節約事典・胴

節約事典 最終機体編 胴体の章




胴部パーツは、文字通りブラスト・ランナーのコアとなる部分である。
あらゆる要素が絡みあうことで、自慢のMyブラストを「どういった機体であるか」を決定付ける要素となるのだ。

まずは機動性を左右することになるブースト容量。
高ければ高いほどステップを多く踏めて、さらにジャンプをする際にも消費するため、これらを織り交ぜる戦闘機動をより長く行えることに直結する。
加えて、BBXZP現在では長距離の移動を迅速にこなせる加速機能が戦略レベルで有用とされているので、ステップを踏んで移動していた時代よりも重要度が増している。
特に、ホバー脚の場合はブースト容量の多さ≒飛翔ルートの自由度となるので、こちらを重視すべき。
ブーストについては「多すぎる」ということはまずあり得ない。そのため、現環境においては胴体のスペックの中でも特に重要視される傾向にある。
とはいえ、各種ブーストキャンセル技を駆使することである程度の低容量を技量で補うことは可能。

強襲なら各種ACによる爆発的な瞬発力や補助的な機動力。
重火力なら榴弾系統やUAD、NeLISといった強力な武装と、バリアによる防御性能の底上げ。
遊撃ならEUSによる攻撃力の増強や、迷彩による隠密性に、マグネタイザーによる妨害機能。それとシールドによる防御とPH先生の選挙能力
支援なら自身の存在理由である回復能力。
このように、特別装備は兵装の役割に因んだ機能をする。SP供給はこれらの使用効率を大きく左右する役割を担う。
SPの回復速度は、胴体に依存する以上プレイヤーの技量では補えないとされるため、標準以上求められる場合がある。
やはりこちらも「多すぎる」なんてことはない。
しかし、特別装備の使用タイミングを徹底するなどして、SPのマネジメントが良好であれば、ある程度低ランクでも十分であったりする。
また、特別装備を重視しないのであれば無視されることもあるので、現状ではブースターより優先度が低くなってる模様。

この二つの要素は基本的には反比例してしまうため、自分のスタイルにあった両者の容量を見つけよう。

また、その他下記の意見などが出ており、BBXZP現在も議論が尽きそうにない。
  • 被弾率が最高なんだからとにかく装甲が必要だ!
  • エリア移動3秒ルールに慣れると奇襲にも防衛にも対応できて他に戻れないんだよねー。
  • 高いN-DEF耐久によるしぶとく戦場を生き残るブラストは最高だ…
  • 大火力高機動機を組むために、可能な限りの肉抜きをしたい。
  • やっぱ全ての性能がバランスよく保てている万能ブラストこそ俺にとっての最強。

胴体とは、「何にこだわるか」というキーがはっきりしないと、あっさり迷走が続いてしまう、そんな部位である。

クーガー

「ハッ! 最終装備に玖珂を使うなんてバッカじゃねーの?」という、かつての嘲笑を一蹴するほど、S型とNXの完成度が凄まじい。

重装甲に平均的なブースト、高いSP供給に加えて中量級らしい5秒のエリア移動と内部スペックでは隙がない。
しかし、S型は中量にしてはとにかく重い。最終装備に採用するにあたっての最大の壁はこれだろう。
また、チップ容量とN-DEF容量はクーガーの中でも最低値なのだが、ついに確定2の容量を得た。
それでも全胴部パーツのなかでも低容量な方である。
今でも運用してみると、癖が無くて動かしやすい辺り、初代公式チートパーツとかつて称されていただけ伊達ではない。

NXは更に重く、それでいて装甲は1段階、SP供給は4段階と大幅に落ちた。
が、ブーストとN-DEFが系統中最高になり、前線での撃ち合い適性が大きく上がった。
戦闘中はブーストを完全に回復させる事が難しいので、麻以外はこれが地味に生存率に関わって来る。
さらに、Ver UPでチップ容量が2.6に上昇したため、フルセットでチップ容量が欲しい場合にもツカエル。
似たようなランドバルⅡ型と比べると、一応SP供給が勝っているところが利点。

一応Ⅱ型も悪い性能ではない…が、後期の二機の存在がほぼ上位互換なので、最終装備として選ぶには二軍落ち感が拭えない。

【Ⅰ型胴のココが凄い!】
  • 初期装備なので高価な素材やGPを必要としない!
  • Ⅱ型からステップ回数マイナス一回で50もの軽量化が可能!
  • その平均的な性能はどんなアセンにもマッチ!新マップ初日でも安心!
  • チップスロット2.6によりさらに汎用性が上昇!S型のスロット1.8に悩まされている人にお勧め!
これらの事からまさにⅠ胴は他と比べても"神"パーツといえるdうわなにをするやめ

ツェーブラ

Ver4.0にて全種が重量100軽減され、中量級では軽量キメラ機への適性がググッと上がった。
…と思ったら武でDEF容量が軒並み低ランクに設定されてしまった。
現在は中量級ではなく、DEFが削れた分装甲が分厚い軽量パーツとしてみたほうがいい。

38は中量級最軽量コア。この重量で装甲Cは破格である。
修羅足で支援に乗りたい!でも修羅Ⅴ胴は使いたくない!というわがままさんや、①じゃあSPが足りねぇんだよぉ!と言う方にマッチするかも。
SP供給がCと高めなのも魅力だが、管理が出来る場合はいらないだろう。
玖珂S型、disプロトが重量以外上位互換。コストが重すぎるため現実的でないが、ブースター3チップをつければ久我Sみたいな使い方も出来る。
しかし、N-DEF容量がE+と全パーツ最低値という痛い部分を抱えている。

39は序盤の高ブースター胴として非常に優秀。
最終装備としても装甲Cを維持しつつ1100の重量であるので軽量脚部にも乗せやすく、SP供給もブースター胴としては及第点となかなかの優等生。
重量調整の難しい中量ホバー、特にネレイド脚部のキメラを組み立てるならコレを使うのもいいかもしれない。
ただ、ネレイド脚の重量体制が強化されたため、現在は頭部や腕部をきちんと吟味すればこれより重いものでも普通に乗ってしまう。
それに、N-DEF容量はE+のままなので無いに等しいのがタマにキズ。

C+の装甲で、SP供給率Aを誇る41は、チップ容量が弱体化されたE.D.G.-δに変わる特化装備として選択する余地があると言える。
しかし、軽量化の恩恵が一番感じられない。
高SP胴部としてはかなり軽いのであるが、約200の重量増でSPとブースターをさらに上昇させたザオレン・リアン胴が目の上のたんこぶ。
…重量帯が違いすぎるので住み分けができているともいえるが。

48CはブーストがBでありながらSP供給がC−と、対になるステータスを平均以上で両立させた初めてのパーツ。チップ容量もスモイ。
④Ⅰ型の重量を30上げて他機能を向上させたモデル。装甲を削って軽くなりつつSP供給を上げた玖珂NXともとれる。
装甲は前二種の据え置きのCだが、汎用性を極めたな性能をチップも含めたアセンでどうカバーするかが鍵になるだろう。
が、やはりN-DEFは薄い。不慮の事故に注意すべきだろう。

エンフォーサー

Ⅰ型はやはり軽量化パーツとして価値あり。自慢のブーストが光る。
ヤクシャも登場したが、エリア移動と硬さのどちらを取るかによって選択肢は変わる。
正面から撃ち合う場合は装甲のあるこちらの方が優秀。
4.0で39と48Cが殺しにかかってきたが、無料支給パーツにどうこう言っても仕方がない。最終としては心許なくとも、つなぎとしては十二分。

Ⅱ型はクーガーS型に完璧に食われてしまった。まぁS型がチートすぎるだけデスケドネ。
強襲でもACの回復による実質的な巡航力で負けてしまった。
しかし装甲Bでは最軽量の1300だ!さらに、巡航もOK!いや、disプロも巡航OKのようだ。しかもS型との差も20しかねぇやべぇ。
一応フル円なら、SP供給率と硬さ的に選択肢に入らなくもない。
…と思いきや飛天がこのコンセプトをさらに鋭角化させて襲い掛かってきた。
わずか20の重量を我慢すればさらに装甲が1段階上がってしまう。

迷走状態を解消したⅢ型は、SP供給率に不安があるものの、中距離移動はACステキャンを使うと考えれば非常に優秀。
ということはつまり強襲に特化しているわけである。他の兵装に使うには、このSP供給率の低さは実用下限を割っている。
思い切って能登or能登バスを積んだ重火力で1出撃1発と割り切る考え方も。
遊撃でも迷彩をロック切りだけに使ったり、EUSでもこまめにオンオフができるなら問題無い。
流石に支援に使うには無理があるか。と思ったらリペアポストとワイヤーユニットなら案外なんとかなるとか。
長所を伸ばしきるセトボチップ2を装着すれば、ブースター値156というブースターS+すら超えるブラストが組めたりする。
従弟の末っ子であるセイバーZXが競合相手だが、装甲とチップ0.1とN-DEF耐久はこちらが上。
ブースター、重量差も一段階と50しかないので、エリア移動、装甲と妖怪0.1足りないを重視するか否かで取捨選択していこう。

新型のXは強化されたエリア移動3.5秒が白眉。
エリア移動が速いということは、それだけ防衛に素早く回れるし、味方が奇襲を成功した時にいち早く飛ぶことができる。
フルセットにしてボーナスチップをつけるとダッシュ回数が上がるので、活かすならフルセットで組んでみたい所。
しかし、SP供給はD-と高くはないため、支援をする場合や強襲でACによる回転率向上を視野に入れた場合のスタイルには少々厳しい値。
少々硬くてチップも積めてエリア移動もそこそこ速い胴ではあるが、これといった売りが大きくないため、器用貧乏なパーツともとれる。

N-DEF容量は初期型以外は標準以上。キメラパーツとしてのライバルである杖と比べると、こちらは重い分の丈夫さが取り柄。
重量に余裕がある、ブーストが欲しい時には選択肢になるだろう。

E.D.G.

3秒ルールとも呼ばれるエリア移動の速さは圧巻。とはいえ、装甲の薄さをエリア移動だけでカバーできる訳がない。
βはブースターC+と供給C+を両立しているが、剣Rに重量効率で完全敗北。ただしフルセットなら話は別でβド安定。
N-DEFもB-とトップクラスで、薄い装甲をある程度カバーできる。さらにのE.D.G.頭部はN-DEFの回復が非常に早いのでシナジーが完璧。
さらに3.0を超えるチップ容量があるのでチップアセンブリに幅広さが得られる。

αとδは高いSP供給率が重火力用として活かせる…のかなぁ?とりあえず“芋”と付くスタイルには理想的。
支援機として前線でネクロマンシーするには装甲が薄すぎて不安。αの高N-DEFならあるいは、と思うがブースターが心許ない。
δのブースターに至っては全胴パーツ最低であるのが非常にネック。チップも1.5と圧倒的最低値。
そんな欠点を跳ね除けられるかは全パーツ最高と真逆の値をもつSP供給A+に掛かっている。
通常の倍のスピードで補填されるSPゲージは今尚圧巻もの。

さて追加されたθ。何というか、非常にマイルドである。
弱点であった重さと装甲、ブースターを改善したというE.D.G.内で考えればかなり破格なパーツなのだが、あまりにも平凡だった。
全胴部パーツに観点をおけば「エリア移動だけはやたら早いブースター胴」といったところ。
SP供給はC-と、特別武装の運用を重視するのであればやや少なく感じる。
チップ容量はシリーズ最低の2.3と、βにほぼ1.0の差を付けられているのが痛い。N-DEF容量も3段階低下してるのもさらにドン。
フルセットで基本性能の安定性を重視した運用する場合や少々の軽量化以外では、キメラを含め選ばれる場面は少ないと思われる。
性能は優秀なんだ…だが名前負け(E.D.G=尖)するぐらいに尖ってないのが敗因だったんだ…

やはりE.D.G.は腕と脚の為にあるようなものなのか……?

ディスカス

これまたクーガー系胴のパクリなディスカス胴。
プロトはクーガーSの軽量互換、フルで使うかキメラなら余程重量に余裕が無いなら採用の余地があるか。つなぎとしてもいいかも。
ダートはクーガーⅠ型の上位互換。こちらはフルであっても性能が中途半端過ぎるだろう。

ノヴァは芋アセン用、と見せかけて実はステップ回数がCと変わらない上に装甲もあるのでかなり前に出られる。
特にネクロマンサーが41胴から切り換えれば自身の生存率が大きく上がる。
但し重いのでフルセットにする場合はパーツをよく吟味しよう。

新型モデルのEVOLは、誇張を少し入れれば最高傑作どころか、公式チート「玖珂S」に並ぶどころか超えるスペックを誇るなど頭おかしい性能を誇る。
SP供給が一段回下がっている、重量が10重い以外は完全に勝利しており、それらの短所はフルセット運用とチップで簡単に補うことが出来る。
フルセットの場合はSP特化型としてのノヴァと、バランス志向型のEVOLとして、搭乗者のプレイスタイルで選んでいこう。

N-DEF容量は薄くもなく、厚くもなくな標準値。EVOLの標準より1段階低下も装甲の厚さからそこまで気にならないだろう。

ネレイド

中量級でエリア移動が四秒が特徴。装甲を維持しつつエリア移動を短縮できる。
45はエンフォーサーIにエリア移動以外では負けている。エリア移動をどれだけ使うかで使いわけよう。
そんな中、45改はブーストとSP供給がともに高い基準でまとまっている。
重量的にクーガーSなどが載せられないならこれを載せるのもありか。とくにエリア移動4秒はかなり馬鹿に出来ない。
コア防衛に積極的に参加したいが、これ以上装甲を削りたくない人にもおすすめ。
46はブーストAと高ブーストを持ちながら、SP供給D+を持っている。ブースト容量が欲しいホバーにはありがたい。

RTはまさかのチップ容量特化。3.8は今のところ全身のパーツを見てもオンリーワン且つナンバーワンである。
しかし、性能的には玖珂1(初期支給パーツ)のコンパチ…というかSP供給を下げてエリア移動に注力させている。
ホバー機にとって重要な性能はブースターであるとか、そういうこと以前に性能が残念な事に。
要求される勲章、素材を考えながら性能を見れば、チップ容量を求めてあえてこのパーツを購入する意義は無いと思われる…
…とはいえ、ここまで多くされると「チップ過多の多機能アセン」を組んでみるのも面白いかもしれない。
正直なところネタアセンではあるが、チップによる特殊運用を図れる唯一無二な機体を組み上げるための材料としてこれ以上適した胴部はない。
ちなみに、現環境においての最大チップ容量は13である。
(↑チップスロットって12のキャップがなかったっけ? なので調査報告待ち)
爆発物に弱いホバーだが、どれも標準クラスのスペックを持っているため、N-DEF容量は最低限の値は確保してるといったところ。
RTのB-という高さは魅力的かもしれないが、元パーツのスペックを考えてもネタアセン以外の採用は難しいか。

迅牙

基本的にどれもが標準以上のSPを備えており、フルセットならセットボーナスでさらに伸ばすことが出来る。
ただしブースターが並より上がらないため、マネジメントをしっかりしないといけない要テクニックな面もあって少々扱いづらい印象を受けてしまう。

初期型は装甲が薄めでエリア移動が速い。SP供給も優秀だがブースターがやや物足らない。
甲はエリア移動が5秒になったが、それ以外のスペックは並以上。クーガーI型の上位互換とも。
真はSP特化型。かなり重いがエリア移動4秒と、2.5という高めのチップ容量が生きる。決して、ノヴァの下位互換ではない。
ネレイド系列に近似したパーツ、円I型といった優秀なパーツが存在するため、キメラで使うよりも、フルセットでの運用をお勧めする。

次世代型の飛天は打って変わって装甲重視型。
なんとあの玖珂Sよりも厚い装甲を持ち、チップ容量も微差ながら多い。代わりにSP供給能力が低くなっているが、それでもやはり標準以上。
特別装備を重視したスタイルでなければ、実質的に生存能力が高くなるという選択肢にもなる。
しかし、キメラの場合は重量を妥協すれば装甲A-で、他の性能が全く同じのヤーデ54が積めてしまうというのが、採用率を下げる一因となってしまっている。
ちなみに擁護しておくと、チップとN-DEF耐久は飛天が少し多い。

N-DEF容量はどの段階もそこまで重きを置かれていないが、標準以上のスペックはある。

雷花

全機種に言える特徴はとにかく軽い。
初期型は見事にC以上の性能が並んだ完全なバランス型。
燕はSP供給を重視した支援タイプであり、ブースターⅠチップを乗せることを推奨する。
麗はセットボーナスに合わせてブースターを重視した性能だが、その割にSP供給がDとそこまで低くなく、中量ハイエンド機として注目を浴びている。
新たに登場した妹の燐は麗からブースターを削り、チップ容量とN-DEFに重点を置いた。特にN-DEFはBランクと高速N-DEF回復頭と合わせることでシナジーが発生する。
装甲も微減しているが、重量も減少。ダイエット成功である。胸が小さくなったが

しかし、最大の特徴且つ長所且つ短所はやはり見た目。
その見事な乳房を模したタンクはアセン構築に非常に重要ポジションとなる。
性能はともかく、いざこの胴を使ってアセンを組んだ場合、恐ろしいモンスターが召喚される場合も…
ビジュアルに拘るボーダーは注意すべし。
ちなみにおっぱいタンクの大きさの順は麗>初期>燐>燕である。参考にどうぞ。

グライフ

F3システムのお披露目と同時に実装された新型。
そのPRのためか、初期型の65はN-DEF容量がトップクラスに多い。ついでにSPも高く支援兵装に向いたパーツと言えよう。
地味に他の2つに比べてエリア移動が早いのも見逃せない。

後続の66はその新機能を削って各ステータスに割り振った調整がなされている。
それこそチートパーツと名高かったあの玖珂Sを軽くしたようなバランスに仕上がっているため、重量を抑えつつも従来のステータスを確保する場合には採用候補に入る。

65Vは65からN-DEF容量が更に増えてAランクを誇っている。
他2種に比べてSP容量は少ないが、それでも標準以上で尚且つブースターも十分確保。
高N-DEF回復頭と組み合わせることで重量級並みのしぶとさを発揮しつつも、汎用的な動きができる66とは違った万能性を持ち合わせている。

新型の68Gは強みであったN-DEFをさらに鋭角化させたものとなった。N-DEF耐久A+は4500の耐久を賄える。
セットボーナスが組み合わさるとさらに増加し、セトボチップ1でBRの耐久値の半分である5000に到達する。
同じ68G頭の超速N-DEF回復との相性は抜群で、N-DEFを破られてもものの10秒で5000近くの耐久が回復する様はまさにゴキブリ並みのしぶとさ。
65ほどの低ブーストではなく戦場を駆け回れる及第点レベルなので、管理をしっかりすることが必要。SP回復も中々早い。

ザオレン

剥き出しているパイプが特徴的な4.5Bの新顔。
セトボの兼ね合いからかSP供給を重視した調整がなされている。
大きな長所として、これまでのSP重視型の胴と比べてブースターが少々多い。
それが目に見えてわかるのは二段階目のガイからで、ブースター1or胴部強化1を装着すれば同SP供給の真よりステップ数が1増えることになる。
特徴が顕著になるのが三段階目のリアン。
完全特化のδの一段階下で、SB2を使えばδ胴に並ぶ。なのにステップ数が3も増加する。似たような数値である杖41と比べても2増加。
ノヴァと同じステップ数なのを鑑みれば、前線で動ける最低限のブースターを有していると言っても過言ではない。
ただし、チップ数が1.4と胴パーツ内最低値であるため、拡張性がすこぶる低いことに注意しておこう。

2016年のお年玉として支給されたダジアンは、なんと掟破りの高ブースター高SPを両立したパーツ。
それもびっくり、ブースターBとSP供給Bという今までにないスペックである。
ただし、覆しようがない弱点も存在する。それは重量級一歩手前の重量1350に対して中量級クラスの装甲Cという重量装甲比の低さである。
似たような重量にはあのエヴォル胴が存在し、性能も似たり寄ったりと厳しい戦いを強いられる結果に。
そのため、セトボによりSP増加を加味した運用が求められるであろう。

N-DEF容量は総じて低めに設定されており、自損の装甲もそこまで高くはないことから、できるだけ被弾を避ける運用が吉か。

X

ほぼ全ての性能がC以上の値を持つ万能型。段階によって得意分野が少々変わってくる。
どのパーツもフルセットではもちろん、キメラでの運用適正も非常に高い。

Ⅰ-eはまさにオールラウンダー。それなり高いブーストに標準以上のSP供給、そして中量級として分厚い装甲と文句なしの出来である。
全兵装に高い適性を持つが、強いて欠点を挙げるならばN-DEFが上位機種と比べて薄いことか。割とすぐ剥がれるので注意。

Ⅱ-sはSP重視型。装甲が一段回下がってしまったが、N-DEFが上昇したため多少の被弾も許容できる。
重火力や支援といった特別装備を重視した兵装に適性が大きい。強襲もACを多用するなら採用可能。

Ⅲ-cgは重装甲に高ブースト、それなりの重量と前線向きの胴としてパーフェクトな解答結果に至っている。
ただし、唯一SP供給がDランク帯にあるので、特別装備の乱用は厳禁。ついでにエリア移動が5秒と他より長いため、防衛の際には素早い判断を。

Ⅴ-sp2は、久我Sと同Ⅰ-eのブラッシュアップ版とでもいうべき、目立った欠点のないハイバランス胴部。
ただ、加速をするにはブースターがやや足りない印象……だが、必要十分条件は満たしている。
逆にⅢcg脚とは非常に相性がいい。

ヤマ

大容量のN-DEFを特徴とした継続戦闘能力重視型の重量に近い中量型。
弱点は重量機並みの6秒台を誇るエリア移動の遅さ。

フルセット、キメラにおいても初期型がN-DEFを重視した運用をするのであればかなり優秀。
A+という大容量DEFに加えて、装甲とブースターがBランクと高めなので、コンセプト通りの継続戦闘が可能。
重量問題を克服し、さらにしぶとさを極めるのであれば、羅を採用してもいい。
SランクのDEFは簡易バリユニを搭載しているようなものであり、フルセットであればさらに容量を増やすことが出来る。
王はどうにも中途半端。B-という装甲でAという容量は悪くないが、ブースターが本当に足を引っ張っている。
早めに追加された天は1300すら割る軽さが特徴。
それでいてブースターとDEFが初期並と、軽さと装甲をトレードオフにした形になっている。

へヴィガード

装甲だけを見るとⅢ型を選択したくなるが、最終装備としてはブースターA-を誇るⅣ型が選択されやすいだろう。
実はブースターAランク且つSP供給が標準以上なのは長らくⅣ型だけであった。
装甲1ランクと重量+1ランクのブースターで要判断。
胴体の装甲強化はやはり効果が大きい。ガチムチは正義!フルHGは勿論、中重量級キメラにおいても胴体候補筆頭。
ただ硬いだけでなく、ブーストA-、SP供給D+というバランスが絶妙なのである。
時代を経て、様々なパーツを試してみたが「やはりHG4胴は正義。あのバランスは絶妙」とボーダーをうならせる逸品である。
そのハイバランスさから未だ高い需要を誇る、ブースター寄り重量胴の基準と言ってもいいだろう。

今時、SP供給率の為にⅠ型を選択したりする人はいないだろう。と思われていたが実は重量に対する装甲がかなり高め。しかも胴体の装甲はすげぇ重要。
毛44と比較するとSP供給1ランクと重量10を犠牲に装甲がAに。ちなみに装甲B+とAの差は7%もある。パネェ。
装甲は硬くしたいけど、余剰重量がちょっと…という方はご一考あれ。無料支給のため対費用効果は抜群である。

AE社の逆襲と銘打って登場したG型はHG系唯一のSP重視型。装甲もA+なのでアホみたいに堅い。
ブースト容量がC(95)なため、ブーストⅠチップをつけるとブーストC+とステップ回数が同じになる。
流石に重量が1570とHG胴で一番重かったりするものの、チップ容量はHG胴系最大の2.2である。
このため、キメラでも良しフルセットでも良しのパーツになっている。
しかし、重量級長年のライバルであるケーファーが52という装甲以外横並びの新型を配備してきた。
分厚い装甲をどう捉えるかで、勝敗を分かつデッドヒートが繰り広げられているとか何とか。

N-DEF容量は総じて平均より高い。高ランクの回復を持つ頭部とⅢ型の組み合わせが中々に硬くなれるだろう。

ケーファー

毛44が優秀。久我Sの装甲を受け入れるか、装甲B+は外せないか……その辺が判断の分かれ目。
ところがノヴァ胴の登場でキメラパーツとしての立場が危うくなってきた。こっちはブースター量で勝負する羽目に。
と思ったらスペクターMRGというブースト量重視パーツが…44胴の明日はどっちだ。

他、毛42はHGⅠと、毛45はHGⅣとマッチアップになるが、中途半端な装甲が裏目に出て、最終装備かと言うと判断が難しい。
どちらもチップ容量に優れるのでその差をそう判断するかが採用のカギとなるかもしれない。
45はフルセットなら生き残れるが、42は重量に価値を見出さないと厳しいだろう。SP供給もC-だし。
そんなところでランドバルクⅣ型が42に喧嘩を売ってきた。
こちらはブースターは優っているが、あちらはエリア移動が2秒短縮されていて、更にチップ容量は0.4も違う。
とはいえ、N-DEF容量がBランクに達しているためさらに硬くなれる可能性を秘めている。
そんな状況を重く見たベンノはチップ容量の拡充に走ったのか、45胴は重量胴のブースター胴の中では高めのチップ2.5を得た。

満を持して支給された52は元々高性能である44の装甲とSP供給とチップ容量が増えた。
何をバカなこと言ってるんだって思いたいけど軒並み性能がアッパー調整されたんだからしょうがない。
代わりにブースト容量がCと減ったが、HGGと同じくブースト1チップでブーストC+とステップ回数が同じになるので問題性は低い。
ケーファー胴を買い揃えて手に入れられる本パーツではあるが、その価値は十分あると思われる。
強いて言うなら、ブースターの性能が低いため、高SPに魅力を感じない場合パスされるであろう。それに重量1500とかなり重いし。

ロージー

HGより更に重いためフル以外では超過に注意。
RはHGⅠから130重くなった代わりに装甲が一ランクアップ。
フル以外での需要は薄そうである。
R+はSP供給がA-とかなり高いがブーストがDとキツイ。
支援や重火力で使えば悪夢のような硬さになるかもしれない。弾を避けられれば。
LMはデスリペア上等の特攻機。ドックファイトでも悪夢のように硬く速い。
重量級最速(ランドバルク除く)のエリア移動5.5秒も光る。と言っていたら光るヤーデ55が5秒と更新してきた。
それでもフルならほぼ一択と言える。
チップ的にはどれも可もなく不可もなくと言った所。

新型のEVEはさらに硬くなれる。Sランクの装甲は硬さフェチにはたまらない逸品であるだろう。
しかし、機体パーツなのかこれ…とボヤきたくなるレベルで低い他のステータスが装甲キチのボーダー達を悩ませる。
たった一段階の装甲を妥協するだけで、ブースターやSPが優秀な下位モデルが存在する。
そういうわけで、如何にして最硬のステータスを活かすかが、重要なファクターとなる。そういう意味ではフルセット推奨。
このパーツを使う場合は、ただの鉄塊にならないような立ち回りを心掛けたい。さすれば、文字通りの装甲戦車になることが可能だ。
アプデにより追加されたN-DEF容量はB+と結構多め。
素の装甲の上にさらに強固な防御壁が展開されるため、正面から対峙した敵に巨大な絶望を与えることが可能。
問題はロージー自体はフルセット運用が基本であるため、頭部パーツのN-DEF回復がそこまで高くないのが気になる程度か。
とはいえ、この装甲にこの容量でオマケに回復が早いと流石に壊れ認定を受けることを考えると仕方のない措置とも言える。

ランドバルク

中量級に近い性能を持つ重量級胴部。
I型は硬く重くなったエンフォーサーI型。ものすごい勢いで重くなっているように感じるが、あちらが軽すぎるだけである。それにこやつは重量級。
もしくは重量40分だけブースターを底上げしたエンフォーサーⅡ型。
エンフォーサーⅡ自体が久我Sに食われ気味だがその後継機の久我NXと比較するとそんなに悪くない性能なので前線を中心に立ち回るなら十分有りな選択肢と言える。
Ⅱ型は重量胴なのにエリア移動A-という常識に囚われない胴部。おまけにブーストもA-と優秀。
エリア移動を重視しつつ硬くなれるという利点を生かし、積極的に前線に出つつエリア移動を活用していきたい。
SP供給が低いので載せる装備には注意しよう。
Ⅳ型は弱点だったSP供給を上昇させたが、ケーファー42と同じC-。
なお、ブーストの低さも加わって少々物足りなく感じるだろうが、チップ容量がなんと破格の2.7。
加えて重量級なのにエリア移動は脅威の4秒を維持。ベース防衛に向かうことも出来る。
このようにSP供給とエリア移動と装甲、チップ容量をバランスよく取り揃えた逸品となっている。

追加のATは装甲重視型。ブーストやSPなど、残りの戦闘面でのスペックを見る限りは玖珂1のほぼ上位互換である。
しかし、装甲Aランクを持ちながらエリア移動4秒という、今までになかった重量胴パーツである。重量も1500を切っているため重量級として軽め。
チップ容量も胴パーツとしては平均値以上なため、拡張性も高い。
必要十分のスペックを持ちつつ、分厚い装甲と高速のエリア移動を兼ね備えるのは未だにこのパーツだけ。
そういった部分に魅力を感じたのであれば、オススメできるモデルである。
新機能のN-DEF容量はどのモデルも可もなく不可もなくな数値であるため、ここで特筆することではないだろう。

ヤーデ

自己主張の激しく光るパーツ。
このシリーズの特徴は、やはり「装甲重量比」である。
54は装甲以外はほぼ標準の水準を保っており、チップ容量こそ低いが、オールラウンダーとして扱っていける。
54Sはブースター強化モデル。装甲も微増しており、チップ容量の弱点も克服してるが、他の性能が微減してしまった。
55は特徴を尖らせに来ている。最硬の装甲を誇りながらやたら軽い。それを実現するために各性能が減ってしまっているが重量1400で装甲A+というのは衝撃的な値である。
すべての装甲A胴より軽く、一部装甲Bの胴体よりも軽い。
エリア移動5秒は装甲A+帯では最速という地味なメリットがある。54Sだけは少し遅いので注意。

性能比が優秀な54に目を引かれる。
欠点と呼べるものはチップ容量しか無いので、他部分で補うor気にしないのであれば有用性は非常に高い。
特別武装とエリア移動を重視しないのであれば54Sも候補にはいる。
特に胴以外を後述のVMTで固める場合、54Sでなければ7を超えることは出来ないのでその際も有効。
しかし、ライバルに安心と信頼のHG4が存在するのでキメラではチップ容量で勝負。
55はちょっとニッチ。装甲と軽ささえあれば何もいらねぇ!なユーザーにオススメできる一品。

全パーツ中二番目の硬さを備えてヤツは帰ってきた!
S-というロージーにしか許されなかったSランクの装甲値を誇る次世代型VMTは伊達ではない。
その代わりにSP供給が系統最低になっており、実践において活用できる必要最低限の数値しか存在しない。
しかし、硬質素材のカタマリと(性能的な意味で)疑われているEVEと比べると、
ちゃんと機体パーツと言えるシロモノであることに間違いはないだろう。特に、ブースターは実用レベルである。
そんな基本性能を極めに極めた代償は、チップ容量1.9という若干の低容量。
このモデルを使う際は、最低限の戦闘能力と最大限の生存力、そして最悪の拡張性を得ることになる。
そのため、小細工なしのパーツ勝負として臨むのが正しい姿勢かもしれない。

全モデルとも平均以上のN-DEF容量を誇り、特に54SはBランクに達している。
素の装甲が高めであるため、他の重装甲高容量モデルと同じように粘り強い戦いが展開できるだろう。

ジーシェン

初期型とフーは、ともに既存モデルのパクリ。中国製というのは伊達じゃない。
初期型はケーファー52とは装甲とブースター1段階ずつの互換で、重量は10軽減されている。
さすがにチップは少なくなっているが、それでも必要最低限は確保されている。
見方を変えれば玖珂Sの互換とも言える。こちらとは重量170、エリア移動1秒と装甲1段階、SP1段階、チップ0.3の互換。
高いSP供給にしてはブースト容量が多いので、迷彩遊撃などでは活躍が期待できる。

フーは矢54Sの重量を10軽減しSPを2段階上げてチップ0.1と装甲を1段階落とした形。
キメラなら矢54Sで十分。とはいえ、SPの差は案外大きいが…

シーは比較的独自路線といえるが、これもEVOLに非常に近い性能を持つ。
あちらとは重量170、エリア移動0.5秒とブースター、装甲各1段階、チップ0.3の互換。
また、ブースターA代かつSP供給標準以上となっている数少ない胴の一つでもある。
重いことさえ除けば非常に優秀な胴なのでキメラ用としても価値は十分。
重量をまったく気にしないなら最高峰パーツの一つとなるだろう。
と思ったらこの路線をより突き詰めているくせに70も軽いスペクターMRGが登場。厳しい立場に。
N-DEF容量も平均並みと新機能については他のジーシェンより低めに設定されている。

パイロンはジーシェン系最新型の割には旧型のHG4胴とLM胴の間というポジション。
まあその2つの設計が優秀だもんでしょうがないっちゃしょうがないが、チップ+0.3かそれぞれにわずかに勝っている部分を生かせないとなかなか厳しい。
ただ、ブーストとSPのバランスは非常に優秀。+Gがリリースされた今は「装甲を削ってチップ容量と重量に余裕が出たhw胴」といえるだろう。

スペクター

どの段階もホバー胴としては必要最低限のブースターを備えている。その上でエリア移動は5秒キープ。
さらにセットボーナスでブースター容量が上がるため、ホバー胴として使う際も安定感を得られるだろう。

I型は装甲Bとしては少し重めともとれる。その代わりに平均値の高い隙のないパーツに仕上がっている。
I型Cは前の型から装甲とブースターを互換したもの。
Ⅲ型は近似パーツとしてHG1型がある。まさかのHGより重いのにエリア移動が2秒早い。これが技術の進歩か。

最新型MRGは重装甲にAという超高ブーストに標準以上のSP供給と色々と掟破りなパーツ。地味に重量も系統二番目という隙の無さ。
欠点らしい欠点はチップが1.8というところぐらいか。あの装甲の同じシー胴に0.1のチップと一段階のSP供給以外全て勝っているとなるとそのハイエンドさがわかる。
キメラによし、フルセットでもよしと安全安心信頼のツモイ後半モデルである。

頭と同じく、三段階目までは上がるに連れて重量級らしい塩梅へと変貌していく。同じようにN-DEF容量もぐんぐん上がっていく傾向にある。
四段階目で初期型の装甲とN-DEF容量に戻っているが、内部性能が軒並みアップしている。

重量級というカテゴリの割には中量級のステータスタイプが目に映る。特にエリア移動5秒は無視できる要素ではない。
クセの多い重量級に加えて、異端児の多いホバー業界においてこのマイルドさ、万能さはある意味では異端児なのかも。
ツモイらしいと言えばらしいが。

アイアンフォート

重装甲に高めのSP供給といった継続戦闘能力に重きを置いているパーツだが、各ケーファーと妙に似た運用になる。
Ⅰ型はそのケーファーの前半段階である42、44に板挟みになってしまっている。特に44には強みであるSP供給が負けているのが痛い。
Ⅱ型は52型よりブースターを削り、軽量化とエリア移動の速度を上昇させている。ステップ回数こそ同じなので、
52胴にブースターチップを組み込まない場合、こちらに変えると重量を節約できる。
Ⅳ型は同Ⅰ型からブースターを上げてSPを下げたトレードオフな関係。ただし、同じ重量にさらに硬くさらにブーストのある重量胴部の名機HGⅣが居たりする。
装甲を三段階、SP供給を標準以下まで我慢すれば、またしても立ちはだかるはケーファーの三男坊である45胴。
装甲3段階差は非常に大きいが、重量はあちらが50軽く、ブースターがA+と圧倒的。オマケにDEF耐久も1000ほど離されている。

どいつもキメラとして使うには、どーしても過去の栄誉ある先輩方の影がチラついてしまう。
フルセットに使いたい場合だけお呼びがかかるだろう。

D型は装甲S-でありながらSP供給が標準以上という、後方支援に向いた調整に仕上がっている。
同じ装甲であるブースター重視のVMTとは対極の位置にあるパーツと言えよう。
加速があるとはいえ、EVEより1段階低いブースターは前線だと切らしやすい。
なので、採用する際は味方との連携でのヘイトコントロールを意識すると自慢の装甲を活かすことが出来るだろう。

PLUS:G

古き良き重量系の系譜を受け継ぐかのようなラインナップの揃う新世代型HG。
どいつもこいつもエリア移動は最遅なので注意しよう。

中でもhw胴が現環境において大きな適正を示す。装甲A+とブースターAは、名機HG4の一段階上を両立しているという凄まじいスペック。
鉄4が投げ捨てたDEF耐久もB+、LM胴が投げ捨てたSP供給もD-とそれなりの性能を確保している。
だが、1590というブービーな重量はいただけない。チップも2を切っているため、拡張性は乏しいともいえる。

初期型は装甲を削って軽くしたHGG、cbは同じく装甲を削ったロージーR+といった感じ。
SPを重視するなら選択肢に上がる。

名に恥じぬフルアーマー。ついに装甲Sが許された!
faが装甲Sを引っ提げてやってきた。
同じ装甲SのEVEとの違いは内部性能。こちらはブーストもSP供給も標準以上なのだ。
流石にDEFはEVEより薄いが、それでも必要十分な値である。

難点は全パーツ最重量の1650という重量だが、EVEからたった30の重量増でここまでのブラッシュアップができると考えれば軽い部類か。

シュライク

全体的に低性能なので、重量環境が切迫した設計でもない限りはキメラアセンにおいての採用の意味は無い。
その代わりと言ってはなんだが、チップ容量が異様に多い。チップ特化であるネレイドRTと並ぶⅡ型の3.7は圧巻。
セトボでブースターが上昇するようになり、調整すればどの胴でもステップが一回多く踏めるようになった。
そのため、元々フルセットで組まれやすいシュライクには追い風となっている。

その中でもⅤ型は特に汎用性を高めたと言っていいだろう。弱点がブースター周りだったため、セトボで補えるのは非常に嬉しい仕様。
Ⅱ型の高ブーストも長所を伸ばす形に働くが、SP供給Eはコア凸ロケットみたいなSPを繰り返し使わない運用でもない限り、かなり足を引っ張ってしまうだろう。
Ⅰ型は軽いこと以外は特筆すべきことがないので、最終装備としては脱落してしまっている。無料支給に文句を言ってはいけない。

W胴はⅡ型のブースターを削りSP供給機能をある程度改善したブースター重視胴だが、驚きの2.5秒のエリア移動Sを持つ。
エリア移動チップⅡと組み合せると性能上限のエリア移動2秒になるため、奇襲や防衛に迅速に対応できるようになるのがかなりの強み。
というかセイバーⅠ胴の完全上位互換である。SBチップ込みなら微妙に違うのだが。

シュライクに始まり、ほとんどの軽量胴のN-DEF容量は現状比較的低めに設定されている。
鉄火場にいれば無いも同然な数値であるため、基本的にコア凸の際の一時補助の耐久値と考えて運用するのがいいだろう。

ヤクシャ

エンフォーサーと対比されることがある軽量級。(初期は①、改は③)
エリア移動が優秀な分、防衛に強い。勝利厨な強襲ユーザーの貴方に。
すげーニッチなパーツだが、フルセットボーナスが強いので、生き残る可能性はある。
弐脚が支給されたことででさらに使われるようになるだろう。キメラでの需要は減りそうだが。
…と思いきや、同じくダッシュのSBを持つZtの支給で立場が危ういか。

弐はブーストが減った代わりにSP供給がCになった。
フルヤクシャを使っている人で支援兵装も使うことが多い人にはとてもありがたいだろう。
もちろん強襲でもACの回転率がよくなるので使う価値はある。
チップは軽量の例に漏れず比較的優秀な値を保っている。まぁエリア移動がどれも4秒という欠点はあるが。

みんなが待ってたどう見てもモ○ルスーツの胴部にしか見えない四段階目のヤクシャ・零はかなりのハイバランス設計という仕上がりになってやってきた!
装甲とN-DEF耐久こそDのままではあるが、ブースターはA-にSP供給はC-と標準以上の値を備えつつ、エリア移動が一段階上がって3.5秒と早くなった。
装甲5段階とSP供給とN-DEF耐久1段階を引き換えに軽く、エリア移動の早くなったエヴォル胴といえばそのハイバランスさが見て取れる。
その代わり、軽量級最重を更新してしまった重量1210が地味な弱点。零脚採用のフルセット時や他の軽量脚部に乗せる際には響いてくるかもしれない。
逆に言えば軽量級としては重量以外に目立った欠点のない優等生なパーツと言えよう。
…と思いきやAEのフォーミュラMST胴が立ちふさがる。
ブースト、SP供給で1段階こちらが勝るが、あちらはチップ0.4だけでなく、装甲1段階、DEF耐久5段階も上で30軽い。
更にベンノの杖48Cが逆襲。
ブースト容量1段階、チップ0.1、エリア移動1.5秒優るが…装甲3段階、N-DEF2段階と防御面で完敗。重量はこっちの方が40重い。
…ぇ。杖って中量級だよね!?
キメラにはやや厳しい立場に置かれているか。

セイバー

実は重量比比較で考えれば優秀なⅠR胴。E.D.Gが残念過ぎるとも言うが。
修羅5胴が50重くなってエリア移動が0.5秒遅くなった代わりにショートダッシュが一回増えた。このトレードオフをどう評価するかで判断が決まる。
セットボーナスによるSP供給アップの恩恵が長所を伸ばす形で得られるのもグッド。

初期胴も3秒ルールを使いつつブーストBが欲しくてSPはそこまで頻繁には使わないというニッチな要求に答えてくれる。
一応フルセット+SBチップならエリア移動チップⅡのW胴より1スロ少なくできる最速のエリア移動2.0秒ではあるのだがキメラではW胴に人は流れるだろう。

Ⅱ型はSP供給を犠牲にブースターをAまで引き上げた前線志向の一品。しかもチップ容量が3.6と全胴部の中でもかなり多い。
修羅Ⅱを重量増加分強化した性能で、キメラでもフルセイバーでも需要が見込める。

ZXはそういったⅡ型胴を半殺しにしたパーツ。ついでに役改も暗殺した。
ブーストがついにS-に到達し、装甲もD+にアップだが、Ⅱ胴と変わらないSP供給E+はセトボ込みでも結構痛い。
3秒ルールも保守。時代は変わった。とにかくブーストが欲しい!って人や、ショートレンジにおいてのBR戦を重視した人に最適なパーツ。
しかし、Ⅱを採用すればチップ容量が確実に1.0増えるのも悩みどころ。機能の拡張を求めるならあちらを使ってもいい。
SPはここぞという時に使うか、回転の早いものを乗せよう。
加えて40重くなって1200台に乗ってしまった重量も軽量脚には地味に響く可能性がある。装備を選べばアスラ参脚にすら乗せられるのだが。
とはいえ、現状において加速脚部と相性が最高であるため、採用されることが非常に多い様子である。

また、N-DEF容量がどのモデルもC揃いと軽量級にしては高めなのが隠されたポイント。
対BR戦闘ではあまり頼りにならないが、コア凸の際にはこの微妙な容量の違いが生きてくるかもしれない。

B.U.Z.

全体的にシュライクに近い性能を持つ胴。
αはシュライクⅡ型に似つつも、最軽量胴部というナンバーワンの座を誇る。
ブースターも高いため、機動性を損なわずに軽量機の武装の幅が広げられるかもしれないが、SP供給E+は兵装によってはかなり辛い。
とはいえ、系統最高のN-DEF耐久であるため、フルセットの際にB.U.Z頭の高速回復とセットボーナスが最も活きる可能性がある。

βはシュライクⅤ型を100軽量化した代わりに装甲とエリア移動を削った形。
シュライクⅤ脚でも武装の幅が広がるので、重量を気にしているシュライクⅤ脚ユーザーは使ってみてもよいだろう。

γはブースト量A+を持ち、ホバー脚にピッタリ。B.U.Z.-γ、λ脚を使うなら非常に使いやすくなるだろう。
ただ、SP供給がEのため、使用した場合片道切符必至である。

新型のλは一段階の装甲を上昇させSPを標準以上まで上昇させており、実質β胴の上位互換。
ブースターこそ平均クラスまで下がるが、ある程度の汎用性を確立させたバランス型とも考えられる
ただし、B.U.Zにしてはチップが少なめ。少なからず影響を与える可能性があることを考慮しておこう。

チップも全体的に優秀だが、どいつもこいつもとにかくペラッペラの紙装甲である。N-DEFも薄いため、この胴体を採用するならとにかく被弾を避けよう。

フォーミュラ

2はバランス型…とも言いがたく、C+と割かし高めのSP供給を備えている。
2Cは機種内では高めのブースターを有しているが、ホバー機としてもフォーミュラの運用においてももう一声ほしい印象。
FはSP供給に秀でているが、とにかくブースターが低いので高SPを活かしたACによる回転率の向上が鍵となる。
MSTはようやく高ブースターと厚いN-DEFを手に入れることができたが、軽量級としては少し重い。

フォーミュラの運用面からして十分なブースターが必要とされるため、フルセットで扱う場合はSPを重視しない限り、MST一択と言える。
SP供給が比較的高性能な2とFを使う場合、前述の通りACを意識した運用を心掛けたい。

しかし、二脚のキメラアセンとなると話はほんの少し変わってくる。
F胴は軽量級最高のSP供給と3.0という豊富なチップ容量を生かした局地戦向きの機体のコアとしては十分に価値がある。
MST胴は軽量パーツ最高クラス耐久力を持ち、ブースター寄りバランス胴として十分胸を張れる性能である。
チップも2.7と豊富であり、採用候補になり得ると思われる。

アスラ

レースカーのような空気抵抗を極力抑えたようなデザインをした胴体。
内部機構丸出しの見た目通り、装甲は紙どころか存在していない。それが功を成したか重量はかなり軽く、性能も実践向けな仕上がり。
ブースターとSP供給のバランス、もしくは重量から各種を選ぶことになるだろう。
SPを重視するのであれば弐、ブースターを重視するのであれば参となっている。
初期型は参よりSP供給とN-DEF耐久が一段階多いが、その他の性能は敗北。
とはいえ、重量を如何に切り詰められるかが軽量機に課せられた使命。
軽量化を行う場合には初期型も選択肢に入ることもある。
閃は弐と参のイイトコドリをしたようなパーツ。充分なブースターと平均以上のSP供給を誇りつつ、重量もその間の子。
総合力がかなり高い良パーツであるが、エリア移動4.0秒と2000を切ってしまったN-DEF耐久が弱点。

月影

軽量級の名に恥じない軽さを誇る肉抜きパーツ群。
バランスの良い初期胴、ブースト重視でSPを平均までに収めた新、修羅V(SP考慮)との互換の暁。
重視するステによってパーツによって選ぶとよい。セトボが強力なためフルセットで選ぶ場面もあるだろう。
次世代型の烈風は、早い話が軽量化して装甲が薄くなった代わりにチップがかなり増えた玖珂S。
その分ライバルともいえるパーツは多く、それらと比べて優っているのはSPの容量とエリア移動。
それなりのブースターを有しつつも、SPを意識した運用、奇襲や防衛への対応力といったバランスの良さを目指す軽量アセンを組むのであれば選択肢に入る。

ただ、キメラでの採用については、どのモデルも異常なダイエットを成功させた旧世代の亡霊ツェーブラが目の上のたんこぶ。
さらにブースターが高水準でありながらN-DEFが分厚くなったガルム系列が喧嘩を売ってきている。
多少の重量を我慢すれば大きなリターンが帰ってきてしまうため、エリア移動の速さやチップ容量で勝負を仕掛けない限り、キメラへの採用は難しいだろう。

ガルム

パーツによって得意分野と苦手分野が顕著に変化してくるため、アセンブリに迷うであろうパーツ群。
67はSP容量とチップ容量が多く、軽量級にしては高いDEF耐久Bである代わりに、ブースターがCと実用最低限レベルになっている。
68はブースターとチップ容量が多く、さらに高いDEF耐久B+を得る代わりに、SP供給がD-と平均以下に減少する。
67UはブースターとSP供給が平均以上であるのに対して、ウリであったDEF耐久がD-まで減少。チップ容量も2.4と軽量級最低クラス。
70は軽量級どころか全パーツ最高のN-DEF容量を誇るがブースターがC+、SP供給が67より一段階低くなってチップ容量は2.4と低め。

このパーツを使用する場合、「何かを得ようとすれば何かを失う」という条件がパーツ吟味ぢからが試されるであろう。
加速のセトボを有効活用するのであれば、ブースター容量の多い68と67Uが選択肢に上がる。
その場合、DEF耐久とチップを取るか、SPを取るかで取捨選択を行わなければならないだろう。
キメラならば、装甲以外の能力が実用範囲内である67も選択肢に上がるかもしれない。

共通の弱点は軽量級にしては遅い4.5秒というエリア移動。一部の中量より遅いため、防衛には素早い反応が必須。
ただし、元々DEF容量アップのセトボを持っていたが、コア凸ロケットにしては高すぎる耐久を誇ってしまったがためにエリア移動に変更された。
そのため、自己防衛能力が下がった反面、味方の防衛能力が強化される塩梅に生まれ変わった。

Z.t.

軽量機にしてはガルムの一部にならぶ大容量DEFが特徴的。
セトボのDEF回復上昇と合わさることで、大きなシナジー効果を得ることができる。

胴パーツのバランス調整の基本であるブースターとSP供給の割り振りが顕著に現れており、やはりXを意識したような雰囲気が醸し出されている。
Λはバランス型、∑はSP重視型、φはブースター重視と並びまでXと酷似。
Λの競合相手はアスラ閃。あちらより重くなり、チップの拡張性は低くなっているが、装甲やDEFといった防御性能はこちらが上。
∑はフォーミュラFが相手。軽量級最高のSP供給が並び、チップと装甲こそ負けているが、ブースターの上昇でステップが1回多いのが嬉しい。
φはセイバーZXがライバル。あちらに比べてSP供給とDEF耐久は優っているが、それ以外は全敗。
ただ、SP供給の差は大きく、あちらが完全に投げ捨てているのに対し、こちらは標準ちょっと下、で済んでいる。
どれもDEF容量がBランク帯であるため戦闘、コア凸時などに地味な働きをしてくれるだろう。
フルセット、キメラともに適性は高いが、軽量型としては重めなのは留意しておこう。

追加されたΩは、ブーストB+、SP供給B-というわけ分からない内部性能を誇る。
代償としてDEF耐久がDまで落ちてしまった。加えて、重量1220は軽量級としてはめちゃくちゃ重い。
近似パーツはグライフ66。あちらに比べ装甲が落ちているため、フルセット用となるだろう。

PLUS:S

シュライクの流れを組んでるため、ここ最近の軽量級に比べてかなり軽い。加えて、チップ容量もかなり多い。

ブースター重視型であるlwが現環境下では適していると言える。A-と変わらないステップ数を誇るブースターと標準より少し低いSPと軽さを併せ持つ。
キメラでは競合相手が多いため、重量調整で使うことになると思われるが、フルではこれ一択。
初期型はN-DEFが重視されているが、その他のスペックは平均的。
sdは軽量級最高のSP供給が特徴。ただしブースターは低いため、特別装備を重視する運用でなければ扱いは難しい。
fvはDEF耐久をマシマシにして、名機修羅5胴と修羅W胴の長所を両方受け継いだといえばわかりやすいか。



最終更新:2018年03月25日 04:00