節約事典・頭

節約事典 最終機体編 頭部の章




まず見るべきスペックは射撃補正。
射撃補正は攻撃の命中率に関わるため、低すぎると狙った場所に飛ばないことが多くなってしまう。
しかし、武器にかかる射撃補正のピークにはあることから、過剰な値は武器によっては無駄になることがある。
そのため、ネイルガンやトグルBモードを多用する以外の支援等といった射撃補正が意味を成さないアセンには宝の持ち腐れとなってしまう。
BBXZP現在では、一部の重量級でもない限り平均であるCは超えていることが多い。そこから増やしてBもあればほとんどの武器がまっすぐ飛んでくれるだろう。
遊撃による炸薬系以外の狙撃銃を立ち撃ち(黒レティクル)で安定して長距離狙撃をする際には、さらに多くしてAランク帯は欲しいところ。

頭部にはCS判定があることから、この部位への被弾はダメージレースの優劣において非常に影響が大きい。
そのため、装甲は他の部位に比べて特に重視すべき。高威力射撃でよろけるのを防ぎたい場合は、真っ先にこだわっていく必要がある。
目安として、流行っている単発高火力型の武器からノックバックをもらいたくない場合、B-以上は欲しい。
しかし、もう一つの重要ステータスである射撃補正は重装甲だと基本的に低くなってしまう傾向にある。
また、重量削減やチップ容量の容量が他部位と比較すると多めに確保できる特徴があるため、容量を確保する際に装甲を削る必要も出てくる。
特に装甲値は容量値への影響が極めて強く、装甲の低いパーツはチップ容量が多い。

索敵とロックオンは自分にあったものを選ぶといい。
前者は戦場の状況をいち早く見回すためや、遠距離狙撃をする際にある程度はほしい。
加えて、自機周辺の自動索敵範囲(自機にセンサーが付いてると考えていい)を広げる役割もある。
さらに、遠距離の敵の捕捉はある程度の動き予測ができる判断材料にもなるのもポイントではある
しかし、パラメータが見えていなくてもスコープを除けば目視できたりするし、自動索敵も実数値の十分の一のであるため大抵の場合はかなり狭い。
そういうわけで、頭部のパラメータの中では一番軽視しても構わないのが現状の見解。
後者は自分がどの距離で撃ち合いをするかで決めるといい。普段使っている武器で判断しよう。
ちなみに、より遠くの距離をロックできることはロックオンによる索敵報告の際や、ミサイル武器(MSL、MLRS、アハトミサイル)の使用時に役立つ。
しかし、コア凸ロケットなどのプレイスタイル次第で無視できる項目にもなるため、自動索敵を重視することもあるかもしれない。
また、下手に長すぎるとロック対象が増えてしまい、ロック事故が起こる可能性も無きにしもあらず。

N-DEF回復速度は、高ければ高いほど高N-DEF耐久の胴との組み合わせで、装甲値をいくらか補える時間を増やせる。
その点から、N-DEF耐久値を決める胴パーツとの兼ね合わせも考える必要が出てきたといえる。
とはいえ、基本は30秒でそれより少々早くて20秒台のものがほとんど。体感的に早いと感じられるのはC+辺りからだろう。
なので、よほど重視しようとしない限りは索敵の次に軽視できるステータスかも。
とはいえ、上記のセオリー通りに組めば、高耐久の重装甲胴と恐ろしくしぶとい機体を組み立てることもできる。

ただし、N-DEFは「自陣にいるときしか回復しない」。
なので防衛寄りの立ち回りをする人には恩恵が大きいが、コア凸等敵陣での行動が多くなるスタイルだとあまり恩恵は受けられないだろう。
追手の攻撃を一瞬だけでも肩代わりしてくれる薄い保険程度に考えておいたほうがいい。

最後に、胴、腕、脚に比べて要求性能の水準が低いことから、重量&チップ調整用としての役割もあり得る。

最終的には自分に合っている各性能のものを選ぶ状況にある。
ある程度の射撃補正とそこそこのロックオン、平均以上の装甲がよく重視される傾向が強いだろう。
かつて、チップ容量・装甲・射撃補正・ロック距離の全てがハイレベルな「杖41or玖珂Sor玖珂NXor円XorスペI一択!」とも叫ばれた分野だが、それももはや昔話である。
とはいえ、胴部と同じく自分がどういうプレイスタイルなのか、それに対応した能力バランスを探していこう。

クーガー

Ⅰ&Ⅱ型は重量の割には優秀な装甲とチップ容量が取り柄。加えて、Ⅱ型はN-DEF回復がクーガーの中では最速、Ⅰ型は装甲C+最軽量である。
しかし、索敵とロックが共にC以上の機種は他にもあり、この二機は射撃補正があまり高くないので趣味枠以外の最終装備としては厳しいか。
ただ、この重量帯で装甲C+のパーツは久我Ⅰ、Ⅱくらいなもの。そういう意味では各種内部性能を取るか装甲を取るかの選択であるといえる。
逆に言えば、射撃補正以外に粗がない非常に完成されたパーツともとれる。

S型はやや重いものの、装甲C+に射撃補正がA-、チップ容量が確定2.0、N-DEF回復も平均より約8秒早いと本当に粗のないパーツなので弱いはずがない。
後発のNXと比べて勝っているのはロック距離と射撃補正。あちらと比べてより遠距離戦に適したモデルである。

NXは、S型以上の装甲を持ちつつも性能バランスを保った逸品。チップもアプデによって同じく確定2に。
S型と比べると近距離向けに設定されており、より前線での戦いに適正を示す。

ツェーブラ

そこそこの装甲と高い射撃補正、多めのチップ容量がウリ。
Ver4.0で全パーツが50軽量化され、どのパーツも最終装備候補に……というか同重量帯の軽量・中量頭を軒並み殺す性能に。
さすがに38・39はロックオンの値を鑑みると見劣りするが、硬さを考えればビジュアルとの兼ね合いで採用もアリといえばアリ。
特に39は装甲がCであるのにチップ容量がかなり高い。

稼働初期からの傑作頭部筆頭である杖41は未だその人気は衰えず。使用率ランキングを見ても未だに遊撃のTOP10にいるというベストセラー。
狙撃銃を多用する場合、索敵性能がジャストフィットな狙撃向け頭部である。
射撃補正A+という破格の性能ながら装甲Cというのは相変わらず強いため、高射撃補正を必要とする武装にはコレを使おう。特にニュード属性主武器との相性はクーガー系よりも良い。
ついでにチップもそれなりにある。

48Cは度重なるバージョンアップのおかげで射撃補正Aと索敵S-を手に入れた。セットボーナスもつけるとまさに千里眼。チップも多め。
大体B+あれば狙撃もどうにかなるし、超遠距離狙撃なら基本はしゃがみ2を使った白レティクルで撃つ。そういう場合この千里眼が活きてくる。
さらに千里眼はレーダーではわからない相手の細かい動きを目視で確認できるという強みがある。
ついでに、常時小型センサーを付けているようなレベルの自己索敵能力も有している。
問題は超遠距離狙撃をするボーダーが超希少種なこと+自己索敵能力範囲が遭遇戦に限定されることなのだが。
また、N-DEF回復性能がちょっと高い。

エンフォーサー

中量級きっての軽量性が最大の売り。軽量頭部よりも強靭かつ全体的な性能も悪くない。
N-DEF回復も平均より早いため、少々薄くなった装甲も胴体次第では補えるだろう。
ⅠとⅢは似たような性能。Ⅲの方がチップ容量が多いのでスロットが増えるならⅢを選んでいいだろう。
disダートと比べると重量と射撃補正で劣る。チップ容量とロックは勝っているので、遠近どちらを重視するかで判断すべし。

Ⅱ型はロックオン距離A+と、全頭部の中でも高い値を誇る。当ページおススメ。
カメラ追尾のおかげで下手に射撃補正や反動吸収を向上させて重くするよりも命中率が伸びる。
MLRSやミサタレ、アハトミサイルを2プラント間ぐらいの距離からぶち込めるため、これらと合わせる場合は是非検討対象に。
索敵もDあるので、ロックオンA級頭部では敵機の位置取りがわかりやすく、無駄な特攻も減るのもメリット。
そういう意味ではセイバーIRがライバルか。こちらは射撃補正で勝る。

XはⅢを更にバランス志向に際立たせたモデル。
Ⅲの索敵を少し下げ、重量を50上がっただけで装甲・射撃補正・ロックオンが軒並み強化された。
尖ってこそいないが、何でも出来る頭部なことは確かであろう。
強いて言うなら超遠距離狙撃が出来ない、N-DEF回復が少し遅いぐらいか、それ以外なら玖珂NXと同じように扱える。
NXとはチップ容量0.4の差という明確な利点がある為、それを活かしたアセンを組むといいだろう。

E.D.G.

何より全機種射撃補正A+以上であることに尽きる。…が、Ver.X環境では狙撃が遊撃へと生まれ変わったため、その割を一番食ってしまった感がある。
この過剰すぎる射撃補正を腐らせずに使うなら、遠距離狙撃をメインとした立ち回りを意識していきたい。
もしくは強力なリロード速度UPのセトボ狙いのフルセット構成を利用しよう。

他のステータスに目を向けると、索敵関連もオーバースペックで重量過多と敬遠されがちだが、杖41や玖珂Sよりも軽量なのはメリット。
どの機種もチップ容量が他の頭部と比べてかなり多く、頭部のみで確定で容量3を得られるのは地味な強み。
また、総じて強力なN-DEF回復速度を有しており、αとβのAは全パーツ中トップクラス。ある程度汎用性の高いδやθもB+ある。
装甲の薄いE.D.Gにとって非常にありがたいため、N-DEF容量の多いβ胴と組み合わせたヒットアンドアウェイ戦法で粘り強い戦いができるかも。

α・β・δはほぼ横並び。索敵とロックオンのバランスで選定しよう。遊撃の主武器の取り回しを考えるとδが優秀か。
他の射撃補正A級頭部がライバル。中でも射撃補正A+の領域に到達してなお軽量なB.U.Z.γ頭部とは索敵性能で選定したい。

光る装甲によって一段階だけ装甲の上昇したθは狙撃特化ブラストの地位を表すかの如く最高の射撃補正Sを誇る。
ベースとなったのがδのようで、δから装甲と射撃補正を足して、ロックオンとチップ容量を下げた形に仕上がっている。
より狙撃に特化した頭部であるため、フルセット運用が基本なE.D.Gにとって最適解な頭になった。
一応索敵が並ではあるが、その他の性能の底上げによって遊撃の得意とする距離も穴埋めしやすいので、デメリットよりもメリットのが多くなっている。

ディスカス

ランドバルクI、Ⅱの互換なプロトとツェーブラ38互換なダート。
プロトはランドバルクより射撃戦向け。
チップ容量を増やしても、スロット数が増えない場合があるのでその場合はこちらを使うといいだろう。
ダートは重量比としての性能は良いので軽量級に採用するのに良い。特にこの軽さで装甲Cは侮れない。
更にチップ容量も多めと言える2.4である。
ノヴァは中近距離用としてかなり優秀。堅さと射撃補正を両立させている。
ケーファー45とは装甲と射撃補正の向上か、ロックオン距離とチップ容量を取るか?といった所。
ランドバルクⅣ型とはチップ容量とロックオン距離のトレードオフ関係。
索敵以外穴のないスペックを誇るが、少々重いのがフルセットの時に足を引っ張る原因になるか。

極限進化といえるのか、追加された複眼が輝くEVOLはバランス志向となっている。
調整によってステ項目が軒並みBクラスだらけになり、長年の目の上のたんこぶであった円Xに装甲以外圧勝と恐ろしく隙のないスペックと極限進化。
フルセットの場合も、本モデルの特徴の軽さがいい方向にはたらく。
さすがにダートほど軽くはなってくれないが、重量がカツカツであったフルディスカスには割りとありがたくなっている。
また、ダートよりもロック値がかなり上がっているため、実戦においての使いやすさはこちらの勝利。
チップ要領も最多なので、超過を補えるチップを乗せれば隙がなくなる。

N-DEF回復はどれもこれも平均レベルである。プロトとノヴァは素の装甲が高いため、N-DEFを大きく意識することは無い。

ネレイド

前三機種はものすごく平均的。とはいえ装甲Cは現環境だとちょっと心許ない。
全体的にエンフォーサーに近い使い勝手を誇る。同じように軽めなので、エンフォーサーと同じように重量調整で使えるだろう。
そんな中でも後半二機種は独自の強みを持っている。
46はロック距離こそ平均より低いが、射撃補正と索敵、N-DEF回復がBランクと高水準でまとまっている。それに加えてチップ2.9とかなり高め。
RTは装甲はそのまま、セットボーナスを有効に使えるまでの射撃補正S-を獲得。
が、平たく言えばベンノの傑作頭部である杖41の射撃補正を一段階上げて索敵とロックを下げた形になっている。
とはいえ、杖41と比べるとN-DEFとチップ容量は優っている。
あと、どれもちょっとマニアックなデザインをしているのが独自の要素として挙げられるか。

迅牙

中量型としてはなかなか優秀なスペックを持っているが、重量の割に装甲だけが薄く設定されている。
初期型は装甲値D+のわりには重い。若干射撃補正が低下するが、ロックオン距離が伸びて80も軽量なエンフォーサーII型がある。
次モデルの甲も、重量が10増加・ロックオン距離が10mだけ低下する代わりに射撃補正と索敵が高いクーガーS型という存在がある。
三段階目の真はツェーブラ41型から索敵を伸ばした代わりに装甲と重量が犠牲になっている。
次世代型としてロールアウトされた飛天は、セットボーナスを意識したロックオン最重視型だが、それ以外は甲とどっこいどっこい。
……つまり言うと、ユニークさが少し足りない感じがあると言える。
N-DEF回復こそどれもそれなりに早いが、やはり重さと素の装甲値の低さと他の性能の兼ね合いが組み立て時に重要になってくるだろう。

迅牙系全てに言えることだが、初期段階から要求素材が比較的高価であることも購入に歯止めを掛ける要素になる。
ただ、マルチロールな機体を組む上では以外と候補に入ってくる事も多い。
チップも多いため、あと0.2、3足りないときにお呼びがかかる場合も。
特に真の3.3というチップ容量は無視できるパーツではない。

フルセットなら、装甲を重視する場合は甲、逆に装甲を気にしない場合は真がいいだろう。
長所を極めに極めたい場合は飛天を使うという手もあるが、長距離ロックオンに利点を見出せなければ敢えて選ぶ必要性は薄い。
とはいえ、上記の通り、近似パーツが所謂「名機」なのでチップや腕前で補強してやれば、お釣りがくるほどの性能を発揮出来るかもしれない。
また、ロックオンが長ければ、MSLやMLRS、アハトミサイルのロック距離が伸びる。戦場によっては活かしてみるのも一興。

工夫次第では汎用と特化の両方にシフトすることができるため、アセンブリの構築が千差万別になるのも一つの特徴である。
少々かさむ重量問題を解決できれば、かゆいところに手が届くパーツとして役立ってくれるだろう。

雷花

同メーカーの迅牙と同じく優秀なスペックを兼ね備えている。全体的に軽量級並みの軽さが特徴。
初期型は一部軽量級より軽く、装甲もそれなりに薄いが、最大の特徴は2.9というチップ容量で、近い性能にセイバーⅡがある。
続く燕は射撃補正を一段階下げ、装甲とロック距離を上げており、チップ容量も2.8と多め。
三番機の麗は索敵を下げて射撃補正を上げているが、チップ容量が下がって2.7。
次世代型の燐は麗の再調整版といえる性能をしており、N-DEFを重視したステータスをしているがその他の性能も必要十分レベルを維持している。

兄妹機同様ユニークさが足りない、とも言えるが前述の通り特徴は軽さ。
兄と比べると装甲も並を維持している為、重量調整に持って来いと言えるか。
また標準型としては、ツェーブラに並ぶぐらいでチップ容量に優れる。軽さと併せて活用してみたい。

しかし、やはりこの系統で目を引くのは女性的で動物を意識したような耳などが目立つビジュアル。
初期はネコ(キツネ?)耳、燕はタレ耳、麗はポニテ、燐はキツネ耳。
性能は優秀であるが、組み合わせによっては納得いかないものになるのが最大の欠点か。
ただ麗や燐に至っては、ヤクシャ系のビジュアルとも取れ…るかもしれない?

グライフ

N-DEFに始まるF3システムを全面に押し出したベンノの新シリーズ。
重量も600を超えておらず、チップ数値も優秀であるためキメラにも組み込みやすい。
ただし、どいつも若干装甲が薄めなのが弱みか。

特段優秀であるのが65V。
索敵が低めなこと以外、ほぼ平均クラスの数値を有しており、N-DEF回復がB-と高め。
セットボーナスによってこれをさらに高めることができるため、N-DEFを重視した戦略を組み立てられながらも、他の能力を疎かにすることもない。

N-DEF能力をフルに使いたいのであれば65が候補に入る。
現状N-DEF回復がA-以上に達している中で、ロックオンは最低限であれどそれ以外の各パラメータのバランスがいい。
すぐに剥がれてしまうN-DEFだが、15秒ほどでまた回復するのであれば話は違ってくる。
地形による射線遮断を意識した運用を心掛けると粘り強く戦えたりする。

さらに突き詰めたいなら素で12秒でN-DEFが回復する68Gのがある。
しかし、D-の実用レベルにもう少し足りないロックオンがネックになってくる。(アプデ前はE+)
杖39にN-DEF回復以外が負けていしまっているのでフルセット以外では採用が難しいか。
ただし、フルセットに仕立て上げてセトボチップ2を付けるとなんと10秒を切る9.7秒で剥がされたN-DEFが復活する。
4500という圧倒的なN-DEF容量を持つ同じ68G胴とのシナジーが完璧なので、しぶとい機体を組みたいならフルセットを試してみる価値は大いにある。

66はN-DEFにこだわらないのであれば高索敵且つ高ロックオンを得られるが、射撃補正が低くも高くもなく、やはり装甲は薄い。
なので、防衛重視のプレイスタイルに適しているといえるだろう。

ザオレン

甲龍電駆の次なるブラストはニュードを通すパイプがむき出しの厳ついヤツ。
そんなわけか、ずんぐりとした顔でありながらも装甲は比較的標準。
そしてシリーズに共通していることは、索敵が高めであること。
射撃補正も悪くないので中距離以遠の戦いにおいて能力を発揮できるだろう。

それらの特徴を発揮しやすいのは初期型。
トータルバランスがよく、狙撃をする際でもそれなりに高い補正が活きる。
ロックオン数値も平均以上にあり、ストレスの少ない運用ができる。
ただしチップ値がガイ、リアンと比べて低くなっているため、他パーツとの兼ね合いに気をつけるべし。

より狙撃方向にシフトするのであればリアンが候補に入る。
さらに高まった射撃補正と最高クラスの索敵に加え、最低限のロックオン値があるため狙撃に向いている汎用頭部とも捉えられるだろう。
N-DEF回復がCなことから、遊撃兵装をメインとする場合ならカッチリとハマるかもしれない。

ガイはフルザオレンにおいてインファイトを重視するのであればアリ。
だが、キメラとして運用する場合、重めの重量とライバルの多い能力バランスであるため、難しいところである。

ダジアンは前三種を平均化したようなスーパーバランス型。
バランスの水準が射撃補正はもちろん、索敵・ロックオンがすべてB-と高め。前三種ができたことを全て出来る優等生である。しかもチップが確定3という大容量。
しかし、昨今の高火力武器が蔓延している状況の中、C-の装甲はやはり心許ない。

X

Ver.Xにおいての期待の新人。バージョン名を冠したこの機体は、弱点がないの一言に尽きる。
Ieはその中でも一際バランス型を極めている逸品。多くのボーダーの必要としているスペックが全てまとまっている。
Ⅱ-sは中距離以遠の狙撃型。S-の射撃補正を活かすために武器を選定しよう。
Ⅲ-cgはロックオン重視でB-に装甲を上げた近距離での撃ち合いを重視型。
どいつもこいつも全ステータスCクラス以上を有しているため、器用貧乏どころか器用万能な出来栄えになっている。
唯一、Ⅱ-sのロックオンがDと低めだが、S-の射撃補正が装甲C+に乗っていることがその弱みを打ち消している。
あとはⅢ-cg以外はC+の平均的な装甲なのでノックバックに少々弱いのが強いて挙げられる弱みか。

追加されたⅤ-sp2は、まんまスペクターMRGのコンパチ。
あちらよりロックオンが10m延びたため、撃ち合いならこちらに分がある。
だが射撃補正はあちらの方が上である。

とにかく高水準なバランスで纏まったパーツでありながらも、ブランド内である程度特化させられることが可能なのが強み。
そういった部分はリロードと重量耐性がアップする強力なセトボと噛み合っているので、ますます万能さが加速している反則じみた性能を誇る。
まさに、次世代の中量級らしい「ある程度どんなことも出来るブラスト」を構築するには最適なパーツだと言えよう。
ただしフルセットが強力な面が大きい反面、キメラパーツとして使うとなると重めの重量が枷になる可能性が無きにしも非ず。

ヤマ

X時代にてナクシャトラが打ち出す重量寄りの中量ブラスト。
全機種とも、厚めの装甲と早めのN-DEF回復を有しており、継続戦闘能力が重視されている。
セトボが中々に強力なため、基本的にフルセット推奨であるが、採用するにしても羅か天が使いやすい。
初期型、王は昨今で必要とされる射撃補正が低く、セトボのDEF容量上昇に噛み合わせるにはDEF回復が少々心許ない。
強いて言うならば、重量調整に使うのが関の山か。
早めのDEF回復に、必要十分の射撃補正、厚い装甲を持つ羅は継続戦闘能力の非常に高い機体を組めるが、重量級並みの重さがキツい。
キメラに使うとしても、重量クラスの脚部を使わないと超過が発生する可能性が高いため注意。
そんなデブさに悩む中、彗星の如く現れた末弟の天は、DEF回復を上昇させながらかなり軽くなりつつロック距離が上昇するという都合の良すぎる進化を遂げた。
CSの防御を鑑みない限りは、天の方がフルセット時のメリットが多いだろう。
ただしこちらもキメラとして使うには平均の射撃補正がネックになるか。

へヴィガード

とにかく硬い。ガチガチ。
接近戦での撃ち合いに驚くほど強くなる。
N-DEF回復もどれも標準より高めであるため、気持ち回復が早いと思える。
断続的な戦闘であれば自慢の装甲との合わせ技で、活かした粘り強い戦いができるだろう。

射撃補正の低さと重さから、重火力より強襲や支援に向いたパーツ。ロック性能か、索敵を取るかはプレイスタイルに合わせよう。
足が遅いんだから、せめて敵をロックして味方に敵発見報告を…ってことを重視してⅢ頭もあり。
逆に、「敵か?」と打ち込んだら味方だった…みたいに、その近眼さにオロオロするぐらいならⅣ頭でいい。どの道めっちゃ硬いし。

G型は最高の装甲に必要最低限のロック距離と装甲と比較して優秀な射撃補正を持つ頭部。
ロック距離よりは中距離以遠での射撃補正が…という星系列を使う麻や機関砲なんかを使う蛇に向く。
性能的にはLM頭との互換なので、LM頭を使っていた諸氏は試してみては如何だろう?

ケーファー

42頭は45頭に食われ、44頭はロック性能に価値を見出さないと厳しい。
ただし44は装甲B+頭部としては最も軽いため、凸特化キメラでは採用が見込めるか?

支給時はチートとまで言われた45頭だが、同モデルと似た下記のタイプの登場で、顧客流出は加速していった。
  • 一回り軽くて射撃補正で勝るプロト頭
  • 装甲と射撃補正で勝るノヴァ頭
  • 索敵性能やチップ容量で同等以上のランドバルクI頭
  • ほぼ性能が同じなのに60軽いランドバルクII頭

その後、N-DEFの回復値が全頭部の中でもトップクラスになったため、そのN-DEFを重視した運用では候補に上がる場合が出てきた。
52よりも防戦を意識する(大攻防戦やユニオンなど)場合、こちらに軍配が上がるだろう。

ver3.0にてモヒカンの素敵な52頭の支給が開始された。
45から射撃補正はそのまま、装甲とロックが上昇、索敵が減少とより撃ち合いを重視した仕様となった。
何より装甲がA-と上がったのが大きいが、相応に重くなったことは見逃せない。
特出した部分こそ無いが、マイナス部分が少ないという重量級のスペックとして非常にハイバランスな仕上がりになっている。

ロージー

皿頭。超硬い。性能的にHGに近い。
N-DEF回復がそこまで高い数値でないのは、N-DEFに頼らなくても自慢の装甲が存在するからか…とにかくズィーメックの自信が透けて見える。

Rは装甲の割に軽い。どうせプラント以上離れると当たらないと割り切るならあり。
R+を使うならミサイル等、ロックオンを活かせる武装を積みたい。
フルなら積載が余ることもあるはずなのでその場合は積極的に載せたい。
LMは重量30分強化されたHGⅣ。射撃補正の一段階は案外差が出るのでロックオンをそれほど重視しないなら試してみよう。

次世代モデルEVEは何かもう意味がわからないぐらい硬くなった。
Sという最硬の装甲は伊達ではなく、ダメージを4割カットと尋常じゃない硬さを誇る。
ちなみに頭部なのでクリティカル判定があるが、その判定込みで被ダメージ量は通常の約1.5倍となる。ちょっと硬すぎませんかねこれ。
しかし、パーツというより超剛性メタルの塊を乗せている様にしか思えないほど他のステータスが低い。
射撃補正とロックオンはもちろん、それらを補うがためのチップ容量も1.7と頭部内での最低記録。
まさに硬い「だけ」のパーツであるので、実戦投入する際にはよく考えておくべし。

ランドバルク

重量級だが中量級に近い性能の頭部。
N-DEF回復はⅡ型以外は早い程度で、Ⅳが比較的優秀。それなりに装甲があるので、N-DEF回復を選定条件にすることはないと思われる。
I型は索敵性能が高いバランス型。目立った欠点こそないが、これと言ったウリがないともいえる。
Ⅱ型は高めのロックオン距離を持つバランス型。使いやすい頭部なので中量級で頭部装甲がほしい場合に。
IV型は重量級ではトップクラスの射撃補正を手に入れた代わりに、ロック距離が大幅減少。ただし、チップ容量は多めに設定されている。
ロックD+はかなり近づかないと出来ない距離だが、逆に考えれば高い補正のお陰でロック圏内なら確実に命中させられるという側面も持っている。
ノヴァ頭とはチップ容量による機体構成で差を付けたい所。

追加装甲がゴテゴテとついた4段階目ATは、A+という装甲で最軽量という強みを持っている。
射撃補正、索敵の値も重量型としては高めであり、中距離の撃ち合いも難なくこなせる。
しかし、IV型で低下したロックはさらに減少。結局は近距離での戦いが適正距離となっている。チップ容量も減っているため、拡張による強化も難しい。
とはいえ、ロックが出来ない距離でも標準並みの射撃補正から中距離からの襲撃は可能。

ヤーデ

ver3.0久々の新機体はやたらに光る重量級。軽くて硬い、がコンセプトとして根を張っている。
N-DEF回復は遅いため、連続的な戦闘で地味に耐久を削られていくことに注意しよう。
54は装甲A-を誇りながら標準より少し上の射撃補正を持っており、他の性能は重量級らしい塩梅といったところ。
54Sはさらに装甲が上がって索敵もそれなりに上がったが、他の性能はガクッと落ちてしまった。補正とロックの低下による射撃戦の弱化が痛い。
55は射撃補正を重量級最高ランクまで上昇させたが、ロックはまたも下がり重量級最低になってしまった。

三段階目まではどれも性能を見る限り、尖りもせず丸まりもせず、と言ったところ。あとどれもチップ拡張性は低め。
ネガティブ意見が多いが、このブランドのオンリーを挙げるならば「装甲重量比」、ないしアーマーウェイトレシオであろう。
自身の装甲を上昇させつつ、機動性の低下を最小限に抑えられるという点は今までの重量級には存在しなかった。
そこを活かしたアセンの構築こそ、翡翠(ヤーデ)の名の如く輝き出す瞬間だと思われる。

突如として現れた新型、VMTはロック距離重視のバランスタイプ。
それでいて装甲Aを維持しながら、重量も700台を維持。射撃補正も平均以上を維持とハイバランスさが際立つ。デザインも中々カッコいい。
ただしそんなに甘い話では無く、チップ容量が現状頭部パーツ内ブービーの1.8。
フルセットならともかく、キメラとして使う場合、2以上が多くを占める頭部パーツとしてこの値は大きな弱点である。
チップという小細工なしで戦う正統派の基本スペック重視頭部とも言えよう。いっそチップ度外視で基本スペック重視で組んでしまうのも手か。

余談だが、このパーツはビジュアル的な面で様々な顔を持っている。
54はダボ穴アイ、54Sはトサカ、55はモノアイ、そしてVMTに至ってはどこぞの何かのようなバイザーアイという。
だからといってどうということはないのだが、ビジュアル機を作る際に選択肢に選んでみたは如何だろうか?

ジーシェン

ブラスト産業新規参入、甲龍電駆のバケツヘッド。重量型でありつつ中距離以遠からの射撃に重きを置いた珍しいパーツが揃っている。
どのパーツも硬さの割に射撃補正、索敵が高く、ロック距離は短い。そして、何より少々軽めに仕上がっている。
軽さ以外のその特徴は段階を増すごとに強くなっており、三段階目となるシーはA-の装甲とB+の射撃補正、E+のロック距離という誰得極端な性能を誇る。
初期の時点でその片鱗が現れているため、重量スナイパーでも無い限りは適性が低いであろう。

新型のパイロンは打って変わって近距離戦を重視したロックオン強化型。その代わり射撃補正が初期型まで低下。
極めてよくある重量級らしい塩梅に仕上がっている。そのためバランスはいいのだが、高射撃補正に分厚い装甲の両立という特徴からは離れてしまった。

N-DEF回復はシー以外は標準より少し早めといったところに収まっている。

スペクター

TSUMOI製ホバーブラストの頭部パーツは重量級を銘打ってる割りには、性能が中量タイプに見られる傾向がある。
どの段階にも目立った特徴は見当たらないが、目立った欠点も存在しない。
後の型になるにつれて一段階ずつ、装甲が増え、射撃補正が減るようになっており、それに連れて重量も微増していく。
総じてクセの多い重量カテゴリのパーツにしてはマイルドな調整となっており、キメラアセンを組むなら隙間産業的な扱いになるだろう。
フルセットの場合は、射撃補正をとるか、装甲をとるかで選んで見ることになると思われる。
最終型のMRGは装甲こそ振り出しに戻ったが、系統内最軽量で、重量級最高の射撃補正索敵を誇るという中距離以遠に適した仕上がりになった。
ただしロックオンがDと低めであるため、中距離と近距離の間という撃ち合いが始まる距離でちょこちょこ動かれるとキツいかもしれない。

N-DEF回復はすべて少々早いが、運用面においてあまり目立つこともないので、気にすることはないだろう。

アイアンフォート

重装甲に高い射撃補正を兼ね備えながら平均的なロック距離を得ているという一部が待ち望んでいたであろう小説初出のブラストがついにやってきた。
とはいえ中量脚部に乗せるには少々重めなので、武装との兼ね合いを考えていかなければならない。
索敵が犠牲になっているが、高射撃補正に噛み合ったロック距離を誇るⅡ型が優秀。
Ⅰ型の射撃補正Aは魅力的だが、それに噛み合った武器を使用しなければせっかくの高補正を無駄にしかねない。
Ⅳ型は射撃補正A-でありながらも装甲が上昇してAランクとなったが、800を超えてしまってちょっと重い。

4段階目のD型はやはり装甲S-が魅力。それでいてちゃんとブラストのパーツをしているのがEVEとの違い。
特に射撃補正が標準以上のC+であり、ロック距離も実用最低限なD+というのが嬉しいところ。
その代わり、やはり重い点は留意しなければならない。

撃ち合いでは重装甲に高射撃が合わさってかなりの適性を誇るため、戦闘重視のスタイルなら採用する価値は存分にある。
特にD型は最硬の装甲値に実用的な内部ステータスが乗っかっているため、重量問題さえなんとかすれば戦闘において大いに役立つだろう。
ただし、どれもN-DEF回復がすこぶる遅い。特にE+のⅡとⅣは一度剥がされて回復に戻っても、次の敵との遭遇時に回復してないなんてザラである。

PLUS:G

新世代型HG。装いを新たにしつつ、これまでの重量級のノウハウを組み込みつつ、HGの遺伝子が色濃く残る極めて古き良き重量級らしく仕上がっている。
初期型はまさにHG1を現在に適応したようにスペックが底上げされている…といいつつ昔の重量級らしく射撃補正が最低。補正の影響の少ない武器を使うことを推奨。
バイザーアイの未来っぽさの漂うcbは、初期からチップ容量が下がった代わりにさらにスペックが底上げされる。加えて重量も軽くなっている。
ただし、装甲がA-になっているためどちらかと言えばケーファー系列に近い感覚を受ける。
hwはA+の重装甲でありながら、トップクラスのN-DEF回復性能を誇るのが大きな特徴。ただし、射撃補正とロック距離が犠牲になってしまった。
この欠点を補える戦闘距離…すなわち至近戦においては非常に高い適性を示すため、それが多いマップやそいうった状況に持ち込める技量があるなら採用の価値はある。

faは鉄Dに続き装甲S-を獲得した。あちらとの最大の違いはDEF回復がB-であるということ。
粘り強さでは圧倒的にこちらの方が上。
射撃補正、索敵共にD台と、遠距離は完全に捨てているレベル。
鉄Dは射撃補正は何とか標準以上なことを考えると、短期決戦の鉄、持久戦の+Gという棲み分けだろうか。

性能バランスとしてはcbが優秀。ガチムチにおける大正義であるA以上の装甲の妥協ができるのであれば、だが。ただし、この欠点はセトボで補強できる。
射撃補正やロックの関係上、他の二種は至近戦に持ち込むことを前提に置くといい。特にhwはF3システムを活かすこともできる。

シュライク

一応、Ⅱ型は序盤で索敵が欲しい時に買っていいが、やはりシュライクと言えばV型。
強襲兵装の武器をほぼ全て網羅する射撃補正と、交戦距離に合致したロックオン性能。
玖珂S、ヤクシャといった似た性能の品が人気パーツになった点を鑑みてもその合理性は揺るがない。
ヤクシャやB.U.Z.系統に対しては軽さで勝負。450という最も軽い重量は、脚部や機体によっては多大な影響を及ぼす。

バージョンアップでチップ容量が多い系統に。
中でもⅠ型Ⅱ型は全頭部中トップクラスの3.3を獲得。ただチップ容量のためだけに載せるのはあまりおすすめしない。

最新鋭のWは「砂にも乗るのでどうしても補正A−が欲しい」という人向け。大抵はVの補正B+でも過剰だろう。
一応装甲は修羅頭では最高なのでフル修羅で積載が30余る…というなら乗せても良い。

N-DEF回復は特に前二機のスペックが高めに設定されているが、基本スペックを落としてまでこれを得るかは色々と思うところがある。
幸い5もWも平均より高めに設定されているため、気にすることはないと考えられる。

ヤクシャ

シュライクV型の上位版と位置づけてもいい高性能パーツ。
V型との装甲差は気持ち程度だが、頭部の装甲差はダメージに大きく反映されるので、シュライクV型に比べ若干粘り強い。

ヤクシャ改は射撃補正そのままにロックオン可能距離が最高値に強化されており、重火力と相性が良い。ロック報告を重視する人にもおすすめ。
ライバルは同じくロックオンA級のセイバーIRやエンフォーサーⅡ、フォーミュラⅡ型C。射撃補正で勝負しよう。

ヤクシャ・弐は重量がちょっと上昇して、装甲が薄くなり、ロック距離が短くなった代わりに索敵と射撃補正が上昇した。
しかしかっこいいツノが付いていて素敵性能は大幅にアップしている。あったほうがかっこいいじゃん!
ライバルとしてB.U.Z.γが現れたが、索敵能力の差、あわよくばフルセットで運用できる方針もある等、上手く悩めるバランスである。
全体的にチップ容量が少ないヤクシャ系統のフルセットアセンを組む場合、この頭部を載せてチップ容量を確保するのもありかもしれない。

その姿が確認されてから約3年、それまでCPUのみが使用できていた次世代型のヤクシャ・零がついにプレイヤーに解禁された。
ジーナのB.U.Z-Ϛとは違い、形だけはゼラの使っているものなため、それが使えることについて色々邪推してしまうが、通常スペックの本パーツは完全に中近距離戦闘用である。
射撃補正とロック距離を両立しており、装甲も地味ながらヤクシャの中では一番高い。
そしてウサギみたいなキューティー&クールな二本アンテナとツインアイで弐の一本角とは違った素敵性能がマッハ。
ただし、索敵とN-DEF回復が低めに設定されているため、ロックを伴わない長距離狙撃や継続的な戦闘は少し苦手。
それに加えて軽量級の中では最も重い550の重量がネック。零脚と組み合わせるとなると、この重さがかなり響くことに。
競合相手は同じメーカーのアスラ弐。重量を足してDEF回復とチップ容量をを削って装甲4段階を手に入れた形になる。
オンリーワンの強みがぶっちゃけ見た目の素敵性能なのだが、ロックと射撃補正というボーダーが頭部に求めるスペックが高水準なので、強襲と支援でそれなりに採用されているとか。
そういう点を鑑みれば、高射撃補正と長距離ロックオンを重視する中量キメラアセンを組む際にお呼びがかかっていると言えよう。
また、フルセットにおいて弐頭との30の重量差を気にしないのであれば、それを活かした中距離戦を展開するといいだろう。

N-DEF回復は弐の回復速度がそれなりに高い。基本スペックのバランスの良さから、さらに汎用性が高まっている。

セイバー

シュライクVよりも射撃補正が悪く、代わりに上昇した索敵は性能過剰という評価。

ただ全機体のキメラ化による、射撃補正に関する正しい経験則が出来てきたためか若干使用率は増え気味。
I型やIR型ですら射撃補正はクーガーの1ランク低下のD+程度。武装によってはあまり影響が出なかったりする。
……なので、反動を上手く調整することができれば銃弾垂れ流しの射撃補正Aと大きな差がないことになる。
ミサイル系武器の普及とともに、索敵性能を持ち、敵の動きを予測する能力が見直されたのだろう。
ただ、重量効率で見ると円Ⅱやヤクシャ弐型が索敵以外で上位。索敵に無駄が無く、重量もより軽い。

みんながあまりに迫害するのでバージョンアップで高チップ容量を獲得した。
特にⅡ型はチップ容量3.2と非常に高いチップ容量で、似た性能の円2やヤクシャ改と比べてスロット1つ分程度多い。
チップ容量でお悩みの方は載せてみるのはイカがだろうか?
少々重いのがネックではあるが…

待ちに待たれた新型、ZXはロック距離を捨てて他の性能を底上げしたモデル。
特に精密射撃に最低限の射撃精度を手に入れた事によって、高索敵に見合った遠距離からの射撃の命中率を上げることが出来る。
隠密コア凸の際には、自動索敵のシステムも噛み合っており、まさにコンセプト通りのニンジャを体現していると言っても過言ではない。
装甲値の地味なアップも嬉しいところだが、軽中量級並みの重量に上がっているのは注意したい。
また、チップもシリーズ内では低めとはいえ2.9もあるので、軽くしつつ最低限の射撃補正と装甲、チップ容量を両立できる頭部パーツに仕上がった。
ネックとなる短いロック距離を我慢、もしくはチップで埋める、立ち回りでカバーなどができれば、非常にハイバランスな逸品が出来上がるだろう。

N-DEF回復は軒並みBランクを得ているが、ZXだけ少し低い。とはいえ遅いと思える程でもない数値であるため、深刻に考えなくてもいいだろう。

B.U.Z.

ナクシャトラが公約破りをさせるだけの説得力のあるパーツが揃う。
軒並みシュライク級の重量なのに射撃補正がAもあり、軽量型の狙撃系キメラは筆頭頭部が塗り変わってしまった。
αは初期型らしく控え目だが、βは隣のE.D.G.βに対して射撃補正以外は勝利という大健闘。
そして射撃補正A+を持ちながらヤクシャ弐よりも軽量かつロックオン性能に優れるγ型はまさに理想のど真ん中を突き抜ける存在。
最新型のλは射撃補正をさらに特化した形に仕上げ、索敵も優秀な範囲に収まっている。
…のだが、各性能の兼ね合いでいえば重量が30上がるだけでEDGθという非常に優れたパーツが存在する。
フルBUZに乗る際に後方からの狙撃をする運用以外にはお呼びの掛からないものになっている。

総じて重量効率は図抜けているが、唯一絶対的に装甲に劣り、シュライクVには重量で追いつけなかった。
なので、中量狙撃ユーザーとしては躊躇うところもあるだろうし、ガチ軽量機として載せるには少し重い等、懸案事項も多い。
やはり主な用途はフルセット運用による奇天烈ルートでのコア凸か。

N-DEF回復はどれもB以上。装甲の薄さをN-DEFで肩代わりすることが多いため、この高めの値はありがたく働いてくれるだろう。

フォーミュラ

全般的にバランスのとれた仕上がりとなっている。
系統別で違ってくるのはロック距離なので、自身の戦闘スタイルに合わせて切り替えていくといいだろう。
遠距離狙撃を試みる場合は2C以降のモデルを推奨する。
ただしどれも重量装甲比が悪く、どれもキメラアセンに組み込むものとしては少々パンチ力に欠ける。
お呼びがかかるとしたらやはりフルセットにして最速アセンにする場合だろうと思われる。
そうすると2Cが重量的に優秀であるが、チップや余剰重量、装甲を加味すると他の頭部をチョイスすることもある。
2はロック距離、Fは射撃補正の重視といった住み分けになる。
MSTはFからロック距離を少し下げてさらに射撃補正と装甲を上げたトレードオフ関係にある。

シュライクと比べると軽量級にしては少し重めなのが懸念材料か。

N-DEF回復はフォーミュラを使う場合、基本コア凸ロケットになるであろうため、2とFの早めの回復能力は有効に働くが、逆に1枚限りと割り切って装甲DのMSTを積むという考え方もある。

アスラ

謎に包まれていたアサルト強化機兵の頭。性能的にはヤクシャを尖らせた感じ。
初期から射撃補正A+、参に至ってはSを誇るが、全体的に索敵が低いため狙撃には向かないのが弱点とも言える。
が、高索敵の必要な超長距離狙撃をするボーダーが超希少種であり、絶火を用いたクイックドローの中近距離戦闘(※狙撃ではない)を好むためか採用率は未だ高い。
黒レティクルでも狙い通りに飛んでくれる射撃補正Sは都合がいいのだろう。
加えて、狙撃兵装は遊撃兵装に生まれ変わったことから、弾数の減った絶火の確実に当てていく考えもあるのかもしれない。
なんかどっかで見たことありそうな最新型の閃はS-に射撃補正が下がれどロックとチップ容量が増加した形になっている。確定3.0はキメラにおいて大いに役立つ。

高射撃補正に適度なロックとインファイトに完全特化とも取れるが、如何せん装甲は紙なので軽量を活かした高速アセンを組んでいきたい。
重量とチップの幅というよりかは、各々の性能差が狭いため、ロック距離で好きなものを選んでいい。

N-DEF回復は閃以外Bランク帯であるため、断続的な戦闘であればN-DEFが回復している場合が多い。高耐久の胴パーツを使い、薄い装甲を補うこともできるだろう。

月影

ver.4.0の主役BR。宇宙開発を目的に製造された背景からどのモデルもフルフェイスタイプのメットっぽい。
どれも重量にしては優秀な射撃補正と装甲を誇る。
初期型は全頭部パーツ中最軽量で装甲D-という高い重量対装甲値を誇る。他の性能も実用に足るレベルに仕上がっている。
チップは2.7と多めに設定されているので、新世代の軽量のスタンダードにも成り得る。
新は初期型から重量+10してロックオンを一段階・チップ0.1下げた代わりに策敵が二段階上昇。
索敵を重視するならこちら。ロックもほぼ同じなので重量、チップが十分に足りている場合に乗せ換えてもよい。
異色なのは三段階目の暁。トサカパーツも着いて、初期から重量が60アップ。
それに加えて装甲と索敵とロック距離、チップ容量がアップして、射撃補正がダウンという近距離戦に重きを置いたパーツとなっている。
フル月影であれば持ち前の高いチップ値と装甲が功を奏す場面がある。
新型の烈風は新を射撃戦重視に調整したものと捉えられる。
それ以外のスペックも人気のパーツを踏襲しており、暁と同じ500台に達してしまった重量以外は軽量型として非常に優秀なパーツと言えるだろう。

N-DEF回復は新と烈風の値が特に高め。薄めの装甲を補うべく高いN-DEF容量の胴との組み合わせをオススメする。

ガルム

総じて高い射撃補正、チップ容量を誇る。
初期型の67が各ステータスのバランスが良く、チップも2.9と大盤振る舞い。
さらに重量も500を切っているため、性能重量比がとても高い。
軽量頭部の中でも、迷ったらコレ!という傑作頭部である。
ここからより遠距離先にシフトするのであれば、索敵値が上昇した68がおすすめ。
ロックオンは下がったがN-DEF回復がAとトップクラスになり、N-DEFを切らさないようなヒットアンドアウェイ戦法でしぶとい戦い方ができるだろう。フルセット時にオススメ。
67UはウリであったN-DEF回復を一気に下げてしまったため、持久戦の適性は低め。
コア凸ロケットになれば、少々上昇した装甲が活きてくるか。
70は68Uと装甲が同じでありながらロックオンが最大クラスになった。
短評としては軽くなったⅢcgといったところ。ただし、N-DEF回復が少し遅いのがネックになる可能性がある。

Z.t.

Xzeroにて追加された新たなるナクシャトラ製ブラスト。
名機ヤクシャの後継機と銘打たれるだけあって姿形がそっくり。スペックは現環境に適応させた塩梅に仕上がってる。

Λは初期ヤクシャの再調整版。特にDEF回復機能が大きく強化されているため、大容量DEF胴と組み合わさることで粘り強さを発揮できる。
∑はΛを少し軽くして、装甲を下げることで、射撃補正や索敵、DEF回復を強化。ロックオンは一段減少しているが、元々高いため気になることはない。
φはアスラ閃のチップ容量を削ることで装甲を上げた感じになった。Sランクの射撃補正を有するため、より正確な射撃能力がほしいならこちらを採用してもいい。
Ωは実質的に厄弐のアップデート版。ロックオンとDEF回復がシリーズ中最高値であり、中近距離戦での適性は最高クラス。

「装甲を削った分、身軽になったX」ともとれるような性能バランスをしており、どれも軽量型としては申し分ないスペックを誇る。
特段優秀なのは二段階目の∑。セットボーナスの一つにDEF回復速度上昇が含まれているため、素早くしぶとい機体を組み上げることが出来る。
ついでに性能に対してチップ容量も2.4も確保しており、軽量キメラの材料としても使いやすい。
∑がかなりイイトコドリな感じではあるが、他の三機種も装甲対性能を鑑みると、先行機のヤクシャ共々中々に名機である。

PLUS:S

新機体ではあるが実質シュライクの延長上にいる機体。
基本的にどれもすこぶる薄く、軽い。チップもそれなりにあり、重量調整にももってこいな性能。
初期型は装甲以外穴のないハイバランスな逸品。最軽量+10という軽量な点もGood。
sdはそこからチップと索敵とロックオンを強化したもので、確定容量3を確保できる。射撃補正は下がるが必要十分値。
lwはDEF回復を極め、S-の最速タイなスペックがウリ。射撃補正とロックオンが実用最低限であるが、ロックオン圏内であれば過剰な射撃補正が必要ないため、理には適っている。
fvは射撃補正、ロックオン、DEF回復の3点がバランスよく高い。
重量も490、装甲もD-と軽量頭としてはハイバランス。

前2つとfvはバランス型の軽量を組む際にうってつけ。補正をとるか、各々のバランスをとるかの取捨選択。
lwのDEF回復は高DEF容量の胴部とのシナジー効果が見込める。同じ回復速度の68Gと比べると、軽くてロックオンも微増しているためあちらよりもキメラ適正はちょっと高い。



最終更新:2018年03月25日 03:49