまだ通用する部分が強化される。
しかし痛いのは積載190の減少。加速の減少も相まって、機動力と武装の充実の基準を下げられるのは痛手になってしまう。
…別に68はそこまで弱いわけではない、67が(ry

67一強に業を煮やしたのか半ばヤケクソのようにダッシュを二段階上昇させたダッシュA+のガルム70が七周年記念として登場。
加速も同じくA-なので速度的には67よりさらに速くなれる。同ダッシュ帯では圧倒的な加速性能であるため、長距離移動の効率はおそらく全脚部の中でも最高。
問題は積載。ほぼシュライクレベルにまで落ち込んでしまっているのをどうするかである。
といっても烈風より70多いのだが
欠点こそ多くも、高ダッシュ高加速をさらに高次元で両立させることに成功している。
パーツ吟味で超過を無くすことができれば、高機動ブラストを組み立てることができるであろう。

Z.t.

公式チート脚部どもをベースにブラッシュアップしたら、そらメチャ強くなるよねってスペックを見ただけでそんな印象を持つパーツ群。

まず初期モデル・Z.t.-Λの時点で、あのヤクシャ弐と同じダッシュでありながら積載と加速が上昇。
ヤクシャ弐をベースにした高機動アセンであればチップ0.2をどうにかすることですぐにも乗り換えられる凄まじいキメラ構成での汎用性を誇る。
∑は傑作脚部ガルム67の加速とチップを削ってさらに積載をアップさせている。やろうと思えばダッシュA-の超過無し重火力なんてのも組めたりする。
そしてヤクシャ零よりも余剰積載を持ちながら、フルセットの場だとに同じように二脚最速に並べるポテンシャルを持つφ。
加速も平均を少し下回る程度なので、素の機動力を鑑みてもこちらがほぼ上位互換となっている。

追加されたΩはまさかのダッシュS-を獲得。ついにダッシュ上限に引っかかるようになった。
代償は積載。修羅レベルまで落ちた積載はいかんともしがたい。
修羅や+Sは上半身が軽く何とかなっていないこともないが、Z.t.の上半身は非常に重い。チップで補おうにも容量の低さでどうにもならない…
そういう意味では閃脚の親戚といえるだろう。

フルセットではもちろん、キメラでも適性が高いのはΛおよびΣ、フルセットで特徴を鋭角化させるならφといったところ。
軽量型としての完成度はパーフェクトと評しても疑いようがないだろう。
極限のカンストスピードを味わいたいならΩ脚なのだが…積載の無さとZ.t.の重さの二重苦でどうにも味わいづらい。

PLUS:S

Ver.XZero+で追加されたシュライクの転生体。
高ダッシュ、高歩行、高加速の3Highが揃っているが、とにかく先祖譲りの積載の無さをどうするかを考えなければならない。
逆に言えば、積載をどうにかすればまたハイスピードロボットバトルの敷居を上げる可能性を持つ。空中機動もびっくりするほど軽やか。
あと、どれもチップ容量が多い。

汎用性は初期型が最も高い。問題となる積載がガルム70よりも微増し、ダッシュ歩行加速全てがAランク帯にある。
上半身と武装の重量を削ればSランクの加速を誇るsd脚を採用してもいい。二脚でありながらホバー並の圧倒的長距離移動適正がある。
…のだが、見方を変えれば高すぎる加速を少し削っただけで積載をかなり強化できてしまうため、運用が難しい。
加速が並まで落ちるが、lw脚はA+のダッシュを獲得。戦闘機動についてはトップクラス。

追加されたfvは加速を切り捨てた代わりに歩行S-ダッシュS-とわけわからない性能を誇る。
積載も烈風とそこまで変わらない。
歩行が高いため、クイックステップの運用には非常に適した脚部となるであろう。

必然的に軽い上半身を積む運用になるため、採用するとPLUS:Sで揃う場合が多い。そのためフルセット推奨というより、自動的にフルセットになる。
また、高いチップ容量を活かして積載チップをマシマシにしてしまうのもアリ。



最終更新:2018年03月26日 10:31